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[2006.10.26]
■電笠
これは、昭和20年代に使われていた電笠です。 
恐らく当時は、どこの家でも普通に使われていたものだと思います。 
 
 
 



店の設計段階の時に、照明にはとても悩まされました。 
それは、店内の演出効果として、とても重要だと思ったから。 
それでも何箇所か失敗したところがあって、ちょっと不満も残ったけれど、まあまずまずイメージ通りかな...。 
さて、ご来店の皆様はいかがでしょうか? 
 
現在、店にはレトロな電笠が4つあります。 
 
一つは、外灯。 
これは、当時電柱に使われていたものだそうです。 
京都に店舗を構える”数奇屋”(だったかな...?)のネットショップで、見つけたのですが、いろいろな質問をメールでする中で、「一体何に使うのですか?」と聞かれた覚えがあります。 
事情を説明すると、「点くかなあ...」との返事が来て、少々不安だったのですが、一か八かで買ってしまいました。 
 
玄関横の壁に付いているのですが、ちゃんと明りが灯っています。 
ぼわ~んとした古臭い灯り方が、結構お気に入りです。 
取り付け工事の電気屋さんには、厭な顔をされてしまいましたけど...。 
 
玄関を開けて、正面にあるのは東南アジア製のものです。 
これは、東京の有明で開催された、大きな骨董市で買ったのですが、これに合うソケットが日本には無いということに、取り付けの時に気が付き、実は裏技を使って明りを灯しているのです。 
 
それから、トイレに設置しているものは、当時のお手洗いはきっとみんなこれだったと思われる形のものです。 
子供の頃、夜に廊下の端にあるお手洗いに行くのが怖くて、よく弟に付いて来てもらったものですが、そのときの、ギ~ッと鳴るお手洗いの木戸と、この電笠がセットになって、今でも思い起こされます。 
これも外灯と同じ店で買いました。 
 
そして、写真の電笠。 
これは、駄菓子ルームを照らしています。 
60Wの電球だと、夜はちょっと暗いのですが、だからこその味を出してくれています。 
 
 
 
 
店の中は、白熱灯と蛍光灯が混在しているのですが、今紹介した4つは白熱灯を使っています。 
この4つも、カウンターの椅子同様、見つけるまでにかなりの時間がかかった、思い入れの強い電笠たちです。 
本当は、全てを白熱灯にしたかったのですが、「電気代が高くなりますよ」の設計士さんの一言で、やむなく断念しました。 
 
 
白熱灯の優しく温かみのある明りが、私はとても好きです。 
蛍光灯の眩しいほどの明りより、何故か心和む気がするのです。 
女性を美しく見せる効果もあると聞くし♪ 
あ...でも厨房は蛍光灯でした。 
がっくり...(笑) 
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Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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