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[2009.08.12]
■『春から秋の山歩き』…改め、『2009年山歩き日記』
「・・・?・・・。伸展時が前回の診察の時より伸びているみたいだなあ・・・。何か変わったことはありませんでしたか?」 
「・・・そう言えば、10日ほど前に転びました。」 
「え!?・・・・。まずいなあ・・・。痛みますか?」 
「あ・・・はい。膝の外側が痛みます。」 
「う~~ん・・・。切れてなきゃいいけどなあ・・・。伸びているかもしれないなあ・・・。今度切れていたら、もう手術はできませんよ。まあ次回はMRI撮ってみましょう。」 
例の旅行で、「自転車6時間爆走しました。」とは流石に告白できなかった。 


切れてる??!!☆★#!?★・・・。 
ここまでの苦労が水の泡だ・・・・。 
 
 
こうなったら診断が下る前にヤケクソ登山。 
とりあえず無難に室蘭岳へ行こう! 
 
 
ほんとは不安。 
下りが不安。 
万が一ツルンと転べば、完全アウト。 
でも行きたかった。 
 
18歳の時に初めて買った山用の靴は、紺色のキャラバンシューズだった。 
その後買ったのは神田ニッピンのオリジナル皮靴。 
痛くて痛くて、数回履いてお蔵入り。 
その後色々試して、今の靴はライケルの靴。 
私の足にはまあまあ合っているのだけれど、もうちょっとしっくり来る靴が欲しい・・・。 
「これだ!!」 
そんな靴に出会えたら感動だろうなあ・・・。 
 
紐をしっかり結んだ。 
少し遅いスタートだった。 
 
ルートは、夏道から登り西尾根を下るコース。 
歩き出す。 
・・・好き。 
山が好きだ。 
「切れてるね。」と診断されたら、もう登れなくなるの? 
悲しかった。 
そんなことを思いながらてくてく登る。 
 
突然白い道、白樺林に入った。 
しばし我を忘れる、夏道コースで一番好きな場所。 
 
 
木漏れ日が差し込む。 
木霊が囁きかける。 
梢の隙間、覘く青空。 
一瞬気が遠くなった。 
ハッと行く道に戻る。 
気持ちはまた頂上に向かった。 
 
今が盛りの花二種類。 
ヤマハハコとヨツバヒヨドリ(多分)。 
 
 
終わりかけの夏の花、オトギリソウやギボウシが辛うじて頑張っていた。 
これらの花が力尽きた頃、山は秋に突入するのだろう。 
 
 
頂上に着いた。 
先日、「剣岳・点の記」を観たばかりだったので、『室蘭岳』と書いた頂上サインよりも、こちらに目が行った。 
 
 
あのシーンを思い出す。 
 
そしてここでバッタリ。 
お向さんに会った。 
具合の悪い膝のリハビリに一日も欠かすことなく病院に通い続け、大好きな登山を続けている77歳。 
敬服する。 
 
西尾根を下り始めた。 
振り返ればこんな景色。 
 
 
とても素晴らしい。 
 
気分が良いので岩登り。 
 
 
????。 
頂が横向き? 
思い悩んで歩き出したはずなのに、もうこんなにおバカ。 
 
そして一昨日の検査結果。 
「問題ありませんね。経過は順調です。このままリハビリを続けてください。」 
良かった・・・。 
『2009年山歩き』、いくつ登れるかな? 
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プロフィール
Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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