■鉄拳さんのパラパラ漫画『振り子』を観た。
ご覧になったことがある方も多いかと思います。 私は昨日、初めて観ました。
「めざましテレビ」の中でです。
Youtubeでは、再生回数100万回を超えたそうです。
お笑い芸人”鉄拳”さんが製作したパラパラ漫画『振り子』。
1000枚を越える絵に二人の男女の半生が描かれています。
特筆すべきは、二人が出会ってから天国に旅立つまでの時間の流れを、時計の振り子の中で表現しているところ。
再生時間は約3分。
内容はもちろん、BGMが更に涙を誘います。
行きつ戻りつする振り子の動きが、迷いと後悔を繰り返してしまう人生と重ねられています。
決して巻き戻すことのできない時の刻み。
前を向いた時には既に遅い。
そんな物語もあるということは想像ができます。
ただ、救われるのは肉体は死しても魂は生き続けると信じられること。
さて、そこからは永遠の時間が与えられるのでしょうか?
たった3分間に描かれた男女の半生。
ストーリーは違っても、一生添い遂げた夫婦の愛情とは、もしかしたら振り返れば3分間でまとまってしまうほど、実は単純なものなのかもしれません。
当たり前で単純にも思える夫婦の愛の理想。
相手が自分と寄り添い存在してくれること。
自分が相手に寄り添い存在すること。
まさに「その健やかなときも、病めるときも、喜びの時も、悲しみの時も、富めるときも、貧しきときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助ける」存在であれということなのでしょう。
でも、単純であることは簡単ではない。
そんなことも分る年齢になってしまいました。
何が大切か?
本当は直ぐに出るはずの答えを、あれこれと複雑にしながら、人は人生を歩んでいるのかもしれません。
そんな想いを3分間に巡らせ、朝からパラパラ漫画に泣かされてしまいました。
感じ方は人それぞれですが、まだ観ていない方はご覧になってください。
あなたはどう感じるでしょうか?