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[2007.01.04]
■気風のいい子ども達と、しまり屋の親達
この時期の子供達は、下手をすれば親よりもお金を持っていたりします。 
中には、「全部で△万円になったよー!」と、本気で羨ましくなるような報告をしてくれる子もいます。 
 
だから、子どもだけで買い物に来ると、とても羽振りがいいのです。 
横でちゃちゃを入れる大人がいないから。 


この子にお金を持たせたら、きっと際限なく使うだろうな...という子どもの親御さんは、ちゃんと心得ていて、「れんに行くなら、お札は持っていったらダメよ~」と送り出していたりします。 
 
あらら...そんなあ~...ちょっと残念。 
とはいえ、私もきっと同じことを言ったことでしょう。 
 
そして今日は、小さなお客様から、あまりにも可愛くてほのぼのとした気持ちにさせられた、お母さんとこの子たちのお話を聞きました。 
 
「お母さんはね、みんなにたくさんお年玉をあげちゃったから、すっかりお金が無くなっちゃったの。だから、あなたたち お母さんに少し貸してくれないかしら?」 
 
この言葉が嘘ではないと感じ、「お母さんは困っているんだ!」そう素直に信じた子供達は、頼まれるまま、それぞれのお年玉から、5000円~7000円ずつをお母さんに渡したのだそうです。 
 
その子は兄弟が多く、一番下の子はまだ4歳位です。 
合計がいくらになったのかは分かりませんが、すぐに気持ちよく貸してあげた、お母さんを思う優しさと素直さが、なんて可愛いんでしょう!と、嬉しくなってしまったのです。 
 
たまに、「お母さんにお年玉貸したら、全然返してくれないの。きっとお母さん返す気ないんだよ。」 
とか、「お母さんが預かっておくね。なんて言っていたけれど、きっと使っちゃっているんだよ。」なんて、ここで不満を漏らしていく子どもも居たりします。 
 
お母さん達!観察されていますよー(笑) 
 
子供たちが不信感を抱く前に、本当に預かった証拠の通帳を見せてあげるとか、ちゃんと返してあげるとかしないと、私にとっても耳の痛い台詞を、ここで聞く羽目になります...。 
 
でもでも、この時期は親御さんにとっては、金欠の時なんですよね。 
暮から続くお付き合いと、おせちのご馳走代、子どものお年玉etc. 
 
そう...だって、カフェも暇ですもの...。 
 
だから、気風良くカゴにポンポンと商品を入れる我が子や我が孫に、「そんな高いのダメ」と、ストップを掛けたくなるのでしょう。 
 
100円に「そんな高いの!」と言われると、ちょっと辛いものがありますが...(シュン…)、分かりますよ~その気持ち~! 
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プロフィール
Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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