「いとをかし」な日々

先日、「また今度にしますね。」で終わらせてしまったブログ　「続行。葛藤。そして決意。」の続き。 
 
何を決意したかというお話です。 


実は、2009年度から新たに始めたいこと…というよりも止めさせていただこうと思っていることがあります。 
 
それは「禁煙」。 
愛煙家のお客様には大変申し訳ないのですが、今年から店内及び敷地内を全て禁煙とさせていただくことに決めました。 
 
経営形態から、お子様のお客様も多いです。 
ご高齢の方も多いです。 
そして、何より店内が狭いものですから、席を分けても受動喫煙は防ぎようがありませんでした。 
 
オープン1年前からカフェのスタイルについて、色々と考えていましたが、オープン前日までずっと頭を悩ませていたのが「禁煙」にするかどうかでした。 
何人かの方に相談をしましたが、皆さんご意見は様々です。 
そのご意見に、なお一層迷ってしまったりして。 
でも、ある方のご意見で私の腹は決まりました。 
「禁煙なんて、そんな高ビーな商売する身分じゃないでしょ？」 
確かにそうでした。 
こんな人けの少ない住宅街で、初めて商売をしようとしているのですから、出来る限り間口を広げなければなりませんでした。 
 
それでも苦肉の策で、テーブルは４つしかないというのに、二つのテーブルは禁煙席とさせていただきました。 
そのために、オープン前日に慌てて「こちらのお席は禁煙とさせていただきます」のカードを作りました。 
 
実際にオープンして見ると、喫煙をなさるお客様が四分の一くらいいらっしゃいました。 
決断は間違っていなかったのかも。 
ホッと胸を撫で下ろしました。 
無くなった父もヘビースモーカーでしたので、喫煙にリラックス効果があるらしいことや、珈琲を飲むとタバコが欲しくなるということは、理解はしていましたし。 
これで良かったんだ。 
そう思うことにしました。 
愛煙家のお客様であっても、嫌煙家のお客さまであっても、どちらも大切なお客様ですから。 
 
けれども当然ながら避けられない問題は残り、やはり私は悩み続けていました。 
どうしても、吸わない人の方が我慢を強いられることになるのです。 
特に子供たち。 
 
この度、入院生活をして改めて健康の有り難さが身に沁みました。 
ですから決心したのです。 
勝手な決断ですが、愛煙家の皆様本当にごめんなさい。 
 
 
灰皿は4つありますが、骨董市やレトロなショップで買い求めた物です。 
でも、「れん」に帰ったら、早速、灰皿とさよならをしたいと思います。 
 
そこで、ささやかですが、嫌煙家への方への今までのお詫びの気持ちと、愛煙家の方へのこれからのお詫びの気持ちを込めて、ユーズド品ではありますがこの4つをプレゼントしたいと思います。 
ちょっとだけオマケも付きます。 
恐れ入りますが、取りに来ていただける方限定ということで、ご応募くださいませ。 
残念ながら今ここに写真はありませんが、ご希望の方はメール（アドレスはHPの最後にあります。）にて、ご住所・お名前・１~４の内お好きな番号をお書き添えの上、「れん」のアドレスに送信してください。 
3月末までご応募お待ちしています。 
もし希望者多数(?)の場合は、抽選とさせていただきます。 
１~４が何かは受け取るまでのお楽しみということにさせてくださいね。 
 
 
それでは、どうぞご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。