■修学旅行スキー学習♪第13弾~4班を”どげんかせんといかん!”
今回は、今注目の宮崎県からお越しのH中学校女子9名の皆さんです。 ルスツで仕事をするようになって6シーズン目になりますが、中学生の修学旅行レッスンは初めてでした。
子育て経験者として分かるのですが、思春期真っ只中の中学生ってちょっと難しい年代です。
ご対面してみて、う~ん・・・手強そう・・・。
いけないいけない!これはきっと先入観があるからだわ!
「難しい年代だから」と決めつけて掛かってはいけないと、自分に言い聞かせながらレッスンを開始しました。
始めてみると・・・、やっぱり手強い・・・。
この学校は、各班10名ずつ位で4班のみのこじんまりとした修学旅行生だったのですが、周りを見渡すと、苦労しているインストラクターは私だけではありませんでした。
中学2年生・・・、考えてみればついこの間まで小学生だったのです。
しかも南国宮崎から。
思春期に入り、子供っぽさを残しながらも大人になりたがったり抵抗したり、自意識が強くなり、周りが気になり、異性が気になり、etc.
そうだったそうだった。
自分のことを思い出しても、子供たちのことを思い出してもそうだったそうだった・・・。
そう思うとなんだか愛おしくなって、インストラクターというよりも母の目で彼女たちを見ている自分がいたのです。
宮崎に帰れば、なかなかスキーなどできるチャンスはない環境にいる彼女たち、今度はいつできるかわからない・・・。
よし!もうこれは、「どげんかせんといかん!」
1日半しかないけれど、絶対にホワイトラバーを滑れるようにしてあげよう!
私は、俄然張り切りモードにスイッチが入ってしまいました。
母は、覚悟を決めると強いのです!
ナイターレッスンに始まった初日。
「わーわー&キャーキャータイプ」から、「ブツブツ&すねすねタイプ」、そして究極は「だんまり&無視タイプ」、なんともまあバラエティーに富んでいましたが、よーし!みんな「ニコニコタイプ」にしちゃえ~!
褒めたり叱ったり、おだてたり叱ったりを繰り返しながら、母のレッスンは総体的には多分スパルタチックなレッスンが展開されて行ったのです。
でも、核になるのは「愛」ですよ~♪
すると、みるみる生徒さん達は変わっていきました。
なんと二日目午後には、しっかりとしたプルークボーゲンで、全員がホワイトラバーコースを滑れるようになったのです。
初日に悲痛な顔をして、歩くことさえままならなかった二人もです。
ほんと、感動的でした。
もちろん、みんなの顔はキラキラのニコニコでした☆
嬉しかったあ♪
頑張れば、人は一日半でこんなにも変われる!ってところを、目の当たりに見せてもらいました。
その場にいられた私は幸せだなあ・・・って、そんな風に思わせてくれた、4班のみなさんでした。
ありがと~!
この一日半で得た自信を明日に繋げていってね~!