■「足立」ナンバー「わ」に乗った4人がやって来た♪
「明日の晩、泊まれる?」
先週土曜日の朝、突然、東京に住む息子からメールが届きました。
友達三人と、レンタカーで北海道を目指しているというのです。
メールをくれた時は、まだ仙台でした。
「これから秋保温泉へ行って、フェリーでそっちに行くから。」
二年振りに帰郷してくる息子。
昨年秋に、私が東京へ行った時にも確かに顔は見ました。
しばらくぶりで会えると、ワクワクしながらバイトの休憩時間に合わせて行ったのに、「昼飯の買い物してくるから」と、バイト仲間と一緒にそっけなくいなくなってしまったのです。
たった30秒間のご対面に、この子はもう伊達に帰って来ることはないのかもしれない…と、ガックリと肩を落として帰って来たのです。
悲しい出来事でした。
でも、今回は泊るという。
私は、「まったくもう…。急に言われても、布団も用意できないよ。夕飯何を出したらいいかなあ…」と困った振りをしながらも、内心は小躍りしたい程に喜んでいました。
日曜日夜九時過ぎに到着した4人。
息子はともかく、男の子4人が家に泊るなんで、「初」の出来事です。
部屋を準備しながらもソワソワしてしまいました。
友達の紹介を受けて、それぞれに挨拶を交わしジーッと見ると…、あら~☆皆イケメンで好青年。
「ふむふむ。彼らのようなお友達と付き合っているのね。安心♪安心♪」
四人の内、三人が大学三年生。
この秋から就職活動です。
だからその前に、行き当たりばったりの旅に出たのでしょう。
今日は、最北端の宗谷岬を見て来ると話していました。
私も若い頃を思い出しました。
行き先も決めず、取りあえず新宿や上野や東京駅へ行って、その時の気分で選んだ列車に乗り、どこかの駅で降りる。
お金も無いくせに、週末になると、一人で自由きままな旅ばかりしていました。
そのくせ息子には、「今日はどういうスケジュールなの?明日は?」とついつい聞いてしまったりして…。
勝手なものです。
食事は、野菜ばかりの有り合わせ接待しか出来ませんでしたが、月曜日の朝11時半頃まで物音一つせずに寝ていたところを見ると、ゆっくり寛いでくれたのかな…と、嬉しくなりました。
奥の部屋からゾロゾロと男の子達が出て来るのを見たお客様に、「民宿もやっているのですか?」と聞かれてしまって、苦笑…。
帰りがけにイケメン達の写真を撮りました。
もう少しゆっくりと息子と話したかったな…。
けれども半日間、お陰様でいつもと違った空気の中で、八重ちゃんと二人、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
帰りも寄ってくれればいいのに…。
そんな風に思いながら、4人の乗った車を見送りました。