■「うさぎ」にもメゲズ旅立った八重ちゃん
我が家の今年最大のイベント沖縄旅行。 やっぱり八重ちゃんは私の予測通り、帰りの飛行機の中で、次なる企画を頭の中に描いていました。
それは、八月に母の妹夫婦や弟夫婦が住む三重県へ祖母の墓参りを兼ねて遊びに行き、帰りに東京に寄って父の墓参り&浅草・上野散策をする!というもの。
3泊4日の沖縄旅行の帰り、おまけに大嫌いな飛行機の中、クタクタヘロヘロのはず。
それなのに、顔が何かを企んでいるとおもったら…。
もしかして…は大当たりだったのです。
「今度はここに遊びに行きたい!」と思った時の、八重ちゃんがそれに注ぐパワーと実行力は、我が親ながらほんと感心するばかり。
帰って来てからというもの3か月間、毎日の様に虫眼鏡を使いながら、分厚くて字の小さな時刻表を見ては、楽しそうに列車の時刻を調べたり、JRの駅や旅行会社に、なんやかやと問い合わせをしていました。
少々呆れたことには、三か月も先の旅行バックに、荷物をワクワク詰めている…。
「もう次の準備してるの?」と問う私に、「そう♪これが楽しみなんだから!動けるうちにドンドン行きたいところへ行かなきゃ!」だって。
そして先週末、待ちに待った出発の日が来ました。
先週の土曜日、「台風の影響で飛行機が飛ばなかったら千歳に泊まって次の日に飛ぶわ♪」と、あくまでも行く気満々。
元気で楽しそうにしているのは私も嬉しいのだけど、はしゃぎ過ぎている八重ちゃんがちょっと心配な私でした。
初めて一人で乗る飛行機。
私は、小さな子供を見送る母の気分で、出発口に入って行く八重ちゃんを見送りました。幸い、旅程は順調にこなしている様子です。今朝、メールが来ました。
相変わらずの、判読難解な誤変換漢字の羅列でしたが、どうやら左目上を蚊に刺され、「お岩さん」の如く腫れてしまったらしいのです。
6日は父の月命日ですから、八重ちゃんの今日の予定は、神楽坂にある父の墓参なのですが、しばらく振りに会う夫にこんな顔見せたくない!と思ったのでしょう。
だいぶ凹んでいる様子でした。
「お父さんにお願いして、治してもらわないとね!」
と返信したら、「そうね♪」だって。
伊達に戻って来る時は北斗星です。
きっと遊び疲れているくせに、寝台列車で横になりつつ次なる企画を練りながら、全然疲れてない振りして帰って来ることと思います。
親なのですが、可愛い人だなあ…と思う娘でありました。