「いとをかし」な日々

今日、ごん太を大学病院へ連れて行きました。 
 
昨夜から飲まず食わずだったので、朝からいまいち元気のないごん太を遠くまで連れて行くのは不安でしたが、二時間ほどで無事大学病院に到着しました。 


野幌にあるこの大学病院は、学内でも車で動かなければいけないほどに広大な敷地に建っています。 
研究・実習・勉学に勤しむには、絶好の環境です。 
若かりし頃、ほんのちょびっとだけ”獣医さんになりたいな…”と夢を描いた記憶のある私は、ここで勉強をできる学生さんたちが、羨ましく思えてしまいました。 
 
さて、肝心のごん太の診察のこと。 
こちらの病院は、問診・診察・検査・所見etc.が本当に丁寧・親切・分かりやすく感心してしまいました。 
よーく考えれば当たり前なのですが、そうではない病院が多すぎるために妙に感動をしてしまいます。 
娘が小さい頃、大学病院へ連れて行った時の嫌な思い出で、大学病院にアレルギーを持つ私でしたが、今回その偏見が覆りました。 
あれほど人見知りをするごん太が、二時間半の診察を終了したときには、先生に尻尾を振ったのです。 
そのくらい優しく診ていただいたらしいのです。 
そんなごん太の姿を見て、さらに信頼度が増しました。 
 
・・・前置きが長すぎました。 
 
「今日の診断」 
・膀胱には異常は認められない。 
・前立腺がひどく細菌感染をしており、膿がたくさん溜まっている。 
・その腫れによって、尿道が圧迫されて尿が出にくくなっている。 
 
これが、今日の時点で分かったことでした。 
前立腺の状態、つまり、悪性の腫瘍があるのか・肥大しているだけなのかの判断は、膿が溜まっている状態では不可能ということだったのです。 
取り急ぎ、細菌感染の治療が先決とのことで、抗生物質を二週間分処方していただきました。 
 
そうなのです。 
前立腺と膀胱に癌が見つかり、余命二週間・・・。 
あれは、どうも早合点だったようです・・・（汗） 
まあ結果、光が差してきた訳ですからひとまず喜ばしいのですが、皆様にご心配をおかけした上、お見舞いメールまでたくさんいただいてしまって…。 
お騒がせしまして本当にごめんなさい。 
 
もっとも、感染状況が改善されて、前立腺の組織検査をしたら「やはり癌ですね。」ということもありうるので、ぬか歓びになりかねないのですが、「二週間の命」ということではないようなので、取りあえず安心して帰ってきた訳です。 
はい・・・。 
 
これが最終診断を受けても、私の18番「早合点☆」でした~！で終わるといいのだけれど。 
それにしても・・・そそっかしい・・・。 
ご心配いただいた皆様に心からお礼とお詫びを申し上げますね。 
 
 
「ポンデライオン」なごん太に免じてお許しくださいませ。 
 
 
 
「ポンデごん太」お食事中♪ 
何故かこのカラーがお気に入りな「不思議犬」です。