■続行。葛藤。そして決意。
入院初日の“ひなまつりランチ”はここに写真をUPしましたが、ここのお食事は家庭的な献立ですし、お米も美味しいので満足しています。
毎週火曜日になると、来週のメニューセレクトの用紙が配られます。
朝昼晩のメニューをAかBから選べるのです。
朝はパンかご飯を選べます。
そう言えば、ルスツスキー場の社員食堂もAかBから選ぶスタイルでした。
こんな風に選ばせていただけるのって、楽しいし嬉しい☆
大概はお魚かお肉、あっさり系かこってり系の選択です。
私は迷わずお魚であっさり系をセレクトするのですが、栄養&カロリーバランスからか昼がお魚なら夜はお肉というように、昼を選択すると自動的に夜が決まります。
一品一品選ばせてくれたらもっと嬉しいなあ・・・。
朝は一日おきにパンを食べたいところだけれど、好みではないタイプのパンだったら・・・と考えると、無難なご飯を選んでしまいます。
まったくもって我儘は留まることを知りません。
けれども、提供されたものは文句の付けようがなく、きちんと綺麗にいただいています。
あ・・・ご飯はちょっと残しますけれど。
昨日、その”セレクトカード”が届きました
日にちを追って献立を読んでいると、春分の日の3月20日のところはセレクトメニューになっていませんでした。
お彼岸メニューのようです。
”おはぎ”が付いていました。
そう言えば、時々”菜花”の和えものが出てきます。
病院で季節感を感じさせる献立をいただけるなんて感激です。
幸いベッドが窓側なので、お天気も道路の状態も良く見えますから、窓枠の範囲分の季節の移ろいを感じることはできます。
セレクトカードのメニューの組み合わせを楽しく見ながらAかBを選び、“他に何かご要望はありますか”の欄に「ご飯を半分にしていただけますか?」と書きました。
毎回残してしまうのでもったいないのです。
ここに運ばれてくるまでには、管理栄養士さん・調理師さん・看護師さん他たくさんの方々の一生懸命と真心が入ってくるのだから、有り難くいただかなければいけませんね。
私も「食」に携わる者として、関わっている方々の思いが実感として理解できるのです。
目線が変わると見えてくる事があります。
ここにいると、感性や思考のリハビリにもなります。
AとBからのセレクトと言えば、「れん」のお食事メニューもそうです。
これは2009年度も続行です。
私がこんなことになってしまい、カフェのオープンが遅れてしまいましたが、これをプラスに考えて、ここのところ今年のメニューをじっくりと考えているところです。
メニューの他にも、「れん」の営業の仕方とかファブリックの切り替えとか・・・。
もちろん、ガラッと雰囲気を変えちゃえ!とまで思っているわけではなくて、「あれっ?なんか変わった?」くらいに。
「ウン十年、このスタイルでやってます。」というお店は「カッコイイなあ☆」と感心します。
そんな風に貫ける頑固さは実にカッコイイ!
でも、「れん」は「またなんか変わった・・・?」っていう“ちょっぴりサプライズ”な店になっています。
それは「狙ってる」わけじゃなくて、たまたまというか・・・、私自身が変化が欲しくなるというか(^^ゞ
まあそんな店もあるってことで許してください。
ただ、信念として変えないことはあります。
それは、心身の健康とホッとする安らぎを感じていただける店でありたいということ。
れんのマイページにの冒頭にある、「おうちの次に寛げる場所になりたい」という思いはずっと続いていますし、これからも続きます。
そのためにメニュー作りとおもてなしに心をそそいできました。
けれども、オープン前からずっとずっと葛藤をしていたことがありました。
れんの思いとは相反する実情に、正直とても悩んでいたのでした。
そのことを、病院という自分も含め健康ではない方々の中で暮らしている今、”やはり信念を貫こう!”と決意したのです。
さて、何を決意したのか?
ちょっと長くなりましたので、それはまた今度にしますね。
なにはともあれ、早く厨房に立ちたいなあ・・・。