「いとをかし」な日々

やった~♪TAJ公認テレマーク指導員に合格しましたー！ 
 
「来年こそ桜咲くのお知らせをしたいです」と、「いいの？そんなこと書いちゃって・・・」の声が聞こえる中、うっかり宣言してしまったおっちょこちょいな私でしたが、これでただの”おっちょこ”だけではないことを証明できたかも♪ 


ここまでの道のり、実にいろいろありました。 
 
元々は秋田の田沢湖で受検するつもりで、12月のニセコ会場の養成講習会に参加しました。 
けれども、「検定会場を見ずに受検なんてできない！」と、急遽1月の田沢湖会場の養成講習会にも参加。 
受験申し込みは誰よりも早く完了し、27日28日の田沢湖での検定に合わせて調整していたのですが、またまた急遽検定会場を変更してしまいました。 
という訳で、今回受けたのは長野のブランシュたかやま会場。 
結局、行ったこともないスキー場でぶっつけ本番になってしまいました。 
一体どうなってるの？・・・と、周りで見ている人たちからは？マークが飛び交う飛び交う・・・。 
当の本人でさえ、一体私は何をやってるんだろう？・・・と、？マークだらけ。 
そうなのです。 
どの行動も、急な思い付きによる衝動的行動でした。 
つまりはほとんど病人状態だったのです。 
 
レッスンが空けば、不整地の急斜面ばかりを一人もくもく足がプルプル震えるまで滑りまくる。 
夜は夜で、検定の着眼点を書いたメモ紙をリフトの上で読んでは、それをぶつぶつ呪文のように唱えながら、誰も寄せ付けないオーラ出しまくりで、ナイターの明かりを消される寸前まで滑りまくる。 
それなのに、ちっとも上手くならない自分に腹が立ち焦るばかり・・・。 
その姿はきっと尋常でない空気を放って、傍で見る人を大きく引かせていたのではないかと思います。 
今自分が、客観的に自分のその時の様子を思い起こしても気味が悪い・・・ゾ~ッって感じ。 
 
さてブランシュたかやまでの検定会は、3月17日18日の二日間行われました。 
行く前から、「ブランシュには、厳しくて怖~い検定員と固くてツルッツルのバーンが手ぐすね引いて待ってるよ！」そんな情報に驚かされ、今回も撃沈の予感大で入ったブランシュでした。 
けれども待っていたのは、優しそうでダンディーなＵ先生と柔らかいザラメ雪のバーンでした。 
半病人だった割にはノー天気な私は、「天が味方してくれたのかも」と、ちょっとだけ安心してしまいました。 
 
検定当日、この会場での今回の受検者は22名。 
検定中、緊張感ほとばしる中で私の喉はもうカラッカラ。 
散歩中の愛犬ごん太が雪を食べるように、私も雪を口にしたいほど。 
しかも、何度も口から出てくる心臓を（←ような気がしたの）手で押し戻しながら必死で飲み込む。 
だんだん気が遠くなり、”あっちのほう”へ往ってしまいそうになるのを、もう一人の正気な自分が連れ戻す。 
とまあ・・・、本番でもやっぱり病気・・・。 
でもここで「これはきっと皆同じはず。」、そう思い落着きを取り戻す。 
それのリピートでした。 
 
そしていよいよ結果発表！ 
奇跡が起きました！ 
なんと合格者2名の中に、私の名前があったのです。 
名前を呼ばれた時は、謙遜でもなんでもなく信じられませんでした。 
震えがとまらず固まってしまった私に、隣に座っていた仲間が、私の背中をたたいて「おめでとう！」と言ってくれ、ようやく現実を理解できました。 
 
「桜が咲いたんだ！」 
 
夢のような現実にただただ茫然とするばかりでしたが、時間が経つにつれて、嬉しさとともに身の引き締まる思いがこみ上げてきました。 
「私の真価が問われるのは、これからだわ・・・。」と。 
日々精進して、お世話になった方々に恥ずかしくない自分にならなくちゃ。 
そう思うと、終わったと思ったけれど実は始まったということに気が付かされました。 
 
この度の受検に関しては、Ｅ先生・Ｍ先生他諸先生方、友達、家族、天(?)にお世話になり支えられて合格させていただきました。 
私を応援してくださったすべての方に、心から感謝の意を述べさせていただきます。 
本当に本当にどうもありがとうございました。 
 
 
よかった~~！「桜咲く！」って書けて＼(^^)／