■海。北と南。~北、その1。
先週はずっと山のお話だったので、今週は海です。 「山と海、どちらが好き?」
そんなことを聞かれたら、とっても困ります。
海を見ると、何故かいつも「ただいまー、今帰りましたー。」って気持ちになります。
山を見ると、何故かいつも「ありがとう。お世話になりました。」って気持ちになります。
なんだろう…?
さて、週末出かけて行ったのは積丹半島。
一週間も続いている時化で、海は白波が立っていましたが、お天気が良かったので、素晴らしくシャコタンブルーな海でした。
~国道229号線、珊内を過ぎた辺りです。
東映映画の初めに出てくる、あの「ザッブーン!!」という映像みたいでしょ?
ここの近くの岩場で遊んでいたら、突然の上げ潮の波を浴びて、下半身ずぶぬれになってしまった…(^^;)
これから目指すのは、この先の神威岬です。
以前神威岬を訪れた時は、ひどい暴風雨で、駐車場に停めた車から外へは出られませんでした。
聞くところに依ると、ここの駐車場で激しい風にあおられて、車のドアを壊してしまった人もいるらしいです。
駐車場から先端の神威岬までは、尾根伝いの遊歩道を30分弱歩きます。
~切り立った海岸線が、日本海の荒々しさを物語っています。
本当に美しい海です。
~海上交通の難所として知られているこの辺りは、かつて女人禁制の地だったそうです。
源義経に関する伝説も残っているとか。
その昔、義経を慕っていた日高の首長の娘チャレンカの嫉妬心が、女を乗せた船を転覆させたことから、岬一帯が女人禁制となったというのです。
~チャレンカが化身したと言われる神威岩です。
小さいのはメノコ岩。
吸い込まれそうになるほど、紺碧の海でした。
厳冬期には、オジロ鷲やトドの群れが見られるそうです。
溜息が出るようなシャコタンブルーの海を見に、たくさんの観光客が来ていました。
駐車場に並ぶ車の8割が「わ」ナンバーでした。
皆この後は「うに丼」かな…。