■春から秋の山歩き~その2「春の紅葉に出会った。」
昨日は伊達紋別岳に登りました。 家から登山口まで10分と掛からないので、思い立ったらすぐに行けるお手軽な山です。
でも今回の山歩きは、一つ目的がありました。
それは願掛け。
実は身近な人が二人、入院をしてしまいました。
だから、その二人の快復祈願の登山でした。
昨日の早朝はちょっと冴えないお天気でしたが、登り始めるとすぐ、色々な種類のすみれの花が出迎えてくれました。
薄紫を中心とした可憐な花ですが、春を真っ先に感じ取り雪が無くなるとすぐに咲き始める、寒さにも強い花です。
登山ポストで名前と時間を記した時刻、7時40分。
一番乗りだと思っていたのに、先客がいました。
その時刻6時50分。
早~い!!
ポストを過ぎ、落葉松の葉の絨毯をフカフカと歩いて行くと、今度はたくさんのシラネアオイが道の両側で出迎えてくれました。
花の力って不思議ですね。
路傍の花にとても癒されます。
でも今回注目したのは、芽吹き始めた木々。
木立の中を歩いていたら、秋と見紛う程でした。
「新緑」と書くけれど、緑より赤の方が多いくらい。
改めて見渡すと、モミジの木がとても多いことに気が付きました。
もうこれは、絶対に秋に来なくちゃ!
でもよくよく見ると、赤いのはモミジだけじゃない。
他の木の芽も赤いものがたくさんありました。
写真が5枚しか載せられないので、部分的に3枚だけですが、山全体を見ても赤の面積の方が多かった気がします。
では、ちょっとご覧くださいね。
ね?
赤いでしょ?
秋はきっと山が燃えるように赤く染まると思います。
必見!
この後ほどなくして7合目に到着しました。
40分で到着。
今回は前回の有珠山よりもゆっくりと歩いたので、たぶん標準タイムです(?)。
でも、この後はちょっと急ぎ足になりました。
シラネアオイの丘を早く見たかったから。
ところが残念なことに、まだ時期が早かったようです。
その上、尾根伝いにチラホラと咲き始めたシラネアオイが、このところの寒さに蕾のままで黒く霜焼けになってしまっていました。
残念ですが、これもまた自然です。
そして、頂上に着きました。
所要時間約1時間でした。
すっきり晴れ渡った空、眼下には洞爺湖を望み、遠くに羊蹄山とニセコ連峰を望む…を期待していたのですが、そのすべてが「見えることは見える」程度の眺望でした。
でも、快復祈願♪
鐘を「カランカラン」と鳴らし、羊蹄山に向かって両手を合わせました。
「二人とも早く良くなりますように・・・。」
帰り道、友達のMiちゃんたちパーティーに会いました。
下る途中、続々と登って来る団体さん達。
この山は人気が高いのです。
帰りはともかく、行きは本当に静かな山歩きでした。
シーンと静か過ぎるほどに。
そうなの・・・静か過ぎました。
実は、単独行の時には必ず持って行く鈴を忘れてきていました。
普段は、自分が鳴らす鈴の音がうるさく感じるのですが、なければないで少々不安。
ぞ~っ!!
サブタイトルが「~ヒグマに出会った」にならなくて良かったー♪