■まだ見ぬ頃からの出会い。
一昨日、生まれて40日ちょっとのH君が来てくれました。
若いおばあちゃんのM.Mさんと、その娘さんで赤ちゃんのお母さん、三人でランチに来てくださったのです。
「今、おっぱいを飲んで寝たところです。」と、お母さんは言いました。
顔を覗き込むと、H君はグッスリと寝ていました。
前回来てくれた時は、H君はまだ一か月検診前でした。
お母さんは、切迫早産の危機を乗り越えて、H君を元気に生みました。
2300gと、とても小さく生まれたそうなので、一か月近く経っていても、まだ生まれたての様に小さな赤ちゃんでした。
その時は、「そろそろ起きる時間なんです。」とお母さんが言うや否や、H君は「オギャーオギャー」と泣き始めました。
その声の頼りない事…。
つられて泣きそうになったのをグッと堪えたのですが、不思議な事に乳腺が熱くなったのです。
「なんか…おっぱい出そう☆」
思わず言ってしまった私に、「出ない出ない!」と、お客様から当たり前の突っ込みを受けてしまいました(^^;)
あほやね~。
20年以上も前の感覚を思い出しちゃったのよね。
そうそう、断乳の時は辛かったー。
三日三晩子供と一緒に泣いた泣いた…。
断乳って、子供も辛いけど母も寂しいのよね…。
育児中の「おっぱい」のことなら、思い出しながらしゃべっても、3時間は語れるわ。
おっと…、こんな話題じゃなかった。
さて、昨年生まれたRちゃん。
1歳2ヶ月になりました。
しばらくは、H君のように赤いソファーの席で寝ていたけれど、先日来てくれた時、カウンターデビューをしました。
持ち運び用シートベルトのような物を持参して来られたご両親。
Rちゃんを椅子に固定させました。
Rちゃんは、高い椅子に座ってご満悦。
クルクル変わる表情はほんとに可愛くて、目尻の下がりっ放しのお父さんの顔も微笑ましかった。
そして、3年前に生まれたL君。
少し前に親子3人で来てくれたのですが、もう一人前をモリモリ食べられるほどに、すっかり逞しくなっていました。
L君のお母さんは、初めて「れん」に来てくださった時、「明日が予定日なんです。」と、間違いなく明日生まれそうな、大きく下がったお腹を擦りながら言いました。
そして予定通りに、L君は生まれたのでした。
こうして、生まれる前からのお付き合いの赤ちゃん達。
会うと、なんだかちょっぴり母の気持ちになってしまいます。
「れん」で時々、お子様達の成長を見せていただく事ができるのは、とても幸せで平和なことです。
ほのぼのとした時を与えてくれる、赤ちゃん達に感謝です(*^^*)