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[2011.03.07]
■     ― お試し、蜜蝋(ビーズワックス)仕上げ ―
 
 
 
 
 
 
 
 
 ご存知のように、鉄は錆びます。 
 
 
 水に濡らすとたちまちですし、空気中の酸素でもゆっくりと酸化します。 
 
 
 そこで、鉄製品は防錆塗装やメッキ加工等で仕上げて錆を防ぎます。 
 
 
 また、塗装以外にも錆を防ぐ方法がいくつかあるのでご紹介します。 
 
 
 昔、家庭でもフライパンは重たい鉄製だったと思います。 
 
 
 我が家もそうでしたが、油を引いては焼き、また油を引いては焼き、と繰り返すうちに、油が焼きつき鉄がコーティングされます。 
 
 
 キャンプで使用する鋳鉄製のダッチオーブンは、使用する前に、このシーズニングと呼ばれる作業を繰り返し、見事に黒光りした鍋の事を『ブラックポット』といいます。 
 
 
 調理器具なので、当然食用油、私はオリーブオイルで手入れします。 
 
 
 そして、前置きが長くなりましたが、今日行った仕上げは『蜜蝋仕上げ』です。 
 
 
 蜜蝋とは、ミツバチから分泌される蜂の巣の材料?です。 
 
 
 キャンドルの材料や、化粧品、漢方薬、身近な物だとリップクリームやクレヨン等の一部に使われます。 
 
 
 木製品やアイアン製品の仕上げにも使用されているので、私も早速やってみました。 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 まずはアイアンの箸置き。 
 
 
 食事に関する物故、塗装では拙いですよね。 
 
 
 鉄も蜜蝋も温めておいて、液体になった蜜蝋を塗ります。 
 
 
 焼き付けるといった方がいいかも知れません。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 塗る前と比べると、しっとりと黒く落ち着いた質感に仕上がりました。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 これは食品に関するものではないですが、タオルハンガーとしても使っていただきたいので、やはり蜜蝋仕上げにしてみました。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 タオルハンガー以外でも、Sフック等を使用して、小物を掛けていただいてもいいですね。 
 
 
 Sフックも捻りを加えた私のオリジナルです。 
 
 
 ついでに蜜蝋仕上げを施しました。 
 
 
 そして、蜜蝋よりもより身近な原料で、融点も高く、強度もありそうな優れものを見つけたので、現在お取り寄せ中です。 
 
 
 しかも、蜜蝋よりも若干価格も安いという良い事尽くめなので、大いに期待しています。 
 
 
 ああ、早く届いて試してみたいですね。 
 
 
 
 
作業の様子はホームページへUPしていきます。 
 
 
 
 
 フジテッコウ
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▼コメント(2)
名前:Solus  2011.03.08 07:04:53
 
 >豊浦 鈴木さん  
 
 
こんにちは。  
 
 
ハンガーはφ8の丸鋼を叩いて作りました。  
 
そんなに重たくないですよ。  
 
近くにいらした時に是非お立ち寄りください。  
 
色々なご意見いただきたいです。  
 
 
  
名前:豊浦 鈴木  2011.03.07 21:22:17
タオルハンガー素敵ですね。  
 
鉄の黒って、なんだかとても、りりしい  
 
感じがします。  
 
かなり、重いのでしょうか?  
 
壁の材質との調和も大事でしょうね。  
 
使ってみたい! 

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プロフィール
フジテッコウ Solus
フジテッコウ Solus
 伊達市舟岡町、鉄工所の2代目です。 
 
 
 伊達で生まれ、伊達で育ち、伊達で死んで行きたい。 
 
 
 口下手なつまらないオジサンですが、鉄の話、趣味の話など、徒然なるままに綴っていく予定です、今のところ。 
 
 
  
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