[2006.10.23]
■初雪
昨日、オロフレ峠を通りかかったら、下で降っていた雨が、いつの間にか白く変わっているのに気付きました。
今シーズン初めての雪を見ました。
暖かい秋で、今ひとつ紅葉が冴えない年でしたから、雪は当分先かな...と思っていたので、思いがけず出会えた雪に感動してしましました。
冬になれば、「もう勘弁してください!」とばかりの量が降り、雪掻きの煩わしさにうんざりするのですが、この時期の雪はとても風情があり、なんだかしみじみとした気持ちになったり、心が弾んだりします。
身勝手ですよね...。
きっと舞い降りては消えていく、その控えめで儚い姿の物悲しさと、赤や黄色や緑の葉とのコントラストが美しいからでしょう。
それと、もう一つは「いよいよスキーシーズンが始まるわ♪」という、ワクワクな気持ちからかな?
そういえば、雪がほどんど降らない土地に住んでいたときも、似たような気持ちになったような記憶があります。
ひと冬に一度、降るか降らないかの雪が舞ってくると、急いで外に出て口を開け、舌で点の冷たさを感じ、手のひらで結晶を見つめ、葉の上にうっすらたまり始めた雪を集めては、小さな雪だるまや雪うさぎを作り、部屋に持ち帰って、父や母に得意げに見せたものでした。
う~ん...だいぶ大人になっても、そんなことを毎年していたような気が...。
熊笹の上の雪を集めて作った雪だるまを道に置いたとき、ふっとそんなことを思い出しました。
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▼コメント(4)
名前:Rietty 2006.10.24 05:14:06
daisukeさん、あなたの在住年数は、まだ5・6年かと思っていたのですが、もう10年になるのですか。
10年越えたら、もう立派な「どさん子」ですねっ。
私はそのくらいの時期に、身も心も伊達に根付いて来たことを自覚したような気が...。
冬の準備!
そうですね。
私は、まずスキーのための体力の回復からかな(笑)
名前:daisukey 2006.10.23 22:45:20
いえい!冬だ、雪だ、みんな準備はできてるかい?
何でこんな寒い土地に人がわざわざ住んでいるんだろうなんて北海道に来てから10年。そんなふうにときどき思うのだけど、そういう思いをしてまでもやっぱり「住みたい」あるいは、いろいろな個別事情を天秤にかけても「住む価値」を認めざるを得ないということだから人はすむということなんだろうと思うよ。
冬がいやだと言いながら、いつかすばらしい春が来ることを知っているからだろうねえ・・・
名前:Rietty 2006.10.23 21:09:44
青りんごさんの言葉を何度も読み返しました。
実は、私も寒い冬は苦手です。
もし、スキーをしていなかったら、外にも出ずに、きっといつもストーブの前を陣取って、本でも読みながら、じっと手足を温めていることと思います。
それにしても、私の場合、スキーは「心の余裕」ではないようです...。
「必死の出稼ぎ」って感じです(笑)
私も、青りんごさんの「心の持ち様」を、見習いたいです。
コメントをどうもありがとうございました!
PS.かわいいペンネームですね♪
名前:青りんご 2006.10.23 17:44:19
道路に置かれた小さな雪だるま、カワイイ!ですね。
周りはきっと冷たい風が吹いているのでしょうがそこだけ暖かい空気に囲まれているようで心が和みました。
冬は苦手な私ですが、たとえ寒さに凍える冬の中でもこの雪だるまの様に心の中にはいつもホットな物を
もっていれたらいいなぁ・・なんて思いますし、冬という素敵な季節を楽しむ心の余裕も・・・もたなゃ・・なんて・・思わせてもらいました。
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