■春から秋の登山日記第十弾~ゴンタ初登山。有珠山を行く。
犬年齢で14歳。 人間に換算すると72歳。
もうすっかり老犬のゴンタ。
でも妙に元気なの。
ひょっとしたら山も登れるんじゃない?
でも…行きはよいよい帰りはグロッキーかも…。
という訳で、下りは私が背負う覚悟で、ゴンタは有珠山に初挑戦しました。
登山口に到着するとすぐに、準備運動もせずに歩きだしたゴンタ。
坂道をものともせずに、いつもの散歩のように引っ張る引っ張る。
なにしろ、躾がまったくなっていないので、リードの持ち手のことなんて全然お構いなし。
どんなに咳きこんでも、深い前傾を保ちながらあくまでも引っ張るのです。
「最初からそんなに急いだら、途中で疲れちゃうよ~!」
そんな忠告に、耳を貸す気なんて更々ありません。
聞こえないふりを通しながら、なお強く引っ張るのです。
ついついゴンタのペースに合わせてしまう、甘いご主人様はいつもの調子で歩けず、「小さい子供たちを連れて登るより大変かも。」と、なんだか帰りが心配に(←人間が心配)なってきました。
登り口は最後に落ちた栗が少しだけありました。
途中には、落ちずに頑張っている完熟のコクワも生っていました。
蔓りんどうの実です。
可愛い☆
野ぐみです。
渋いのは分かっているのに、味見をしました。
やっぱ、しぶ~い!
外輪山まであと1.5KMのところまで来たとき、ゴンタが少々バテテきました。
そこで、水とおやつで水分&エネルギー補給の休憩をとりました。
すると、その吸収力たるやものすごい!
あっと言う間に元気を取り戻しました。
ほんとに14歳なのかなあ…?数え間違えた?
いえいえそんなことはありません。
しっかし、なんて元気なのでしょう。
飽きもせず、ぐいぐい引っ張るゴンタに辟易しながら、ようやく外輪山の展望台まで登ってきました。
春に登った時にはお天気が悪く、ガスっていたので火口はおろか、向こう側の外輪山も洞爺湖も海もな~んも見えなかったのですが、この日は綺麗に見え
ました。
心配した帰りは行きより元気なゴンタのお陰で、前日よりハイスピードで走って下りるはめになりました。
人間ぐったり、ゴンタにっこり。
老犬ゴンタ、明日ポックリ逝ったらどうしようと思いましたが、翌朝は元気10倍でした。
2007年10度目の登山は、ゴンタ初登山記念になりました。