■第一段階終了!第二段階突入!
本邦初公開!おみ足~!じゃなくて固定具。 真ん中に見えるのは生足ではありませんので、くれぐれもお間違いなく。
術後でパンパンに腫れた脚に、包帯でぐるぐる巻いて、タイツのような物を被せています。
念のために・・・。
この固定具が何と130000円もします。
うぅ・・・板が買える・・・。
まっ、7割戻ってはくるのですが。
このガチガチの固定具で膝を守っているのです。
術後6日目。
昨日でリハビリ第一段階が終わりました。
メニューは、一つを除いて固定具を膝角度20度にロックしたままでこなしていきます。
この固定具20度ロックは、術後約一か月は寝ても覚めてもこの角度で固定されたまま。
寝像はどちらかと言えばいいほうだと思うけれど、ここまで固められていると就寝中も「動かしちゃいけない!」という意識が働くのか、次に目が覚めるまで寝る前とほぼ同じ姿で寝ています。
この無意識の意識のお陰で、膝は痛い思いをしなくて済むのだけれど、背中や腰が痛いのなんの・・・。
あー、寝返りって大事なんだ・・・と、改めて認識しました。
リハビリを始めた術後二日目は声も出ないくらい痛かったのに、第一段階終了日の昨日はどのメニューも楽にこなせるようになりました・・・。
と書きたいところですが、固定具を外して行う「伸ばし」はかなり痛みに耐えなければなりません。
でも、一日の「伸び」の限界がすこしずつ更新されていることがこの上なく嬉しい!
昨日出来なかったことが、今日は出来る喜び☆
ほんの5度10度の違いに素直に喜んでしまいます。
これらはベッドの上に仰向け・うつ伏せ・横臥の体勢で行うのですが、怪我をしていない左足には1.5kgのウェートを付けて、ついでに鍛えています。
かなり立派な脚ですが、「女性の場合はホルモンの関係で見る見る内に細くなるから、このメニューは病室でもドンドンやってください!」と、ドクターは何度もおっしゃっていました。
ご本人自らもテレマーカーなので、脚の筋肉をどれだけ鍛えなければならないか、身を持ってご存知な訳です。
ところが私と言えば、密かに二者択一に悩んでおりました。
え!?“見る見るうちに細くなる”って?
女性としては、これをラッキー♪と受け止めたい!
でも・・・。
せっかくの筋肉を落としてしまったら、どんなスポーツをするにも支障が出るし怪我をする・・・。
これを機に、すらっと細い脚線美を手に入れるか、元の逞しい脚に戻るか・・・。
う~む・・・悩む・・・。
これは究極の選択だ・・・。
リハビリルームのベッドの上でブツブツとしゃべっていた私の話を聞いて、Iさんは驚いて言いました。
「そんな勿体ない!せっかくの筋肉を落としては勿体ないです!」
!? そうか・・・。
そうなのか・・・。
そんないいものを私は持っていたのか・・・。(←そこまでは誰も言ってない)
確かに私が“脚ほっそり作戦”を成功させてしまったら、彼女の立場としてはとても困る。
いえいえ、そんなのは邪推で、彼女は純粋に私のことを心配してくれているんだ!
そうよ!
「年齢を考えれば、あなたがこれから先大人しく淑やかにスポーツもせずに生きて行くなら、多少生活に支障は出ますが無理に手術を勧めません。けれどもスポーツをしたいのなら手術を受けなければ、近い将来出来なくなります。」そう説明されて、「手術を受けよう!」と夫と二人で即断したのだった!
ということは、やはり元の逞しい脚に戻らねば!
ようやく決心のついた私は、またしてもやる気が湧いてきたのでありました。
苦手だった松葉杖での歩行も、結構上達してきました。
ただ、本来の目的は松葉杖の扱いの上達ではなくて、右足に1/3荷重で歩くための補助なのですから、それに重点をおいて練習しなければいけないのに、こちらのほうは中々難しいのです。
どうも自分の感覚としては、1/2荷重かそれ以上のような気が・・・。
「無理して切っちゃったら、もっと大変な手術になりますよ!ちょっとお淑やかにしていてくださいね!」と、ドクターに厳重に注意を受けているのに・・・。
それにしても「お淑やか」という言葉をよく使うドクターです。
私とは無縁の言葉。
かなり頑張らないとそれは実行できない・・・。
すると、PTのIさんが優しく励ましてくれました。
「明日からは1/2荷重になりますよ。でも焦らないでくださいね。明日からですから。」
その言葉にホッとしました。
娘のようなIさんに励まされる毎日です。
第二段階からは、リハビリメニューが二つ増えます。
内容を聞けば結構キツそう。
でも頑張りまっす!
もともと習い事好きなこともあり、午前午後一回ずつのリハビリルーム行きが、一日のスケジュールの中で一番待ち遠しい時間となっています。
なんならここで寝起きをしてもいいくらい。(←だからやり過ぎはダメなんだって…)
ベッドで横になり、隣でエアロバイクを漕ぐ人を横目で見ながら、そのうち私だってアレをガンガン漕ぐんだから!(←ちっともわかってない…)
そんなことを思いながら、こっそり1セットずつ多くメニューを進めていた第一段階最終日でした。