「いとをかし」な日々

伊達神社へ持って行くのを忘れ、車に乗せっぱなしになっている注連縄。 
明日は小正月、早く持っていかないとどんど焼きが終わっちゃう！ 


地域によっては、前日の夜にどんど焼きを行う神社もあると聞き、「もう行かなくちゃ！」と、今朝急いで留寿都神社に走りました。 
 
行ってみてびっくり。 
ずっと向うにあるお社への参道は、すんごい雪なのです。 
さあ大変。 
 
 
 
 
 
 
一瞬ひるんだものの、「こんなんじゃ　誰もお参り出来ないじゃない．．．。」と、私はひとりブツブツ言いながら、膝下まである雪で靴もズボンも濡らしながら、雪をかき分けかき分け参道を上って行きました。 
 
上るうち、人を待っているとは思えないその参道と、その静寂な風景がなんだか少し楽しくなってきました。 
「あっ！あれね♪」 
そこには、雪に埋もれた小さな山がありました。 
その雪を払うと、下には大小の注連縄が置かれていました。 
みんな、ラッセルしながらここまで上って来たのかしらん？ 
 
私は持参した小さな注連縄を、「今年一年よろしくお願いします」という思いを込めて、そっと置きました。 
ゾクッとするほど静かで厳かな中に立ち、なんとなくお狐様の気配も感じながら、ついでと言ってはなんなのですが、初詣をしようと思い立ちました。 
 
ポケットを探って出てきた小銭をお賽銭箱に入れ、朽ちて落ちてきそうな大きな鈴を、ガランガランと鳴らし、「○△□．．．．．．．．．ますように．．．。」と、お願いをしました。 
 
まったく、一年に一回来るか来ないかで、しかもわずかな小銭で、なんだかんだとお願いをされる神様も、「大雪の中、やってられないなあ．．．」って感じかもしれません。 
 
周りには、おみくじを買うような処もなかったので、私はクルッと向きなおり、参道を駆け下りました。 
 
 
 
 
 
 
よし♪これで安心。 
ん？何が？ 
う~ん．．．でも、やっぱり安心。