「いとをかし」な日々

12月13日（火）午前1時54分。 
2784ｇの元気な男の子が生まれました。 
 
初孫の楓君です。 
 
予定日から5日たち12日に入院をした娘は、10時半から服用を始めた誘発剤によって、12時過ぎに陣痛が始まったのだそうです。 


本当なら側にいて、励ましてあげたかったけれど、レッスンの合間のメールで勇気付けるしかできませんでした。 
落ち着かず、そわそわとしながら、そして時々ルスツの雪景色の写メをしたりしながら、しばらくメールを交わしていました。 
 
ところが、17時前の私からのメールに返信なし。 
 
咄嗟に「何かあったんだ！」と焦りました。 
 
急いでまだ仕事中の、娘の旦那様つー君にメール。 
 
逸る心臓の鼓動を抑えつつ、返信を待つこと1時間半。 
「破水したようです。今、病院に向かっています。」と返信が来ました。 
 
もう、居ても立ってもいられません。 
1人で頑張っている娘を想い、祈るしかありません。 
 
19時30分、病院に到着したつー君から電話。 
「急を要する事態ではないようです。痛がってはいますが、大丈夫です。また何かあったら連絡します。」とのこと。 
 
日が変わり13日午前1時15分頃、「分娩室に入りました。」と、つー君からメール。 
 
そして、午前2時。 
ついに「生まれました！」とメールが入りました。 
 
飛び起きてすぐに電話を掛けると、つー君に代わりすぐに娘が出ました。 
驚きました。 
今は分娩台にいる人間と話が出来る時代になったのですね。 
 
興奮はしているものの元気な娘の声と、かすかに聞こえた孫の声。 
陣痛室でひとり頑張っていた娘でしたが、仕事場からつー君が駆け付けてからは、擦ってもらったり励ましてもらったりの、共同作業でのお産となりました。 
 
そして安産。 
痛みはあっても幸せな時間を過ごしたのです。 
妊婦の娘をサポートして、安産を迎えさせてくださった病院関係者の方々にも感謝します。 
 
さて、早速届いた写メをウキウキとしげしげとしばらく眺めてみました。 
どうも、親孝行な孫は両親の顔のパーツを上手に付け分けているようです。 
少なくても娘が生まれた時の顔よりも人間らしい顔をしていました（笑） 
 
早くも溺愛街道まっしぐらの親バカ振りを発揮している娘。 
親の苦労と幸せを、夫婦2人で分かち合いながら、家族3人で成長していくことと思います。 
 
私も早く抱きに行きたいです・・・。 
 
 
ところで、こんなドラマが繰り広げられていた12月12日と13日に私が受け持っていた修学旅行生は、岡山県笠岡市からやってきた生徒さんたちでした。 
 
実は、笠岡市は私の生まれ故郷なのです。 
まさにそこで、私を誕生させようと、父と母のドラマが繰り広げられたのでした。 
 
偶然とは言え、とても不思議な気持ちでした。 
 
”誕生”。 
人生でもっとも大切な瞬間を、”産む”立場で経験出来た娘夫婦は幸せです。 
ご心配くださった皆様にも、心より感謝申し上げます。