■紫キャベツとパソコン
キャラウェイシードの香りを効かせた、紫キャベツの酢漬けを作ろうっと♪ 直売所で、綺麗な色をした紫キャベツを見つけた私は、来週のメニューの一つを決めました。
ところがそう思った瞬間、約一年前に起こった苦い事件の記憶が、酸っぱい匂いと共に甦ってきたのです。
その日、私はいつものように、ひとつひとつ仕込みを済ませ、最後に作った”紫キャベツの酢漬け”を、ファスナー付きの袋へ入れ、口は少し開けたままで、カウンターの上に置いておきました。
一段落ついたところで、オープンまでまだ時間があったので、PCを取り出して、お客様の住所録の整理を始めたのです。
そして、その仕事をし始めて程無く、視界に何か動いたのを感じました。
ん?と思うや否や、カウンターに置かれた袋の中の赤いお酢が、ジャーッと音をたてパソコンめがけて流れてきたのです。
「キャー!住所録が~~!!消えちゃう~~!!」
私はパニック状態。
消える前にバックアップをとらなきゃ!と、チャカチャカと慌ててキーボードをたたきました。
...とここで、常識を持ってPCを使っている方ならば、「なんてことを!?」と思うでしょうね。
そうです。当然の如く漏電したPCの画面は、みるみると緑色に変わり、画面の中心にその緑色が吸い込まれるように、シュルルル~~ン...プツッと完全に切れてしまったのです。
もう頭は真っ白。しばし呆然としていたのですが、ハッと我に返り、急いで電器店へ駆け込みました。
事情を話したのですが、店員さんは「はあ~?おすう~?そりゃもう無理ですねー。今 お安いのがありますよー」と、まともに取り合ってくれなかったのです。
ガックリとうなだれて帰ってきたのですが、神様は存在しました。
むしゃなびブログ「デジタル図鑑」でお馴染みの、マトケンshigeさんが、その死に掛けたPCを見事生き返らせてくれたのです。
ほんとにshigeさんが神様に見えました。
改めてありがとうございました。
すっかり立ち直ったPCは、一年経った今も元気に働いています。
さて、今日の「いとをかし」は...。
お騒がせな私の滑稽さでした。
タイトルの紫キャベツもパソコンも無罪です...はい。
でも、只今自己改革中なのです。
いまに、このキャラから絶対に抜け出すから見ていてねっ♪