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[2007.11.08]
■うるるんハイクラウン。
今、最大手のコンビニで「ALWAYS 続・三丁目の夕日」にちなみ、有名ブランドの人気のお菓子を、当時の復刻パッケージにして限定販売しているのをご存じですか? 


ポッキーやチョコレート、箱ミルキーにプリッツ、ベビースターラーメンなどなど。 
どれも皆、素朴っていうか味わい深いっていうか、そうそう♪こうだったこうだった!という、とっても懐かしいデザインばかり。 
 
近頃のお菓子のパッケージは、なんだかハイグレードをイメージさせるものが多くて。 
それはそれで「お~っ!」って思うけれど、100円~300円位のお菓子に、それほど高いクオリティーは求めないんだけどなあ…、そう思うのは私だけ? 
それに引き替え、駄菓子は潔いですよ☆ 
自分の役目を知っているから、パッケージも簡素だし、ネーミングだって笑いのセンス溢れるものが多いし。 
 
ところで、その復刻版シリーズの中に、まさに「三丁目の夕日」の情景とリンクするような、私にとっては大切な思い出の中に登場するお菓子があったのです。 
その名も「森永ハイクラウンチョコレート」。 
当時、私たち家族は千葉県の市川市に住んでいました。 
父の会社の社宅だったそのアパートは、夜になると廊下を蝙蝠が飛ぶほど古い建物で、時折叱られて、「ここで反省しなさい!」と入れられる一番奥の空き室は、まったくもって恐怖の部屋でした。 
 
父はそこから、東京の王子にある重油工場に通っていたのです。 
ある日、乳飲み子の弟を背負った母と一緒に、父を会社まで迎えに行ったことがありました。 
何故そうしたのかは、母も覚えていないようなのですが、父の退社時間に合わせて、電車に乗って出掛けて行ったのでした。 
初めて訪れた父の会社の事務室は、油臭い板張りの床に木の机がいくつか並んでいて、その中の一つが父の机でした。 
 
そこに一人で残っていた父は、私に気がつくと手招きをしました。 
私が喜んで駆け寄ると、父はおもむろに引き出しを開け、私の手に「森永ハイクラウンチョコレート」を乗せてくれたのです。 
私が来るからと、用意していてくれたのでした。 
常時、家にお菓子がある家庭ではなかったので、それはそれは嬉しくて、そのあとどこへ行ったかは覚えていませんが、私の手にはハイクラウンチョコレートの箱が、しっかりと握られていました。 
 
 
 
 
先日、コンビニに陳列されたハイクラウンを見たとき、あの日の思い出が、父の笑顔と重油のにおいとチョコレートのパッケージとともに蘇り、熱いものがこみ上げてきてしまいました。 
そしてつい買って帰ってきてしまったのです。 
ただ、箱を開けてみてちょっと首をかしげてしまいました。 
なんだかチョコレートの形と包み紙が違うような気がするのです。 
もっと平べったかったような…? 
もっとも私にとっては、どういう訳か中味よりもパッケージの方が強く印象に残っているので、どんな形のチョコレートだったかは問題ではないのですが...。 
 
3本入っていたチョコレートの内1本だけ母にあげ、私は残りの2本を食べながら、市川での暮らしを思い起こしていたのでした。 
江戸川の土手が懐かしいなあ…。 
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▼コメント(6)
名前:Rietty  2007.11.12 21:23:59
まるちゃん、こんばんは♪  
煙草の自販機にハイクラウン!?  
へ~!  
きっと、間違えて買っちゃう人もいたでしょうね…って、いないか…。  
商品補充に来たJTさんが入れたのかしら?  
確かに箱の大きさは同じくらい。  
 
ところでパラソルチョコレート♪  
私は、すぐにかじっちゃう派でした。  
不二家のチョコもいいですね☆  
ペロペロキャンディーのチョコ版で、ペコちゃんやポコちゃんの顔のチョコレートもあったよね♪  
 
名前:丸ちゃん  2007.11.12 20:19:50
昔のハイクラウンは6枚入りではなかったかな?  
昔、会社のたばこの自販機に何故か入っていました。  
 
私のチョコの思い出はパラソルチョコかな。  
注意深く包み紙を剥がしても先っちょが残っていてそれを注意深く取り出して大事に食べました。  
決してかじらずに舐め尽くすのが大道です。  
 
昔の室蘭の丸井さんにも1階のフロアーにクルクル回るのがありました。  
現在の室蘭プリンスの位置にあった丸井さんです。。。。 
名前:Rietty  2007.11.12 06:23:01
はいはい!  
私もあれは好きだったー♪  
くるくる回る中から、「これとー、これとー、あ...やっぱりこれは重いからやめて、こっちにしよっと...。」と欲しいお菓子を選び、量って袋に入れてもらい、両手で抱える...という「空想」を思い巡らせながら、母が買い物をする間、ずーっと眺めていたものです。室蘭のデパートに、最近まであったのですが、先日行った時にはもうなかったなあ...。  
名前:Mママ  2007.11.11 23:43:55
こんばんは~♪  
そうそうそれを書き込むのを忘れました!  
 
あまり子供の面倒はみなかった父との思い出。何故か私は父と気があったのか一緒に出掛けるのが私とでした。  
デパートで量り売りのお菓子を買って貰うのが定番でした。  
クルクルと廻っている中から好きな物を選んで買って貰えるのがとても嬉しかったです♪  
今はもう何処のデパートにも無いですが・・・。  
わが母もこの事は覚えていないんです!同じですね♪ 
名前:Rietty  2007.11.11 08:17:18
Mママさん、おはようございます♪  
そちらも雨ですか?  
伊達も雨降りです。  
八重ちゃんは、私が父にハイクラウンをもらったことは、全く覚えていないのです。  
自分がもらっていたら覚えていたのかもしれませんね(笑)  
Mママさんの思い出のお菓子は何ですか? 
名前:Mママ  2007.11.11 07:43:11
b( ̄ロ ̄)d w( ̄◇ ̄)w おはようございます♪  
今朝は7時前から雷が鳴り、雨が振り出した名古屋です。  
 
懐かしい「ハイクラウン」お父様との思い出の1つなんですね。小さい頃が一瞬にしてフラッシュバックした瞬間ですね。  
お母様の八重ちゃんがコレを見た時はどんな感想だったのでしょ~か? 

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日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
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1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
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