■木漏れ日を浴びて。
ほんとはMiちゃんとアポイ岳へ登りに行くはずだったこの間の休みの日。 ちょっとした事情で遠出は出来なくなり、キャンセルをしてしまいました。
でも、月曜日はいいお天気。
やっぱりじっとしていられなくて、今年初めての洞爺湖一周サイクリングをしてきました。
以前、チャリ仲間と一緒に伊達から洞爺湖一周して帰って来たことがありましたが、さすがにそこまでの元気はなかったので、FITにチャリを積み込み(←いつも積みっぱなしだけど)、洞爺湖「水の駅」まで走りました。
昭和新山を下って行くと、やけに警察車両が目につきます。
道路脇では、ジョリーンジョリーンと忙しく草を刈る人たち。
花の苗を台車にたくさん乗せて運ぶ人たち。
その花を歩道の植え込みにせっせと植える人たち。
道路をまたもや綺麗に直す人たち。
そして交通整理の警備員さん達。
それと見分けのつかない警察官の人たち。
もうたっくさんの人たちが、慌ただしくサミット準備をしていました。
いつになく花一杯になった温泉街。
とっても綺麗!
・・・だけど・・・、サミットが終わってもこの花たちはちゃんと可愛がってもらえるのかしら?
いつも来てくださる観光客にだって、このくらい歓待してあげてもいいのに。
そんな余計なことを考えながらブ~ンと通り過ぎていきました。
230号線を上り始めると、今度は150mおきくらいに警察官の方が立っていました。
ギッと睨みをきかせながら、その前を通る警察車両の方たちに敬礼をするのです。
「一日何時間ああやって立っているのかしら?一日何人にああやって敬礼をしているのかしら?」
ちょっと真似して、FITからあの敬礼をしてみようかな?なんて気になりかけたけど、検問に引っかかっちゃったらイヤなので止めておきました。
そんなばかげたことを考えながらさらに走ると、ようやく水の駅に着きました。
自転車の空気を確認し、早速走りはじめました。
毎年、洞爺湖を走る前には伊達の町を何度か走って練習をするのですが、今回はいきなり洞爺湖。
パンクの修理も出来なければ、ヘルメットも被っていない・・・。
相変らずの無謀さだけど、まあ何とかなるでしょ♪
日曜日に湖畔を走ると、クネクネの狭い道路は結構命がけだったりするのですが、この日は月曜日。
そんな危険も感じることなく、水面を横目でちらちら見ながら、いつもより少し速度を落として湖畔を右回りのサイクリングとなりました。
この日は常駐の白鳥さん以外に6~7羽の白鳥が浮かんでいました。
他にもアオサギやカモなどの水鳥がたくさんいます。
頭上では野鳥がさえずり、エゾ春ゼミが輪唱をしていました。
そして光。
木漏れ日がとても綺麗で気持ちいい。
いいなあ♪自転車♪
人力というのがいい。
スタートしてから約半分の位置。
滝之町で一休み。
と、先客がいました。
「もう一周して来たよ。これからパークですよ。」と話した50代半ばのおじ様は、シェイプアップ大作戦かな?
私は持参したお茶を飲んで5分くらい休むと、また木漏れ日の中を走りだしました。
ちらっと左を見ると、チップ釣りの方が船の上で糸を垂れていました。
もう少しするとこの道には、収穫してもらえなかった梅の実がたくさん転がっています。
呼んでくれれば採りにくるのになあ・・・もったいない・・・。
そう言えばネイパル洞爺にいた、たくさんのほとんど野生のような馬たちは、一体どこへ行ったのかしら?
いろいろなことを思ううちに、もう終点が見えてきました。
その晩のこと。
なんか顔がピリピリする・・・。
ガ~ン!
せっかく冬の日焼けが取れてきたと言うのに、また焼けちゃった・・・。
「木漏れ日が気持ちいい♪」
なんて上を見て走っている場合じゃなかった(泣)
まあ、外遊びが好きなんだからしょうがないか…。