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[2007.10.18]
■春から秋の登山日記第十弾~ゴンタ初登山。有珠山を行く。
犬年齢で14歳。 
人間に換算すると72歳。 
もうすっかり老犬のゴンタ。 
でも妙に元気なの。 
ひょっとしたら山も登れるんじゃない? 
でも…行きはよいよい帰りはグロッキーかも…。 
という訳で、下りは私が背負う覚悟で、ゴンタは有珠山に初挑戦しました。 


登山口に到着するとすぐに、準備運動もせずに歩きだしたゴンタ。 
坂道をものともせずに、いつもの散歩のように引っ張る引っ張る。 
なにしろ、躾がまったくなっていないので、リードの持ち手のことなんて全然お構いなし。 
どんなに咳きこんでも、深い前傾を保ちながらあくまでも引っ張るのです。 
「最初からそんなに急いだら、途中で疲れちゃうよ~!」 
そんな忠告に、耳を貸す気なんて更々ありません。 
聞こえないふりを通しながら、なお強く引っ張るのです。 
ついついゴンタのペースに合わせてしまう、甘いご主人様はいつもの調子で歩けず、「小さい子供たちを連れて登るより大変かも。」と、なんだか帰りが心配に(←人間が心配)なってきました。 
 
 
登り口は最後に落ちた栗が少しだけありました。 
途中には、落ちずに頑張っている完熟のコクワも生っていました。 
 
 
蔓りんどうの実です。 
可愛い☆ 
 
 
野ぐみです。 
渋いのは分かっているのに、味見をしました。 
やっぱ、しぶ~い! 
 
 
外輪山まであと1.5KMのところまで来たとき、ゴンタが少々バテテきました。 
そこで、水とおやつで水分&エネルギー補給の休憩をとりました。 
すると、その吸収力たるやものすごい! 
あっと言う間に元気を取り戻しました。 
ほんとに14歳なのかなあ…?数え間違えた? 
いえいえそんなことはありません。 
しっかし、なんて元気なのでしょう。 
 
飽きもせず、ぐいぐい引っ張るゴンタに辟易しながら、ようやく外輪山の展望台まで登ってきました。 
春に登った時にはお天気が悪く、ガスっていたので火口はおろか、向こう側の外輪山も洞爺湖も海もな~んも見えなかったのですが、この日は綺麗に見え 
ました。 
 
 
心配した帰りは行きより元気なゴンタのお陰で、前日よりハイスピードで走って下りるはめになりました。 
 
 
人間ぐったり、ゴンタにっこり。 
老犬ゴンタ、明日ポックリ逝ったらどうしようと思いましたが、翌朝は元気10倍でした。 
2007年10度目の登山は、ゴンタ初登山記念になりました。 
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プロフィール
Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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