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[2009.10.29]
■飛んだ”ちびチャリ”珍道中レポート~Part2 目指せ浅草橋!
羽田~穴守稲荷~大森海岸(旧東海道開始)~鈴が森刑場~品川区民公園~立会川~青物横丁~北品川(旧東海道終わり)~品川~浜松町~東京タワー~人形町~日本橋~宝町~浅草橋。 
 
初日の大まかなチャリルートです。 


羽田で散々やらかしたのに、そこからの道中もイロイロありましたよ・・・。 
 
 
羽田・大鳥居を後に、まず目指したのは穴守稲荷神社です。 
私は二度目でした。 
以前訪れたのは、10年ほど前です。 
 
 
実は亡父は幼少の頃、羽田にもほど近い大森海岸に住んでいました。 
ですから羽田の前浜も穴守稲荷神社も、少年時代の父の遊び場でした。 
父はここで関東大震災を経験しましたが、東京大空襲で家を焼かれた時には戦地にいました。 
80歳で幕を閉じた父の人生は、ここ羽田界隈から始まっていたのです。 
 
ふと、父に手を引かれて蒲田の夜店巡りをしたことを思い出しました。 
いつも”あんず飴”を買ってもらっていました。 
ほんとは金魚すくいをしたかったけれど、もし捕れて持ち帰っても、すぐに死んでしまうことを知っていたので我慢しました。 
ほんとはヒヨコも欲しかったし・・・。 
 
さて初日のメインイベントは、”ちびチャリ 旧東海道ツーリング”でした。 
始点は大森町です。 
 
 
この企画は、影むしゃが2年間温めてきたものでした。 
念願叶ってスタートです。 
道は商店街になっているので、両側の店をちびチャリから眺めながら、いつもよりゆっくりと走りました。 
けれども、日曜日定休のお店ばかり。 
残念でした(←れんもそうでした・・・)。 
 
大田区を抜けて品川区に入ると、”鈴が森刑場”が現れました。 
 
 
江戸時代には、小塚原刑場・大和田刑場とともに江戸3大刑場といわれたそうです。 
隣接する大経寺の境内となっている刑場跡には、火炙用の鉄柱や磔(はりつけ)用の木柱を立てた礎石などが残されています。 
背筋が寒くなる思いで、さすがに写真は撮れませんでした。 
あの”八百屋お七”もここで処刑されたのだそうです。 
 
この後、『しながわ水族館』が建っている品川区民公園の自転車道を走りました。 
緑も豊富なこの場所は、区民と言わず都民の憩いの場のようです。 
 
「緑」と言えば、今回改めて東京は緑が豊富だということに気付きました。 
言いかえれば、とても緑を大切にしています。 
「当り前にあるものではない」ということを知っているから大切にするのでしょうね。 
北海道に住んでいると、その存在があまりにも当たり前すぎて、感性が少し鈍くなっているような気がします。 
 
ところで、この品川区民公園でちょっとしたハプニングです。 
この公園のすぐ隣には平和島の競艇場があるのですが、これが見えそうで見えない。 
ボートの爆音だけが聞こえてきます。 
なんとか見える場所はないかと、”広い広い”公園内をキョロキョロしながら走っていると、「あっ!!またやっちゃった~(-_-;)」と影むしゃの声。 
”広い広い”と思って走っていたら、いつのまにか出口を通り越して一周していたのです。 
これじゃ、道路を逸れて公園を走った意味ないじゃん・・・。(←こういうロスタイムが多い訳です(^^ゞ ) 
 
立会川・青物横丁には、多くの寺社や坂本竜馬ゆかりの旧跡があります。 
もう少しゆっくりと見学したかったのですが、そろそろ疲れも出てきました。 
八百屋さんで1袋298円の蜜柑を買い、店先でクエン酸を補給し、”ちびチャリ 旧東海道ツアー”の最終目的地、北品川に到着しました。 
 
 
品川で待ち合わせるはずだった支部長M氏とは、途中で行き違いになってしまい、浜松町でようやく会うことができました。(←理由は支部長ブログで「東京吟味覚書」) 
遠目に増上寺を見学し、とりあえずここで記念写真。 
ホントは支部長M氏とツーショットで撮ってもらったのですが、ファッショナブルな支部長M氏と変な合羽姿の私はあまりにも不釣り合いなので、人物なしの写真を載せました。 
 
 
新東京タワーが建設中らしいけれど、私はやっぱりこれが好きだなあ☆ 
 
この後は3人で人形町の中華料理をいただき、私達は浅草橋の宿を目指しました。 
 
羽田空港出発11:30。 
ホテル到着22:00。 
休憩&食事時間&見学時間を差し引いても、約8時間は”ちびチャリ”を漕いでいた計算です。 
それなのに走行距離はわずか24~5km足らずです。 
 
ほら、何しろ迷って走っていたりもしたものだから、こんなに時間が掛かってしまったわけです。 
しかもちびチャリだから、タイヤがちっちゃくてあんまり進まないのですね(^^ゞ 
 
あのアップダウン攻めの礼文島もこれで6時間爆走したのだから、東京なんてオチャノコサイサイさ♪ 
そう思っていたけれど、さすがに8時間走行はコタエマシタ。 
ふう~。 
長い長い一日が終わりました。 
 
つづく。 
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プロフィール
Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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