■北東北Pキャン珍道中・第3幕~行く先々のお陰様 。
「いつかきっと枝垂れ桜の時期に!!」と別れを告げた角館を後に、温泉探しを始めました。 るるぶの付録地図を広げ、めぼしい処をチェックするのですが、立ち寄り入浴の時間や距離に無理があるところばかりでした。
そうは言っても温泉天国みちのく路。
至る所に温泉の看板が出てきます。
でも、新規開拓にはちょっと勇気が要ります。
そんな時には、地元の人か行ったことがある人に聞くのが一番。
そこで、雫石辺りに精通しているT中さんに電話をしてみました。
流石です。
即答で教えてくださったのは、網張温泉の国民休暇村でした。
網張温泉は、網張スキー場の真ん前にあります。
だから、途中で不安になるほど坂を登る登る登る。
オンボログランビアは息切れを起こしていました。
すでに営業を終了したスキー場でしたが、季節はずれに降った雪は、ゲレンデを再び人待ち顔にしていました。
近隣には雫石スキー場を初め、いくつものスキー場が乱立しています。
人ごとながら、経営は大丈夫なのかしら?と心配をしてしまいました。
はいその国民休暇村網張温泉。
立派で綺麗な施設。
五色温泉にも似た泉質の硫黄泉は、T中さんイチオシ通りに最高でした。
旅行雑誌より確実で素敵な情報をありがとうございました♪
ところが事件です!!
チセヌプリの雪秩父に慣れている校長は、ロッカーのカギの変色具合と硫黄のニオイに危険をいち早く察知し、それを袋にしまっておきました。
一方、私。
そんなこと全く気付かずに、のんびりゆっくりお湯に入っていました。
さて上がろうか・・・とした時に事件が起きました。
何気なく見た薬指にビックリ!!
あんなに光っていたお揃いのシルバーの指輪は、渋い燻銀になってしまっていました。
キャー!!そんな!
慌てて外し、練り歯磨きで磨きました。
なんとか元の色に戻したのですが、はめているとすぐに燻銀になってしまう。
体に付着した硫黄で変色してしまうのでした。
それは、校長も同じでした。
風呂上りには、機転を利かせた自分の対処を自慢していましたが、はめるとすぐに見る見るうちに変色し始めました。
あーあ・・・(._.)
これはまた、作家のF子さんに頼るしかありません。
またピカピカにしてもらうことにします。
温泉を後に向かったのは、この日の寝床の盛岡です。
盛岡には78歳にしてテレマーカーのボックスストーンDoctorが住んでいらっしゃいます。
私たちは、整形外科病院を営んでいらっしゃるDoctorを訪ねました。
ボックスストーンDoctorは、軽々しく『お元気』などという表現は使えないほど、いつも実に溌剌としていらっしゃいます。
何しろ、空手の師範・狩猟の達人・SAJの正指導員・元ラガーマンetc.と、素晴らしい経歴をお持ちなのです。
診察室には、空手・スキー・ラグビーをなさるDoctorの写真が飾られていました。
カッコイイ☆
特に空手をする姿は、千葉真一を凌ぎます!
そしてとても勉強家。
朝4時に起床、NHKの語学講座で勉強をしてらっしゃいます。
常に向上心を失わない姿勢に頭が下がります。
お話をしていても圧倒されっぱなしでした。
そんなボックスストーンDoctorに、盛岡の美味しいお寿司をご馳走になりました。
実は私たち、病院の駐車場を寝床にお借りするつもりでした。
ところが、Doctorは「入院は止めたから病室ならどこを使ってもいいので、ベッドで寝てください。」と言って下さいました。
恐縮してしまいました。
お気持ちはとても嬉しく有難くいただきました。
でも・・・。
あまりにリアルな病棟ベッドに怖じ気づき、遠慮させていただくことにしました。
けれどもお陰様でトイレ・洗面に苦労することなく、快適に安眠することができました。
ボックスストーンDoctor、ありがとうございました♪
今回3泊4日の旅では、多くの方にたくさんの情報を提供していただいたり、ご馳走になったりしてとてもお世話になりました。
今回のお二人のほかにも、S田さんご夫妻、N島さんご夫妻、K藤さん、F本さん、toyaさん、Miちゃん、Yuさん、そして地元の方々に大変お世話になりました。
皆様、本当にどうもありがとうございました!
さてさて、旅はまだまだ続きますよ~(@^^)/~~~
次に向かうのは陸中海岸です!
じゃあ、ちょっとだけ予告編の写真を~