「いとをかし」な日々

着いた瞬間驚いた。 
 
これでヨットが停まっていたらまるで葉山。 
なんだかとても懐かしい風景に出会った。 
そんな気がした。 


『ハンマーヘッド』は、葉山日影茶屋の『LA MAREE DE CHAYA 』の雰囲気に似ている。 
30年前のあの日の記憶が蘇る。 
 
でもここは、小樽の忍路港。 
オタモイ海岸と並んで夕陽を眺めるには絶好のスポットらしい。 
夕日には少し時間が早かった。 
もっとも丁度のタイミングだったとしても雨だったけど。 
 
そう、この日は雨のお陰で静かで良かった。 
ただし少しの時間・・・。 
 
北大の臨海実験所もあった。 
 
 
 
 
明治41年設立のアンティークな建物。 
周りの風景と馴染んでいる。 
 
忍路港はその昔、鰊の大漁で栄えたという。 
油を流したような海に舟が二艘。 
 
 
 
 
と突然、港中に聞こえる位の大きさで演歌をかけて作業を始め出した。 
『こぶし』に乗って捗るのかもしれない。 
が・・・しかし・・・。 
少しの時間の静寂になってしまった。 
 
北海道は、広大なイメージばかりが先行しているけれど、時にそうではない風景に出会いドキッとさせられる。 
小樽にはそんな風景がいたる所にあった。 
 
 
 
 
影むしゃが小樽の人で良かった。 
お陰で時々行くことができるから。 
 
故郷が一つ増えた。 
新しい故郷をもっと知りたい。 
 
 
これは忍路のパン屋さん。 
隠れ家パン屋で、見つけるのが大変。 
で、やっと見つけた。 
休みだった・・・。 
 
 
日・月定休日。 
あ・・・『れん』とおんなじ。 
行けないじゃん・・・。