■心をほっこり温かに、そしてすっきりと清々しい気持ちになりたい時にお薦めです。
久しぶりに、何度でも繰り返して読みたい本に出会いました。
童話です。
本のタイトルは、『バアちゃんと、とびっきりの三日間』三輪裕子・作 山本祐司・絵 あかね書房
です。
このお話のあらすじはこんな感じ。
共働きの両親と、しっかりものでお勉強もできる中一の姉との四人で、東京の調布に住んでいるのんびりや祥太は小学校五年生。
朝起きるところから、出掛けるまで、何一つテキパキとできない祥太は、毎日毎日お母さんに急かされて学校へ飛んでいきます。
でも、大好きな夏休みがやってきました。
この時だけは、朝、お母さんに急かされることもなく、友達とプールに行ったりして毎日を好きなように過ごしています。
そんな夏休みのある日、突然、家でバアちゃんを預かることになりました。
バアちゃんは、糖尿病。
そして少し「ちほう症」にもなっていて、病気の管理も誰かがしてあげなくてはいけません。
おじいちゃんが死んだことも覚えていません。
でも他のことは、祥太にとっては前と同じ、優しいバアちゃんでした。
でも大変!
家族の都合で三日間、お母さんが朝出掛けて夕方帰って来るまで、祥太が一人でバアちゃんの面倒をみることになったのです。
二人が織り成す、まるで冒険のような三日間。
その情景。
その時の登場人物の気持ち。
それら全てが、まるで私自身が、それぞれの登場人物になっているかの如くに良く分かる。
ハラハラドキドキ、ワクワクウキウキ、笑って、泣いて、冷や汗が出て、ホッとして、嬉しくて、楽しくてetc.、私の感情はめまぐるしく動きました。
最後の一文字を読み終えた時、ようやく読み手に戻った私。
そして本を閉じた時、心にはほんわか温かい気持ちが残っていました。
面白くて面白くて、次のページ、次のページと、めくる指は休むことなく動いていました。
だって、登場人物になりきって物語の中に入り込んでいるのですもの、指も止まってなんかいられません。
実はこれは、入院前にプレゼントしていただいた物です。
ご家族皆さんで楽しめる本です。
是非皆さんに読んでいただきたいな…と思い、ご紹介しました。
もう一冊、こちらもとてもお薦めです。
大人が読んでもぐいぐい引き込まれる面白さです!
▼コメント(4)
名前:Rietty 2009.03.21 16:03:08
紅蓮さんのおっしゃること、実感としてとっても理解できます。
今まで全速力で走ってきたので、今回の入院は、とても貴重な時間を過ごさせていただいてる気がします。
与えられた時を大切に、今この環境でしかできないことを探しながら、それぞれのステージに向けての充電をしているところです。
いただいた本は本当に面白かったです!!
童話は好きでよく読みましたが、私的には”さとうさとる”さんの「コロボックルシリーズ」以来の大ヒットです☆☆☆
他の作品も読ませていただきますね♪
名前:
紅蓮 2009.03.21 09:14:55
あ~Riettyさん、読んでくださったのですね! ありがとうございます。とっても嬉しいです。
今年はまだ雪のシーズンに、病院にいるというのはきついものがあるでしょうね。
私も一昨年、この時期病気で動けなくて、とても辛い思いをしました。けれど、そのおかげというか、人生観もかわり、いろいろ人生に開き直ることもでき、その後の生き方は前よりももっともっと前向きになれた気がします。
いつでも、こんなことが今できる、そんな一瞬一瞬に心からの感謝を感じます。今年ニセコで滑れたこともその一つ。
おかげで、Riettyさんや江川校長先生とも出会えましたね。
石木田さんのHPで、まだ若き校長先生のお姿を拝見しましたよ。
リハビリがんばってね!
名前:Rietty 2009.03.19 13:43:03
mocchimicchiさん、こんにちは♪
もう絶対に元光君たちにお薦め!
もちろんママにも。
社会問題の捉え方も、素直な子ども目線で微笑ましく盛り込んであるし。
さて、ご質問にお答えしますね♪
むしゃなびのカメラマンは誰か?
実は、専属の影武者がいるのでーす(笑)
作家さん達が協力して写真を送ってくれているのですよ。
ほんと、ありがたいです~☆
おはようございます。
良さそうな本ですね。自分はもちろん、息子たちにも読ませたいものです。
ところで、むしゃなびの「れん」のページの更新って、Riettyさんがやってるんですよね。
写真とか誰が撮っているのだろう・・・?と、ちょっと不思議に思っていました。
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