■春から秋の山歩きその3~「咲き競う花々に出会った。」
山歩き日記・その2~からだいぶ間が開いてしまいました。 今回登ったのはニセコアンヌプリ。
昨年は、ここに行こうとすると天気が悪くなったり、都合が悪くなったりでとうとう行けず仕舞いでした。
だから今年は絶対に行きたかったのです。
だって、手軽に登れてとてもお花が綺麗な山だから。
反対側にはスキー場があるなんて思えないほどに、登山道はくるくると表情を変えてくれます。
8時に登山口のある野営場の駐車場に着くと、車は3台しか停まっていませんでした。
さすがに平日は空いています。
野営場には一張りだけテントがありました。
「あの大きさなら一人ね。」
キャンプ・・・。
そう言えばもう15年くらいしていません。
子供の頃は、夏と言えば海!そしてキャンプ!
一夏に2~3回の大好きなイベントだったっけ。
大人になってからは、テントを担いでの縦走登山や友達との遊びキャンプ。
娘や息子が小さかった頃もよくしました。
「あの人はまだ寝ているのかしら?」
キャンプにしてはかなりのお寝坊さんです。
頂上を見上げると、だいぶ下の方までガスが掛かっていました。
しかも北側にはグレーの雲が・・・。
あの雲やだなあ・・・もう少しガスが晴れてから登ろっと♪
わたしは、ペットボトルのお茶を飲みながら、再び周りを見回しました。
3台の内の一台は、函館ナンバーのマイクロバス型タクシーでした。
きっと、中高年の登山会ね。
お客様を降ろした後の運転手さんが、とても暇そうにしていました。
あとの2台は札幌ナンバーでした。
地元かな?札幌からかな?
五色温泉は何やら工事をしていました。
確か二年ほど前に新棟ができたはずだけれど、まだ何か造っているのかしら?
イワオヌプリの方に登って行く二人連れが見えました。
今年もイワオに登ろうかな・・・。
まだ登ったことのない、イワオからニトヌプリっていうのもいいかな・・・。
温泉はどこに入って帰ろうかしら?
…と色々思いながら、うっかり半分も飲んでしまったお茶を、野営場の炊事場で水を足してお茶色の水にしました。
ちょっとだけガスが薄くなってきました。
さてそろそろ行こうかな♪
登山ポストのノートをめくると、札幌ナンバーの二台は二人連れ、函館ナンバーの方は十人の団体でした。
「入山歓迎♪」の如く、歩き始めてすぐに迎えてくれたのは、「アカモノ」でした。
うすーいピンク色をした花は鈴欄にも似て、うつむきがちに咲いていました。
その後もずっと、早春に咲くはずの花から夏の花まで、色とりどりの花が競うかのように、頂上まで途切れることなく咲いていました。
左がアカモノ。
右の花の名前が分かりません。
どなたかご存じありませんか?
左はタニウツギ。
右はなんとかウツギ(笑)
左はオトギリソウ。
右はハクサンチドリ。
上はゴゼンタチバナ。
下はチシマフウロ。
上はイソツツジ。
下はマルバシモツケ。
ただし、全部たぶん…。
違っていたら教えてくださいね♪
9合目辺りで10人の団体が降りてきました。
予想通り、中高年の(ちょっと高年よりかな…?)方々でした。
頂上までちょうど1時間でした。
ガスで何にも見えません。
3分くらいの休憩で、すぐに下りはじめました。
危うくゴンドラ方面へ下りて行くところでしたが、ハイマツの間は歩いていないことを思い出し、引き返しました。
気にせず行ってしまわなかったことが、私にしてはナ~イス♪
って、褒めるようなことでもないか・・・(笑)
さて、次はどこへ登ろうかな♪