■菜っぱ屋の「農業論」(チョッと真剣に!?)
最近、ニュースでは、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)という、なにやら、よくわかんない言葉が飛び交ってますね。 有り難いのか、有り難くないのかよく分かりませんが、農業の事をやたらと大きく報道してますよね。
この協定に入ると、連携国の間では、どんなものにも関税を掛けたりせずに、無税で流通させようと言うもので、例外は認めない!という事らしいんです。
当然、農産物も安い価格で販売されるので、消費者にとっては歓迎すべきことでしょうね。
ただ、これが。食料となると、チョッと考えものなんですよね。 日本は、現在、食糧自給率(カロリーベース)が40%で、先進国の中で最下位ですよ。
それが、14%に落ちてしまうと言うんですからね。
カリフォルニアの水田作り
小生のようにぼやいてばかりいる農家は、1番先に淘汰されちゃうでしょうね!!
とにかく、農業という業種は、コストがかかり過ぎて、とても儲かる業種とはいえないんですよ。 情けないんですけどね。
収穫作業
北海道の農家ですら、太刀打ち出来ないほどの、農産物価格になってしまうでしょうね。
国民が食料を国内である程度確保する為には農家の所得を補償するお金を国が出す事に納得してくれるのか、それより、安い外国産をどんどん輸入する事を望むのか。
これからの日本の農業は、国民(消費者の皆さん)の判断にかかっているんでしょうね・・!!
美瑛の畑
農家がいなくなってしまったら、こんな景色も見られなくなってしまうんですよ。
農業って、農産物の生産だけじゃなく、色々な役割を担っているんです。
折角の機会ですから、食卓を囲んでいる家族と日本農業について語ってください。
滅多にない!? 小生からの読者の皆さんへの真面目なご提案でした。
スーパーから、国産の農産物が消えちゃ、いやですよねぇ・・。
さて、さて、皆さんの判断は・・・?