■おのぼりさん ~神楽坂編
「おのぼりさん」になってきました Part2は、神楽坂のお話し。 神楽坂は、中央線の飯田橋から、結構な急勾配で続いています。
この坂を10分ほど上り、脇道に逸れてからさらに10分の所に、父のお墓があるのですが、1年振りにお参りをしてきました。
~今日はハロウィンですね。坂の途中の花屋さんの店先に、目鼻口をくり抜いたカボチャが並んでいました。
途中、露天の花屋さんで供花用の花を買い求めたのですが、その時娘が「私なんか時々、花もお線香も持たずに、何しにきたのさ?って感じで、おじいちゃんに会いに行くんだー。」と言いました。
娘は、いたずらっぽく首をすくめたのですが、父はどんなに喜んでいるだろうと、嬉しくなってしましました。
~お寺の境内前の可愛いランタナです。一株に色々な色の花を咲かせる不思議な植物です。お墓を撮ったら、父がピースして写りそうなので(笑)
お墓参りを済ませ、さっき上って来た坂を、店を覘きながら今度は下って行きました。
この辺りは小さな路地が多く、そこも坂だったりします。
室蘭の測量山界隈もそうですが、ここは猫のとても似合う坂です。
ですから、神楽坂の雑貨屋さんは、猫をモチーフにした物が多く置かれています。
ここ何年か「隠れ家的な~」という言葉が、よく使われますが、ここの路地には「おっ!こんな所に!?」といった店が、点在しています。
そういう店は、「こじゃれた」とか「ハイソな」という形容詞は当たらない、店構えからして「しっかりと落ち着いた」雰囲気を持っています。
「大人ではない人はお断り」って感じ。
だから、おのぼりさんの浮ついた私は、フランス人が経営している、こじゃれた「ガレット」の店に入りました。
何かの雑誌で見たことのあるその店は、平日のPM1:30だったにもかかわらず、何人か並んでいました。
東京のカフェは、「オープンカフェ」形式が多いのですが、この店も同じで、私達はテラス席でした。
私は、どうもこの「オープンカフェ」が苦手で、すぐ横を人や車が通っていると、なんだかそわそわしてしまって、落ち着かないのです。
普段、人が少ないところに住んでいるからかしら?
きっと、そばに見えるのが馬や犬ならOKだと思うのですが...。
さて、ここではお薦めの「そば粉のガレット」をいただきました。
蕎麦の香り高いガレットでしたが、店を出て下るうちに、「紀の善」の「あんずあんみつ」を見つけ、「こっちにすればよかったね...」と、二人で顔を見合わせました。
でもでも、神楽坂のメインはあくまでも「墓参」。
う~ん。今度はいつ父に会いに行けるかな...。
こんどこそ、「紀の善」の「あんずあんみつ」を食べよっと(?)
だ・か・らー「墓参」がメイン!