■これが三種の神器です☆
術後、ひどい痛みで眠れぬ夜が続いたのに、昨晩は二度目が覚めただけでした。 右足の痺れがようやく薄れてきて、自分の脚だという感覚も戻ってきました。
安静にしていれば、ロキソニンという痛み止めを一日三回飲むだけで、痛みをそれほど感じることなく過ごせるようになってきました。
術後5日目でここまで回復する頑丈さ(先生の腕ですね。)に感謝です。
リハビリルームへ向かう時、車椅子と松葉杖とシューズは大切な三種の神器です。
昨日の午後のリハビリから、新たに加わった松葉杖。
木製の物しか見たことがなかった私は、アルミ製のそれを見て「ほほーっ!」と、時代が変わっていることを悟りました。
初めて使ったのですが、これまたなかなか難しい。
松葉杖二本と怪我をした脚を同時に前に出さなくてはいけません。
そしてその降り出した脚は両杖の中心に置く。
しかもその脚への荷重は30%。
普段は両腕を振って歩くので、ついつい杖と脚が互い違いになってしまいそうになります。
その間、怪我脚への荷重は0から10%位を行ったり来たり。
背中は丸まり実際より重傷患者に見える。
はっきり言って、センスなし…。
すると、後ろから声がかかりました。
「足元ばかり見ないで、前を見ましょう。」
ん?このセリフどこかで聞いたことがある・・・?
いえいえ聞いたのではなく、いつも私が修学旅行の生徒さんに言っている言葉でした。
「足元ばかり確認しないで、前を見ましょう。」
ガ~ン・・・。
生徒さんの気持ちが今になってよくわかる。
「ちゃんと板はハの字になっているかな?」
「ちゃんと板は平行になっているかな?」
不安なので確認したくなるのです。
「ちゃんと足は杖の真ん中になっているかな?」って。
これは毎日徘徊?してトレーニングしないと…。
まあ最終目標ではないのですが、車椅子では不便なこともあり、使い分けしたいのであります。
そしてもう一つは、歩く練習をするときに使うルームシューズ。
昔懐かしい上履きです。
子供たちの中高時代はこれを履いている子供は見かけませんでしたが、私は高校までこれが上履きでした。
クラスに必ず三人位は、一年間洗わない男子生徒がいて、よせばいいのに友達同士でニオイを嗅いだり嗅がせたりして遊んでいました。
下駄箱の掃除当番の時は、そんな腐りかけたような真っ黒(ほんとは真っ白)の上履きを手で持って中を掃かなければいけなかったので、ほんとにイヤだった。
そうだ!今思い付いたのだけど、ゴミを拾う金物の挟むやつで持てば良かった…。
でも自腹で買うのもなあ…。
他の人達はどうしていたんだろう?
もしかしたら、そんな上履きを履いている人は、下駄箱が汚れていても気にしないよ!とばかりに、掃除をすっ飛ばしていたのかも知れない…。
ギョエ!真面目にやっていたのは私だけかも…?
あ…。
ついつい何十年も前の臭う話しを膨らませてしまいました…。
さて、自分の真っ白な上履きの話しに戻りますが、これは病院の近くの靴流通センターで買って来てもらったものです。
「病院で使う…」と言ったら、「へい!これだね旦那♪」と言ったかどうかは知らないけれど、心得ている店員さんはサッと出してきたのだそうです。
リハビリルームへ行くと、ほとんどの女性患者さんと高齢者は同じ物を履いていました。
履きやすくて、使い勝手グッドです。(←そう!これを伝えたかったの☆)
そして車椅子は三日目で免許皆伝でした。(←自分で授与)
板の上に足を乗せます。
まだ曲がらないので・・・。
小回りもバッチリです☆
はてさて、この三種の神器が上履き一つになるのはいつになるやら…。
まずは、松葉杖で転ばないように気をつけないと(汗)
<付録写真>
ようやく針地獄から解放されました。
抗生物質の点滴です。
細ければ可愛いところはみんな太い私ですが、血管だけは細いのです。
だから、一度で二度打たれることもしょっちゅう。
左腕は針の痕だらけ。
でも直に美腕(爆)に戻るでしょう♪