■修学旅行スキー学習♪第八弾~”パソおた”だって、やるときゃやるさ☆
今回は、広島県からお越しのS高校情報処理科の男子4名の皆さんです。 こちらの学校は、修学旅行先がいくつかに分かれているのだそうです。
彼らは、それらの中からここ北海道のルスツを選んでくれました。
ところで、”パソおた”ってなんだか分かりますか?
”パソコンおたく”の略だそうです。
「おれらは”パソおた”だから、運動はだめなんですよ」
初めから、そんなことを言っていた彼ら。
「まあまあ…」と、動きを見ると「う…、ほんとだ…。」
これは気合いを入れないと。
って感じのレッスンの始まりでした。
さて一日目午前中、う~ん・・・、まず板を付けて立っていられない生徒さんが二人。
その内の一人は、レッスン二時間の内一時間は四つん這い状態。
だいぶ重症…。
これは当分リフトは乗せられないわ…。
でも残りの二人は、なかなかの足回り。
思うように動けない二人を、励まし励まし助けてくれました。
グループレッスンの時の、チームワークはとっても大事です。
足並みの揃った班など、そうは当たりません。
必ず出足や上達が遅れる生徒さんが出てくるものです。
そんな時、仲間の励ましは大きな力になります。
本人は、皆の足を引っ張っているという自覚があり、もう一杯一杯なのですから。
そういう意味では、今回の班は人数が少なかったとは言え、本当に仲が良くてレッスンがしやすかったのです。
だから最終日の二日目、四人とも、頂上付近からしっかりとした滑りで降りてくることができました。
皆の満足げな笑顔が嬉しかったです♪
さあそれでは、「パソおた=運痴」の公式を覆した4人をご紹介しますね。
K.S君。
元剣道部です。
スキーは経験者でした。
スキー操作が上手く出来ない二人を、励ましたりアドバイスしたりと、私のアシスタントのように動いてくれました。
本当は、もっと滑りたかったと思います。
滑りは、始めから快調だったのですが、二日目には綺麗なパラレルが出来るようになりました。
K.R君。
元卓球部です。
スキーは初めてでした。
初日は、斜面で立っているのもおぼつかない…。
だから当然、プルークの形をキープすることもできませんでした。
お天気が良かったこともあるのですが、悲壮な顔で汗だくになりながら頑張っていた彼にとっては、苦痛の4時間だったに違いありません。
でも、二日目午後に変身しました。
中級者斜面を丁寧に滑り降りました☆
S.Y君。
情報処理部所属です。
本当にパソコンが好きなのね。
彼もK.S君と一緒に、他の二人の面倒を見てくれて、とっても助かりました。
そしてもちろん、自分自身もとても楽しそうに滑っていました。
1本毎にめきめきと上達し、多少不安定ながらもパラレルが出来るようになりました。
H.D君。
元美術部です。
実は、準備体操の時から心配でした。
初日の約一時間分、四つん這いをしていたのは彼です。
私は、もうお手上げ状態一歩手前で「どーしよ~…」正直悩みました。
でも、その日の午後に突如変身したのです。
しっかりと両足が踏めるようになってきました。
そして、低速ながら安全な滑りで中級者斜面を滑り降りました。
以上4名。
「パソおた=粘り強い」という新たな公式を作りだしました。
やるときゃやる!ってところを見せてもらった二日間でした。