■浪越徳次郎さん
指圧の心は~母心~押せば命の泉湧く~ワ~ハッハッハッハア~!! って、なんだか分かりますか?
気がふれた訳ではありませんので、ご心配なく...。
若い方はご存知ないと思いますが、浪越さんは今は亡き指圧の大先生です。
当時テレビにもよく出ていて、声高らかに笑っては、福を振りまいているかのようでした。
それこそ、真似をするのが学校で流行ったほどです。
今で言えば、アニマル浜口さんみたいな笑い方をする人。
笑う気分じゃなかったのに、その福福しい笑い声に、ついついつられて笑ってしまうような笑い方。
笑ったときの目元口元も、それとなく浜口さんと似ている気がします。
さて、この浪越さんが、実は留寿都村の出身だったって、皆さんご存知でしたか?
浪越さんは七歳のときに、香川県から留寿都村に移住をしてきたのだそうです。
どうしてまた、留寿都村だったのかは分かりません。
伊達ならば、まだ温暖だったのにね。
厳しい寒さで、リウマチを患ったお母様を揉んであげたのがルーツで、独自のマッサージの道を開いたそうですが、「指圧」という言葉は浪越さんの造語なのだそうです。
この胸像は、ルスツの道の駅にあります。
地元の新鮮野菜などを売っている店舗の横の、レストランの横の、遊具の横の、トイレの横の隅の方に据えてあるのです。
だから、なんだか可哀想。
胸像が、「指圧の心は~~ワッハッハッハ~」と、声が流れる仕掛けになっているのを知らずに近づいて、ちょっとビックリしましたが、大きな声の口上とワッハッハ~に、やっぱり「つられ笑い」をしてしまいました。
少し話はそれますが、笑顔を向けられただけで、なんだかほんわかとした気分になることってありませんか?
笑顔一つが、人を癒すパワーを持っているって、素敵なことだと思うのです。
朝起きてから眠るまで、何回笑顔を人に向けることが出来たかは、その人の幸福度を表しているような気がします。
いつもにこやかで優しい人でありたいなぁ...。
浪越さんに会って帰り、床の中でそんなことを考えました。
ちょっと気分が落ち込んだとき、浪越さんと親指を重ね、「ワ~ハッハッハッハ~!」と笑ったら、少しは気分も晴れるかもしれませんよ♪