「本物を使うことでクレープ業界にムーブメントを起こしたいんです!」





そう熱く語るのは、「Café creperiz」のオーナー 木村政義さんです。
政義さんは蘭越町ご出身の32歳。
130年続く米農家の5代目です。





↑背が高くがっしりした政義さんはどことなく体育会系




「3年くらい前から一年に5~6回、イベントにクレープで出店していましたが、いつかは店を持ちたいと考えていました。そう、“ いつかは ” でした。」





転機は突然やってきた





ある日、行きつけのハンバーガー屋さんを訪れた時のことです。
その頃は、蘭越の外資系の会社に勤めていた政義さんでしたが、ふいにそのお店の店長さんからこんな情報を得ました。





↑絶品米粉カヌレ




↑切ったらこんな感じでもっちりしています。ビターな抹茶味もあります、




「隣の店が5日後に退居することになっているんだけどさあ。 借りたら?」





いとも簡単にそう言われた政義さん。
その頃はまさにコロナ禍真っ只中。
次々に店をやめる人が増えていた時期でしたので、借り手を募集してもなかなか見つからなかったのです。





ところが、政義さんは即決しました。





↑ゆっくりできそうな一角








「そこからは早かったです。場所は特に倶知安にこだわっていたわけではありませんでした。駅近ですが、田舎ですし、コロナ禍ですので人通りはあまりありませんでした。でも、どちらかというと観光客の方よりも地元の方を顧客対象にしたかったので、立地は条件には入っていませんでした。地元優先にしたのは、英語が苦手だということもあるのですけど…。だから、メニュー作りや価格設定は、地元を意識して行いました。とにかく展開が早かったですし、内装も全て直したりして、オープン準備でバタバタだったので、オープニングメニュー9種類は3日前に決定しました。」













↑お値段は材料から考えるとかなりお安いです




なるほど…。
空き店舗の話が舞い込んできたことも。
その時期がコロナ禍真っ只中だったことも。
政義さんにとっては、全てタイミングが良かったということなのですね。
オープニングメニューが3日前に決まったとしても、3年間の下積みがあるので自信もあったということでしょう。





と、こんな経緯で2021年3月21日、「Café creperiz」は誕生しました。









米農家としての誇り





「ところで、店名の由来を教えていただけますか?」





「“ riz “とは “ 米 “ の意味です。フランス人の友達が付けてくれました。」









そうでしたか!
そのものズバリではないですか!
米農家が営むクレープ屋さんにふさわしいお名前です。





↑米粉のお菓子も並びます




「お米もそうですが、他の材料へのこだわりも教えていただけますか?」





「使用している米粉は、木村農園で丹精込めて作られた “ ゆめぴりか “を挽いたものです。この米粉の特徴は、保湿性があるのでモチモチ食感になります。実は、北海道で米粉100%のクレープを作っているお店はほとんどなく、検索したら1軒しか見つけられませんでした。全国的に見てもたぶんほとんどいないと思います。ほかの材料についても9割は無添加の食材です。とくに拘っているのが生クリーム!絶対に植物性冷凍ホイップクリームは使いたくなかったのです。でも、本物の生クリームを使っている店って、残念なことにほとんどないのです。」





そう!
この生クリームのお話には、筆者も首を大きく振って頷いてしまいました。
実はこれがあるから、正直クレープは苦手でした。





でもこちらのクレープは、生地も美味しいですし、本物生クリームですし、カスタードクリームも米粉で作った本物クリームです♡ もう、美味しいに決まっています!
もちもちの生地はとってもボリュームがあるのですが、クリームがすごーく美味しくてぺろっといけちゃいます!





↑ぺろっといけちゃう「いちごWクリーム」680円




↑パリパリ米粉クレープ(クッキー風)




「未来に向かっての計画が何かありましたら教えていただけますか?」





「まず直近では食事系のメニューを増やしたいと考えています。そして、将来は全国に10店舗くらい展開したいと考えています。日本の食料自給率を米で上げたいと思っています。米離れが叫ばれるようになって久しいですが、なんとかそれにストップをかけたい。現在、第二次米粉ブームと言われています。でも、使い方の提案が少ないせいかまだまだ普及していません。店舗を増やしながら米の多様な食べ方を提案し、米消費を促したいです。まずは、1~2年後には札幌か小樽に出店します。」





このお話には正直驚きました。
昨年オープンしたばかりのお店が、ここまで壮大な計画をお持ちだとは!
バイタリティー溢れる政義さんに心底脱帽いたしました。





同時に、筆者が至極感心したのは次のお話でした。





「1889年から続く米農家としての木村家は僕で5代目です。現在は4代目の父が頑張ってくれています。米粉を使ってクレープが作れるのは、代々米農家を続けてきてくれた先祖のおかげです。もちろん僕も後には農家を継ぎますが、米粉クレープという形の米の消費方法も繋げていきたいと思っているのです。だから、米を販売する仕組み作りとして多店舗展開をしたい。それは、お客さまとお互いに顔が見られる関係になる直売の形ですし、僕らしい米農家の継ぎ方なのです。」





時代に合わせ。
時代を先読みし。
きちんと家業を継ぐ決心をしている。
なんとも頼もしい限りです。





「いろいろお話を伺ってきましたが、政義さんにとって “ 米 “とは何ですか?」





「日本人の体に最も合うもの。力の源だと思っています。」









最後に、米への想いを力強く語っていただいたところで今回の取材を終えました。





さて実は。
政義さんの影になり日向になり、そっと寄り添いながら支えている大きな力がありました。





そのお話はいつかの機会に〜。
あ〜!
今すぐお米が食べたくなった!!





―Café creperiz情報―











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