■悲しくて情けない苦渋の決断。
申し訳ありません。 朝から嫌なお話です。
この度、駄菓子カフェれんの駄菓子ルームは、悲しくて情けない苦渋の決断をいたしました。
今日はそのお詫びとご報告です。
この地に開業して10年。
これまで、たくさんのお子様たちやその親御様たち、そして大人のお客様たちの楽しそうに駄菓子を選ぶお姿を拝見して参りました。
そのお姿は、販売する側の私たちをも幸せな気持ちにしてくださいました。
ここでこの仕事を始めて良かったと思わせてくださいました。
市中のどこのスーパーマーケットやコンビニでも駄菓子は買えるというのに、わざわざこんな分りにくい場所にあるところまで買いにいらしていただけることを、れんは、いつもいつも心から感謝をしております。
本当に本当にどうもありがとうございます。
ただ・・・。
この10年のあいだに、とても悲しくて、とても悔しくて、とても情けない事件が幾度となく起こりました。
万引きです。
過ちに気付き、ここに謝りに来てくださったお子様には、軽い気持ちで行った万引きが、とても重大な犯罪であると諭し、親御様や私たちの信頼を裏切る悲しい行為であることを自覚させ、もう二度とこのようなことをしないと誓ってもらい、心からの反省を促し、悪の方向へ引っ張られることなく正しい道の判断が出来る子供に育って欲しいという、あくまでも親目線で対処をして参りました。
けれども、残念ながら自分の対処能力の限界に達してしまいました。
ここまで書いていて涙があふれます。
自分の不甲斐なさに涙があふれます。
大多数のお客様には無関係のことであるのに、こんな決断をしなければならなくなったこと、情けない限りです。
無関係のお客様には、不愉快な思いをおかけしてしまうことを、心から深くお詫びを申し上げます。
どうぞお許しください。
駄菓子カフェれんは、本日より張り紙をすることにいたしました。
『警告(けいこく)!!
万引き(まんびき)は重大(じゅうだい)な犯罪(はんざい)です。
発見(はっけん)した場合(ばあい)は、すぐに警察(けいさつ)に通報(つうほう)します。
絶対(ぜったい)にしないでください。』
どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
重ね重ね、朝から嫌なご報告で申し訳ありません。