■カッ飛びリトルモンスター参上!
今回のお客様は、香港からお越しのご兄弟。 5日間の午前中のみレッスンの内、4日間を受け持ちました。
その内、二日は弟のマーカス4才。
二日は姉のコーリエ6才。
それぞれプライベートレッスンです。
まずマーカス。
私のトンチキ英語が悪いのか、初日は何を聞いても「I don't know.」
遅くて長いペアリフトの上での沈黙は、結構キツいものです…。
まいったなあ…。
それでもメゲズに「一番好きなテレビ番組は何?」と聞いたら、「Pokemon!」「I like Pikachu!」と、元気な返事が戻って来ました。
香港でも放映しているのですね。
「よし!」と思ったものの、急にテンション高く喋りだした登場キャラクターの話に全くついていけない…。
おまけに、厚くて深いネックウォーマーで口を隠しているので、余計に話が聞き取れずお手上げ状態。
ネックウォーマーを下げようとしたら、強く拒絶されました。
あちゃ~。
でも、せっかく機嫌よくしゃべっているので、適当に相槌を打ちながら、さっぱり分からない話を聞いていました。
上に着いて、さっそく滑り出しました。
あら!びっくり!
とても4才とは思えない滑りです。
バランスも脚力も優れていて、滑りも安定していました。
人の少ない極々緩いところで、「私を掴まえてごらん!」と左右に振ったら、しっかりきれいなターンもできる!見事です。
余程スキーが好きなのでしょう。
嬉しそうに滑る顔を見て、私も嬉しくなりました。
次にマーカスと滑ったのは最終日。
この日は初めからチョ~ご機嫌。
始める前にマミーとダディーから、「今日で最後だからね。楽しんでね。頑張ってね。」と言われ、前回に増して張り切っているのです。
さて一本目。
リフトから降りると制止する間もなく、いきなり直滑降でカッ飛び出しました。
私は不意をつかれてビックリ!
急いで追いかけながら、「真っ直ぐ行っちゃダメ!ターンして!」と叫んだのですが、全く言うことを聞きません。
ようやく追いついて、少しキツい口調で諭しました。
実は、彼は前を滑るコーリエを追いかけていたのでした。
私にキツク叱られたマーカスでしたが、頭の良い彼は、その後はきちんとターンをしながら付いて来てくれました。
たまに雪遊びを交えると、氷の塊を投げたりするやんちゃ坊主。
途中、可愛いおチンチンを摘んで、雪の上でおしっこをさせたりもしながら(←手にも掛けられ…)、すっかり意気投合♪
それまで何度「もっとマーカスの声を聞きたーい」と言ってネックウォーマーを下げようとしても拒絶されていたのに、最後には自分で下げてたくさんお話を聞かせてくれました。
あ~!ほんと可愛かったあ♪
かなり振り回された二日間だったけど、とーっても楽しいレッスンでした☆