(2013年8月3日)
ベトナムという国は結構面白い。
面白い理由の1つに、「外国語が分からない」というのがある。
言葉が分からないために誤解することも多いが、これは開き直って楽しめば良い。
タクシーの中から (私には運転できない)
ホーチミン市の中心は1区といい、東京で言えば千代田区と中央区を合わせたような場所で、官庁や高級ホテルなどがある。
この辺りなら、ホテルでも英語なら通じるし、お店でも大丈夫だ。
シェラトン・サイゴン・ホテル・アンド・タワーズの正面玄関
(第1区)
ところが私の現在住んでいる町に来ると、そうはいかない。
そもそも私の滞在しているホテルのコンシェルジュが、ベトナム語以外は全く駄目なのである。数日前の夜もシャワーを浴びたのだが、お湯が出ない。でも暑い国なので、特に困りはしなかった。
私の住むホテル 「SONG NHAT」
遅い時間だったので、日本語学校の先生にメールで事情を説明した。
翌日の朝になってホテルに電話してくれた先生は、『部屋のお湯を沸かす電源が入っていないのが理由だ。』と言った。
そういえば、その後、オバサンが部屋をノックしたので中に入れたら、
風呂場でなにかやっていたようだったが、あれがそうだったのか・・・。
ホテルからの説明が無いので、なにがなんだか分からないで生活している。
ベトナム風ウォッシュレット (ホースでお尻を洗うらしい)
昨日はスーパーマーケットに1人で買い物に行った。
ここから歩いて20分くらいだが、暑いしバイクの洪水の中を歩くのは
東京と違い思った以上に危険で大変だった。
しかも副校長が買ってくれた排ガス防止用のマスクをしているのだから、暑いし息苦しい。
マスクとサングラスは必需品 (これでヘルメットを被る)
スーパーは日本のスーパー並みの大きさだが、高級品だけを売っているそうで、庶民は涼みに来る程度で、高いのであまり買わないそうだ。
また、袋などの持ち物は指定の場所で一時預けしてから、店内に入る方式である。買い物客をまるで信用していない。
私は朝食用のマグカップ、フルーツを切るナイフ、ティッシュペーパー、果物、ヨーグルト、バター、フランスパン、シャンプー、ボディソープなどを買った。
私のホテル「SONG NHAT」の受付嬢
しかし目指す品物がどこにあるのか分からず、店員に聞いたが言葉が通じない。仕方ないので、私の秘書役のミン・ドゥックさんに電話して、日本語で説明した後に、その携帯電話を店員に渡してベトナム語で通訳してもらった。
会計は日本と同じだが、レジの女性のスピードがまるで遅い。
日本のスーパーに慣れている私はイライラしてしまう。
それでも買物は無事終えて、52万ドンを支払った。(1万ドンは50円)
スーパー「パンドラ」 写真を撮っていたら警備員に怒られた。
(おまけの話)
ランチと夕食は日本語学校の生徒と一緒に食べる。
彼らは昔の日本のように年配者を敬っている。
食事の前に「なにか飲み物を頼みなさい」と言っても、遠慮して頼まない。食べ物も一番安いものを頼む。
「折角だから、美味しいものを頼みなさい」と言っても、「私はこれが
好きです」と言う。
フォーを食べる (中級店なので3万9000ドン)
生徒が行くような安い店なら、4人で行っても、たかだか20万ドンである。彼らはご飯をご馳走になった上に、日本語の勉強が出来るのだから、こんな嬉しいことはないのだそうだ。
食事が運ばれて来ると、彼らは私の箸、フォーク、スプーンをティッシュでシッカリと拭く。これをどこの店でも行う。
定食屋のランチ (好みのおかずをご飯に乗せてもらい、スープが付いて2万ドン)
食事の最中も質問攻めに遭う。
会話をしたいだけなので、大した話は出ない。
それでも変な発音の日本語を聞きとるのは、相当な努力がいる。
だからホテルに戻った時はすっかり疲れてしまい、いつも午後9時には
寝てしまう。
生徒達とサトウキビのジュースを飲む。
朝いつものようにパソコンを開いたら、中央区役所からメールが届いていた。「本日は暑さ指数が厳重警戒以上と予測されます。炎天下の活動は控え、こまめな水分補給、休憩を心掛けて下さい」。
最近の官庁はお節介だ。昔と違って体調管理も自己責任ではなくなったのも、なんでもクレームを付ける人が増えたからかもしれない。
「十王図」(総持寺所蔵)/鏡に過去の悪事が映し出される。
今年も間もなく終戦記念日が来るが、暑いので出掛けるのが億劫になって来た。なぜならコロナウィルス対策で、このバカ暑い中をマスクをしなければならないからだ。
寒い時はマスクも悪くはなかったが、気温が30度を超えるとマスクの中が汗だらけになる。
果たしてコロナウィルスと熱中症の、どちらを心配したらいいのだろう?
「戦災の後をたずねてー東京を歩く」(定価は1900円だった)
1998年7月31日初版
8月1日の夕食の時に窓から外を見たら、勝どき橋とその先の佃大橋がライトアップされているのが見えた。すぐにネットで調べてみた。
すると、【東京都は「2020年に向けた実行プラン」の一環として、水辺のにぎわい向上や隅田川橋梁群の観光資源としての活用を図る観点から、隅田川に架かる10橋のライトアップ設備新設/更新を進めている】。
豊洲大橋の上から見たレインボーブリッジはブルーだった。
NY時代の友人で清水市に住むMさんから、「山岡鉄舟」に関する資料が送られて来た。私は山岡鉄舟のことは詳しくは知らなかったので、資料を読んで、もっと詳しく知りたいと思い図書館から「決定版 山岡鉄舟」という本を借りて来た。
この本は371ページもある分厚い本で、7月の4連休を利用してやっと読み終えた。
「決定版 山岡鉄舟」★★★
371ページは、さすがに読みごたえがある。
今回は「世界遺産」で、私が怒っている話である。
最近は高齢者にキレる人が増えているようであるが、これは病気のようだ。
その原因は「年齢を重ねると、ホルモンの減少などで活動的でなくなる。そして老化による脳の萎縮で、怒りを抑えるブレーキが効き難くなる」そうである。
長崎県にある「端島」・・・通称「軍艦島」
最近は新型コロナウィルスのことが、かなり詳細に分かって来たようだ。世界中の科学者が研究を進めているからで、ワクチンと治療薬もいずれ出て来るだろう。
テレビのワイドショーに出て来る専門家と称する人は、本当に専門家なのだろうか? 彼らはテレビ局の用意した原稿に沿って話をしているだけで、科学的な証拠を示さない。
「深川不動堂」ご本尊は不動明王
(2013年8月2日)
異国で日本語を教えるというのは、非常に教え甲斐がある。
生徒にとっては日本へ行くことが出来れば、人生を変えることが出来る数少ないチャンスであるから、非常に熱心だからだ。
ザボン園で船からザボン畑を見ることになっていたが、見えなかった。
(2013年8月1日)
昨日の話で「ドクダミ」のことを書いたら、日本から3人の友人がメールで指摘して来た。「ドクダミは毒ではない。毒矯みから来ていて、毒を抑えるの意味です」とあった。ありがとう。知りませんでした。
たまには間違いを書かないと返信をもらえないので、この間違いは私にとっては良かったと思っている。
さて、2日目は教室がお休みなので、ドンナイ観光となった。
朝7時15分に先生2人がホテルに迎えに来てくれた。
今日はハイヤーを頼んである。
名前は分からないが、有名なお寺。ここでは阿弥陀如来も象に乗っている。
(2013年7月31日)
ホーチミン市の西にあるドンナイ県のビンホアという町にある、KAIZEN日本語学校の分校に行った。この教室は短期大学の中の1室を借りて、
そこで先生2人と生徒24人が日本語を学んでいる。
ドンナイ教室。ホーチミン市と違い、緑が多い。