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[2007.08.08]
■ど根性八重ちゃんの、たまげたスケジュール
今朝、九時過ぎ到着の北斗星で、無事に八重ちゃんが帰って来ました。 
いつものように、無理な笑顔でカラ元気!と思いきや、今回はかなりぐったりしていて、疲れを隠しきれていない…。 
ああ…やっぱり年々弱っているのね…。 
私はちょっと悲しい気持ちで、車に乗るや否や喋り始めた八重ちゃんの話を聞いていました。 


実は一昨日、東京に住んでいた父の従兄弟のタモツさんが亡くなりました。 
連絡が入ったのは、丁度八重ちゃんが上野にいる時でした。 
父と仲が良かったタモツさんは、父にジャズとタンゴを教えてくれた人でした。 
熱狂的な宝塚ファンでもあり、日本中「おっかけ」をしていたのですが、父はそれには感化されなかったようです。 
落語も大好きだったせいか、話を楽しくしゃべるのがとても上手で、私もタモツさんとお話するのが好きでした。 
 
そんなタモツさんは、長年病と闘って来たのですが、ついに力尽き永眠してしまったのです。 
八重ちゃんが旅立つ前日に、夢に出て来た父が何かを伝えようとしていたのは、このことだったのかもしれません。 
 
生前より、「自分の体は献体するし、葬儀も必要ない」と話していたタモツさんの遺志通りにするために、通夜・葬儀は行わず近しい身内だけの「お別れの会」のみを行い、S女子医大へとその亡骸は運ばれて行ったのです。 
 
突然の知らせでしたが、偶然東京にいた八重ちゃんは、旅程には当然入ってはいなかった「お別れの会」に出席しました。 
ほんの一時間半ほどの会でしたが、毎年のように減って行く親戚の顔ぶれに、八重ちゃんが寂しさを覚えたのは言うまでもありません。 
「次は自分かもしれない…。」 
年寄りばかりの参列者。 
きっと、全員が同じ胸中だったに違いありません。 
 
さて、この日の八重ちゃんのスケジュール。 
聞いてビックリでした。 
まったくもって、73歳のおばあちゃんの行動じゃあない…。 
それなのに、フラフラ朝帰りにもかかわらず、店に立とうとするこの「ど根性」。 
私は、母を超えられるかなあ…。 
少々自信を失いました。 
 
じゃあ、この続きはまた明日ね。 
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Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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