■普通なおしゃべりの楽しさ。
入院をしてると、無口な人になってきます。 下手をすれば、「おはようございます」「おやすみなさい」「ありがとうございます」「お願いします」「変わりありません」「36度2分です」最低このくらいの言葉を使っていれば、一日がどうってことなく過ぎて行きます。
たまには同じ病室の方とお話もします。
でも、新参者は会話というよりも質問攻め。
だから、「ちょっとパソコンいじりに…。」と病室から避難してしまいます。
朝四時前に目が覚め、四時半くらいからパソコンを開く…という日課だった4F生活。
ところが、5Fは無線が全く繋がらず、部屋では使えなくなってしまいました。
がっかり…。
仕方なく、重たいパソコンを手提げに入れて、松葉杖でピョコピョコとラウンジまで行くのが新たな日課になりました。
一昨日の夕方、パソコンをいじっていたら、「りえちゃーん」と呼ぶ声が…。
顔を上げるとKumiちゃんが立っていました。
彼女はルスツのインストラクター仲間で、ピラティスの先生でもあります。
「あまり体を動かせないのに甘いものは良くないから、はいこれ♪」
と彼女が持って来てくれたのは、”おかき”と脳トレの本。
真面目なKumiちゃんらしいセレクトに感激。
私の「インナーマッスルの鍛え方教えて!」のリクエストに応えてくれたKumiちゃんは、ラウンジで実演しながら講演。
分かりやすい説明に、私は「ほ~!」「へ~!」「う~ん!」と感嘆の声を上げながら聴き入ってしまいました。
ベッドの上のエクササイズがまた一つ増えました。
Kumiちゃんは、今月末に旦那様の都合で静岡に引越しをしてしまうので、その前に顔を見せに来てくれたのです。
寂しいなあ…。
でも彼女のことだから、きっと直ぐに新しい環境に順応して、活躍してくれることと信じています。
そしてこの日は、小樽の母と“達人“が来てくれました。
私が手術を受けることをまだ躊躇っていた時、母が「まだ若いのだから受けなさい♪頑張って!」と言って、背中をポン☆とたたいてくれたのです。
新婚早々入院という至らない嫁にかけてくれたその言葉、とっても嬉しかった。
母親が二人いるのって、なんとも心強いものです。
ラウンジで楽しくお話ししていたら、あっという間に一時間半が過ぎてしまいました。
ここから出た後は、“達人“と二人で札幌ドーム見学をして帰ったそうです。
野球もサッカーも行われていないドームは寂しそうでしたが、母は嬉しそうな笑顔で写真の中に立っていました。
優しい笑顔が“達人“とそっくり♪
そして昨日のランチの後、洗面所で声をかけられた気がして見上げたら、そこに立っていたのはHidekoさん☆
いつもと変わらない元気一杯な笑顔を見せに来てくれました。
まるで「れん」のカウンター越しに話しでもしているように、楽しく笑っておしゃべり。
すると、季節外れサンタのHidekoさん、大きな紙袋の中から次々とお土産を出してくれました。
そのどれもが本当に彼女らしくて感激♪
もう彼女にしか思いつかない!って感じ。
おまけに手作りのご飯のお供も。
入院経験のあるHidekoさんは、患者の気持ちを良くご存じなのです。
お土産そのものはもちろんですが、これを詰め合わせているときの彼女の気持ちがとても嬉しかった。
今度は夕食前、ラウンジで“達人“とまったりしていたら、なんとMiちゃん登場☆
最近すっかりアスリート化したMiちゃんは、前にも増してキリッとした身のこなしで、シャキッとお洒落も決めて、でも満面の笑みで来てくれました。
彼女のお土産もまた素晴らしい☆
健康オタクらしく、ビタミン・ミネラルを豊富に含んだ食品ばかり。
なんてMiちゃんらしい!!
感動☆
“達人“とも面識のある彼女は、早速アスリートトーク☆
なんとMiちゃんは二月の寒空の元、通算100KMも走ったそうな!
凄すぎ…。
私なんて、冬はスキー以外する気も起きないのに。
春になり、益々パワーアップしていくMiちゃんが楽しみです。
そして”達人”。
今朝もニセコへ向かう途中に寄ってくれました。
パン好きな私のために、朝一のパンと「リハビリにこれをしよう!」とお揃いのパークゴルフセットを抱えて。
今週は、お陰様で友達や家族の温かさに触れ、普通なおしゃべりの楽しさも思い出しました。
皆さん!どうもありがとうございました!
戴いたもののごく一部です。
さて、どれがどなたのお土産だか分りますかぁ~?
どうもありがとうございました☆☆☆