■修学旅行学習♪第十弾~ギリギリ変身博多っ子たちの冒険☆
今回は、福岡県からお越しのJ高校男子9名の皆さんです。 この仕事も6シーズン目になると、開校式の時の雰囲気でその学校のレッスン風景が予測できるようになります。
わが15班を見ると…、「顔つき体つきが運動部ばかりのようだわ☆元気もよさそうだし、楽しく順調に進みそう♪」
しかし…、その予測は大きくハズレマシタ。
まったく順調に進まない…。
なかなか思うように上達してくれない生徒さんが数人いる中、パラレルでガンガン滑れる生徒さんもいて、レベルにばらつきがあるのです。
上達しないのは、私の教え方が悪いのかしら・・・?
あと一日でなんとかなるかしら・・・?
このままでは、底上げだけで終わってしまう・・・(汗)
初日の終了時になっても、プルークファーレンさえも怪しい生徒さんがいる状態で、私は焦りと不安な気持ちで一杯になってしまいました。
いや!でも信じよう!
私が凹んじゃおしまいだわ!
自分に言い聞かせるように、上手く滑れず落ち込んでいる生徒さんを励まし励まし、その日のレッスンを終えました。
明日の午前中に変身してくれることを祈ろう・・・。
そんな気持ちで「お疲れ様!明日も頑張ろうね!」を言ったのでした。
そして二日目。
午前中の二時間でなんとかしなきゃ!
プレッシャーを感じながらのレッスン開始です。
最初の一時間、前日よりはいいかな・・・程度(汗)
更に焦る私。
けれども、残りの一時間で少しずつ調子が上がりはじめました。
う~ん・・・、でもあと二時間半・・・。
昼休み、悩みに悩みました。
イゾラへ連れていっても大丈夫だろうか・・・?
思い切って連れて行ったのは、私にとっては冒険でした。
そしたら・・・。
まさに「案ずるより産むが易し」でした。
もう皆ニコニコ絶好調☆
諦めなくて良かった♪連れて来て良かった♪
ノリノリ楽しいイゾラツアーとなりました。
さあそれでは、そんなギリギリ変身ノリノリ博多っ子たちをご紹介しますね~♪
I.S君。
この班の班長さん、ソフトテニス部所属です。
このクラス、二日目の晩に開催される学年レクで、モーニング娘のマネと漫才を披露したそうですが、その漫才を担当したのは彼でした。
「すごく面白いですよ!」と、班の仲間が絶賛!
見たかったなあ…、滑らなかったかな?(笑)
そう、その肝心の滑り。
チャレンジ精神旺盛で、真面目に一生懸命取り組んだ結果、イゾラDコースをパラレルで滑り降りました。
K.S君。
ラグビー部所属です。
今回が初めてのスキーでした。
体各部の動きがバラバラでフォームが定まらず、なかなかハの字がキープできずに四苦八苦。
15班1位2位を争う転び王でした。
それでも元気一杯、明るく前向きな彼でした。
きっとその姿勢が功を奏したのでしょう。
もしかしたら、お調子者気質が良かったのかも。
イゾラの頂上から、見事に滑り降りてきたのです。
初日の彼からは想像できない快挙でした。
S.S君。
ラグビー部所属です。
K.S君もそうですが、長身スリムでラグビー部員らしからぬヒョロッと体型。
そして、スキーは初めての彼でした。
器用と見えて、板の操作は上手かったのですが、なんだか不安定で危なっかしい・・・。
余談ですが、バレンタインデーではチョコレートをたくさんもらったみたい。
で二日目午後、変身しましたよ♪
安定したフォームで、安心して見ていられる滑りになりました。
S.Y君。
バスケット部所属です。
プライベートでもスキーに行っていたとのことで、パラレルガンガン組でした。
それなのに、プルークファーレンの特訓に嫌な顔もせず付き合ってくれました。
本当は、染み付いてしまっている癖を直してあげたかったのですが、正直そこまで手が回りませんでした。
でも、ワンポイントアドバイス的に話したことを、きちんと意識しながら滑ってくれたのか、やはり二日目午後に変身しました。
ターンがなめらかスムースになりました。
T.R君。
最初の挨拶で、「理恵さんって呼んでもいいですか?」(←結局一度も呼ばれず…残念)と、だいぶ軽いノリでしたが、実は硬派の元和太鼓部所属です。
どうりで・・・。
昼食時に「暑い!」と言って、タンクトップになった時の腕回りの逞しさを見逃さなかったよ~☆
太鼓を叩く際の足の踏ん張りのイメージなのか、プルークボーゲンの板の踏み方はとても安定感がありました。
そつなく滑っていた彼が唯一怖がった斜面のイゾラDコース。
「怖い怖い・・・」と言いながらも、見事滑り降りました。
T.Y君。
野球部所属です。
ポジションはキャッチャーの彼は、きっと色々考えるタイプ。
片方のターンが苦手な彼は、スライディングの癖が出るらしく、とっても気にしていました。
そして、ストックを上げる癖もなかなか直りませんでした。
分かっているのにできない…、これって結構凹むものです。
でもやっぱりギリギリで変わりましたね~☆
綺麗にターンができるようになりました。
ストックも下がったしね。
T.Y君。
元剣道部です。
表情には出さなかったけれど、かなりの怖がりやさんと見ました。
なぜなら、ずっと腰を引いてふくらはぎをピタッとブーツにつけている…。
そして、とっても慎重。
決して暴走はしないから安全ではあるのですが、もう少し余裕が欲しいところでした。
でも、二日目午後にはだいぶ余裕が出てきました。
逞しい滑りに変身しましたね。
Ha.T君。
ラグビー部所属です。
彼は、本当ならば上級者班に行くべきでした。
だって、この班一番のパラレルガンガン組でしたから。
プライベートで、札幌国際スキー場に二度も来たことがあるんですって。
スタンスが狭いことと、ターン前半で体が開くところが気になったのですが、少しアドバイスをしたところ、だいぶ良くなりスムースなターンが出来るようになりました。
安定したスピードもあり、花丸です♪
Ho.T君。
剣道部所属で三段です。
剣道においては、福岡県は層が厚いのだそうです。
そんな中においても、彼は県の選抜チームの主将です。
裸足でするスポーツだから、足裏感覚が優れているはず!
ところが、そう簡単にはいきませんでした。
なかなかハの字がキープできない…。
初日の午後にはすっかり落ち込んでしまっていました。
気持は分ります。
でも初日のレッスン終了後、「イメトレをしておいてね!」と言ったら、彼はちゃんとしてきてくれました
だから変身!
綺麗プルークボーゲンもなんとなくパラレルもできるようになりました。
以上9名、ギリギリ変身を遂げた博多っ子たちは、「明日小樽に行かないでここで滑っていたい!」と嬉しいセリフを聞かせてくれました。
閉校式の時の5分間のお別れの時間。
とっても感動しました☆
みんな~!楽しい二日間をありがとう~!
ランチ風景です。
運動部揃いだから、みんな食べるの早っ!
5分間のお別れの時間で撮ってもらいました。
感動の時☆