■さくら♪さくら♪こちらは本物が咲きました☆
昨日、有珠在住のお客様から善光寺の花便りをお聞きしました。 今年は例年よりも二週間以上も早く、各種花々が咲いているのだそうです。
もう、五厘桜が咲いているって!
他にもカタクリ・蝦夷えんごさく・あずまいちげ・菊咲きいちげ・黄花のあまな・などなど、色とりどりの花々が満開だそうです。
どの花も、いつもならGW頃が見頃の花ばかりなのにです。
これも温暖化の影響ならば、喜べる話ではないのですが、「花が咲いたよ」という話題は、やはり明るくて嬉しいですよね。
私もそれを聞いて、改めて家の周りを見回したら、ほんとほんと!
水仙・レンギョウ・イソトマ・ヒヤシンス・たんぽぽ・おおいぬのふぐり・はこべ・etc.
いつのまにか、すっかり春になっていたのですね。
心がまだ雪山に向いているせいか、身近な春に気付かずに過ごしていました。
おっ!
ニュースを聞きながらこれを書いていたら、「松前公園のおおやま桜が開花しました」という話題が聞こえてきました。
いよいよ、お花見の季節が近づいてきたのですね。
伊達に移住してきたのは、22年前の3月の終わり頃でした。
神奈川にいた頃は、桜が咲く季節です。
でも北海道の春はまだ遠く、4月に入っても雪が降っていました。
5月に入りGWも終わりトレーナーで歩けるくらいの陽気になったころ、各種花々が一斉に咲きはじめました。
そう。
ほんと一斉に。
けれども、私はとても衝撃を受けてしまったのです。
だって、梅も桃も桜もそのほか何もかも一斉に咲くんだもの。
これには正直、かなりのショックでとても動揺したのを覚えています。
一つ一つ順番に咲く花々が、少しずつ少しずつ春の訪れを確かなものとして感じさせてくれて、辺りがだんだん色とりどりに華やかになっていく。
そんなゆっくりとした風情を楽しみながら育ったので、北海道の「うりゃ~~!!」と押し寄せる怒涛の春に、ものすごく驚いてしまったのです。
そしてそれが、なかなか好きになれませんでした。
こんな春嫌い・・・。
それから10年くらい、毎年この時期に馴染めずに「こんなのイヤ…。」って思いながら暮らしていたのです。
けれども今では、「来た来た来た~~!!」って感じの勢いの良い北海道の春が、とっても好きです。
半年近くも雪に覆われているのですもの、このくらい元気に一斉に春にならなくちゃ、また直ぐに冬になっちゃうもんね。
そう考えると、夏も秋もあっと言う間に「うわあ~~!!」と訪れて「ひゅ~~ん!!」と去っていく。
オチオチしていられないこの慌ただしさと潔さは、なんだか、私には合っているような気がしています。
うん。
大好きな冬も長いし、北海道の気候風土が私は好きです。
昨日、善光寺の花便りを聞いて、そんなことを思いました。
そうだ!
この春最初のお花見は、善光寺から始めようかな♪
今年は色々なところでお花見をしたいな♪
そしたら、”花めぐりリポート”お送りしますね。