■追想~小学生Riettyの夏休み
もうすぐ夏休みも終わりですね。
お母さん達は、日頃の給食の有り難さを、ひしひしと感じる夏休み。
そして子供たちは、あと数日で終わってしまう夏休みを、名残惜しんだり焦ったり…。
私は神奈川県の小学校に通っていたので、夏休みは40日間ありました。
ああ…今思い出しても拷問としか思えない、山のような宿題。
学校は、私のように「休みは遊び惚けなきゃね!」なんて子を許してはくれませんでした。
だって、覚えているだけでも驚きの量!
40日間の絵日記帳(お天気&気温を記入)・自由研究・工作・国語ドリル・算数ドリル・読書感想文…確かまだあった。
ね、すごいでしょ?
真面目にやってたら、遊ぶ時間なんてありゃしない。
だから私は、「やーだもーん!やりたくないもーん!」と、毎日母に締め出される寸前まで(数回は締め出されたけど)、外で元気に遊んでいたのです。
ところが、夏休みが20日間過ぎた頃になると、「夏休みも半分が終わりました。お盆の帰省ラッシュは…」なんて、焦らせるニュースをテレビが流すのです。
すると、さすがにドキッとする…。
それでも、「まだ20日もあるから大丈夫♪」と自分に言い聞かせる。
そして残り10日となった時、またもやテレビが言う。
「夏休みも残すところあと10日。よい子の皆さん、もう宿題は終わりましたか?」
「うっ…。私はよい子じゃない…。」
さすがに絵日記はまずいと、確実に思い出した事と、多分こうだった…事と、架空の物語を絵入りで書くのです。
でも、困るのが天気と気温。
これは、もう新聞頼み。
古い新聞をひっぱり出し、天気予報欄をかたっぱしから写すのです。
図書館でも教えてくれたっけ。
あの頃の皆はどうしていたのかしら?
毎日ちゃんと書いていたのかなあ?
そして、同時進行大慌てであとの宿題も取り掛かります。
そんな調子だから、最後の二日はほとんど徹夜。
半べそかきながらのラストスパートです。
親の手もちょっぴり借りながら、明るくなる頃ギリギリセーフで完了。
バカだねぇ…、我ながら。
でも、自慢できることもありました。
それは、「真っ黒選手権」で優勝したこと。
つまり日焼けNo.1☆
そりゃあまあだって、毎日海で泳いでいたもの♪
それと、ラジオ体操に40日間毎朝通ったこと。
大して自慢になりませんね。
そんなこんなで、あたふたと二学期を迎える小学生Riettyだったのでした。