■ちょっと息抜きに「れん」に行く...そんな処になりたくて。
先日のカフェルームの風景です。 この日の最初のお客様は、小さな二人のお子様連れでした。
3才と5才くらいの男の子とお母さん。
いつも駄菓子ルームに来てくださるご家族です。
歩いてお見えになったので、たぶんご近所さんなのですね。
今日はちょっと特別な日。
だから駄菓子だけじゃなくて、カフェルームでお昼ご飯も食べようか♪
そんな感じにお見受けしました。
やんちゃ盛りの男の子二人。
日々のお母さんの奮闘振りが、目に浮かぶようです。
座って5分と経たない内に、「まだかなあ?早く来ないかなあ?」の声。
お母さんはたしなめるのですが、小さなお子様なら当たり前の台詞です。
だから、私は全然平気。
だってそんな台詞、私も子育て中さんざん聞いてきました。
むしろ、可笑しくて可愛くてウキウキしてしまいました。
二人の男の子は、お母さんと一緒にカフェルームに入ったことが嬉しくてしょうがない。
あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。
万華鏡を片っ端からクルクル回して遊んでいる。
たまたま他にお客さ様がいなかったので、お母さんも大目に見ていました。
やっと椅子に座ったけれど、今度は駄菓子ルームが気になってしょうがない。
どうやらお食事の後は、駄菓子ルームで遊ばせてもらう約束をしているらしく、事前チェックをしているようでした。
お待たせしたご注文の品をお持ちすると、二人はおいしそうに食べ始めました。
少しの間、満足げに食事をしていたのですが、そろそろ飽きてきた様子...。
早く「ご馳走様」をしたくてしょうがない。
やっぱり駄菓子ルームが気になるのです。
二人とも、元気に「ごちそうさま!」と言うのですが、「もう少し食べなさい」とお母さんに促され、少し食べては「ごちそうさま!」を何度か繰り返していました。
お母さんのため息が聞こえてきそうでしたが、私は相変わらず、そんな二人が可笑しくて可愛くて仕方がない。
ようやくお許しが出た二人は、お小遣いをもらうと元気に駄菓子ルームに飛んでいきました。
今度は、奥の部屋を覗き込みながら、”駄菓子のおばさん”が出てくるのを待っています。
後は八重ちゃんに二人を任せて、お母さんはしばしの珈琲タイムを楽しんでいました。
「男の子二人なら、おうちの中も賑やかでしょうね。」
「はい...。」お母さんは、大きく頷きました。
「家の中もおしゃれにしたいんですけどね...。」
「ふふ。それはしばらく無理ですね。」
遠くから、車で探しながら来てくださるお客様は、とても嬉しくありがたいです。
でも、近所の方が”ちょっと息抜き””ちょっと遊びに”の気軽な気持ちで来てくださるのも、とっても嬉しいな♪
駄菓子ルームは、あっという間に地域に密着したけれど、カフェルームもそうありたいと思っています。