むしゃなび編集部
『鐵の人』特別版 室蘭・札幌で上演!
室蘭の製鉄業の祖・井上角五郎の半生を描いたお芝居が「炭鉄港」の 日本遺産認定を記念して再演されます!
脚本:柳井 祥緒 (十七戦地)
演出:NIWA (室蘭VOX)
プロ俳優陣と室蘭VOX市民キャストの共演による迫真のパフォーマンス。
ご家族やお友達と「生の舞台」を楽しみましょう~!
室蘭の札幌の2会場4公演です。
どうぞお見逃しなく!!
炭鉄港 日本遺産認定記念 演劇公演
「鐵の人 ~室蘭の製鉄業の祖 井上角五郎の半生~」特別版
室蘭公演
2019年
12月12日(木)開演14:00 ※開場10:00~ 写真展示は入場無料
12月13日(金)開演18:30 ※開場14:00~ 写真展示は入場無料
場所:室蘭市市民会館
北海道室蘭市輪西町2-5-1
会場詳細 http://www.kujiran.net/shiminkaikan/
札幌公演
2019年
12月18日(水)開演18:30 ※開場14:00~ 写真展示は入場無料
12月19日(木)開演14:00 ※開場10:00~ 写真展示は入場無料
場所:札幌・道新ホール
北海道札幌市中央区大通西3丁目6
会場詳細 https://www.doshin-acty.co.jp/doshin/
料金
一般前売 2,000円
高校生以下 前売 1,000円
※当日500円増し、未就学児無料
問い合わせ:室蘭VOX事務局(ナニナニ製菓内)
TEL:0143-83-6854
https://ja-jp.facebook.com/events/555398435288758/
チケット取扱店(お早めにどうぞ)
▼インターネットでの購入はこちら!(道新プレイガイド)
室蘭公演
https://doshin-playguide.jp/products/detail.php?product_id=1386
札幌公演
https://doshin-playguide.jp/products/detail.php?product_id=1382
▼室蘭市
イオン室蘭総合案内所(東町/0143-45-1414)
エルム楽器 (中島町/0143-46-1131)
室工大生協パレット店 (水元町/0143-44-8755)
室蘭観光協会 (海岸町/0143-23-0102)
白鳥大橋記念館みたら(祝津町/0143-26-2030)
ぷらっと。てついち (輪西町/0143-44-3323)
室ガス文化センター(幸町/0143-22-3156)
室蘭音楽文化協会(中島本町/0143-44-9922)
お休み処 MURATA (母恋/0143-22-4915)
ナニナニ製菓 (中島町/0143-83-6854)
▼登別市
登別市役所内『登別母子会の店』(中央町/0143-88-1497)
登別市民会館(富士町/0143-88-1139)
風花(新生町/0143-82-7788)
▼伊達市
Aコープくみあいマーケット(末永町/0142-23-5751)
カルチャーセンター (松ヶ枝町/0142-22-1515)
洞口書店 (元町/0142-23-2359)
▼岩見沢市
そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター(0126-24-9901)
▼赤平町
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設(0125-74-6505)
主催 室蘭VOX/鐵の人製作実行委員会
https://muroranvox.exblog.jp
あらすじ、出演者など詳細は下のリンク(Facebookイベント)からご覧ください!
https://ja-jp.facebook.com/events/555398435288758/
※記事の内容は取材時の情報です(取材2019年)
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04/24(土) 【中止となりました】新しい形の音楽イベント!「スマホシンフォニー」4/24-25だて
2021年4月24日追記【公演中止のお知らせ】 スマホシンフォニーに参加予定であった皆さまへ今週末、4/24(土)・25(日)の開催を予定しておりましスマホシンフォニーにつきまして 、都合によりやむなく公演を急遽中止とさせていただくこととなりました。代替え案を検討いたしましたが、本来のテーマに沿った公演ができないこと、皆さまの満足のいく公演ができないことから中止の判断となりました。直前のお知らせとなり大変恐縮ではございますが、本公演を楽しみにしていただいていた皆さまには多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。だて歴史文化ミュージアムtel:0142-25-1056mail:date-museum@city.date.hokkaido.jp 今週末、「だて歴史文化ミュージアム」で「スマホシンフォニー」という音楽イベントが開催されます。伊達にゆかりのある2人の音楽家、窪田健策さんと福田ハジメさんによるコンサートとワークショップです。 今回の主役とも言えるのが、私たちが日常的に触れている「スマホ」。 1日目は、スマホで録音した街の音や自然の音を即興演奏に重ねるという実験的なコンサート。2日目は、参加者も実際にスマホに録音して、お二人と一緒にオリジナル曲をつくります! 1日目:コンサート『縄文の記憶とイザベラバードの足跡』 2021年4月24日(土)参加無料開場15時/開演15時半★17日より開催中の企画展「旅人がみた有珠」をテーマに「波紋音(はもん)」、ピアノ、シンセサイザーによる即興演奏。イザベラ・バードが残した伊達の記述に基づき、野外録音した環境音に演奏を重ねます。 2日目:ワークショップと参加型コンサート『スマホシンフォニー』2021年4月25日(日)参加無料ワークショップ 13時半〜14時半参加型コンサート 開場15時/開演15時半★ワークショップでは楽器や鳥の声の録音と、「波紋音」の演奏をレクチャーします。参加型コンサートでは、多重録音を駆使し、即興演奏を行います。 ワークショップ、参加型コンサートどちらかのみでの参加も可能です。 会場・主催:だて歴史文化ミュージアム(伊達市梅本町57-1) 窪田健策さん 窪田健策さんは伊達在住の音楽家。ただいま絶賛公開中の映画『モルエラニの霧の中』の音楽や、この4月からミュージアムで流れている館内音楽の制作者です。ミュージアム館内音楽の制作では、伊達の様々な場所でいろんな音を採集したそうです。全7曲の曲中には、波の音や虫の声、列車のアナウンス音など、四季折々の「伊達の音」が織り込まれています。そちらのアルバムも当日会場でお披露目される予定とのこと!楽しみですね。 福田ハジメさん 福田ハジメさんは、海外や国内各地で演奏活動を行う作曲家・ピアニスト。野外展示や空間演出を凝らしたクリエイティブなステージを得意としています。伊達では2019年に渡辺元佳展のプレオープンイベントでピアノを披露。また伊達150年記念式典の特別ステージとオープニング映像の音楽を手掛けています。 昨年から続くコロナ禍により、コンサート等の音楽イベントが大幅な縮小を余儀なくされていますが、そんな中でも「伊達という土地から着想した、新しい形のイベントができないだろうか」というところから今回の企画が立ち上がったそうです。作業や打ち合わせは全て遠隔で行い、お二人がそれぞれの場所で音や演奏を録音し、そのデータを送り合いながら進めたのだとか。そのやりとりの中で、2つの曲が生まれたということです。 動画で制作の様子がご覧いただけます。 https://youtu.be/bJn6HreNrtY お子様から大人の方まで、ぜひぜひ一緒に楽しみましょう!コンサート、ワークショップとも定員がありますので、ご予約されると確実です。 お申し込みフォームはこちら だて歴史文化ミュージアムでも受け付けています。予約・問合せ:0142-25-1056 最新情報はこちら(Facebookイベントページ)
むしゃなび編集部
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09/02(月) 子ども食堂「いちごはうす」は心のふれあいの場所。
伊達で子ども食堂をつくろうと活動する市民グループ「いちごはうすの会」。「子育てって、ひとりでするものじゃないと思うんです。」と話す、代表の工藤直美さん。今年5月に仲間とともに会を立ち上げ、現在、子ども食堂開設のための資金集めやプレオープンなど活動しています。 きっかけは、いろんなお母さんの子育ての悩み。 数年前まで近隣の大きな病院で栄養士として働いていた工藤さん。子ども食堂をつくろうと思ったのは、家族の介護のために退職し、その後営業の仕事をしていた時にお客さんから子育ての悩みを聞いたことがきっかけでした。 工藤さん「昨年度まで営業の仕事をしていて、いろんなご家庭のお母さんたちとお話しする機会があったのですが、子育てに悩んでいる方って沢山いるんだなあ、と思いました。「幸せにならなくてはいけない」とか、「子どもに愛情を注がないといけない」とか、「他人に迷惑をかけてはいけない」とか、なんとなくそういう世間の風潮ってありますよね。そんな中で、どうして自分はできないんだろう…? って思っている。そいういう悩みって意外とママ友にも相談できなかったりして、一人で抱えている方も多いです。」 自身も二人の子どもの母である工藤さん。飾らない気さくな性格のせいか、周りの友人からも子育ての悩みを相談されることがよくあるそうです。そんな工藤さんが常々思っているのは「子育ては、一人で抱えない」ということ! イベント参加者の赤ちゃんと。 工藤さん 「私は、ひとりで子育てをするもんじゃない、って思うんですよね。しかも両親や家族だけでもなくて、近所の人、地域の人、いろんな人に囲まれて子どもは育つものだと思います。だから、子育ての悩みを聞いていて、母と子がいつも一対一なのがよくないんじゃないかなあ、と感じました。それで、何かいいサービスや施設はないだろうかと調べたりしたのですが、なかなかちょうどいいものがなくて。子育て支援センターなどの公共施設もありますが、もっと気楽に利用できて、家庭的で、子どもも大人も本当にホッとできるような場所がいいんです。それで悶々としていたところ、ふと、ないなら私が作ればいいんだ! と、ひらめきました。考えてみたら、私は栄養士の免許も実務経験もあるし、ピッタリだった、という(笑)」 「伊達に子ども食堂をつくろう」と一念発起したのが今年の初め。その後、役所に相談に行ったり、福祉団体に話を聞きに行ったりするうちに、工藤さんの考えに共感する仲間が集まりはじめました。5月に「いちごはうすの会」を立ち上げ、7月上旬にフリーマーケットで資金を調達、7月11日に第1回のプレオープンを開催しました。 「食べるため」だけじゃない、心のふれあいの場所。 11組31人の親子が訪れた第1回プレオープンでは、和気あいあいとした雰囲気の中、子どもは遊び、お母さん達はのんびり。参加したボランティアスタッフは調理担当のほか、子ども担当、お母さん担当に分かれ、初対面の人も居心地が悪くならないような場所づくりに努めました。 プロの栄養士である工藤さんが考えた献立はバランスバッチリ。野菜やデザートの寄付もあり、盛りだくさんのメニューになりました。 カレーライス、赤ワイン煮、寒天寄せ、デザートも! また8月上旬には、萩原町レストランこだまで資金集めのためのチャリティー夏まつりを開催。流しそうめんやスイカ割り、シャボン玉など、懐かしくてアットホームな楽しい集いでした。 子どもも親も、気楽に集ってのんびり過ごす。気をつかったり、迷惑かける心配をしなくていい、「みんなの居場所」。「いちごはうすの会」が目指すのは、そんな子ども食堂です。 みんなで流しそうめん。冷たくておいしい〜! 工藤さん 「何のための子ども食堂か? というと、手づくりのご飯を食べてもらって、子どもは遊んだり宿題をして、お母さんたちにはゆっくりしてもらいたいんです。食べるだけの食堂にはしたくなかったので、プレオープンでは子どもやお母さんの相手をする担当も決めたり、「お家」のような空間づくりに力を入れています。心のふれあいの場所、それがいちごはうすです!」 今後も定期的にプレオープンやフリマなどイベントを開催しながら、将来的には週一程度オープンできるような体制にしてゆきたい、と語る工藤さん。「いちごはうすの会」ではボランティアや寄付を集めています。あなたも参加してみませんか。詳細はこちら(Facebookページ)からどうぞ。 9/4 子ども食堂プレオープン&チャリティバルーンアートショー 開催日 2019年9月4日(水) 会 場 レストランこだま 住 所 北海道伊達市萩原町107-4 こども食堂プレオープン 17:30~18:30 こども 無料/大人 500円 ※ 予約制 チャリティバルーンアートショー 18:30~19:30 出演:バルーンパフォーマー パフォーマンタロウ 千葉県を中心に活動するアーティストが伊達にやってきます。 バルーンアートショーのみの参加も可能です。 詳細・予約はこちらからどうぞ! ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年)リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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06/28(金) 【あの人に会いに】納得いくまで突き進む [あいなさん / 壮瞥]
『臥薪嘗胆』 ―目的を遂げるために苦心し、努力を重ねること。 「曲がったことが嫌い。 筋を通して生きるって言う事と、 根拠のない自信はどこかにある ってスタイルで生きてきたかも」 【あの人に会いに】vol.4 今回は、『美容室AINA.』こと あいなさんにフィーチャーします。 美容師で、東京のど真ん中へ あいなさんは壮瞥町出身。中学生の頃には既に美容師になることを決めていました。「子どもの頃から髪をアレンジするのが好きでした。美容師になるなら東京!と、もう東京しか見えていなかった」 高校卒業後、東京の美容専門学校に進学。卒業後に短期間メイクの学校に通った後、銀座の美容室に就職します。場所柄、メインとなる業務は夜職のママたちのヘアセット。しかし、あいなさんには目指していたところが別にありました。 「憧れていた有名な美容室が、原宿にありまして……」 何事も中途半端が嫌いで、せっかくやるなら一番いいところまで行きたい、という気持ちが強いあいなさん。東京まで出てきたなら、美容師になったなら、”ここまで行きたい” そう思うところがありました。 「その頃の流行がビビットカラー。髪の毛しましまにしたりとか、オレンジ・金・緑って3~4色いれたり、刈り上げたりとか。そんなデザインが好きだったし、その人たちと働きたいなって」 憧れていたものの、ほとんどが新卒採用のみの業界。しかしある時、その憧れの美容室で中途採用枠が出たのです。 「働いていた銀座のお店の先輩が、『あんたなら受かると思うよ』って背中を押してくれたの」 先輩の一言が支えとなり、採用試験を受けることを決意。面接のたびに毎回ヘアスタイルを変えるなど、努力とアピールを惜しみませんでした。 その結果、たった2名の枠で採用!めでたし……かと思いきや、”中途半端が嫌い”なあいなさん、この狭き門の合格を勝ち取ってもなお上を見ていました。配属が決まった店舗では納得できず、一番の有名店である原宿店で働きたい!と入社直後から直談判します。 「今思えば本当にただ生意気……普通はあり得ない、ダメなんですよ、そんなの。でも、ど~しても、ここでは気が済まない!と猛アピールして。憧れのスタイリストが在籍する原宿店に行きたい!と」 その熱意が伝わり、なんと入社後たった3ヶ月で原宿店へ異動が叶います。一流スタイリストはもちろん、アシスタントですらファッション誌に載る人が沢山いるようなお店です。 「下積みですね、がむしゃらに練習してた。仕事終わってから練習して、練習後にモデルハントして(街中で自分のスタイリング練習のためのモデルを探す)、レッスンノート書いて、デッサンして、って寝る暇なく」 結果として、アシスタントの中でも一握りの人しか就くことができない、トップスタイリストのアシスタントにまで辿り着きます。 「おかげさまで、全部見させてもらいました。ファッション誌の撮影現場とか、早朝から撮影の下準備させてもらったり……」 業界の第一線でアシスタントとしての全てを経験することができました。その後ジュニアスタイリストになり、このまま順調に美容師の道を進むかと思いますが……ここで驚きの方向転換に至ります。 諦めきれず、歌の舞台へ 「歌も諦められなくて」 実は、子どもの頃から歌が大好きだったあいなさん。歌の道を進む事を決意します。 「みんなと歌いに行くと楽しくて、やっぱり歌でステージに立ちたいなって」 ここでも、やるならいいところまで行きたい。歌をやると決めたなら、芸能事務所に入るところを目指します。 とはいえ東京で音楽をやっていたわけではなく、ゼロからのスタートでした。 「はじめは仲間探しから。音楽スタジオに行って掲示板のビラを見て……スマホも無い時代だから!!男性ボーカル希望って書いてあるバンドにまで電話して、まず一回練習入らせてくださいって。そうしたら女性だけど気に入ってくれたんだよね」 音楽の好みや雰囲気が合っていたロックバンドに加入し、そこで長く歌っていくこととなります。 お昼は美容師、夜は夜職の方々のヘアメイクに戻り、そして時折ライブハウスでライブをする生活を送りました。活動を続けるうちに事務所からオーディションの話も来ましたが、バンドに愛着があったあいなさんは、ボーカルのみのオーディションを受けられなかったと言います。「このバンドで音楽をやっていたい」と、活動を続けました。 地元・壮瞥で繋ぐ、ご縁の美容室 精力的に音楽活動を続けていきましたが、ハードな生活に不摂生。とうとう身体を壊してしまい、音楽の道は夢半ばで終わりを迎えます。 療養のため一度北海道に帰るも、再び東京に戻ったあいなさん。そしてご縁があり、30歳のときに出産。転機は子どもが2歳になるとき。シングルマザーとなり、壮瞥町に戻ることを決めました。 「東京に居たいと思っていたけど、ひとりで育てるには厳しくて……選択肢が無かった」 あいなさんのご実家は壮瞥町。祖父の代から商店を営んでいました。もちろん、町での知名度はバッチリです。 「育った環境上知っている人も多いから、肩身狭く感じていたというか……。周りの目があるから、娘としてもママとしても、ちゃんとしなきゃ、みたいな。自由にいられないなと」 窮屈さを感じていたあいなさんが、壮瞥町をまた好きになっていけたのは、人との出会いが大きかったと言います。 「本当に、ママ友と、この美容室のゆみさんとの出逢いだね。この方達がいなければ、壮瞥ではやっていけなかった」 美容室AINAとしてオープンした今の美容室は、元はゆみさんという別の美容師さんが営んでいたお店でした。あいなさんは壮瞥に帰って来てから、ゆみさんの美容室に通っていたそうです。 「ゆみさんは、子ども共々お世話になった人」 大切な人からのバトンを繋ぎ、生まれ故郷の壮瞥町でお店を開くこととなりました。 「洞爺湖が好きで、温泉街でお店を開きたいと思っていて……まさか壮瞥でお店をやるとは思ってもみなかった。でも、ゆみさんへの想いとご縁でここで始めて、本当にたくさんの人からずっと応援してもらっているなって」 お店のオープン時には沢山のお花が届き、多くの人に支えられていることを実感したそうです。お店のインスタグラムには感謝の言葉がずらりと綴られています。 これからは”健康” のことを伝えていきたい 2024年3月に無事にお店をオープンしたばかりですが、今後はどんな展望があるのでしょうか。 「自分自身、身体を壊したことから健康オタクで。東京の時だけでなく、北海道に帰って来てからも身体に出て。骨盤が痛くて眠れなかったりとか。自分の身体の不調は、息子にも悪影響。本当にボロボロで……40歳まで生きられないかも、そしたら息子はどうしようとか、ずっと不安に思っていた」 今のエネルギッシュなあいなさんからはとても想像ができませんが、疲れが取れない、アレルギー、痛みからの不眠、等々……様々な身体の問題に悩んできたそうです。ヨガ、体操、骨盤矯正、とにかく端から端まで色々なものを試し、最終的に辿り着いたのは『栄養学』。独学で勉強、更にオンラインで先生と学んでいるそう。今後はしんどそうな悩める女性を助けていきたいと考えているそうです。 「中途半端が嫌いと言いつつ、方向転換してきているから中途半端になっていたと思うこともあるし……自分に自信が持てなかったときもある。けど、その時その時でがむしゃらにやってきたから、全て無駄にはならずに今に繋がっていると思う」 美容師も、歌の道も、本気で全力で突き進んだからこそ辿り着いた”今”のあいなさん。 悩める女性の皆さんは特に、パワフルなあいなさんにぜひ一度会いに行ってみてください! 美容室は壮瞥町役場 山美湖 の目の前というわかりやすい立地!美容室のご予約は電話とインスタグラムのDMで受け付けています。 美容室AINA 営業時間:月~金 8:30~18:00 / 土 8:30~17:00 定休 :日曜日&第1・3月曜日 電話 :0142-66-2527 場所 :壮瞥町滝之町284 (壮瞥町役場 山美湖の前)
misaki
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04/15(日) 春のイベント♪みんなのチカラ@ホテルローヤル4/22
2018年4月22日追記:このイベントは終了しました。 https://so-ra-mi.jp/archives/13812 すっかり雪も溶け、いよいよ春がやって参りました! 桜はまだですが・・ダウンは脱げるようになりました。 春なのでみんなが楽しくなるようなことしよう! というイベントが4月22日(日)にホテルローヤルで開催されます! 「みんなのチカラ」 ハンドメイド作品の販売あり、 リフレクソロジーやフラワーアレンジメントなどの体験あり、 フード&ドリンク、そして音楽ステージもあり。 盛りだくさんな一日になりそう。 出店、出演の中からピックアップしていくつかご紹介します! 【チャリティーオークション】 今回の目玉のひとつとなる 『びっくりチャリティーオークション』 15:00よりSTARTです。 地元で頑張っている活動をみんなで応援しよう!という目的で行われ、 オークションでの全ての売上金は下記3団体に寄付されます。 伊達 能 摺上 映画モルエラニの霧の中 だて☆キッズコーラス ホテルローヤル支配人・磯辺 大輔さんより。 ただ今「オークション」への出品アイテムを大募集中でございます!! 「今はもう使ってないケドいい品物なんだよ☆」とか… 「同じ地域で頑張っている団体を応援したいから☆」とか… そんな方のチカラもお借りしたいと思います!! 宜しくお願いします♪ 出品したいものがある方は、ホテルローヤル(TEL 0142-23-4888)にご連絡ください。 【充実の音楽ステージ】 当日は様々なジャンルのミュージシャン達が出演します! 1. 篠笛:つのだ やよい 2. ウクレレ:伊達ウクレレ協会 3. Song & Guitar:藤河 ちあき&志藤 奨 4. ブルース:久保 タクマ 5. エレクトーン:山田 美和 6. コーラス:だて☆キッズコーラス さらに急遽出演決定!! 地元出身のオペラ歌手・清水 加奈さん!! プロフィール: 北海道出身。北海道登別明日中等教育学校卒業。武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業の後、同大学大学院音楽研究科博士前期課程を修了。平成24年度同大学選抜学生によるコンサート〜日本歌曲〜、平成24年、25年度同大学選抜学生によるコンサート、同大学卒業演奏会等に出演。同大学オペラコース試演会≪コジ・ファン・トゥッテ≫フィオルディリージ役にて主演。平成27年度福井直秋記念奨学生。平成23年よりむろらん'72サマーコンサートに出演。平成28年よりイタリア、ローマへ留学。 声楽を立野了子、立野至美氏に師事。 オペラ歌手の清水加奈さんがイタリアから帰国している期間でオファーした結果… 緊急参加が決定致しました〜〜〜〜〜〜♪ 伊達で本格的なオペラを聴けるチャンスはそんなにありませんので是非皆様オペラを聴きにいらして下さいね☆ 【からあげ&あんドーナツ実演販売】 伊達市のソウルフード!冷めても美味しい『とり天』のからあげ、そして 毎年「だて物産まつり」で1時間くらいの大行列ができている!!菓子処久保のあんドーナツが実演販売で食べられます。 その他、出店情報・最新情報はfacebookイベントページにアップされています。チェックしてね ;-) みんなのチカラ 地元西いぶりを元気にさせる幸せなことが大集合! 音楽や食事など様々なブースが盛りだくさん! 色んなハッピーを見つけて楽しんじゃおう! ご家族やお友達とワイワイお出かけください。 西いぶり地元応援企画『みんなのチカラ』 2018年4月22日(日) 11:00 - 17:00 会場:ホテルローヤル 北海道伊達市末永町33−3 入場無料 問合せ:TEL 0142-23-4888(ホテルローヤル) ホテルローヤル(むしゃなび内) 支配人・磯辺大輔さんの人気ブログ「ホテルマンの幸せ」はこちらから!
むしゃなび編集部
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11/14(水) 草木の色合いにうっとり・・てんまる堂の「染め絵」を観てきました。
大町ミニギャラリーで11月17日(土)まで開催中の草木染め作品展に行ってきました。 「てんまる堂」のしもかわさんとくりはしさんが制作した、オーガニックコットンの草木染めガーゼストールなど、色とりどりの作品が並んでいます。 「てんまる堂」は女性二人の草木染めユニット。 伊達在住のくりはしさんは畑で自家栽培した藍を使って「発酵建(はっこうだて)」の藍染めをしています。「発酵建」とは、近年主流となっている「化学建」に対し、収穫した藍を発酵させ「すくも」にしてから、灰汁を使って染める伝統的で時間と手間のかかる手法です。 山のように収穫した藍の葉も、「すくも」にするとひとかたまりの大きさになってしまうそう。1年に染められる量が限られているので、一点一点大切に染めているそうです。 藍のドライフラワー。こんなに可愛い花が咲くのですね! 藍で染めた布はとても肌触りがよく、くりはしさん曰く「着る漢方」! とっても気持ちがいいので靴下やタンクトップなど下着類におすすめだそうですよ。 ピンクや黄色、グレーなどの草木染め製品、そしてイラスト・絵は、登別在住のしもかわさんの作品です。あたたかな色合いと優しい表情、すべて天然素材の染料・顔料で描かれています。中でも「染め絵」は、紙やキャンバスではなく、オーガニックコットンに豆汁の下地を塗って、染めるように描いてゆくオリジナルの技法。 「染め絵」制作の様子はこちら http://picture.tenmarudo.com/2018/01/14/2018年、雪の中で/ 洗濯に弱い草木染め製品を、どうやったらもっと気軽に楽しんでもらえるか? 着るだけでなく、飾るものはどうかと、数年前から制作を始めたそうですが、今年5月、「KEARASHI Sea Frost」という染め絵作品が、日本の美術作品を海外で紹介する『5th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART』(イギリス・ロンドンにて開催)で「タイモン・スクリーチ賞」を受賞しました。 5th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 今回、私がとても楽しみにしていたのは、受賞作品を生で観ることでした! 上中央がしもかわさんの染め絵「KEARASHI Sea Frost」 冬の朝、海に立ちのぼる「けあらし」。 しんとした冷たい景色が描かれています。冬の自然の美しさ、そして不思議な生命力を感じます・・・。 驚いたのは、複雑な色合いが藍の青、アカネの赤、エンジュの黄、たった三色から生まれている、ということ! 草木染めの色を見ていると、目が喜ぶというか、す〜っと気持ちよく目にしみ込んでくるような気がします。 もしかしたら、芽を出してから紅葉して枯れるまでの、植物の一生分の色が、肉眼では見えない色として溶け込んでいるからかもしれない・・・そんなことを思いました。 紙面や画面では伝えきれない、天然の美しい色。生で観るのはやっぱりすごくいいですね! てんまる堂さんの詳しい活動は公式HPでご覧下さい。 http://tenmarudo.com てんまる堂展 期間:11月13日(月)~11月17日(土) 時間:10:00~16:00 会場:大町ミニギャラリー 住所:伊達市大町3番地7 大町ミニギャラリー(むしゃなび内)
むしゃなび編集部
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12/28(水) 影の主役を選んだ人 『dj_hatass=畑吉晃』にプロ魂を見た
12月28日はディスクジョッキー(DJ)の日 皆様、12月28日は「ディスクジョッキー(DJ)の日」だということをご存知でしょうか? ラジオでのDJ活動の第一人者であり、ラジオ人気長寿番組「オールナイトニッポン」の最初のパーソナリティである糸居五郎さんの命日にちなみ、日本では12月28日は「ディスクジョッキーの日」として制定されています。 日本でDJという言葉がメジャーになったのは、ラジオでMC+曲をかけるというスタイルからだと言われています。 ということで、今回の主人公はDJ歴30年、MC無しの音だけでフロアを盛り上げてきた『dj_hatass』こと畑吉晃さんです。 畑さんは1969年生まれの53歳。 DJの世界との出会いは20歳くらいの頃だそうです。 年代的にはちょうどディスコブーム後半の頃になります。 黒服の人に誘われてこの世界に 畑さんの将来を決定づける出会いでした。 その中には、今でも一緒に活動をしている先輩DJの中居さんや、室蘭唯一のクラブ『Red Hill』の竹内さんもいました。 そしてもう一つ、衝撃的な出会いとなった音楽が “ハウスミュージック”と"テクノミュージック"。 それは、これまでに感じたことのないほどの興奮と感動を与えてくれたと言います。 ところで〜 そもそもDJって?と調べてみました。 DJの歴史 第二次世界大戦中から脈々と水面下で培われていた「曲をかけて踊る」という文化。 1960年、ニューヨークにLe ClubというナイトクラブがオープンしたところからDJ文化の原型が誕生していきました。 ただその頃は、曲を繋げるのではなく、1曲が終わったら次の曲をかけるというスタイルでした。 そして1969年、アメリカのニューヨークで、2台のレコードプレーヤーを使って途切れることなく曲を流すというスタイルが生み出されます。 そして1970年代、世間ではディスコが大流行しました。 また、1980年代後半から1990年台にかけてアメリカやヨーロッパなどでレコードプレイヤーを使って音楽を提供するディスコやダンスホール(以後クラブ)が人気となりました。 その空間で選曲し、切れ目のない音楽でフロアを盛り上げていたプレイヤーがいつしかDJと呼ばれる様になります。 そしてDJの演奏スキルやテクニックの向上とともに、DJが使用するレコードプレイヤー、ミキサーなどが進化していくのでした。 現在のDJスタイルとしては、アナログDJ・CDJ・PCDJなどが一般的だそうです。 ・ アナログ(レコード)DJとは、昔からの定番スタイルで、曲の繋ぎを考えながらレコード選びをし、音の厚みで勝負するスタイルです。 ・ CDJとは、多くを持ち運べないというレコードのデメリットをCDの普及により解消し、PCやCDレコーダー、メモリースティックなどの駆使によって音源の呼び出しも容易にプレイが出来るスタイルです。 ・ PCDJとは、より効率的であることを優先した先に生まれた技術です。持ち運びの出来る楽曲量の多さと、音源入手の手軽さにより、現在は主流のスタイルになっています。 「持ち運び」の利便性がKeyで進化していったスタイルの違いですが、結果、利便性だけではないメリットとデメリットが生じたようです。 音楽のジャンルによっては、アナログに勝るスタイルはなかったり、PCDJをやるにはPCや機材の知識が必要になったりとそれぞれに高度な知識とスキルを必要とされます。 怠らぬキャリア積み上げ このような歴史を持つDJですが、畑さんはこれらどのタイプでも対応できる実力をお持ちです。 素敵! フロアに出ていなくても勉強を続けるとは、まさにプロ魂です。 この時は室蘭のチーム対苫小牧のチーム。 お隣にいらっしゃるのが先輩DJの中居さんです。 チームの入場曲や得点が決まった時の『ゴールホーン』も畑さんたち、DJチームのオリジナルMIXだそうです。 その甲斐もあり、この日は見事に勝利! 「ところで、他にはどんなところでDJをされているのですか?」 楽しそうに話す畑さんでしたが、少し神妙な面持ちにも…。 ブログの最後に畑さんのSNSアカウントを掲載しています。 「DJに関するご相談はそちらからどうぞお気軽に!」とのことです♪ 意外な本業とは さてところで。 実は畑さんの本業は、ジオパーク推進協議会の職員さんです。 そして、筆者もとてもお世話になっている『洞爺湖有珠火山マイスター制度』の担当者でもあります。 とても優しく、みんなに頼られる兄貴的存在です。 そして事務所にいらっしゃる時の畑さんはDJとは全く別のお顔です。 なんと! それは意外! 畑さんが言うには、火山マイスターの皆さんが一生懸命に勉強したり、講師活動をしたりしている姿にとても感動して触発されたのだそう。 そうか…。 共通項はそこなんだ! 正直に書けば、取材をさせていただく前、事務所にいらっしゃる畑さんとDJをされている畑さんは全くの別人だと思っていました。 どちらかが裏で、どちららかが表。 でも、裏も表もどちらも素敵だなあと。 ところが違いました。 畑さんはどちらも表でした。 舞台に立つ人たちを裏方で盛り上げることに喜びを感じる人だったのです。 なるほど…。 確かに思い当たります。 畑さんは本当に話すのが苦手でいらっしゃいます。 何かを発表される時、「原稿なしでは話せません」と恥ずかしそうにします。 そして超棒読み…^^; ところが、一旦機材の前に立つと活き活きとした表情で、機材を自由自在に操り、音で意気揚々と皆様に語りかけ、フロアを盛り上げていきます。 ジオパーク推進協議会の職員さんのときとのギャップがスゴい! 人生の終わりまで『影の主役』を 「ところで、畑さんにとってのDJの魅力ってどんなところでしょうか?」 『影の主役』に喜びを感じるところ。 言い換えると、決して出しゃばらず表現して、場を支え盛り上げるところ。 とても畑さんらしいなあと思います。 「それでは最後に。” dj_hatass “として、将来どうありたいと考えていますか?」 ” dj_hatass =畑 吉晃 ”は、人生の終わりまで『影の主役』を望み、大好きな曲で送って欲しいと願う、DJのプロでした。 ディスコ全盛期を生きながら一度もディスコのドアを開いたことがない筆者ですが、人生初のディスコは” dj_hatass “に踊らせていただこうと思います。 [Instagram] https://instagram.com/dj_hatass?igshid=YmMyMTA2M2Y= [Facebook] https://www.facebook.com/profile.php?id=100005068364809
Rietty
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10/13(金) きのこから森を観て、森から地球を観る 〜愛ある きのこアドバイザー 中嶋潔ワールドへようこそ!
きのこ観察会にて この日は、倶知安にある「GURUGULU」というオフグリットのゲストハウスで「きのこ観察会」が行われました。 参加者は小さなお子様から大人までの15~6人。 この日筆者は、「きのこ観察会」への参加と、今回の主人公 中嶋潔氏 の取材目的で出かけて行きました。 お天気最高の野外活動日和♪ 実は筆者、潔さんの観察会には“きのこ”以外でも参加しています。 今回で4回目。 中嶋潔ワールドは、毎回飽きることなく楽しい時間を過ごせます。 何故かって? それはきっと、森愛溢れる潔さんと森にいると、とても楽しくて、平和で、幸福感が何倍にもなるから。 森がいっぱいの日本に住んでいて良かった! 地球に生まれて良かった! そんな幸せの時間を与えてくれる人だからです。 子どもも大人も惹きつける潔さんの技はひとえにお人柄が成すものです。 子どもって、そういうところを察する力に長けていますので、すぐに人気者になってしまいます。 中には、きのこ博士くん候補生のように詳しい子もいました。 毎回観察会を楽しみにしているご家族もいらっしゃるようです。 そして観察会の締めは約11種類もの“きのこ”が入ったうどんを毎回振る舞ってくれます。 実は皆、これも大の楽しみ🎶 林床への興味 実は潔さんは、あの難関資格「森林インストラクター」でもあり、「きのこアドバイザー」でもある森の人。 2001年から6年間林業に携わり、現在はニセコのリゾート会社にお勤めです。 「北大のポプラ並木が倒れたり、支笏湖周辺の森の木が軒並みなぎ倒された大きな台風が来た2004年、悲しいことにリストラに遭ってしまいました。管理する木がほとんど倒れて無くなってしまったからです。でも林業の仕事が大好きだったのでその後は民間会社の林業部門で働きました。林業に携わっていた6年間で行っていたのは、育苗・植林・伐採・管理。おもにトドマツ・アカエゾマツ・カラマツ・ミズナラ・ケヤマハンノキなどを植えていました。働き始めた頃は何も知らなかった樹木の名前も、毎日触れて観察をしているうちに、2年で倶知安周辺の樹木は全て覚えてしまいました。この地域の樹木について、ある程度把握できてきた時に、次に興味が湧いたのが、いつも樹木のそばの地面にいる、きのこたちでした。」 「興味を持ち始めた頃から直ぐに“きのこ観察会”を催すようになりました。自分自身はまだまだよくわからなかったので、黙々と独学もしつつ、『誰か詳しい人!?』と呼びかけて興味がある人や詳しい人と一緒に観察をすることで少しずつ覚えていきました。最初の頃は図鑑を森に持って行き、調べながら歩いていました。でもそれをやるとなかなか進まず多くを観察できません。実は、“きのこ”ってまだ良く分かっていないことが多いです。日本には5千〜1万種類くらいはあると言われていますが、その内、名前が付いているのは2500種類くらいです。そしてそれらのうち、一般的な図鑑に掲載されているものが800種類ほどです。名前のない不明菌と呼ばれるものの方が非常に多いことになります。実際に森を歩いていてもわからないものがたくさんあるわけです。だから、図鑑を持ち歩くのはとても非効率になります。ある日、北海道大学名誉教授の五十嵐教授の観察会の仕方を見て衝撃を受けました。森の中では一切図鑑を開かなかったのです。だから、僕も現場で図鑑を開かずに、種を言い当てることができるようになる努力をしました。きのこ用のカメラを買い、色々な角度から写真に収めてあとで調べるという方法をとりました。10年くらい続けてやっと種の見分けに信憑性が出てきたかな〜。」 にわか仕込みで覚えようとしている筆者には耳が痛い話です^^; 「また、FaceBookでは『北海道のきのこ好き』というグループを作って、常に新鮮な情報交換をしています。オンライン上の趣味のグループって、とかくイザコザが起きやすいのですが、このグループは居心地の良いグループにしたかったので、しっかりルールを守り、ネット上のマナーをわかってくれる人のみを承認するようにしています。自分がなかなか見られない“きのこ”も皆さんがシェアしてくれるのでとても勉強になります。」 常に学ぶ姿勢を止めない潔さんです、 そしてじきに、潔さんに転機がやってきます。 「ニセコのある会社から、スキー場ゴンドラの夏季営業を始めるに際し、山頂で自然体験部門を立ち上げるのでその担当者にならないかという話しが舞い込みました。好きな分野でしたので直ぐにお引き受けし、2007年から2020年に廃止されるまで担当しました。コロナ禍がきっかけでその部門はなくなってしまい、今は別のセクションにいるのですがあれは楽しい仕事でした。」 今ももちろん“きのこ”への愛は変わらず持ち続け、観察会活動はライフワークとして続けているというわけです。 「ところで、“きのこ”は確かに可愛くて面白いですが、それほどまでにのめり込んだのは何故ですか?どこにそんな魅力を感じたのでしょうか?」 「石炭期を終わらせたのは“きのこ”だという話を知っていますか?」 「え? あ…はい。一応ネイチャーガイドの端くれですので…」 「“きのこ”への興味は食べられるor食べられないだけではありません。まず、一期一会で神出鬼没なところが面白いのです。“きのこ”への興味を覚えてから20年超えてもまだまだ情報は更新し続けています。実に奥が深い。地球上の“きのこ”の登場は、酸素と二酸化炭素濃度のバランスに関係しています。地球上にきのこが登場する前、植物たちは枯れても分解されることがないので、その遺骸は地面に溜まり続け、それが石炭となって地面の中に二酸化炭素の多くを封じ込めてしまいました。そのため地球の酸素濃度はどんどん上がり続けましたが、“きのこ”を含む菌類の登場により、死んだ樹木を菌類が分解するようになり、石炭はできなくなってしまいました。その後、大気は現状の酸素濃度で安定し、土壌も変化し生き物は進化し、現生の植物が誕生しました。“きのこ”の登場は、地球上の生物や植物にとってとても大きな出来事だったのです。“きのこ”をはじめとした菌類が地球上の生命活動の重要な鍵を握っているわけです。」 なるほど〜。 もうかなり前のめりな筆者。 目がキラキラしているのを自覚しました。 もっともっとその続きを聴きたい衝動を堪えて、取材モードに戻しました。 同時にここで、潔さんが一体どんな子ども時代、青年時代を過ごしたのかということに俄然興味が湧いてきました。 潔氏 小学生〜大学生の頃 「小学生の頃は物知り博士的キャラでした笑」 「それって今と変わらないですね笑」 「そうだね。たぶん僕は父親の影響をかなり受けていると思います。父は兵庫県赤穂市生まれで海育ちだったので、海が大好きな人でした。よく釣りやキャンプへ行ったなあ。今でいうグランピングのようなキャンプも体験させてくれました。父自作の2段ベッドがテントの中にあったんです。自然の中での過ごし方の基本を習ったのは父からでした。そして、ものすごい読書家で聡明でした。物事を科学的に考えることがとても好きな人で、それを試してみるのも好きでした。手先もとても器用だったので、周りが驚くようなものを色々作っていたなあ〜笑」 お父様のことを楽しそうに話す潔さん。 “ 困った人” “ 変な人 ” という言葉が何回も出てきましたが、その言葉の裏にある尊敬と愛が込められていることも筆者には伝わっていました。 「例えばね、自宅の一角にコンクリートの建物を作って、屋上に畑を作ったこともありました。ところが階段がない。梯子で上るわけです。そして父親だけはトイレを使わず糞尿を肥料として屋上の畑に撒くわけです。周りは住宅街。当然臭う。当時、父はEM菌関連の本を読み漁って研究をしました。決して環境問題に傾倒していたというわけではなく、素朴な感情で超循環の暮らしをしたいと考え、自給自足を目指していたのだと思います。大変だったのはお袋だろうなあ〜笑」 「あ。こんなこともありました。当時大阪府に住んでいたのですが、自宅の近くに天の川という名の川が流れていて、その河川付近に遊んでいる土地があると放っておけない。開墾しちゃうんですね。特に迷惑を被る人はいないとは思いますが、まあ、今なら問題になりそうですよね…^^; とにかく、学校では学べない自由な世界があることを父が教えてくれました。」 お父様のお話を伺っていたのですが、途中から潔さん自身のお話を聴いている錯覚を起こすほど、お父様の影響を強く受けていらっしゃるなあと感じて、心の中でクスッとしてしまいました。 「中学生の頃は自転車少年でした。自転車の旅が好きで、高校の卒業記念に友達と13泊14日四国の野営旅をしたこともありました。高校時代はワンゲル部・新聞部・クイズ同好会を掛け持ちしていました。自然の中にいることも、ものを読んだり書いたりすることも当時から好きでした。北海道新聞のコラムを12年間連載したこともあります。」 しまった…。 またやってしまった…。 最近どうもうっかりとモノを書く人を取材相手に選んでしまいます。 潔さんは常に笑いながら話してくれるのですが、緊張が走った瞬間でした ^^; 「大学時代はワンゲル部一筋でした。山は本当に好きで、仏教系の大学で哲学を学んでいたのですが、卒業後は北アルプスの山小屋で夏から秋まで五年間、小屋番をしていました。」 小学生から大学生時代のお話を聴き終わり、目の前にいる潔さんを作り上げてきた道筋が見えた気がしてものすごく腑に落ちました。 キノコから森を観つづけた潔さんが成し遂げたい想いとは 「最後に、成し遂げたい想いがあったら教えていただけますか?」 筆者が投げかけた質問に、それまで、ニコニコと顔いっぱいの笑顔で話していた潔さんの顔つきが急に変わりました。 「キノコは森を観る窓だと思っています。」 そう切り出した話の続きはこうでした。 「北海道の70%は森林と言われています。ずっと森を観てきた人間として、キノコを通して北海道だからこその森の守り方・育て方・稼ぎ方などを仕組み化していきたいと考えています。ご存じですか?北海道の人工林の約50%はトドマツ林です。 そしてなんと、トドマツ林にはおそらく世界で一番キノコの種類が多く生えているのです。 しかも、トドマツ林は保護林の中には存在しない。つまり、林床の利用は自由です。 北海道にしかできない「トドマツ林限定のきのこの資格制度」を作りたいと考えています。その資格制度を作ることで、北海道の人工林に最も多いトドマツ林に生えるキノコを熟知している人を増やせば、世界で最もキノコを理解している人を増やすことになります。キノコの理解者を増やすことで、森は森のまま木々を適正に管理して守り・育てることができます。木を切って売る林業ではなく、林床のキノコを売って稼ぐ林業を成り立たせる仕組み作りをしたい。トドマツの林床に生えるキノコの中には、マツタケよりも高値で取引されるものもあるんです。そして、その仕組みを推進する立場として『トドマツ林限定のきのこマイスター』が存在する。人工林ってね、人里に近いところにあるわけです。しかも人工林には必ず林道があるし、トドマツ林には笹がない。それらもその新しい仕組み作りにはメリットになります。つまり、人が入りやすくキノコが生えやすい環境である宝の森と言えるわけです。つまり、何をやりたいのかをもう一度と言うと、”森は森のまま維持する林業”の仕組み作りのために「トドマツ林限定のきのこの資格制度」を作りたい!と考えているんです。」 土の中や倒れた木の中で、人間の目には触れない世界の中に無数に張り巡らされている菌糸たちのネットワーク。 そして、空気中に飛び出した見えない胞子たち。 地表の循環の立て役者キノコたちを通して語る潔ワールドの森愛・地球愛・人間愛にすっかり魅了され、潔さんの成し遂げたい想いを応援したくなった筆者でした。 ―中嶋 潔氏 情報― FB : https://www.facebook.com/kiyoshi.nakashima.18 FB : 「北海道のきのこ好き」 ・倶知安「風土館」にて時々講演をしています。 ・「北海道のきのこ好き」に参加すると、各種ワークショップ情報を得られます。 10/29にも倶知安「GURUGURU」にてキノコ観察会があります。
Rietty
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06/24(金) 米農家が作る本物米粉クレープを食べていただきたい!「Café creperiz」
「本物を使うことでクレープ業界にムーブメントを起こしたいんです!」 そう熱く語るのは、「Café creperiz」のオーナー 木村政義さんです。 政義さんは蘭越町ご出身の32歳。 130年続く米農家の5代目です。 ↑背が高くがっしりした政義さんはどことなく体育会系 「3年くらい前から一年に5~6回、イベントにクレープで出店していましたが、いつかは店を持ちたいと考えていました。そう、“ いつかは ” でした。」 転機は突然やってきた ある日、行きつけのハンバーガー屋さんを訪れた時のことです。 その頃は、蘭越の外資系の会社に勤めていた政義さんでしたが、ふいにそのお店の店長さんからこんな情報を得ました。 ↑絶品米粉カヌレ ↑切ったらこんな感じでもっちりしています。ビターな抹茶味もあります、 「隣の店が5日後に退居することになっているんだけどさあ。 借りたら?」 いとも簡単にそう言われた政義さん。 その頃はまさにコロナ禍真っ只中。 次々に店をやめる人が増えていた時期でしたので、借り手を募集してもなかなか見つからなかったのです。 ところが、政義さんは即決しました。 ↑ゆっくりできそうな一角 「そこからは早かったです。場所は特に倶知安にこだわっていたわけではありませんでした。駅近ですが、田舎ですし、コロナ禍ですので人通りはあまりありませんでした。でも、どちらかというと観光客の方よりも地元の方を顧客対象にしたかったので、立地は条件には入っていませんでした。地元優先にしたのは、英語が苦手だということもあるのですけど…。だから、メニュー作りや価格設定は、地元を意識して行いました。とにかく展開が早かったですし、内装も全て直したりして、オープン準備でバタバタだったので、オープニングメニュー9種類は3日前に決定しました。」 ↑お値段は材料から考えるとかなりお安いです なるほど…。 空き店舗の話が舞い込んできたことも。 その時期がコロナ禍真っ只中だったことも。 政義さんにとっては、全てタイミングが良かったということなのですね。 オープニングメニューが3日前に決まったとしても、3年間の下積みがあるので自信もあったということでしょう。 と、こんな経緯で2021年3月21日、「Café creperiz」は誕生しました。 米農家としての誇り 「ところで、店名の由来を教えていただけますか?」 「“ riz “とは “ 米 “ の意味です。フランス人の友達が付けてくれました。」 そうでしたか! そのものズバリではないですか! 米農家が営むクレープ屋さんにふさわしいお名前です。 ↑米粉のお菓子も並びます 「お米もそうですが、他の材料へのこだわりも教えていただけますか?」 「使用している米粉は、木村農園で丹精込めて作られた “ ゆめぴりか “を挽いたものです。この米粉の特徴は、保湿性があるのでモチモチ食感になります。実は、北海道で米粉100%のクレープを作っているお店はほとんどなく、検索したら1軒しか見つけられませんでした。全国的に見てもたぶんほとんどいないと思います。ほかの材料についても9割は無添加の食材です。とくに拘っているのが生クリーム!絶対に植物性冷凍ホイップクリームは使いたくなかったのです。でも、本物の生クリームを使っている店って、残念なことにほとんどないのです。」 そう! この生クリームのお話には、筆者も首を大きく振って頷いてしまいました。 実はこれがあるから、正直クレープは苦手でした。 でもこちらのクレープは、生地も美味しいですし、本物生クリームですし、カスタードクリームも米粉で作った本物クリームです♡ もう、美味しいに決まっています! もちもちの生地はとってもボリュームがあるのですが、クリームがすごーく美味しくてぺろっといけちゃいます! ↑ぺろっといけちゃう「いちごWクリーム」680円 ↑パリパリ米粉クレープ(クッキー風) 「未来に向かっての計画が何かありましたら教えていただけますか?」 「まず直近では食事系のメニューを増やしたいと考えています。そして、将来は全国に10店舗くらい展開したいと考えています。日本の食料自給率を米で上げたいと思っています。米離れが叫ばれるようになって久しいですが、なんとかそれにストップをかけたい。現在、第二次米粉ブームと言われています。でも、使い方の提案が少ないせいかまだまだ普及していません。店舗を増やしながら米の多様な食べ方を提案し、米消費を促したいです。まずは、1~2年後には札幌か小樽に出店します。」 このお話には正直驚きました。 昨年オープンしたばかりのお店が、ここまで壮大な計画をお持ちだとは! バイタリティー溢れる政義さんに心底脱帽いたしました。 同時に、筆者が至極感心したのは次のお話でした。 「1889年から続く米農家としての木村家は僕で5代目です。現在は4代目の父が頑張ってくれています。米粉を使ってクレープが作れるのは、代々米農家を続けてきてくれた先祖のおかげです。もちろん僕も後には農家を継ぎますが、米粉クレープという形の米の消費方法も繋げていきたいと思っているのです。だから、米を販売する仕組み作りとして多店舗展開をしたい。それは、お客さまとお互いに顔が見られる関係になる直売の形ですし、僕らしい米農家の継ぎ方なのです。」 時代に合わせ。 時代を先読みし。 きちんと家業を継ぐ決心をしている。 なんとも頼もしい限りです。 「いろいろお話を伺ってきましたが、政義さんにとって “ 米 “とは何ですか?」 「日本人の体に最も合うもの。力の源だと思っています。」 最後に、米への想いを力強く語っていただいたところで今回の取材を終えました。 さて実は。 政義さんの影になり日向になり、そっと寄り添いながら支えている大きな力がありました。 そのお話はいつかの機会に〜。 あ〜! 今すぐお米が食べたくなった!! ―Café creperiz情報―
Rietty
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07/07(水) 「おおきな木」が作り出す笑顔の輪
シルバースタイン作「The Giving Tree」という絵本をご存知でしょうか?私は母親的な「無償の愛」を描いていると感じたのですが、読む方によってこの絵本の解釈は様々です。「The Giving Tree」 実は世界的ベストセラー。気になる方は是非読んでみてくださいね。 大滝の山奥、無店舗販売(ネット注文と卸し)で「おおきな木」という手作り洋菓子屋(パンもあり)さんを営むならなつ美さんを訪ねました。 実はなつ美さんは、前回ご紹介した宇井尚さんのパートナーです。1995年に横浜から来られたなつ美さんは、今で言う地域おこし協力隊のようなお仕事で、とあるNPOから大滝に派遣されたのでした。1年契約だったのですが、すっかり大滝の自然が気に入り、移住を決めました。 大滝はとても雪深いところ。でも、大好きな雪はなつ美さんにとっては障害にはならず、雪かきも苦ではなく、むしろ楽しんでいたそうです。 もちろん今でも。 「子供の頃は引っ込み思案で友達とうまく話ができない子でした。でもある時、得意で大好きだった手作りのお菓子を友達にあげたら、みんなが笑顔になってくれて、美味しいと言ってくれて、とても会話が広がって弾み楽しかったのです。」 その時から、なつ美さんにとっての手作りお菓子はコミュニケーションツールの一つになりました。 「私が作るお菓子をこんなに喜んでくれる人がいることが幸せでした。もっともっと美味しいお菓子を作って、もっともっとみんなに笑顔になってほしい! そう思いました。」 パンも焼いています♡ 甘くないパンも。 甘いパンも。 「おおきな木」と名前をつけたのは、「The Giving Tree」のお話に出てくるおおきな木のように、“見返りを求めず与える木になりたい“という想いからでした。 そう、「The Giving Tree」は、「おおきな木」と訳されて日本語版が出版されています。 なつ美さんのお菓子を食べると、優しさに包まれた様な感覚になるのはそういう訳だったのですね。 材料にはとても拘っていらっしゃいます。 安心して口に入れられるものであるために、材料として使うのは、まずは工房の菜園で採れたもの、なければ地域のもの、なければ北海道のもの、なければ日本の安心なもの、なければ海外のものという順番に決めているのだそうです。 そしてもう一点。クッキーには卵・乳製品・ベーキングパウダーが入っていません(同じ工房で作るため、完全ではありませんとのこと)。ご自分が授乳中にこれらのものを食べて乳腺炎になった経験から、クッキーだけはそれらを排除したものを作っているのだそうです。 また、ケーキに使っている卵は平飼いの鶏が生んでくれたものを使うと決めているそうです。このようなお話を伺うだけで安心が保証されているとわかります。 飼っている鶏についても語ってくださいました。 「鶏たちの餌は、基本道産小麦や米ヌカなどですが、調理の時に出る残飯も処理してくれます。それに中身をいただいた後の殻を与えると、殻のしっかりした卵を生んでくれます。夕方に小屋から放す鶏たちは、敷地を自由に走り回り、草や虫を好きなだけ食べています。」 生き物の体は、栄養でできている。 当然、卵も栄養でできている。 元気に動き回り、ストレスなく安全な餌を食べた鶏の卵が美味しいことは歴然としています。 そして、鶏糞は畑の肥料になります。 卵を産めなくなった鶏は、命そのものを大切にいただきます。 まさに循環システムです。 半農半パティシエを自認するなつ美さん。 季節を大切にするお菓子は、これから採れる自家栽培のハスカップ・ブルーベリー、にんじん・かぼちゃなどを使ったものが登場します。 最後に語ってくださったビジョンが素敵でした。 「食べた方がニッコリ笑顔になるように、これからもずっと、初めの気持ちのままで作り続けていきたいです。」 実は最初の気持ちのまま、同じスタイルで続けるってとてもとても大変で難しいこと。 優しい笑顔の裏側には、しっかりと覚悟を決めている芯の強いなつ美さんが居ました。 *店舗はないので、工房を訪ねても予約していない限り購入することはできません。事前に(お早めに)ご予約いただければ、工房でお渡しすることはできるそうです。卸し先は、札幌どさんこプラザ・大滝の直売所453のみです。 おおきな木伊達市大滝区豊里町49-1電話・FAX:0136-33-6415ネット注文:http://ookinaki-otaki.com/https://www.facebook.com/cake.ookinaki 店頭での販売場所 大滝直売所伊達市大滝区優徳町87番地1土日祝日のみ 10時~16時北海道どさんこプラザ札幌店JR札幌駅北口(西コンコース)8時30分~20時毎週木曜に販売開始~売り切れ次第終了 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。取扱い商品等は変わることがあります(取材:2021年)
Rietty
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10/29(木) 抱えない、持ち上げない!相手にも自分にもやさしい介護のやり方
理学療法士・福祉用具プランナーの島川 弘美さんが、「相手にも介助者にも負担の少ないやさしい介護のやり方」を大解説! 令和2年度伊達市やさしい介護セミナーの第一回をオンラインでお届けします。家族の介護をされている方や、福祉関係のお仕事に携わる方に役立つ知識が満載です。 PART3ではスマートスピーカーや小さな見守りロボットの活用法を寸劇タッチでご紹介。 「With コロナ」の状況下でも、遠く離れた家族とコミュニケーションを保つ知恵、いろいろあります。島川おばあちゃんと愛猫も登場。どうぞご覧ください! 2020年9月16日開催 主催:社会福祉法人伊達市社会福祉協議会 介護ベッドほか器材協力:株式会社マルベリーさわやかセンター室蘭登別 PART1 やさしい介護とは? PART2 やさしい介護 実践編! PART3 実践編つづき&認知症ケアと用具・ロボット活用
むしゃなび編集部
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06/23(日) 渡辺元佳さんのスペシャル伊達マントWS!
伊達出身の彫刻家・渡辺元佳さんの個展&公開アトリエ「NEW BRANCHES-アートはわたしとだれかをつなぐ-」がだて歴史文化ミュージアムで6月30日(日)まで開催されています。22日(土)にカルチャーセンターで行われた子ども向けワークショップに行ってきました。 伊達での渡辺さんによる小学生向けワークショップは今年で3年目。毎年とても人気があるそうです。今回は「じぶんだけのスペシャル伊達マントをつくろう!」をテーマに、午前と午後、それぞれ約30名の市内の小学生が集いました。 渡辺さんの記憶にある伊達市のモチーフから制作したスペシャルスタンプが登場。今回の展覧会で伊達入りする直前にワークショップのために準備されたそうです。たくさんの不思議なカタチ・・・。子どもたちがマントの布に押していきます。 「ルールは人にペンキをつけない、ということだけ。あとは自由にやりながら、考えよう!」と渡辺さん。さっそくワークショップスタート! 彫刻家・渡辺元佳さん 黒いマントに、白いペンキをつけたスタンプでペタペタと押していきます。不思議なカタチの魚やフルーツ、ホタテ。タコ公園も!「これは何かな?」「何だろう?」「あっ宇宙人じゃない??」なんて会話があちこちから聞こえてきます。 重ね押しをしたり、指を使ったり、少し飛び散らせたり。どんどん新しいアイデアが出てきて作業に没頭する子どもたち。マントの上には、みんな違う、マイワールドが広がっていきます。 ひとつずつ慎重に押していく子、職人さんみたいな素早さでパンパンパンと押していく子。やり方も本当にそれぞれで、完成した作品同様、個性に溢れていました。素敵なマントが完成! 乾いたら 一人ずつ記念撮影。マントを着て、ポーズをきめます。 スタンプの順番を待つ間、テーブルではシールづくりをしました。自由に切って貼って重ねます。出来上がったカラフルなシールは伊達150年記念式典の招待状に使われる予定だとか。こんなシールがお手紙に貼られていたら、嬉しくなりますね。 「スタンプを押す」、「シールを切り貼りする」——作業としてはとてもシンプルですが、その中で、ひとりひとりの個性が大いに発揮され、まったく違った作品が出来上がっていきました。その様子は見ている側もとても面白く、本当にワクワクしました。「最低限のルールのもと、自由に自分で考えて作る」ということ。そして何より、不思議な形のスタンプや渡辺さんの言葉から伝わってくるその世界観が子どもたちの創造性に刺激を与えたのではないでしょうか。 ワークショップの後、展覧会の会場に行ってきました。一歩入った途端、巨大なウサギのオブジェに目が釘付けに! その奥には、鏡のような水玉が全面に散りばめられた黄色いピアノ! 来場した方が親子で実際にピアノに触れて楽しんでいました。私もちょっと弾いて、思わずニヤっとしてしまいました。 今回の展覧会のテーマについてチラシに次のように書かれています。 タイトル「NEW BLANCH」は、多様な発想や行動が社会の枝葉となり、より自由で豊かな次の時代を創造するキーワードです。展覧会チラシより引用 大人だけでなく、お子さんのいらっしゃる方は、ぜひご一緒に渡辺元佳さんの世界に触れていただきたいな、と思います。 また会場内の一角には公開アトリエが設置され、会期中、渡辺さんが伊達150年パブリックアートワークの公開制作をされています。アーティストの仕事場を間近でみられる貴重な機会、どうぞお見逃しなく! 「NEW BRANCHES-アートはわたしとだれかをつなぐ-」 開催期間:令和元年6月8日(土曜日)から6月30日(日曜日)時間:午前10時から午後5時場所:だて歴史文化ミュージアム宮尾登美子記念アートホール入場料:無料休館日:月曜日 渡辺元佳さんウェブサイトhttps://motoka-w.com https://so-ra-mi.jp/archives/10133
むしゃなび編集部
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02/17(水) 届くと嬉しい!食べておいしい!里山デリバリー体験。
「里山デリバリー」は、洞爺湖周辺のおいしいお店の集合体です。 不定期でデリバリーの注文を受け付けています。 対応エリアは洞爺湖、壮瞥、だて、豊浦、そしてルスツ、ニセコ方面もOK。エリアにより100円〜400円の手頃な配送料で届けてくれます。 昨年5月のスタートから、お店も増え一段と賑やかになったもよう。ボリュームいっぱいのお弁当や、スイーツ、コーヒー豆、ベジメニューなど、幅広いラインナップが魅力的です。 というわけで、先日素敵なランチを注文したのでご紹介します。 届きました!ナチュラルなラッピングがかわいいです。 今回は麻麦ベーカリーとHOKKAIDian Homesteadのランチ二品。 留寿都のパン屋さん麻麦BAKERYのサンドイッチBOX(1200円)。道産小麦、地元産食材を使った天然酵母パンや焼き菓子が人気のお店です。 色とりどりの冬野菜がたっぷり入ったサラダ!食べるのがおしいくらいです。美味しい〜 ずっしり重みのあるサンドイッチ!噛めば噛むほど味わい深いパンに、野菜と、ハーブをきかせたチキンがよく合います。この分厚さは感動もの。 そして、HOKKAIDian Homesteadのフライドチキンコンボ(1500円)! 開ける前からスパイスのすごくいい香りでした。 本場アメリカンスタイルのフライドチキン。 朝から楽しみにしていた息子がおいしくいただきました。 ポテトだけちょっともらったら甘くてびっくりでした。 メニューのラインナップは毎回違って、何が登場するかお楽しみ。 上記の2店のほか、旅人宿ほうぼう(留寿都) 、MITTSU(洞爺湖)、珈琲焙煎所TOYA CAFE(壮瞥)などが出店されています。 利用方法、とても簡単です。 まずはFacebookをフォローするか、ラインに登録します。 次回の注文日とメニューが届くので、名前、住所、商品など入力してメッセージを送ればOK。 受付完了のメッセージが届き、合計金額、お届け予定時間など知らせてくれます。 こちらは昨年の思い出深い、里山デリバリー体験。「ほうぼう」のお弁当です。まだ子どもの学校が休校中だった頃で、あんまり外にも出られず、過ごしていた時でした。受け取った時、なんだかほっこりして、開けたらおかずがいっぱい。一緒に注文した金沢屋のお出汁も満喫しつつ、本当にありがと〜!と思ったのでした。 2/12配達のメニュー。画像はラインからお借りしました 里山デリバリーの名の通り、自然があって、そこに人が暮らしていて、ローカルなコミュニティがある。そんな「つながり」を感じる、画期的なデリバリーシステムだと感じました。 とにかく!届くと嬉しい!食べておいしい! それが何より楽しいです。 皆様も味わってみては。 里山デリバリー https://www.facebook.com/satoyama.deli/ 次回の注文は2月下旬です。詳しくは里山デリバリーのラインやFacebookでご確認ください。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)。メニュー、料金は変わることがありますのでご注意ください。 ※シェア、リンク大歓迎です!
むしゃなび編集部
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12/03(火) 心に明かりを灯す、冬のおくりもの特集(3)
いよいよ冬本番。クリスマスシーズンを前にむしゃなびで人気のお店を訪ね、プレゼントにおすすめの素敵な品々をご紹介いただきました。贈って楽しい、もらって嬉しい! 心にあかりを灯すプレゼント探しに出かけましょう!(今回で最終回です) 本格文房具からおしゃれ雑貨まで揃うスーパーステーショナリーWAKA 毎年11月半ばから正面入り口にひときわ華やかなクリスマス特設コーナーが登場する文房具店WAKA。お子さんから大人まで、幅広い年齢層・好み・予算に合わせたとっておきのプレゼントが見つかります。文房具・雑貨をこよなく愛するスタッフの皆さんに人気商品とイチオシを伺いました(クリックすると画像が大きくなります)。 真鍮製のどっしりとした上質なペン。サクラクラフトラボ/5000円 大注目のオリンピック雑貨/デコレ400円〜/ダイアリー1100円〜 大人の女性におすすめ!エレガントなスヌーピーグッズ/700円〜2300円 こだわり派に。ドイツ「スタビロ」の蛍光マーカー/3000円 かわいい絵柄のてぬぐい /800円 スタッフ山田さんおすすめ!ユーモアいっぱいなお年玉袋。 ※ 価格は税抜きです プレゼントのほか、お家を飾るクリスマス雑貨も豊富です。最近の流行は光るタイプのものだそうです。ツリー型、出窓におけるフレーム型など様々な種類があり、選ぶのが楽しくなります! すでに売り切れるものも出ているので、お早めにどうぞ。 最新の入荷情報はフェイスブックをご覧ください。https://www.facebook.com/pages/category/Office-Supplies/スーパーステーショナリー和歌-168548937065726/ スーパーステーショナリーWAKA(和歌) 北海道伊達市梅本町38 営業時間 10:00-19:00 定休日 不定休 TEL: 0142-23-3133 むしゃなび内WAKAのページ オーガニック、エコにこだわって選ぶ。天花地星伊達店 プレゼントにおすすめ! 風呂敷パッチン この一年よく働いた体と心をいたわりたい! そんな方にぜひ出かけてほしいお店、天花地星伊達店。オーガニック、エコ、フェアトレードにこだわって、体に優しく、環境に負荷をかけない雑貨、食品、化粧品、衣類等が揃っています。赤ちゃんや小さなお子さんのいる方、安心・安全な食生活をしたい方にもおすすめです。上の画像はプレゼントに人気な「風呂敷パッチン」。木のパーツで風呂敷がおしゃれなバッグに変身します。お出かけやエコバッグ代わりに大活躍。(1,980円〜/風呂敷別売) 夏涼しくて冬暖かいヘンプソックス。抗菌作用があるのでブーツを履いてもムレません。カラフルな色合いと満点の履き心地! 1000円〜(表示価格は税抜きです) 女性に人気おすすめのハーブコーディアル。炭酸やお湯で割って飲みます。風邪や冷え性、美容など効能によって様々なフレーバーがあり、どれもおいしい! 1800円〜 天才棋士が愛用していたことから人気沸騰となったスイス製の積み木「キュボロ クゴリーノ」。シンプルですが年齢に応じていろんな遊び方ができ、長く楽しめる上質なおもちゃ。 上向きにしたらお正月飾りに! 本物のもみの木!?と間違えそうなほどよく出来たドイツ製のスワッグ。壁やドアにかけて飾ります。クリスマスが過ぎたら、飾りを付け替えて上向きにしたら、なんとお正月飾りに! クリスマスから年明けまで通しで使える優れものです。(4,620円)天然素材の素朴でかわいいオーナメントも多数扱っています。心と体、そして環境にやさしいお買い物で、あたたかいクリスマスを! 天花地星伊達店 北海道伊達市梅本町39-22 営業時間 10:00~17:00 定休日 水・木・日 TEL: 0142-82-3910 むしゃなび内 天花地星伊達店のページ 以上、冬のおくりもの特集でした。日暮れが早い時期ですが、寒くて暗い時こそ「お店」の明かりが心にしみるなあ、と思う今日この頃。大切な人に、そして大切な自分に・・とっておきのプレゼントで素敵なクリスマス、年末年始をお迎えください! 記事の内容は取材時の状況に基づいています(取材2019年) 掲載商品は売り切れとなることがあります。ご了承ください。
むしゃなび編集部
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01/07(木) お弁当おいてみませんか?申込み1/10まで
伊達商工会議所飲食店組合からのお知らせです。 コロナ禍における飲食店営業縮小に対する企画として、地場産ローカルと題し、地元産お弁当販売の販売店を募集しています。 利用期間 2021年2月17日(水)、18日(木)、19日(金) 3日間場所 JA伊達農協「コストコの食品売り場」場所代 4,000円 / 1ブース 出店者複数の場合は人数割りとなります。 利用条件 ① 惣菜の許可、食品衛生許可を持っている人※ 食品加工・物販等の許可を持っている人② だてのまち応援券利用可能の方※ だてのまち応援券利用不可の方は当日提示願います。 注意事項1品、伊達野菜をいれてください。物販担当の方をお一人お願いします。 問合せ・申込み 出店希望の申込み 2021年1月10日 まで 伊達商工会飲食店組合TEL 0142-21-3737FAX 0142-21-3738 までご連絡ください。申込みの際には以下をお知らせください。 店名・またはお名前連絡先和・洋・中 のいずれかお弁当の値段 ※応募多数の場合は選考となります。許可等は、各自でお願いします。
むしゃなび編集部
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12/31(火) ふっくらしっとり!ローストチキンプレート【洞爺湖】
洞爺湖温泉のおしゃれなカフェにランチを食べに行ってきました。温泉街を貫くメインストリートの一角、海外観光客で賑わう「TOYA ARTS & CRAFTS(トウヤ アート アンド クラフト)」。以前ご紹介した「キートス」が2019年4月末にリニューアルオープンしたお店です。ランチは地元産の新鮮な食材を生かしたプレートメニューが中心で、夜は一品料理とお酒が楽しめ、カフェタイムのスイーツも美味しいです。 お店の方に伺ったランチのオススメは、「ローストチキンプレート」(サラダ、スープ、パン付き 1500円)。特製スパイスで味付けし、自慢のロースターでじっくり焼いたジューシーなチキンだということです! 運ばれてきたプレートは野菜たっぷり! それぞれ味わいの違うサラダや付け合わせがカラフルに並んでいました。メインのチキンは表面は香ばしく、中はふっくら、しっとり・・。ナイフも楽々通る柔らかさ。根菜の旨味が浸み出したスープやパンも美味しかったです。 前回食べたカオッパライス(タイ風シーフード炒飯)タルトとコーヒー お腹いっぱいになってしまい、デザートはテイクアウトすることに。最近話題のバスク風チーズケーキ。とってもクリーミーでした。 アルコールメニューの方も北海道のクラフトビールやオーガニックワインなど充実しており、こだわりのお料理と美味しいお酒をゆっくりと温泉街の夜を楽しめそうです。また夏場は開放的なデッキ席も利用でき、おしゃれな気分に浸れるカフェです。イベントもあるようなので、お店のフェイスブックをチェックして遊びに行かれてみては。 TOYA ARTS & CRAFTS 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉40−11 TEL 0142-82-3031 最新情報 https://www.facebook.com/culinaryartintoya/
むしゃなび編集部
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08/20(月) 三階滝にカフェNEWオープン!グランパスドリーム
早くも紅葉の気配を感じる肌寒い日曜日。白老大滝線をドライブしよう、と出かけたところで新しいカフェを発見しました!! 大滝区三階滝公園向かいに8月17日オープンしたばかりのGRANPA'S DREAM(グランパスドリーム)。パスタやサンドウィッチ、自家製ソフトクリームが楽しめるアットホームな雰囲気のお店。これは行ってみるしかない!! ということで、ドライブをひと休みして、ランチをいただいてきました :-) まずはこのお店の名前にピンときた方、いらっしゃいますか?? そう、競走馬の名前なんです。グランパスドリーム店主の細木さんは、数年前まで競走馬の飼育や種付けのお仕事をされていた方で、この度カフェオープンに当たって、大好きなお馬さんの名前をつけたそうですよ。競馬好きの方にはたまりませんね。 それでは早速、ランチに行ってみましょう〜。 パスタメニューのイチオシは、エビミソのコクが濃厚な「スカンピー」。エビを野菜と一緒にじっくりコトコト煮込んで旨味を引き出し、手間暇かけて作っている、店主自慢の一皿。単品もありますが、サラダ・ドリンクのつくセットがお得です。 サラダのこのボリューム! 気合い入ってますね。大滝や伊達の地場産野菜がふんだんに使われ、中にはケールやアイスプラントなど、ちょっと珍しい野菜も。「ちょっとした付け合わせ、ではなくて、それだけで、メインになるような食べ応えのあるものにしたかった」とのことで、納得の食べ応え。 そして、こちらがスカンピー。エビのクリームソース、濃厚で旨味がたっぷり・・・うーん、美味しい〜〜!!コクがあるけどクドさは全くなくて、ぺろっと食べられてしまうオイシサ。 ついでにソフトクリームも注文! 食べてびっくり、ミルク感がすごい・・・というのもなんと、こ主人の手づくり、自家製なのだそうです。さっぱりしつつクリーミーで、牛乳本来の味がふわっと広がる絶品ソフトクリーム。ぜひぜひ、食べてみてね〜 グランパスドリーム・店主の細木さんご夫妻 これから、ペット連れでくつろげるテラス席も近日オープン予定だそうです。細木さんご夫妻もワンちゃん2匹&ネコちゃん2匹と暮らす愛犬&愛猫家。気さくで明るい人柄に、アットホームなお店の雰囲気。競馬トークやペットの話で盛り上がるかも?? 三階滝の新たなカフェ、訪ねてみてください。 テイクアウトもできます。 ソフトクリームやドリンクのほか、「ハイジのパン」というサンドイッチがおすすめ。 白老牛、カモソテーなど、こだわり食材を使った本格サンドイッチです。ドライブのお供にどうぞ! GRANPA'S DREAM 北海道伊達市大滝区三階滝町177-2(三階滝公園 向かい) TEL 0142-68-5300 OPEN 11:00~17:00頃 CLOSED 毎週金曜日 https://grandpasdream-ootaki.jimdofree.com
むしゃなび編集部
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06/28(金) いちごの次はさくらんぼ!
いちご狩りシーズンが終わり、壮瞥町では「さくらんぼ」ののぼりが立ち始めています! 朝早くオープンしていたタカシナ観光果樹園さんの直売所に立ち寄りました。 この日(6月26日水曜日)出ていたのは、「セネカ」と「紅さやか」の2種類。スーパーなどではなかなかお目にかかれないルビーのような濃い赤色の品種です。特に「セネカ」の方は、濃い色の中にポリフェノールがたっぷり含まれているそうです。 食べてみると、甘みと酸味がぎゅっと詰まっていて、ジューシーでとっても美味しい〜〜! あっというまに1パックなくなってしまいました・・・。王道の「佐藤錦」もそろそろ出始めるそうです。今週末あたり、直売所に並んでいるかも。 それから、サクランボ狩りも始まっています! 本格的に味がのってくるのは7月に入ってからだということですが、やっぱり摘みたてを食べるのは格別。シーズンを逃さずおでかけください。料金は町内の果樹園でだいたい共通となっています。 この日、真っ先に「さくらんぼ狩り」ののぼりを見つけたのがこちらのタカシナ観光果樹園さんだったのですが、農園の方に伺うと、果樹園の並ぶこの地区で一番最初にさくらんぼの花が咲くそうです。ただ、早く咲くからいいという話ではなく、気候により開花の早さがプラスになることもあれば、マイナスになることもあるのだそうです。難しいものなんだなあ、と思いました。昨年は長雨と湿気でさくらんぼの実がはじけてしまったそうですが、今年は春先の気候がよく出来がとてもいいそうです。農家さんが丹精込めて実ったさくらんぼだと思うと、食べられることが本当にありがたいですね。 壮瞥町のサクランボ狩りのシーズンは7月下旬ごろまで。予約なしでも入れますので、ご家族やお友達と楽しんでください〜! タカシナ観光果樹 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町362番地 TEL:0142-66-2155 http://tk-fruit.com こちらは町内の別の農園に出かけた時の写真です。見事な鈴なりのサクランボ!
むしゃなび編集部
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04/10(火) 市内なのに遠出した気分になるお蕎麦屋さん。里の茶屋 風土
伊達の中心から壮瞥方面に車を走らせること10分くらい。遠くに来たわけじゃない(むしろ近い)のに、空気が違うんですよね。ここにくると!振り返れば畑が広がっている・・・「里の茶屋」という名前が本当にぴったりな、のどかな場所にあるお蕎麦屋さんです。今日は期間限定のまぐろ丼を食べに来ました! あ、小上がりが椅子席になってますね。こちらのお店は、築120年の古民家を改装した建物。上を見上げると太〜いハリが渡っていて、とっても落ち着く雰囲気。来たー! まぐろ丼と蕎麦のセット。蕎麦は冷たいのか温かいのか、選べます。1500円。 福岡から取り寄せた本マグロ!はーー新鮮っ!お刺身さいこう!ご飯もツヤツヤ、モチモチ。ご主人自慢のお蕎麦。まぐろ丼か、蕎麦か。どちらからいくかあわてちゃいますね笑。さっぱりした出汁と、細めの蕎麦のすっきりしたのどごし。ふんわり香る上品な蕎麦です。 肌寒かったので温かい方にしましたが、やっぱり冷たいほうにすればよかった!温かいのももちろんおいしいですよ!でも信州出身のchはおいしいお蕎麦はだんぜん、冷で食べたい、と思ってしまうんですよね。そして生湯葉の刺身。こういうの目にとまると頼まずにいられません!古民家で味わうお蕎麦と本格和食に大満足のランチタイムでした。建物も素敵だけど食事も安定のおいしさです。 まぐろ丼は期間限定なのでお早めにどうぞ! 以前ご紹介した牡蠣蕎麦もまだメニューに出ていました。こちらも同じくお早めに。 https://so-ra-mi.jp/archives/4174 里の茶屋 風土 伊達市西関内町316-1 tel 0142-25-4698 open 11:00〜14:30 / 17:00〜 closed 木曜(祝日は昼のみ営業) 最新情報はこちら!
むしゃなび編集部
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07/09(月) 壮瞥でさくらんぼ狩りスタート!毛利観光果樹園「ハイヤー屋のさくらんぼ狩り!」
7月にはいり、壮瞥でさくらんぼ狩りがスタートしました。壮瞥町にはたくさんの果樹園がありますが、この時期はどこもとても賑わっています。今回は、伊達方面から有珠国道を通ってちょうど壮瞥の入り口のあたりにある「毛利観光果樹園」へやってきました。 「バイオコルト台」という台木を使用し、糖度が高く大粒なさくらんぼを栽培しています。木の数は約270本と多い方ではないですが、種類は約30種類もあり、味の違いを楽しめるのが魅力。実際食べてみると、甘さの強いもの、さっぱりしたもの、甘酸っぱいものなど、本当にいろんな味があって楽しい! 昭和新山の麓にあり、森に囲まれ、敷地内に川も流れているので、子どもが来園すると喜んで走り回ったりするそうです。園主の毛利英文さんはタクシー会社を営みながらさくらんぼの栽培をして、毎年7月1日に合わせてさくらんぼ狩りをオープンしています。曰く、「趣味から始まった、ハイヤー屋のさくらんぼ狩り」! 試行錯誤しながら独自のノウハウで大事に育てているさくらんぼは、30年ほど前に、毛利さんの亡くなったお父さまが植えたものだそう。 「父は21歳でタクシー会社を始めた人なんだけど、80歳になったらさくらんぼを植えるんだ!と言ってね。本当に自分で飛行機で山形に行って苗木を買ってきたんだよ。」 しかし、農園の土地は河原で石だらけ。有機肥料を沢山入れたり、土作りには本当に苦労したそうです。日照条件もとてもいいというわけではないようですが、「たくさんならせることよりも、大きさと甘さを優先してお客さんに喜んでもらいたい」と、工夫に工夫を重ね、毎年とびきり美味しいさくらんぼを実らせているのです。 そんな毛利さんのイチオシさくらんぼはこちら! お孫さんの名前をつけたオリジナルさくらんぼ。2種類あります。赤いのは「いぶき」。 「お客さんが食べた種から勝手に生えて来た木がいつの間にか大きくなってね、孫の名前をつけたんです。」 そう言いながら、ニコニコして一番美味しいところをとっていただきました。7〜8年ほど経つそうですが、まだ接ぎ木してない原木で自然に近い状態。甘みと酸味のバランスが絶妙で、味がとっても濃い! たくさん食べた中で一番印象に残りました。周りに比べるとまだまだ小さい木なので、言われないと通り過ぎてしまうかも。毛利さんに聞いてみてくださいね! 贈答用の高級さくらんぼ、月山錦。7月下旬〜。壮瞥で一番初めにこの黄色いさくらんぼを植えたのが毛利さん。 木の枝で甘く熟したものを、自分で摘んで食べる!やはりそれが果物狩りの楽しさ。先月からの雨で、滅入ってしまうようなお天気が続いていますが、ピチピチのフレッシュな果物を食べたらとってもリフレッシュできました。 毛利観光果樹園 さくらんぼ狩り 有珠郡壮瞥町昭和新山 OPEN 7月1日〜7月末ごろ 大人 1100円 小学生 850円 幼児 150円 持ち帰り 100g = 300円 ★453号有珠国道沿い。「バイオコルト台さくらんぼ」の旗が目印。 果樹園詳細:毛利ハイヤー 下のリンクは滝之町のフジモリ果樹園さんにさくらんぼ狩りに行った時の記事です。果樹園ごとにそれぞれ魅力があって、味わいも違います。壮瞥のさくらんぼ狩りのシーズンは、7月初め〜7月末ごろまで。お子さんやお友達と出かけてみてください! https://so-ra-mi.jp/archives/5966
むしゃなび編集部
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11/27(火) むろらん中央街バルで食べあるき!創作料理カフェ〜渋いパーラー!
はやいもので今年も残すところあと1ヶ月ほどとなりました。先日は今年ほぼ初めてのしっかりした雪が降り、いよいよ本格的な「冬!」がやって来ましたね。そんな中、室蘭中央地区で11月27日(火)から3日間開催中の「中央街(まち)バル」に行って来ました! 「街バル」とは、地域の飲食店を食べ歩き・飲み歩きして楽しむイベント。伊達や登別など近隣でも同様のグルメイベントが開催されていますが、室蘭では今回がはじめてとなるそうです。 3枚つづりのチケット(3,000円)を購入して参加店で提示すると、街バル限定のお得なメニューが! 立ち飲み感覚ではしごするもよし、お友達やご家族とチケットをシェアするもよし・・・。3日間で使いきれなかったチケットは、後日、「あとバル」期間中に商品券として使うこともできます。 それでは、チケット片手に、いざ、中央地区の個性溢れるお店巡りへ! 旧市街地の渋〜い街並みを、のんびりと歩きます。今回の参加店は全て徒歩圏内にあるので、伊達から来た筆者には街あるきが超新鮮でした! まだ午後早い時間ですが、ランチタイムからチケットを使えるお店もあるので、そのうちの1軒を目指し、てくてく・・ やって来たのは「創作飯家しゃにむに」。 ちょっとレトロでくつろげる雰囲気の、創作料理と飲み物のお店です。ランチタイムのバルメニューは、日替わりプレート&デザート・ドリンクのセット。 サンマの糠清焼き、チーズチキンフライ、だし巻きたまごなど、この日の献立が木のプレートの上に並んでいます。右の小鉢は、キャベツの赤ガレイの子和え。甘い旬のキャベツとプチプチした卵の食感がおいしい! ふわふわのたまご焼きも、サンマも、じわ〜っとしみるようなやさしい味でした。 お店の方に伺うと、市場に行って、その時々で仕入れた食材からメニューを考えるため、日替わりプレートは毎回違う料理が登場するそうです。「メニューを考えるのは苦しみでもあり(笑)楽しみですね!」と笑顔で話していました。オープン以来6年ほど通う常連さんに、「同じものが出たことが一度もないね」と言われたことがあったそうです。 デザートは柿とレーズンのケーキ。ほかにも梅ジャムとチーズのケーキや、沖縄の「タルガヨー」という柑橘を使ったチョコレートケーキなど、きになるオリジナルデザートがいっぱいでした! 創作飯家 しゃにむに 室蘭市中央町2-9-3 TEL 080-6069-7525 通常営業時間 11:30~翌1:00 定休日 木曜日(街バル期間中は営業します!) バルタイム 11:30~翌0:00 11:30~15:00 日替わりプレートランチ&デザート&ドリンク 15:00~0:00 ちょい飲みバルセット 続いて、同じくランチタイムからバルメニューを楽しめる「ぱーらー あるぽると」へ。 昭和の香り漂う佇まいが渋いですね! こちらは、エビフライや生姜焼き、スパゲティなど洋食から丼もの・うどん・そばなど和食まであるご飯やさん。地元の常連さんが集い、のんびりと食事を楽しんでいました。 「バルメニューお願いしま〜す」と注文して、運ばれてきたお料理にびっくり!! ご覧ください、このボリューム! やきとり、ハンバーグ、茶碗蒸し、ピザ、うなぎ、などなど、おせち料理のような豪華さ。頼めばご飯にカレーもかけてくれるそうです。多分、ボリュームでは「中央街バル2018」ナンバー1じゃないでしょうか。 食べきれるかな・・・と若干心配になった筆者ですが、おかずの器がお弁当箱になっていて、そのまま持ち帰りOKということで、ほっとしました。 おわんからはみ出しそう、元気なカニ汁! 「3日間、ぱ〜っと楽しんでもらいたいと思って、とにかく豪華にしてみました! 普段はなかなかできない大サービスだよ(笑)」と、店主の菊地利秋さん。常連さんに愛され、サービス精神に溢れるマスターです。 がっつり食べたい方、ぜひ挑戦してみてくださいね! ぱーらー あるぽると 室蘭市中央町2-3-19 TEL 0143-24-1077 通常営業時間 11:00~19:00 定休日 日曜日 バルタイム 11:00~20:00 限定メニュー「やきとり・カニ汁・うなぎ・一口茶碗蒸し・ハンバーグ・ピザ」ドリンク1杯セット 希望者にはライスも。 バルメニュー注文の方においしい伊達産キャペツをプレゼント! 地域の魅力・個性に触れながら、食やお酒を楽しむ街バル食べあるき! 次回へつづきます。 中央街バル2018 [街 バ ル ] 2018年11月27日(火)~29日(木) [あとバル] 2018年11月30日(金)~12月8日(土) 【開催場所】 室蘭 中央地区 【チケット金額】 3,000円(1組3枚つづり、税込み) 【チケット販売 11/29(木)まで】 ・室蘭商工会議所(室蘭市海岸町1-4-1 ☎0143-22-3196) ・室蘭中央飲食店組合(室蘭市中央町2-6-9 ☎0143-22-8706) ・中島商店会コンソーシアム(室蘭市中島町1-24-2 ☎0143-50-6611) ・室蘭市商店街振興組合連合会(室蘭市海岸町1-4-1 ☎0143-25-1177) ・参加店(下記チラシをご参照ください) 【お問合せ】室蘭商工会議所 TEL : 22-3196 https://www.murocci.or.jp/中央街バル/ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。 (取材 2018年) シェア、リンクなど大大大歓迎です!
むしゃなび編集部
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04/04(水) 秘密の花園的カフェのきのこカレー
隠れ家、とか、秘密の花園、そんな言葉がぴったりくる伊達のカフェROSEMARY。 春先のこの時期はすっきりしてますが、バラの季節にはそれはそれはそれは!見事なお庭になるのです。お花でぎっしりな時の方が、ずっと広く感じるから、不思議。でも、クリスマスローズがひっそりと咲く今のお庭も素敵です! 今日はランチにやってきました。 見た瞬間、テンション上がったサラダ。カラフルな野菜に、お豆、グレープフルーツ。おしゃれ!もう女子の心を鷲掴みです。この器、きっとアンティーク。 きのこたっぷりのカレーが登場! 食事だけでも大満足、でもやっぱりケーキを頼んでしまいます。来たからには! はあー、美しい。お皿からフォークから、お店のディスプレイから、どこを見てもかわいくてホント癒されましたー。そんな中、お隣のマダムたちのおしゃべりが。 「金さん銀さんのお子さんが100歳になったんですって〜〜」 え!なんですと!!うっかり会話に参加しちゃいそうになっちゃいましたよ。平成生まれの人にはわからない話題ですよね。 あー、やっぱりカフェが好き! ROSEMARY 北海道伊達市弄月町187−7 *バラの見頃は6月中旬から下旬
むしゃなび編集部
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04/25(木) 最近オープンしたお店ほうもん。白髪染め専門サロンAZ
そよ風が気持ちのいい今日この頃。桜の開花もももうすぐですね。 季節が変わると新しいオシャレに挑戦したり、「思いっきりイメージチェンジしたい!」という気持ちがむくむくと湧いてきませんか? 今回は伊達市網代町にオープンした美容室を訪ねました。 ビューティサロンAZ (あず)はカラー専門、それも「おしゃれ染め」ではなく、「白髪染め専門」の美容室です。伊達出身の美容師・阿部美香さんが札幌からUターンして3月下旬にオープンしました。 「カラー専門」というと、伊達周辺ではあまり聞きませんが、札幌など都市部では主流になってきているそうです。 カットにはまだ早いけれど、白髪が気になる・・・ 自分で染めるのは大変! 肩も上がりにくくなってきたし・・・ そんな時、手頃な値段で気軽に行けるのがカラー専門サロンです。染めだけなので、普通に美容院に行くよりも安くできるのがポイント。 染め剤はオーガニック成分が配合された髪にやさしいものを使用しています。 一口に茶色といっても下の画像の通り、たくさんの色があります。髪や肌の色に合わせ、相談しながら色選びをしますが、同じ色を使用したとしても、髪質によって発色や印象が全く変わってくるのだとか。面白いですね。 最近は、染めずに自然な髪色を楽しむ「グレイヘア」も流行していますが、阿部さんによれば、やっぱり染めるとマイナス5才は若く見えるそうです 8-O また、白髪染めをしている方が元の髪色に戻すには1年ほどかかります。そういったことを考え合わせた上で、「手軽にできる白髪染めを楽しんでほしい」と阿部さんは話します。 阿部さん:「もう歳だから染めるのをやめようかな、というお客様もいらっしゃいますが、私はいつも「80歳までは、がんばってサロンに来てくださいね〜」とお伝えしているんですよ(笑)。女性にとって、キレイでいることは幾つになっても元気の源だと思います :-) 」 さて、上の画像は伊達ではここにしかないオートシャンプー。髪と頭皮の自動洗浄機です。施術時間を短縮し、かつ手頃な値段に抑えるために導入したところ、「気持ちがいい」と大評判に。さっそく、筆者も体験させていただきました! 機械のシャンプーってどんな感じ?ガシガシ洗うの?・・・ドキドキしながら台に横になると、シュワ〜〜ッとお湯が出てきてシャンプースタート! 頭皮全体をまんべんなく、たっぷりと水流で洗っていきます。マッサージみたいで「気持ちいいーー!!」ウトウトしている間にシャンプーもトリートメントも完了。とってもスッキリしました。 シャンプー後はセルフでブローとスタイリングをして出来上がりです! セルフが苦手な方は、オプションの「ハンドブロー」を注文してくださいね。 来店からの流れ まずは精算 → お荷物はロッカーへ → カウンセリング・色選び → カラーリング → オートシャンプー → セルフブロー ※ 初回は地肌テストを行います。肌が弱い方、アレルギーの方はお断りすることがあります。 札幌時代には福祉美容の資格を取得し、病院などへ出張していたという阿部さん。常連のお客さんが高齢のためサロンに来られなくなったことがきっかけでしたが、福祉美容に取り組む中で、考え方が180度変わったそうです。 阿部さん:「自分で動ける方と、体が不自由な方とでは、カットの仕方が全く変わってきます。 例えばお客様が点滴をつけていたり、ベッドに寝たままの状態で、どうやってカットするか・・・など、とても勉強になりました。 思うように身体が動かない方でも、おしゃれをするとお顔が明るくなるんです。入院してお化粧をしなくなった方が、次のカットの時にはお化粧をして待っていて下さったこともありました。本当に嬉しかったです! ゆくゆくは伊達でも福祉美容の分野に活動の幅を広げていけたら、と思っていますが、まずは白髪染め専門で、お客様に「あー気持ちよかった!」、「キレイになって嬉しい!」と笑顔になっていただきたいです。」 これからお花見に行楽にと、おでかけの増えるシーズンですね。髪色を変えて心も軽やかに、新しい季節を楽しんでみませんか? 白髪染め専門店 ビューティサロンAZ あず 伊達市網代町27-4 TEL 0142-82-8380 OPEN 9:30~18:30 CLOSED 月曜日 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年) リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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07/30(火) 洞爺湖温泉の「憩いの場」的カフェ。パーラーふくだ
洞爺湖温泉街の一角に建つレトロなカフェ「パーラーふくだ SMILE GAREN CAFE 」。長い間閉業していた昔ながらの喫茶店を改装し、4年前にリニューアルオープンしたお店です。古い建物の造りを生かした店内は、クラシックで落ち着きがあり、その上とてもくつろげるのが魅力。 温泉街を訪れる旅行客のほか、60歳以上の町民は半額となる「コミュニティーカフェ」として、地元の人に親しまれています。また、洞爺湖、壮瞥、伊達など近隣地域のハンドメイド作家やセラピストを集め、定期的に体験イベントや作品販売を開催。イ子育て世代の女性たちで賑わいます。 広々した店内でのんびりと飲むコーヒーは格別。 地元作家のハンドメイド作品コーナー。お土産にも人気! また食べたくなる焼きチーズカレー 焼きチーズカレー、サラダ、ドリンク、デザートのセット 1300円 食事メニューは「地産地消」、「どこか懐かしい」、「いつも変わらない味」をコンセプトに、焼きチーズカレー、ドリア、パスタなど、地元産食材を使用した家庭的な洋食が中心。ボリュームがあるので、お昼時は意外に男性客の姿も多いです。 冷製パスタ、ミニ焼きチーズカレー、ドリンクのセット 1100円 看板メニューの「焼きチーズカレー」は、店長渾身の一皿。熱々の焼きカレーにとろりと溶けたチーズがたっぷり、食欲をそそります。ベースのカレーは、粗みじん切りした野菜を香辛料でよく煮込んだ本格仕込み。野菜の甘みが口いっぱいに広がります。独自ブレンドのチーズもおいしさの秘密。北海道産から海外のものまで、様々な種類を試した結果、野菜カレーの風味を邪魔しない、最高のブレンドにたどり着きました。 虎杖浜のタラコたっぷり。太めの麺が絶妙なクリームパスタ900円 ベジタリアンでも食べられるメニューが多いので、海外旅行客にも好評です。ベジタリアンといっても、食べられるもの、食べられないものは人によりそれぞれですが、「パーラーふくだ」では、食材を抜いたり、代用したりと、可能な限り親切に対応してくれます。 ここ最近は、グルテンフリーのメニューを希望する人が増えているそうで、様々なリクエストに対応できるよう、日々工夫を重ねている、と店長さん。ジューシーなトマトを味わう冷製パスタ(上画像)はグルテンフリーの麺に変えることができます。 温泉街にクラシックカー!? 洞爺クラシックカー&アートギャラリー さて、食後はお隣の建物へ。扉を開けるとなんと! 一面のクラシックカー。全て胆振地域の企業が所有しているもので、こちらで管理されています。貴重なコレクションを温泉街の活性化に役立てようと、カフェのリニューアルオープンに伴ってこのギャラリーが開設されました。 TOYOTA2000GT(手前の白い車)など、非常に珍しい車体もあり、遠方からい訪れる愛好家もいるそうです。ロマンがあっていい雰囲気です。見学したい方は「パーラーふくだ」のカウンターで申し込みむと無料で見学できます(乗車体験はできません)。 観光客から地元のお年寄り、車好き、ハンドメイド好きの方まで、様々な人が訪れる「パーラーふくだ」。広々とした空間でのんびりできる「憩いの場」のようなカフェです。温泉街散策のひとやすみにおすすめのスポットです! パーラーふくだ SMILE GAREN CAFE 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉35-12 TEL: 0142-75-3077 9:00~17:00 定休日 火曜日 http://www.mushanavi.com/member/?SINO=1329&M=25 手作りワークショップinパーラーふくだ2019 8月22日(木)10:00~16:00 9月26日(木)10:00~16:00 今シーズンも5月~9月までの第4木曜日はイベントDAY! 当日都合のつく作家さんたちがゲリラ的にワークショップを行います。 ハーブソルト&ハーブチンキ アイシングクッキー ネイル アロマコスメ/アロマクラフト ビース/スイーツデコ 紙で作るバラ・ロザフィ&リボン など ラインナップは当日のお楽しみ! 記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年)リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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05/31(月) 川のほとりの癒しのお花屋さん “青葉“
こちらは気門別川のほとりにあるお花屋さん「青葉」さんです。20年前から変わらぬ可愛らしい笑顔で店主の知子さんが迎えてくださいました。 今の場所に引っ越されて8年目。2001年にオープンされた時は山下町にお店を構えていらっしゃいました。その時はまだお勤めをされていたので、そのお休みを利用し、土日のみの営業だったと言います。 素敵なランプは、おそらく洞爺湖のglaglaさんの作品。 「若かったからできました。」と、当時を振り返る知子さん。 でも、それだけではない起業への強い想いを感じました。同時に、ものすごい努力だったのだろうと想像します。 壁をさり気なく飾りたい方に~ 人気の多肉植物や、可愛らしい花瓶も並びます。 「お花屋さんというお仕事は、実は子供の頃からの夢ではなかった。」というお話しには驚きました。一旦は札幌で就職をなさった知子さんは、一念発起してお花を学ぶ学校へ通い始めました。「その時もなんとなく花かな~という程度だった。」と。 学校卒業後は、お花屋さんに就職。3年間の実践的な修行が始まりました。初めはそれほど強い思いでお花の道に入られたのではない知子さんが、とても厳しいお花の仕事を経験されてからどんどんのめり込んでいったというストーリーが、私にはとても興味深く聞こえました。 「今日はお花が少なくて…。」とおっしゃった知子さん。お互いを引き立て合う様なラインナップで素敵です! きっと、3年間は自分自身の本気を試す期間だったのだと思います。もちろん、知子さんは本気でした。というより、どんどん本気度が増していきました。だからこそ、お勤めがあるにもかかわらず、お休みの日にお花屋さんになるという大胆行動を起こされたのだと思います。 窓の向こうには川が流れています。右端が空いているのは筆者が連れて帰ったからです ^^ハンショウヅルという植物を購入しました。 「川が好きだからこの場所を選んだ。」とおっしゃる知子さん。“青葉”の店名の由来も尋ねてみました。 「洞爺湖畔の仲洞爺あたりの道が大好きなのです。木のトンネルが続いていて、そこからの木漏れ日を感じたり木々の隙間から見える洞爺湖の水に癒されたり。だから、緑にまつわる名前にしたかったのです。」 なるほど~!あの道をイメージしてのお名前だったのですね!とっても納得してしまいました。 そんな理由もあって、“青葉”さんでは、お花はもちろんですが枝物やグリーン系のラインナップに力を入れていらっしゃるのだそうです。 確かに、店内はカラフルというよりも緑色が多いです。いかにも、緑のトンネルがお好きな知子さんらしい♡緑好きなお客様にもとても喜ばれているそうです。これは、“青葉“さんならではの大きな特色ですね。 面白い植物も並びます。育て方も相談に乗ってくれます。 シダ類!涼しげです。 そして。「“コロナ禍なので、おうち時間を明るく過ごしたい“ とお花を買いに来てくださる方が実は増えているのです。そのお気持ちが本当に嬉しいです♡」という素敵なお話も飛び出しました。 「ゆくゆくは、アンティーク雑貨と植物を組み合わせた商品も作っていきたい。」と、今後への想いも語ってくださいました。アンティーク好きとしては本当に楽しみです。 最後にこのお店を通して、皆様にお伝えしたいメッセージはありますか?とお尋ねしました。 「こんな時だからこそ、植物の癒しの力を感じていただきたくて、気軽に入れる雰囲気作りを心がけています。雑貨も置いていますので、お気軽にご入店いただけたら嬉しいです。そして販売するだけでなく、アフターケアのことなどお花の相談所的な感じでいろいろご相談いただけたら嬉しいです。」 取材時もちょうど、お花の寄せ植え相談に訪れたお客様がいらっしゃっていました。 大滝の方の手作り葉書です。 ハンドメイド作家さんの作品も並びます。 どの花よりも輝いていた知子さんの笑顔でしたが、とっても恥ずかしがり屋さんなので写真はパスでした ^^ 実は、筆者が最後に気づいたことがありました。それは、”青葉”さんの心地良さは、自然の中にいる状態に近い雰囲気だからだということ。 きっと、自然好きなオーナーの知子さん・植物たち・店舗・雑貨全てが作る空気感なのでしょうね。川のほとりの “青葉“さんは、全てが癒しの空間でした。 青葉住所 伊達市錦町15-2電話/Fax 0142-21-1112Open. 10:00~18:00Close. 月曜日http://aoba-flower.exblog.jp ※配達で不在の場合もあります。お出かけ前にはお電話でお確かめください。 ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2021年)
Rietty
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06/11(月) 「おひとりさま」も気軽に楽しめる!ほっこり定食nico
北舟岡駅近くの「ナチュラル服nico」で、今月から金曜と木曜の夜に定食屋さんが始まりました。しばらくお休みしていたお弁当屋さんをこの度、プチリニューアルし、9種のお惣菜にご飯とスープがついたヘルシーな定食を週替わりで提供しています。 この日のメニューはこちら! エビとカブのオレンジサラダ、笹の子ピクルス、里芋のとも合え・・・・など、種類豊富でとってもカラフル。見た目にもエネルギーチャージできそうですね。 シンプルな味付けの中に家庭的なあたたかさの伝わってくるお料理でした。どれも、店主の仲山さんのオリジナルレシピ。和風あり、洋風あり、ちょっとエスニックなのもあり、楽しくいただいてお腹も心もいっぱい :-) 「家族がみんな留守の夜に、一人でご飯を食べに行こうかなと思っても、女性ひとりでお酒を飲まずに楽しめるお店となると限られてしまうんですよね。それで、おひとりさまでも夜ぶらっと出かけられるような定食屋にしたいなと思ったんです。」 と仲山さん。確かに伊達周辺で、居酒屋でなく女性ひとりで気軽に行けるご飯屋さんって少ないですね。それも、お肉!とか揚げ物!といったがっつり系もたまにはいいんだけど、ヘルシーで美味しいものが食べたい、大人女子は特に。 「私はよく、ちょっとおしゃれな「となりの晩御飯」みたいなのがいいなあって思うんです(笑)」 あ〜わかるわかる!と頷いたchでした :-) 素材のいいナチュラル服も揃っています!今季の注目は水玉。ドットが少し大きめがトレンド。 洋服屋さんの一角、という珍しい定食屋さん。ぶらっとおひとりさまだけでなく、お友だちとご一緒の方もどうぞ。6月末まで、前日までに予約するとアジアンデザート「豆花(トウファ)」がサービスで付きます。 また、7月から金曜日はランチタイム(夜はお休み)となります。どうぞお楽しみに! ほっこり定食 nico メニュー (2018年6月現在) ほっこり9デリ定食 ¥1300+tax ※週替りの定食です ※デリ9品 (メイン1,2品、野菜のおかず4,5品、ご飯のお供2,3品)スープ、ご飯、お茶、フレーバーウォーター付き 豆花(豆乳を使ったアジアンデザート) ¥200+tax(単品オーダー不可) ナチュラル服&ほっこり定食 nico 北海道伊達市舟岡町369-6(JR北舟岡駅近く) 2018年7月からの営業時間(不定休あり) ほっこり定食: 木曜: 17時半~20時半(LO20時) 金曜: 11時~14時(LO13時半) ※お手洗いはございません ※売り切れになった際には早めに閉店させて頂きます ※売り切れの際には早めに閉店させて頂きます ※祝日でも営業時間は変更しません ナチュラル服販売: 月金:16時〜20時 その他:11時〜15時 ※祝日でも営業時間は変更しません 予約:nico.4u@icloud.com インスタ(@nico.osai)メニューを公開中です。 https://www.instagram.com/nico.osai/ お店の詳細はこちら↓ むしゃなび内 ナチュラル服&ほっこり定食 nico
むしゃなび編集部
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09/17(火) 産地ならではのベジスイーツを楽しむ!
透き通った赤がとってもきれいなチーズケーキ。この赤いゼリー、なんとトマトなんです。トップに飾られているのも、黄色いプチトマト!一口食べると、爽やかな風味とさっぱりした甘さがす〜っと広がって「おいしい〜!」。 伊達市役所前の喫茶店・ぶどうの木でトマトが旬の時期に登場する限定メニューです。 地元産の野菜を使ったメニューに定評のあるぶどうの木ですが、野菜をランチだけでなく、スイーツメニューにも展開し、季節ごとに様々な「ベジスイーツ」を提供しています。 セロリのシフォンケーキ 伊達産かぼちゃのモンブラン 「野菜のスイーツ??」と最初は不思議に思っていた筆者ですが、様々なベジスイーツに出会う中で、すっかり、面白さと素朴な味のファンになってしまいました。フルーツに比べると華やかさも甘さも控えめですが、しみじみと美味しくて、ヘルシー。いちばんの魅力はハッとする「意外さ」、そして新しさなのかな、と思います。 https://so-ra-mi.jp/archives/17647 野菜の産地といっても、ベジスイーツを扱っているお店はそれほど多くありません。そんな中で、趣向を凝らしたメニューに出会うと、もう感激してしまいます。 大人気のフルーツトマト屋さん、清水農園のジェラートも、そんな感動を呼ぶベジスイーツのひとつ。こちらのジェラートは、素材を知り尽くした農家さんが自ら作っているこだわり派だけあって、まるでトマトそのままのような、ジューシーさ! トマトのほか、さくらんぼやブロッコリー、ご当地シードルなど、日替わりでいろんなフレーバーがあって楽しいです。営業期間は例年6月〜10月頃。 こちらもベジスイーツ。以前、農家カフェ「ほのぼの村」(壮瞥町)で食べた「アスパラチーズケーキ」 野菜が豊富な地域ならではのベジスイーツ。出会う度に発見があります。皆さんもお店で見つけたら、ぜひ食べてみてくださいね!冒頭の「ぶどうの木」のベジスイーツは、季節ごとに期間限定で登場します。ぜひ食べてみたい、という方は、お店に問い合わせを。自家焙煎珈琲屋ぶどうの木(むしゃなび会員ページ) ※記事の内容は取材時の情報です(取材2019年)
むしゃなび編集部
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02/12(土) 『役』を捨て自分自身に戻る時間 “hinna produced by Toya Pirka Shop” で癒される時
今回はToya Pirka Shopのオーナーで基礎化粧品“ hinna ”の開発者 加藤亜貴絵さんにお話を伺いました。 待ち合わせ場所に現れた亜貴絵さんは、スラリと背が高く素肌の美しい方でした。 石狩市ご出身で、短大では経済学を学び、長らく銀行員をされていたそうです。そして、6年前に洞爺湖町に移住されてからも同じ銀行の支店で働いていらっしゃいました。 ↑湖畔で遊ぶ亜貴絵さんの愛息子様 「地元に密着した洞爺湖町の支店では店内のチームワークも素晴らしく、営業の立場から地元の皆様とお話をさせていただく機会も多くあり、どんどん洞爺湖町の魅力に惹かれていきました。気づいたら洞爺湖町の大ファンになっていて、洞爺湖町の良さを町外はもとより町内の皆様にもっと知ってほしい!と思うようになっていました。」 そしてこんなお話も。 「自分自身、洞爺湖町に移り住んでから性格が変わったと感じています。それまでは常に何かに追われるようにキリキリとした生活でした。でも、洞爺湖町に移り住み、美しい自然や温かい人々に囲まれているうちに、周りの自然や人に心から感謝するようになりました。そして、“ 肩肘張らなくてもよい。自分の精一杯を生きればよい。”と、思うようになったのです。」 なるほど…。 “ hinna “のお名前の由来がわかりました。 hinnaとはアイヌ語で感謝を表すことばです。 「全てのものに感謝して生きていきたい」そんな亜貴絵さんの気持ちを表していたのですね。 さて、今回の主役 “ hinna “のことについて 「でも何故、その想いが化粧品に結びついていったのでしょう?」 そんな筆者の問いに、亜貴絵さんはこう答えてくださいました。 「私は元々アレルギー体質でもあり、ものすごい乾燥肌なのです。ですから、ありとあらゆる化粧品を試しました。その中で、これはいいかも!と思う基礎化粧品に出会ったとしても、何かしらの矛盾や難しさを感じて持続できない。加えて自分をすり減らす都会の生活にも疲れた頃に洞爺湖町に転勤して……。 そして先ほどの話に繋がっていきます。 ある日、ある農家の方に教えていただいた洞爺湖町名産の財田米と赤シソを知ったことは、私の中でとてもとても大きな出来事でした。洞爺湖町産の赤シソは、農家さんが毎年タネを採り、それを毎年撒き、手作業で何十年も繰り返し育てられているのです。命と産物を繋ぐ作業を全て手作業で行っていることに感動を覚えました。それに、抗アレルギー作用がある赤シソは、アトピー体質の私にはジャストフィットでした。この本当に素晴らしい洞爺湖町の産物をなんとか多くの人に知ってほしい! しかも私らしい方法で! そんな想いが化粧品とリンクしていったのです。」 一念発起した亜貴絵さんは、会社を辞め、わずか半年で『日本化粧品検定1級』を取得しました。 さらにお話しは化粧品成分に及び、語りは熱く繰り広げられました。 「まず、財田米はとにかく食べて美味しい! 実は私の父は石狩の米農家で育ちました。ですので、いつも美味しいお米をいただいていて、『うちのお米が一番美味しい!』と思っていたのです。ところが、財田米を食べたらそれが覆されました。初めて味わったお米での敗北感でした 笑。 心から美味しいと感じるものは肌にも良いと思っています。 お米には保湿や血行を促進する成分があると言われています。 そして赤シソ。赤シソには殊の他強い思い入れがあります。実は洞爺湖町は北海道で1.2を争う赤シソの産地なのです。それは残念ながらあまり知られていない事実です。こんなに良いものなのに何故!?と叫びたいくらい。赤シソには抗アレルギー・抗酸化作用があると言われる他、美白や保湿の効果もあると言われています。 この2大主役に加え、北海道産のサラブレッド由来のプラセンタも配合しています。こちらには優れたペプチドやアミノ酸が含まれているのです。 それと、hinnaは着色料や合成香料を使っていませんが、化学成分は含まれています。自然由来にこだわりすぎず、『人間が長年研究をし続けてきたお肌にとって必要な成分=化学の力』とのハイブリッドで作っているのです。 」 ↑手のひらサイズより大きな葉の赤シソ畑 ↑黄金色に稔った財田米 北海道産のサラブレッドにこだわった理由は、「餌の面でも衛生的にも丁寧に管理されていることと、北海道の原材料を使いたかったということです。」とのこと。 亜貴絵さんとお話ししていると、全てのことに裏付けがあり、きちんと分析されての言動だということが分かります。 ご自分のお仕事に対して『腹を括っている』という潔さが伝わり、ものすごく説得力がある。 本当にスカッと気持ちが良い方です。 ↑パンフレットデザインもパッケージデザインも全てご自分で行なっていらっしゃいます。 本当にバイタリティー溢れる方です。 ↑この優しい紫色は、お米の研ぎ汁の白と赤シソの紫を足した色だそうです。 「ところで、作っているのは亜貴絵さんご自身ではありませんよね? どのように開発レシピ通りに化粧品を作ってくれる製造会社を見つけたのですか?」 すると、その行動力に感動するお答えが返ってきました。 「あちこち電話を掛けまくって、直接営業をしにいきました! ですが、個人の話を聞いてくださるところはなかなか見つかりませんでした。変なオバさん扱い。ですが、実はこのコロナ禍はチャンスでもありました。化粧品業界もテレワークなどが多くなり、化粧をする人が減り、取引先自体が増えないという悩みを抱えていたのです。ですので、個人の話でも前向きに聞いてくださる会社様も現れました。それが現在、製造をお願いしております(株)粧薬研究所様です。こちらでは、私の話を本当に良く聴いてくださり、OEMに快く応じてくださいました。」 きっと、数字でものを説明できるという前職でのご経験も強みになっているのでしょう。 コロナ禍は、亜貴絵さん自身にも会社員であることのメリットとデメリットを深く考えさせてくれたと話してくださいました。 “ ピンチをチャンスに! コロナ禍をチャンスに!” 多くの人がそう口にしますが、誰にでも簡単にできることではありません。 でも亜貴絵さんは、コロナ禍をチャンスと捉えました。 止まりたくない。 前進あるのみ。 たとえ失敗したとしてもこうと決めたら突き進みたい! そんな亜貴絵さんの強い想いにより、準備期間に多くの苦悩を抱えて過ごしながらも、構想から1年半というハイスピードで ” Toya Pirka Shop ” を立ち上げることができました。 立ち上げ前には80人のモニターの方に使っていただきました。 いただいた感想から成分配合の手直しを繰り返し、ついに2021年12月に” hinna “が世に送り出されました。 最後にこう話してくださいました。 「しばらくは『変なオバさん』扱いでしたが、最近メディアで取り上げていただけるようになり、活動を知っていただけるようになったのはとても嬉しく有り難いことです。 ” Toya Pirka Shop “のコンセプトは10年後、20年後も使い続けたい持続的なものであることです。持続的であるためには価格はとても重要です。ですから、” Toya Pirka Shop ”の製品は価格設定が先です。 製造以外、今は一人で回しているので、製品コストは最低限に抑えることが可能です。 hinnaは1本3300円ですが、150ml入っていますので、だいたい2ヶ月半はお使いいただけます。内容成分的には絶対の自信を持っています。 女性にはたくさんの役割がありますが、1日の内のせめて数分だけでも自分自身に戻ってほしい、自分に優しくしてあげてほしい、そう願っています。スキンケアは自分自身の手で労わることができる作業です。自分で自分を癒すために毎日お使いいただけたら幸せです。 」 お話をいただく間、何度も周りの方への感謝の気持ちや、自然への感謝の気持ちを口にされた亜貴絵さん。 お話を伺い、この商品には” hinna “ 以外の名前は見当たらない。 そう思った筆者です。 ↑洞爺湖町 230号線沿いにある「きつつきカナディアンクラブ」さん敷地内にある「森と休日」さんで委託販売中です。 ↑こちらは洞爺湖温泉街の「越後屋」さんで委託販売中です。 「そうべつ道の駅 サムズ」さんでも2/11より委託販売が開始されました。 ※記事の内容は取材時の情報にもと基づいています(取材2022年)
Rietty
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01/29(金) 大滝の週末限定!ごはん屋さんを訪ねる。食事処やませみ
今回は大滝区北湯沢温泉の素敵なごはん屋さんを紹介します。先日ご紹介した温泉宿「かわせみ」の橋を挟んだ斜め向かいに、郷愁を誘うようなあたたかい佇まいのお店があります。 味わい深い手描き文字で「やませみ」と描かれた木の看板が目印です。 ぱっと見たところ食堂風の店先ですが、中に入るとグッと落ち着いた雰囲気。しっとりと和風で、料亭のような空間が広がっています。窓の向こうには川のせせらぎが。さらにその向こうに「かわせみ」のロマンあふれる建物がちらりとのぞいて・・・風情があります。 「やませみ」は、普段は「かわせみ」に宿泊するお客さんのための食事処として営業しています。日本料理の板前さんであるご主人が、味に彩りにこだわって提供する料理が評判です。もともと北海道が好きで東京からご夫妻で移住したそうですが、かわせみのお風呂に通っていたことがきっかけで、大滝にお店を開くことになったのだとか。 旬の食材をふんだんに使った「かわせみ御膳」は、なんとも華やか!こちらは宿泊しないと食べられませんが、土日限定で、一般のお客さんもランチを食べることができます。そこで、ボリュームたっぷりでリーズナブルな本格派の味わいを楽しんできました。 週替わり定食(850円)。この日のメインは豚味噌漬け焼き!ふっくらジューシーなお肉に、ほかほかと湯気を立てるツヤツヤご飯が最高の組み合わせ。野菜もたっぷり、大満足の食べ応えです。 人気メニューのオムライス(750円)。ふわり&とろりとした口当たりの玉子がたまらない、シンプルだからこそのおいしさ!お子さんにもおすすめです。 こちらはごはん屋さんに珍しい、ラーメン(750円)!さっぱりしたスープの昔ながらの醤油ラーメンでした。ご主人がダシからこだわった自慢の一品。ぜひ味わってみてください。 隠れ家的な雰囲気が漂う、半個室の座席でいただきました。静かにゆっくりと時間が流れるひとときは、自然豊かな北湯沢ならではですね。デートのランチにもおすすめです!こちらのほかに、古民家風のシブい個室もあり。 おいしいご飯と、店主ご夫妻のあたたかい人柄に癒されに、毎週通う常連さんも多いそう。席数が少なくゆったり過ごせるのも魅力的です。ただし満席になることもありますので、遠方の方は予約して出かけるのがよさそうです。 ↑ある日のランチメニュー。お蕎麦も人気です。メニューは週ごとに変わります。 帰りに北湯沢温泉に入ってリフレッシュしたら、素敵な週末になること間違いなし!!といいつつも、おいしいランチについついお腹ぱんぱんになってしまい、温泉に入らずに帰ったのでした。 食事処やませみ 伊達市大滝区北湯沢温泉町 ランチ営業日:土日 営業時間:11:30~13:30 駐車場:有(かわせみの道路向かいの公共駐車場) ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニュー、価格など変更になることがあります(取材2020年)※シェア、リンク大歓迎です!
むしゃなび編集部
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08/04(水) 真夏の不思議!超上向きひまわり【だて】
暑い日が続いていますが、みなさまお元気ですか。今回はちょっとほっこりするマチの話題を。伊達市のとある場所で、今まさに花開いている不思議なひまわりをご紹介します! 舟岡町の「珈琲店25番地」は近隣でも珍しいコーヒー屋さんです。店内入ってすぐの「本日の珈琲」というボードには、その日入荷しているコーヒーのラインナップがずらり。常時20種類以上並んでいます。コーヒーの種類というとブラジル、コロンビアなど、国名を思い浮かべますが、農園名や製法まで書かれています。ちなみに番号は焙煎のレベルだそう。 ある日のお品書き このボードが、25番地のメインのお品書き。紛れもないコーヒー専門店。それも「スペシャルティコーヒー」の専門店なのです。 スペシャルティコーヒーって知っていますか?栽培から乾燥、選別、輸送に至るまで徹底して管理され、独自の厳しい基準をクリアしたコーヒーのことです。雑味がなく透明感のある口当たりと驚くほど豊かな風味が特徴です。25番地で扱う豆は全てこの「スペシャルティコーヒー」。マスターの高橋さんが修行をした札幌の丸美珈琲から新鮮な豆を仕入れています。 豆の値段で100g700円台〜数千円というものまで、高価なスペシャルティコーヒーですが、25番地ではどれも一杯500円(チケットだと350円!)という手頃な値段でいただけます。さらに食べ物は持ち込みOK。のんびりコーヒーを楽しみたい人にはたまらないお店です。 マスターのおすすめをいれていただきました。フルーティなコスタリカ・カスキージョ農園と上品さとスッキリ感がたまらないホンジュラス・ピノス農園。じっくり味わっていたその時、 「ちょっとあれをみてください」 と言われて振り返れば、 一輪の大きなひまわりが、まっすぐ!この上ないほどの、まっすぐさで、真上を向いて咲いていました。 堂々とした姿に目がクギ付けに… お庭で見せていただくと、2メートルを超えるかという長身です。下から見上げると、ほとんど花びらしか見えません。マスターに聞くと、昨年こぼれた種が自然に芽を出して大きくなったもので、2週間ほど前に咲き始めたそう。毎日見ているが一向に下を向く気配がなく、驚きとともに見守っているということです。 すぐ隣のひまわりは普通に横を向いて咲いているのに・・・本当に不思議です(詳しい方がいたらぜひ教えてくださいね)。 2階から見るとこの通り! マスターの高橋さんと上向きひまわり それにしても、ひまわりは太陽を追いかけて花の向きを変えるといいますが、このひまわりも顔を回したりするのでしょうか。「う〜ん、多分回っていないと思いますね。もし回ってたら首がねじれちゃうでしょう」 そんな会話を聞いているのかいないのか。「大昔からこの姿で咲いています」とでも言いたげに、自信みなぎる姿で、ひまわりは太陽に、いいえ宇宙に向かって眩しい花を咲かせていました。 前向きを超えて上向き!なんだか元気が湧いてくる25番地のひまわりは8月中旬ごろまで見られそうです。 珈琲店25番地住所 伊達市舟岡町25番地10営業時間 午前10時〜午後4時定休日 日曜、月曜(不定休あり)TEL 0142-25-9610https://www.date-cci.or.jp/page-4964.html ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。取材:2021年8月3日
むしゃなび編集部
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07/02(土) 子どもの頃の夢をお米のお菓子で叶えた無店舗販売 “ ももと木 “ の桃子さん
蘭越町湯里にあるベアーズというペンション&パン屋さんの工房をお借りしてお菓子を作っている “ ももと木 “ のオーナー木村桃子さんは、東京都青梅市出身34歳。 わたし、おかしやさんになりたい! 4年前、当時勤務していた世界のお茶専門店「ルピシア」のヴィラルピシア・ニセコの店長として赴任して来られたのが北海道移住の始まりでした。 とっても元気&しっかり者、感性豊かで笑顔がチャーミングな女性ですので、一大リゾート地の店舗「ニセコ店」リニューアルオープンの店長として抜擢された理由がわかるような気がします。 バリバリと働いていた桃子さんでしたが、「いつかはおかしやさんになりたい!」という夢は捨ててはいませんでした。 「小学校低学年からお菓子作りが好きでした。最初はクッキー作りでしたが、姉がとても褒めてくれたので、友達によくプレゼントしていました。そうすると友達も褒めてくれるのです。それが嬉しくて、もう本当にしょっちゅう作っていました。」 そして、ももと木の誕生 「事情があり仕事を辞めた翌年の2020年1月、とあるカフェでブラウニーを焼くチャンスを得ました。そのカフェは、実はお世話になっているベアーズの娘さんのカフェでした。その後、お菓子の製造許可を取り、引き続きベアーズの工房をお借りして、その年の11月から自己ブランドでお菓子の製造販売を開始することができたのです。」 ご縁とか、星回りというのは不思議なものです。 強く思うと願いが叶うとおっしゃる方もおられますが、「本当にそうなのかも…」と思ってしまいます。 そして、2020年11月1日 晴れて“ ももと木 “のラベルを付けたお菓子が店頭に並びました。 ブランドを立ち上げてからもベアーズの工房を使わせていただき、委託販売の1st.ステージは蘭越町の「街の茶屋」となりました。 今では委託販売先が近隣3店舗になり、東京にも1店舗増え、オンライン販売も開始されています。 さて皆様。 前回の「Café creperiz」の記事を覚えていらっしゃいますか? https://mushanavi.com/specials/59670/ 実はこちらも委託先4店舗のうちの一つです。 ↑人気のクッキーは直ぐに売れてしまいます。 その記事の中で。 “政義さんの影になり日向になり、そっと寄り添いながら支えている大きな力がありました。” というくだりがありました。 そう、実は桃子さんは政義さんとご夫婦なのでした。 「ももと木」は2020年11月1日立ち上げ。 「Café creperiz」は2021年3月21日立ち上げ。 政義さんには米農家としてのバックボーンがあるものの、お二人で同時期に起業するのは勇気が要ることです。 絶対に成功させる!という強い意志と、地道な努力と、周りの人を大切にするお人柄が、道を開かせているのだと感じました。 米農家の妻としてのプライドと強い想い 「ところで、お菓子の材料へのこだわりを教えていただけますか?」 「お菓子はすべて小麦粉ではなく米粉を使っています。夫の実家が米農家ですから、義父が作ってくれた ” ゆめぴりか “を札幌で挽いてもらい利用しています。砂糖はきびさとうや黒糖。抹茶やココアはオーガニックのもの、イチゴや蜂蜜は蘭越産です。レモンは瀬戸内産の無農薬のものです。また、クッキーは卵不使用になっています。 できるだけ国産のもの、できるだけ北海道産のものを使用するように心がけています。」 なるほど~! 旦那様のご実家のお米を使っているなんて最強の地消地産です。 「以前は、米は主食のイメージしかありませんでした。でも、木村の米に出会ってその美味しさに惚れました。惚れ込んだお米をお菓子の材料として使いたい!と思いました。」 あれれ? もしかして、旦那様よりも先に木村農園の米に惚れっちゃったのかしら?? 焼き菓子を中心にラインナップはこんな感じ~。 例えばカヌレ・レモンケーキorバナナケーキ(季節限定)・クッキー5種類・クッキー缶(イベント用)などなど。 なかでも密かに話題になっているのは “みそ&チーズクッキー“ ! なんとその味噌は、木村のおじいちゃま製なのだそうです。 ↑こちらはプレーン。こちらのカヌレは旦那様のお店「Café creperiz」でしか買えません。 もう見るからに美味しそう~♡ そこで筆者、米粉のカヌレを初めていただいてみました。 ↑仕込みに丸一日かかるというカヌレは絶品! ↑ビターな抹茶味もあります。大人の味! 一口噛むと、中はしっとり。 外側カリッととても味わい深くて美味しい~~! 小麦粉製のものとはまた少し違う食感と味。 まったく違和感なく美味しい!と感じるのは、桃子さんの研究の成果と、 ”日本人に馴染んだ食材だから” ということもあるのかもしれません。 「自分が過去に出会った米粉のお菓子は、どうしても納得できないものが多かったのです。だからこそ、義父が丹精込めて作ったお米を挽いた米粉で美味しいお菓子を作りたい!という気持ちが強くありました。小麦アレルギーの方にも安心して食べられる、日本人の体に優しいお米を、形を変えて多くの人に食べてほしいと考えています。」 主たる原料に絶対的に自信があるからこその言葉だと感じます。 だからこその次の言葉なのでしょう。 ↑田植えを終えた木村農園の様子 「薄利多売は考えていません。原材料には納得したものだけをお金をかけて仕入れていますから。夫婦間であってもお互いにビジネスですので、米粉も木村農園から買っていますし、夫の店に置いてもらっているので販売手数料も払っています。」 ↑米粉のお菓子てっぺん目指します! あれ?お腹 ^^; かっこいいな。 桃子さんのお話を伺いそう思いました。 夫婦であってももたれ合わず。 けれども仕組みとして支え合う。 素晴らしいです。 「夫がよく口にする話があります。それは、" 米農家として、米を主食としてだけ販売するのは正直先行き不安だから、米の多様な食べ方を提案して消費拡大に繋げるぞ! " ということです。私もその想いに強く共感しているので、共に頑張りたいと思っています。私の強みは東京出身の余所者だということです。だからその視点を忘れずに、米の消費拡大に向けて工夫をし続けたいと考えています。」 「ところで、 “ ももと木 “ の名前の由来をお聞きしてもよろしいですか?」 「実はよく “ももの木“ って言われます 笑 発音しやすさから言っても “と” じゃなくて “の” ですよね? でも敢えて“と” にしたのは “の=in “ではなく “ ~と共に=with“ にしたかったからです。私は桃子です。 “ 桃子は木村農園と共に “ という想いです。そして、木村桃子は木へんが三つもある。だから、“ももと木“ にしました。」 なんということでしょう! 政義さんのご家族がどれほど喜んだことか容易に想像できます。 主原材料=米への愛。 政義さんのご家族への愛。 だからこそこんなに美味しいお菓子ができるのだと思いました。 「東京からの移住でしたが、ゆったりのんびりした蘭越暮らしは自然も含めてとても気に入っています。子どもの頃からの夢 “おかしやさんになりたい!” という夢が、代々続く木村農園のもと叶ったのですから、ここ蘭越でお菓子作りを一生続けていきたいと思っています。」 最後にきっぱりと桃子さんの決意をお聞きしたところで取材を終えました。 ↑近々イベントにも出店されます。 ―ももと木情報― Instagram https://instagram.com/momotoki.123 メルカリ ももと木 https://jp.mercari.com/user/profile/453063195 ラクマ ももと木 https://fril.jp/shop/MOMOtoKI 委託先情報 蘭越 街の茶屋 https://rankoshi-tourism.com/spot/spot05-07/ かふぇ&小さな宿 のどか https://instagram.com/niseko_nodokaハコノカフェ https://instagram.com/haconocafe ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。取材2022年
Rietty
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06/10(木) 鍛冶屋がつくる!アートな焚き火台。ココペリ・アイアン加藤さん
鉄工所の一角で、アート作品のような趣のあるキャンプ道具をつくる人がいます。この道30年以上の鍛冶屋さん、藤鉄工社長の加藤耕平さんです。 普段、鉄工所ではどんなお仕事をされているのか伺うと、「鉄のことならなんでも」と加藤さん。建築物の骨組みのような大きなものから、階段・手すり、さらに自動車の部品や看板といった小さなものまで、製作・施工のほか、修繕の依頼も多いそうです。 お父さんの代から受け継いだ工場は、もうすぐ創業50年を迎えます。あちこちに鉄材が積み上げられ、たくさんの工具が並んでいました。高温に熱した鉄を扱う仕事は常に危険と隣り合わせ、高所での作業も多いといいます。作業のない時間帯にお邪魔しましたが、静かな工場の中には、キリッとした空気が満ちていました。 加藤さんは10年ほど前から、自身でデザインした鉄の家具や雑貨を制作するようになりました。ハンガーラックやタオルかけ、フックなど、鉄の質感を生かしたシンプルな形状が洒落ていて、どこか温もりを感じさせる味わいのある作品です。先端の加工など細部まで丁寧に作り込んであるところはさすが鍛冶職人。技術とアートが一体となった素敵な道具たちです。 シンプルなかたちがお洒落な鉄製のS字フック。 そして今年、長年の趣味であるキャンプをコンセプトとする新作が誕生しました。 和テイストのアイアン焚き火台 ー 青海波 ー 波模様の透かし彫と六角形の形状が美しい「焚き火台」です。キャンプ用品として野外で使用される焚き火台ですが、これほど凝ったデザインのものは珍しいのではないでしょうか。側面の透かし彫は「青海波(せいがいは)」という日本の伝統文様。炎と波という対照的な組み合わせが神秘的です。じっくり見ると随所にこだわりが! 蜘蛛の巣のようなデザインの五徳。火を入れずに置いておくだけでも絵になる佇まいです。 脚には「ねじり」が入っています。流動的なラインがきれい!この「ねじり」は加藤さんの作品によく登場するモチーフです。 鉄板は厚さ4.5mmのものを使用しており耐久性が抜群!長時間燃やし続けても変形しません。 もともとキャンプ道具にはかなり精通している加藤さん。実用面にこだわって試作と改良を重ねたそうです。2月頃から制作を始め、この春には自らキャンプに持っていって繰り返しテストをしたのだとか。インパクトのある焚き火台は周りのキャンプ客たちから注目を集めたそうです。 こちらはキャンプシリーズの第一弾としてつくられた「焚き火用自在鉤(じざいかぎ)」。その昔、囲炉裏に鍋などを吊り下げるのに使われていた古民具を「キャンプで使ったら便利でカッコいいんじゃないか」と、アウトドア用にアレンジしたそうです。30センチ上下に調節可能で、重さのあるダッチオーブンを吊り下げてもびくともしません。ランタンを下げたり、いろいろな使い方ができますね。古くて新しい!そしてやっぱり美しい! 加藤さん「ハンドメイドなので量産できないし、鉄なので重さもそれなりにあります(笑)。でも、実際に使ってみたらきっとよさをわかっていただけると思います。こういう道具が好きな方に届くといいな、と思いながらつくっています」 青海波はずっしりと13.9キロ。確かに「軽さ」や「コンパクト」重視のシーンにはマッチしないかもしれませんが、安定感と揺れる炎の美しさは格別です。自然の中で過ごすひと時を一層豊かなものに演出してくれることでしょう! 最後に、加藤さんにとって鉄とはどんなものですか?と伺いました。 加藤さんの仕事場。中央の先が尖った台はアンビルといい、鍛冶屋の七つ道具のひとつ 加藤さん「子どもの頃から鉄は身近にあるものでした。ここ10年くらいですね、魅力的だと感じるようになったのは。でこぼこしたり、錆びた鉄を「かっこいい」と言う人がいて。仕事としては、そういうのはだめなんですけどね(笑)僕ら職人が気づかないような「素材としての鉄」の魅力や面白さを、周りの人が教えてくれたんだと思っています。自分の作品をつくり始めた頃、「いいね」と言ってくれる方、応援してくださる方にたくさん出会って本当にありがたかった。その出会いが今につながっていると思います」 鉄製の「ココペリ(ホピ族の精霊)」を手にする加藤さん 加藤さんの作業服に、小さな穴がポツポツと開いていました。作業中に火の粉が飛んで開いた穴だそうです。「頭にタオルを巻いていたら火の粉が飛んで燃えたこともありました!」そんな何気ない一言の中にも、経験の深みというか、職人さんの言葉は重みが違うなあ、と感じました。 今後は、オリジナルブランド「ココペリ・アイアン」として作品を展開していく予定だということです。熟練の技術とアートなセンスが融合した加藤さんの焚き火台で、アウトドアを楽しんでみませんか。 (有)藤鉄工伊達市舟岡町205-15TEL: 0142-23-5769https://mushanavi.com/author/fuji/Facebook:https://www.facebook.com/fuji.i.w/ ココペリ・アイアンhttps://kokoiron.thebase.in/ ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年6月)※作品の写真は加藤さんよりお借りしました。
むしゃなび編集部
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05/04(金) 【お花見】サイクリングロードの桜が見頃です!だて
伊達のサイクリングロード「風のメモリー」の桜並木が満開を迎えています。数日前から曇り気味な空模様でしたが、今日は晴れ間ものぞき、お花見に訪れる人で賑わっていました! 廃止された胆振線の跡地を利用したサイクリングロード。有珠山をバックに1キロほどの区間に桜並木が続いています。桜の季節は特に美しいスポット!(サイクリングロードの全長は5.4キロです。) 自転車で颯爽と走る子どもや大人の姿も。気持ちよさそう〜! タンポポと満開の桜。こちらはちょうど伊達温泉の裏手に当たります。お花見の後はひとっぷろ、というのもいいかも。 通りがかった近所の方に聞いてみると、つい二日前まではツボミだったそうです。北海道の春は一気に来るなあ・・!毎年そんなふうに感じます。桜、梅などお花がほぼ同時に咲きますから、急いで見に行かないとーー。でも冬が長い分、春の喜びもひとしおなのです。そんなハッピーな季節 :-) 怒涛のお花見シーズン、皆さまも楽しんでくださいね! 風のメモリー【胆振長輪線】(サイクリングロード) 詳細はこちら↓↓ http://www.date-bussan.info/data.php?id=1073&kid=5&ksid=26 お花見のおともにしたいローカルなお菓子たち。 https://so-ra-mi.jp/archives/11625 https://so-ra-mi.jp/archives/14000
むしゃなび編集部
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11/20(金) 北湯沢の秘湯、かわせみのお風呂に潜入。
大滝区北湯沢の「御宿かわせみ」は、長流川に隣接するワイルドな露天風呂と、今では珍しくなった男女混浴の湯で知られる温泉宿です。 雰囲気のある建物はなんと築90年。歴史ある佇まいが国道沿いに目を引きます。 混浴というと、特に女性は「入りづらい」印象を持つと思いますが、実際に訪ねてみて、そのイメージがガラリと変わりました。そこで今回は、カップルやご夫婦でのんびり訪ねてみてほしい、かわせみの素敵なお風呂をご紹介します! 古きよき、日本の温泉文化を味わう! 「御宿かわせみ」は宿泊のほか、日中は日帰り温泉も利用できます。 日帰りの場合は、玄関で料金箱にお金を入れて、中に入ります。 館内はまるで、タイムスリップしたよう!90年前というと昭和のはじめ頃でしょうか、大正から昭和の「浪漫」な空気がいっぱいに感じられます。 お風呂に続く階段。昔ながらの湯治場のような雰囲気です。 最近リニューアルされたそうで、素朴な木の風合いがとても素敵でした。 脱衣所と内湯は男女別になっています。安心して、中へ。 内湯もいい感じです。自慢のお湯は源泉掛け流しの天然温泉! 北湯沢温泉の泉質は透明でさらっとしていて無臭です。神経痛や皮膚病、健康増進など色々な効能があるようです。 内湯から2つの露天風呂に続く通路に出られます。 この通路がまた素敵!秋の終わりの紅葉がキレイでした。 途中に木のベンチがありました。こちらは休憩用。のぼせたらひと休み。 心地よいせせらぎを聞きながら、お酒を飲んだりしてもいいそうです。 さて、ひとつめの露天風呂に到着。 なんということでしょう、すぐ目の前を長流川が流れている・・・。川の隣、というか、もう、ほとんど川の中にお風呂が造られているのですね。 オーナーさんに伺うと、大水が来るとこちらのお風呂は流されてしまうそう。なんともワイルドです。それだけに、大自然と一体になったような爽快さをめいっぱい味わえます。 ちなみにこういう露天風呂は、現在ではつくろうと思っても、法律上、許可が下りないのだとか。混浴もまたしかり。昔から続く温泉宿だからこそのお風呂であり、日本古来の温泉文化を現代に伝える貴重な宝物なのです。 そして、やぐらっぽい屋根が素敵なもうひとつの露天風呂へ。 カップルで来ている方や、ツーリングや途中のライダーらしき人々が思い思いにのんびりと浸かっていました。全然いやらしさはなく、ほのぼのとした雰囲気です。通路でもお客さんに会いましたが、普通の温泉以上にフレンドリーな気持ちになるから不思議。 今の世に、こんなおおらかな世界があるとは・・と驚きつつも、これなら女性も抵抗なく入れそうです。裸だとハードルが高い方は、「湯あみ」(着たままお風呂に入れる温泉着)もレンタルできるので気軽にどうぞ(300円)。 現在のオーナーさんになられてから、女性の方が安心して入れる気持ちのよい環境づくりに力を入れているそうです。そのため、男性だけの日帰り入浴は2時間以内というルールも設けられています。 最近はご夫婦で訪れる方が多く、カップル同士お話したりしながらゆっくりと温泉を楽しんでいかれるそうです。微笑ましいですね。 最後に、ロマン漂う館内の様子を少し。 趣ある客室 レトロな赤絨毯の階段 アンティークな置物 日帰り入浴の休憩室も渋い! 以上、北湯沢温泉のレアなスポット、「御宿かわせみ」のお風呂をご紹介しました。 川の露天も、混浴も、古くからあるものの魅力がかえって新しく感じられるほど! 宿泊の方は24時間入浴可能だということなので、文豪が執筆していそうな渋〜いお部屋に泊まって温泉三昧!なんていかがでしょうか。 御宿かわせみ 北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町40 電話 0142-68-6014 日帰り入浴 10時〜17時(大人700円、5歳以下400円) ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。取材2020年10月
むしゃなび編集部
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01/16(月) 自然と人との調和を追求したい 〜美のクリエイター 長友加也の世界
お二人のお子様のママ。 そして。 珈琲焙煎所のオーナー。 またある時は。 ヨガインストラクター&美容整体師。 と、思えば。 時に少女。 時に少年。 果たしてその実態は…。 以前から、いつか取材をさせていただきたいと思っていた長友加也氏。 ようやくお話を伺うことができました。 お邪魔したのは『TOYACAFE』。 6年前に壮瞥町の地域おこし協力隊として移住をして来られ、3年の任期を終えて開業されたのが壮瞥温泉町の湖畔にある珈琲焙煎所『TOYACAFE』でした。 長友加也氏は静岡県浜松市生まれの39歳。 日本女子体育大学をご卒業されているので、バリバリの体育会系体質かと思いきや、意外にもそういう方ではありません。 いえ、そういう面も持ちながら感性豊かでしなやかな方です。 『TOYACAFE』を拠点に20年ほどのキャリアを持つ美容整体と、13年のキャリアを持つヨガインストラクターの仕事もマイペースで行っていらっしゃいます。 「珈琲焙煎については独学でした。小さな子どもがいますので、親になってからは、あくまでも子どもを中心に置いた上で、自分がやりたいことは何かを考えながら無理のないペースでやってきました。」 珈琲焙煎所のオーナーとしての加也さんについても詳しく書きたいところですが、そこの部分については今回こらえて…。 主にフェアトレードの豆を丁寧に手煎りで焙煎されているとだけ伝えておきます。 この度取材をさせていただいたのは、最近宣言された新たな肩書き『フォト(動画)クリエーター』としてのお仕事についてでした。 一見、お一人で何役も同時にこなすのは超人的だ!と思ってしまうのですが、なぜか加也さんからは、必死感というか、がむしゃら感というか、がんばっている感が伝わってきません。 淡々と。 粛々と。 自然体で自分の想いの方向に向かっているという自由な雰囲気を醸し出している。 これってものすごくクール! かっこいいなあと思います。 そんな加也さんに自己分析をしていただきました。 出た……宇宙人。 実は前回の記事の主人公も宇宙人でした ^^; 筆者はどうも宇宙人に引き寄せられるらしい…。 かくいう自分も宇宙人? いやそれはさておき…。 さらに続けてこう話されました。 これを伺って安心しました。 決してセンスだけで物事を極めているわけではなく、とことん追求してめいっぱい努力し、きちんと結果を出す人だということがわかったからです。 でも決してそれを表に出さない。 やはりかっこいい。 さらに尊敬してしまいます。 さて。 話をフォト(動画)クリエーターに戻します。 このお話。 実は加也さんのキャリアに裏付けられていました。 なんて素敵な!! これは、加也さんならでは、加也さんだからこそ撮れるものです。 そして今も続々と撮影依頼が来ているそうです。 独立宣言をするや否や舞い込む依頼に加也さん自身が驚いているご様子でした。 それは、これまでの加也さんの活動や発信が、必要な方にしっかりと伝わっていた証だと思います。 今回の取材でわかったこと。 『TOYACAFE』を拠点に置き、珈琲焙煎所・フォト(動画)クリエイター・ビューディーサロン(美容整体・ヨガ)と多方面に活躍しつつも、それは全て1本の軸を外れない活動でした。 365日の時間割の中で、全てが子育を中心とした隙間時間に見事に整理されていました。 長友加也氏は、しなやかな自由人かつ被写体に寄り添う美のクリエーターでした。 *画像は全ていただいたものです。 ―長友加也 情報― 長友加也Instagram https://instagram.com/kaya.n_film?igshid=YmMyMTA2M2Y= 長友加也Facebook https://www.facebook.com/takeuchi.kaya TOYACAFE Instagram https://instagram.com/toyacafe?igshid=YmMyMTA2M2Y= TOYACAFE HP https://toya-cafe.localinfo.jp クリエーター依頼 https://toya-cafe.localinfo.jp/pages/2702246/page_201903191041?fbclid=PAAaaRlA7qepU9u58JEGPIduBSXwsST_TFMjY2g7B4tXbxadOYI92yOhEeYlM (2023年1月取材)
Rietty
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11/12(火) 愛情たっぷり、子ども食堂のごはん【イベントレポート】
伊達で「子ども食堂」開設を目指すボランティア団体「いちごはうすの会」の3回目となるプレオープンイベントに行って来ました。愛情たっぷりのおいしいご飯を食べてきました! 代表の工藤さんにお話を伺った記事はこちら↓↓ https://so-ra-mi.jp/archives/18940 イベントは10月25日(金)に弄月町のみらい館で開催され、前半は「子ども食堂の可能性」というテーマで講演会が行われました。 道内の子ども食堂事情に精通する二本松一将さん(札幌在住)を講師に迎え、様々な事例やデータを元に、子ども食堂の役割や今後の可能性について探りました。 学生時代に子ども食堂を立ち上げ運営した経験を持ち、現在は児童相談所の一時保護所に勤務しながら、道内各地に出かけ子ども食堂の調査・研究を続ける二本松さんのお話はとても面白かったです。 気になったポイントまとめ 子ども食堂は子どもの「貧困対策」のためだけの活動ではない 基本的に誰が来てもいい(食事に困っていない家庭の子どもも、大人もOK。地域の老若男女誰でも利用できる) 地域コミュニティの拠点へと発展する可能性も大いにある 大切なのは、「つながり」ができること 子ども食堂って「食べる」ためだけの場所ではなく、食べることを通じて生まれる関係性に深い意義があるようです。「最近どう?」といった何気ない会話や、「この頃見かけないけど、あの子元気にしているかな〜」そんなコミュニケーションのできる間柄。なので週一や月一の開催でも十分に意味があるそうです。 心が満たされる、子ども食堂のごはん。 さて、プレオープン3回目となる今回の子ども食堂はビュッフェスタイル!(子どもは無料、大人は500円程度で誰でも食事をすることができます)伊達の野菜や魚介、ソーセージ、パスタ、スイーツなど、農家さんや地域の方、地元飲食店、企業からたくさんの食材が提供されました。 IL TETTOの生パスタ! カジカの唐揚げ ハンサム焼き&皆花ケーキ 漁師さんや農家さん、飲食店から寄せられたたくさんの食材。 新鮮な食材が、栄養士の資格を持つ工藤代表の技でバランスバッチリのメニューに大変身。伊達の「おいしい!」が集まったスペシャルな一皿となりました。 講師の二本松一将さん(写真左) 道内各地の子ども食堂に足を運び、メニューにも詳しい二本松さんに伺うと、地元感というか、伊達らしさがとても出ているとのことでした。私もいただきながら、食材を提供してくれた人、調理した人、お手伝いの人など、活動に関わるたくさんの伊達の人たちの心が伝わってくるようで、胸がいっぱいになりました。 食べ終わった子どもたちはお絵かきに熱中、お母さんたちはおしゃべりしたりお茶を飲んだり・・小さい子がいても心配なくくつろげるって貴重な空間だと思います。また、子育て世代に限らず、食事も雰囲気も、こういう手作りの「あたたかさ」を必要としている人が今、たくさんいるんじゃないかな、と思いました。皆さんも次回、ご家族やお友達を出かけてみては。 いちごはうすの会は、「子どもの居場所づくり」「食事の重要性の宣布」「母親支援」「多様性を体感する場づくり」を目指すボランティア団体です。イベントや子ども食堂には、親子に限らず誰でも参加することができます。食材の提供や寄付、ボランティアなども募っています。興味のある方は下記よりお問い合わせください。いちごはうすの会/Facebook 記事の内容は取材時の状況に基づいています(取材2019年)
むしゃなび編集部
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07/08(月) 「地域の皆様の健康を食で守りたい!」 〜北海道伊達市食生活改善協議会会長 岡村香奈氏が目指すこと
胸元のブローチをご覧ください。 もしかしたら、岡村香奈会長という呼び名よりもilo(Beads Jewel)の香奈さんと表現する方が馴染みがあるかもしれません。 でも今回は、敢えて北海道伊達市食生活改善協議会の新会長としての岡村香奈さんにフォーカスをしました。 〜食育アドバイザーを目指したきっかけ〜 岡村さんが食育アドバイザー(一般財団法人 日本食生活協会)の資格を取得したのは、平成25年に「考える栄養教室」という講座受講によるものでした。その後は、平成26年4月より食生活改善推進員として在籍し現在に至りますので、かれこれ10年間活動を続けて来られたことになります。 食生活改善協議会という名前はあまり耳慣れないものですが、実は歴史は古く、元々は戦後の食糧難の時代、国民の健康をサポートするために立ち上がった協議会なのだそうです。 団体の活動としては、「市民の健康を食で守りたい」という想いで集まった人たちのボランティアです。 全盛期は100名をこえていたこともあった会員数も、2024年4月16日付で男女合わせて会員数27名と小さな所帯。 平均年齢は66.7歳、最年長は83歳、最年少は岡村会長で47歳。 この会もライフスタイルの変化、高齢化に伴い、年々会員が減っている状況だそうです。 「岡村さんが、食育アドバイザーを目指したきっかけを教えていただけますか?」 「中、高校生くらいからずっと婦人科系の異変を感じていたのですが、鎮痛剤などで凌ぐ期間を長く過ごしていました。社会人になっても、常に体調を気にしながら生活をしていたので、いつも不定愁訴がまとわりついているような状態でした。 運動が大好きなだったので、中学では運動部に所属していたのですが、体調がいつも思わしくないので、周りが楽しそうにスポーツをしたり、留学したり、旅行したりしているのを見聞きしても、“自分はいつ体調が悪くなるかわからない”という不安から、行動は常に消極的でした。大人になり、結婚を機に伊達に移住したのですが、伊達に来てすぐは、ペーパードライバーでしたのであまり出歩くこともせず、友達もおらず、夫への食事を作ることが楽しみという生活がしばらく続きました。外へ出て働くということにもなかなか踏み切れないまま、家で過ごす日々。そんなある日、道の駅に行くと、ピンクのエプロンを着用した母親くらいの年齢の方達がお料理のデモンストレーションをして試食を配っていました。テーマは水菜。振る舞われていたのは、水菜の蒸しパンとスムージーでした。それがとてもおいしかったのです!! 水菜がこんなお料理になるのだという感動。そして、そのデモンストレーションをされていた皆さんはとても輝いていました。“私もこの方達の中に入って、お料理を覚えたい!” と思ったのがきっかけでした」。 この時はまだ、「この方達の仲間になりたい!こんなお料理ができるようになりたい!」という、純粋に自分のためという入り口だった岡村さんでしたが、活動を続けるうち、徐々にそれだけではない大切なこと、新たな目的意識が芽生えていきます。 〜食育アドバイザーとしての役割とは〜 会員同士が健康であるために学ぶということが第一目的の会ではありますが、相互に学んだことを伊達市民の皆さまにも還元し、食を通した健康のお手伝いをすることを役割とされています。そしてそれらは全てボランティア活動として行なっていらっしゃるのです。 「ところで、会長の役割と会の具体的な活動内容を教えていただけますか?」 「会長は、会の統括役です。北海道食生活改善推進員協議会からの連絡を担ったり、時には外部との連絡役を担ったり、また伊達市健康づくり推進協議会の会議に参加などをしています。会の活動としては、『私たちの健康は私たちの手で』という日本全国の食改さんたちが同じスローガンを掲げて様々な活動をしています。伊達市では、保健センターを拠点に年5回の例会で、会員相互に考えたレシピで調理をしたり、テーマを決めて勉強会などもしています。また、市民参加の例会もあります。例えば、雪印メグミルクより講師をお招きして、チーズについて学んだこともありました。 それと何よりも、伊達は野菜が最高に美味しいので、会では伊達野菜を食べることを推奨しているため、圃場見学研修なども行いました。 そのほか、伊達市保健センター、食育センターなどを使用し、依頼があった団体の方たちと一緒に調理実習をしたり、「子育て支援センターえがお」・「伊達開来高校」の栄養学の授業に講師として伺ったり、子宮がん乳がん検診時にBMI測定や健康的な食事の提案、または野菜についての情報提供などもしています。 そうそう!コロナ禍で活動が制限されたことをきっかけに始めた『食改さんおすすめレシピ』という手軽なレシピも年5回発行しているのですが、現在20号まで発行されておりとても好評です。(R6年度は21号からスタートします」。 「なるほど…。活動は多岐に渡っていますね。とても重要な活動をされていらっしゃいますが、全てがボランティアなのですか・・・」。 「はい。戦後の創設当初からそうなのです」。 ここまで素晴らしい活動をされているお話を伺うと、もう本当に頭が下がるばかりです。 戦後80年も経っているのですし、完全ボランティアでなく、そろそろ方針を変えてもよいのではないかと思うのは間違っているのかな・・・? 会員さんの時間の無償提供に、国も地方自治体もいつまでも甘えていてよいのかな? そんな悶々とした疑問が湧いてきてしまった筆者です。 〜一番大変だと思うこと・やっていて良かったと思うこと〜 「私自身にとっては、何より、年齢問わずいろんな方と関わらせて頂いたことで、人とのコミュニケーションの大切さを改めて知ったことが大きな収穫でした。 それに、お料理をしたあと、「楽しかった!おいしかった!やってみるね!」など参加者から自然と出る言葉や姿を見ていると、とても幸せな気持ちになり、達成感に満ち溢れます」。 あ…こういうところですね。 きっと。 他人の喜びを自分の喜びに変換できるところが、岡村さんはじめ会員の皆様の素晴らしいところなのだと納得しました。 「大変だと思うことは、会員の皆様の自分自身の仕事とボランティアの配分です。会の団体名からよく間違われるのですが、私たちは伊達市の職員ではありません。完全な無償ボランティア団体なのでお給料もありません。 特に子育て世代は働いている方も多く、仕事を休んで活動するというのはなかなか難しいのが現状です。例えば栄養教室があるときは、レシピを考え、担当者を決め、打ち合わせをし、前日に買い物に行き、当日は参加者より早く行って下準備し、終わったあとは綺麗に片付けます。皆んなへとへとになります。高齢になればなるほどそれはより感じるはず。このように、忙しすぎる活動は実は会員が減る原因にもなっています。ですので、会の活動が持続可能であるために、私が会長になってからは、ボランティアの活動は月3回くらいまでと取り決めをしました」。 〜モチベーションの維持について〜 「やはり、皆様とても大変な想いをされながら活動をされていらっしゃるのですね。ボランティアと仕事の配分に悩む中、モチベーションの維持はどこにも求めていらっしゃるのでしょうか?」 「はい。会の仲間同士や参加者の皆様との異年齢との交流、またお友達でも家族でも職場の仲間でもない仲間との交流ができることはとてもとても貴重なことだと思っています。プラスして、家族や自分の健康の維持にも役立っていますし。例えば我が家の娘は「伊達野菜が美味しい!」というように素材の味がわかるようになってくれました。これはとても嬉しいことです。 ちなみに、娘の弁当は栄養バランスを考慮したおかずを詰め、16雑穀米、化学的ではないふりかけなどを入れています。そのお陰か常に快便で、思春期ですがニキビ・肌荒れとは無縁のようです。こういう効果は母親として大変嬉しいことですし、活動への意欲にも繋がります。活動を始めて以来、特に家族を見ていても、自分自身でも医食同源を実感しています。そして何よりも自分の活動を一番に理解してくれる人がそばにいるという安心感は、モチベーションの維持に繋がっています。それに私、今まで辞めたいと思ったことはないのです。食育講座に「来て良かった!」「こんな料理の仕方があるんだ!」というような感想を聞くことも大きな励みになっているのですよ」。 このようなお話を伺い、ご自分の立ち位置と、ワークライフシナジーを考えた岡村さんの姿勢に大いに納得した筆者でした。 〜10年活動してきて気づいた課題・活動を通して伝えたいこと〜 「食育アドバイザーとして10年の節目に会長になられたわけですが、活動の中で見えてきた課題はありますか?また、その課題の解決に向けて今後どんな取り組みを考えていらっしゃいますか?また、市民の皆様にはどんなことを伝えていきたいですか?」 「食事に気をつけている方はとことん突き詰めている方が多く、一方で全く気にしていない方も多いのが現状です。多くの方は、おそらくは健康診断に引っかかったり、何らかの身体への異常を感じたり、周りにそのような方がいない限り、おいしいもの、食べたいものを好きな時に好きなだけ食べるのが一般的かと思います。そんな中、私たちにできることは、“こういうこともありますよ〜”と、地区栄養教室や検診時サポート、学校などで種まきをしてくることなのではないかと思っています。もっとも、私だって、いつも健康的な食事をしている訳ではありません。とにかく美味しいものが好きですし、流行りものにもすぐ食いついてしまいます。夫に「癒し系じゃなくて、いやしい系だよね。」と昔言われてしまったほど笑。ですから、±0にするくらいの気持ちでやっています。なんて、会長が言ってしまったらダメなのかな・・・。でも、敷居を低くして、みんなで健康について考えるきっかけを作りたいと思っています。どのくらい芽が出るか、興味を持っていただけるかは分かりませんが、種を蒔かなければ何も始まらないので、地道かもしれませんが、微力ながら、活動をしていきたいと思っています。そして、その上で会員数を増やしたいと思っています。 広報でも案内されますが、「考える栄養教室」という2年に一回開かれている講座を一定時間受講し、食生活改善協議会にご入会いただき是非仲間になっていただきたいです。その講座が今年の秋に開催されます」。 「活動を通して伝えたいこととしては、せっかく素材が豊富なところに住んでいるのだから、産物を体に必要な十分な量を調理法を工夫して美味しく食べて欲しいと思っています。がんじがらめに“ねばならぬ”ではなく、ちょっとした心がけで健康に結びつくということを伝え続けたいです」。 〜今までの自分・今の自分・そしてこれからの自分〜 「今まで10年間の食育アドバイザーのボランティア活動を通して岡村香奈個人として得たこと、これからの自分に生かしていきたいことはありますか?」 「数えきれないくらいあります。まず、食改には娘が幼稚園のときに入りましたので、娘も食に対する意識が高くなり、ボランティア活動に対する興味も自然と身についていました。ある日、落ちていたビニール袋いっぱいにゴミを拾って帰ってきたことがあったのです。手袋もせずに落ちているものを触るということに正直不安もありましたが、食改に入っていてよかったなと思った瞬間でした。 それから婦人科疾患については手術をして根治したものの、年齢的にも気をつけなければいけない数値が色々ありますので、食事のコントロールで維持しています。食物系に対してこんなに興味が湧くとは思っていませんでしたが、体調不良や病気を経験し、きっとこうなるべく道だったのだと思っています」。 「これからのワークライフシナジーとしては、正直行き当たりばったり人間なので、目の前にあることをできる時に100%でやるって感じでこれからもやって行くのではないかと思っています。対価をいただく仕事としてのアクセサリーの制作は、制作意欲にもなりますし、食改においては、私が年間予定を決めるまでもなく、先に埋まってくるので、そこを調節する感じかな?そして、食改はあくまでもボランティア活動なので、あまり忙しくせず、どなたが入っても自分のペースで活動ができるということを、私自身が身をもって示していきたいと思っています。 仕事もボランティアも一人でできることではなくて、こうして好きなようにさせてくれている夫や娘を含み家族には、常に感謝の気持ちでいっぱいです」。 「では最後に改めて、会長としての抱負をお話しいただけますか?」 「とにかく、皆が仲良く楽しく活動できるように取り計らっていきたいです。会を通じて知り合うはずのない人と知り合える機会をいただきますので、多様な背景の人や、多様な年齢の人との交流を大切にしながら、食の大切さを共有し、会員全員が「やってて良かったね」と思えて、相互に学んだことを市民に還元できるような会にしていきたいと考えています。そして、もっと仲間を増やしていきたいです!」 決して気負うことなく、自然体で淡々と目の前の課題に取り組む姿はまさに会長の風格でした。 医食同源を身をもって伝えている会の活動に敬意を表すと同時に、岡村会長の想いが市民の皆様に届くことを願います。 北海道伊達市食生活改善協議会についての情報 連絡先 https://lollubas.dcpc.jp/post-558/ イベント情報 7/19伊達野菜についての講和 9/6メグミルクの方によるヨーグルトについての講和
Rietty
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07/19(月) 無料法律相談8/3より受付開始!【室蘭】
北海道女性協会では男女平等参画推進事業の一環として毎年、道内6地域で無料法律相談を行っています。 室蘭会場の予約受付が8月3日から始まります。 無料で弁護士に相談できる貴重な機会です。どうぞお役立てください! 相談日:令和3年9月3日(金) 時 間:午後1時30分~午後4時30分(1人30分) 場 所:室蘭市中小企業センター(室蘭市東町4丁目29番地1号) 相談員:弁護士 西尾 弘美(札幌弁護士会) 相談内容:DV、セクハラ、ストーカー、雇用、離婚、財産分与等様々な法律問題に関すること 申込方法:電話による予約制(先着6人まで) 予約受付:8月3日(火)よりスタート。平日9時~17時まで 予約・問合せ 公益財団法人北海道女性協会 TEL 011-251-6329
むしゃなび編集部
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04/26(月) 今日は ”ZERODAY” にする? 旅する人の語り場をみつけた
ZERODAYという言葉をご存知ですか? ZERODAYとはロングトレイル用語で、「歩かない日・休息日」という意味です。例えば30日くらい歩く中、全く歩かずに洗濯したり昼寝したりのんびりする日を設けたりする。そんな日をZERODAYと呼ぶのだそうです。 アメリカ・カナダ・スペイン・イタリア・フランスなどを旅して帰った2020年1月。日本にもcovid-19が広がり始めていました。あらゆることの既成概念が覆り、世の中のすべてが暗中模索の中、しっかりと洞爺湖温泉の未来を見つめていた若いご夫婦がいました。 代表の大須賀太郎さんとマネージャーの大須賀桃さんです。「桃と太郎で桃太郎です!」爽やかに自己紹介してくださったのは「ZERO DAY」を営む大須賀御夫妻です。ナイスな掴みで笑顔いっぱい!一気に店内が明るくなりました。 今まで何故なかったのだろう?そんな、私自身が欲しかったアウトドアショップが洞爺湖温泉にできたのが2020年12月。早速冬に訪れてみました。けれども、その時の私はイメージしていたアウトドアショップとは違う…と正直戸惑ってしまったのでした。 そんな経験をお話した上でお店のコンセプトをお尋ねしました。そして返ってきた答えにすこぶる納得してしまいました。 「ZERO DAYは、旅とアウトドアをテーマにしたセレクトショップです。アウトドアギアに拘らず、生活の中にも取り入れられるようなものを仕入れるように心がけているのです。」 生活のための道具として使いやすく心地よいものは、旅やアウトドアでも使いやすく心地よい。この考え方は真理だと思います。 お客様に末永く愛して使っていただけるもの。機能性を重視した、飽きのこないシンプルデザインだからこその美しさを持った品揃えは、桃太郎さんのお人柄の現れなのだと思いました。 ちなみに、桃さんイチオシの商品はこちら!五徳付きのチタン製小枝用焚き火台です。分解すると左の黒い専用バックに入り、リュックに入れて軽く持ち歩きができます。 そうそう!北海道では「ZERO DAY」さんのみが扱うブランドがあるそうです。それは『SUB DUED』。狩猟や釣りをなさる方に愛されているブランドだそうです。 そして、もう一つNEWSがあります!アメリカの国立公園とジョイントしたブランド“Parks Project”の取り扱いをスタートされるそうです。“Parks Project”は、売上金の一部を植林などの自然維持や公園の運営のために寄付しているECOブランドで、各国立公園をイメージしたデザインのプロダクトと展開している国立公園のオフィシャルパートナーなのだそうです。支笏洞爺国立公園デザインができたら嬉しいですね。 最後に、「ZERO DAY」の目指すところをお話しいただきました。 「とかく敷居が高くなりがちなアウトドアショップですが、ZERO DAYにはアウトドアエントリーの方にもご来店いただきたいと思っています。お客様と一緒に旅の話しをしながら、地域の情報収集の場所としても利用してほしいです。旅好き・アウトドア好きの方が気軽に訪れる拠点を目指しています。そして名前の由来通り、この店が、訪れる人たちの長い旅路の中の休息の場になればいいな、そしてこの先の旅の行程の準備を出来る場になればいいなと思っています。」 どんどん新しい風が吹いている洞爺湖周辺。明るく気さくなお二人に、たくさんのワクワクをもらい、取材を忘れるほど楽しい時間を過ごしました。 店舗情報:旅とアウトドアライフスタイル ZERODAY北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉45TEL 0142-82-3020HP https://zeroday-toya.com/Instagram @zeroday_toya 旅に出るためお休みになることもあるそうです。ご確認の上お出かけくださいね。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)。※シェア、リンク大歓迎です!
Rietty
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09/16(月) 活火山のダイナミックな眺めを堪能! 有珠山のフットパスを歩く。
2019年9月更新(再編集してお届けしています) だて、洞爺湖、壮瞥の三地域をまたいでそびえる有珠山は、標高約730m、山頂付近から白い煙を吹き出す活火山です。有珠山のまわりには、噴火によって形成されたダイナミックな絶景ポイントが数多くあります。今回は、気持ちよく歩きながら壮大な景色を堪能できるフットパスをご紹介します。 大地の鼓動を感じる!? 有珠山外輪山遊歩道 まずは、有珠山の大きな火口に沿って歩く「外輪山遊歩道」へ。山頂までのルートは2つあります。壮瞥町側にある昭和新山のふもとから「有珠山ロープウェイ」に乗る方法と、伊達市側の登山口から約1時間半ほど山道を歩いて登る方法です。 ロープウェイの山頂駅から10分ほど歩くと、有珠山の火口を見下ろす展望台に到着します。間近にそびえる山が迫力満点! 素晴らしい眺めですが、体力のある方はここからさらなる絶景ポイントへ、火口にそって遊歩道を歩いてみましょう。 片道1時間ほどの道のりを行くと、途中で登山道と合流し、目の前には「銀沼大火口」のパノラマが・・・!ダイナミックに削れた山肌、あちこちから吹き出す白い煙も眺めることができます。まるで別の惑星? にでも来たようなダイナミックな眺めです。 長い遊歩道は整備されていて歩きやすいですが、ところどころアップダウンがあるので、ヒールや革靴だと厳しいと思います。履き慣れた靴で、のんびりと歩くのがおすすめ。道中には600段の長〜い階段も待ち構えています。行きは下りでスイスイ〜ですが、帰りは上りですから・・・バテないようにマイペースで行きましょう! 長〜い階段 登山道は毎年4月末から11月上旬までオープンしています。登山口から山頂まで約2.6km、1時間20分ほどの道のりは比較的登りやすく、登山初心者にもおすすめです。 登山口は、国道37号線を宇宙軒の脇から山側に入るとわかりやすいです。 有珠山ロープウェイの公園から見る昭和新山は、大迫力! 有珠山ロープウェイ北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184−58:00~18:00(季節により変動あり) 駐車料金 乗用車500円チケット 中学生以上1600円 小学生800円http://usuzan.hokkaido.jp/ja/ 神秘の青い火口湖! 金比羅火口災害遺構散策路 続いて洞爺湖温泉の「金比羅火口災害遺構散策路」へ。2000年の有珠山噴火の様子を現在に伝えるこの散策路には、被災した建物が当時のまま遺されているほか、噴火によってできた火口湖を見ることができます。 団地と流された橋 案内表示に沿って進みます。 有珠山から一字ずつとって「有くん」、「珠ちゃん」と呼ばれる2つの火口湖のうち、神秘的なエメラルドグリーンの水を湛えているのが、直径約200mの有くん火口です。スタート地点から20分ほど歩くと、火口湖を見下ろすポイントに到着。 季節や時間によって微妙に水面の色合いが変化します。青にも緑にも見える深い色合いはとても印象的。安全のためロープが張られていていますが、吸い込まれそうなほど透明で、思わず足がすくんでしまいます・・・。 火口湖と洞爺湖温泉街。 金比羅火口災害遺構散策路のスタート地点は、洞爺湖ビジターセンターの裏手にあります。全長約2.5km、片道およそ1時間ほどです。解放期間は4月20日〜11月10日。 草木の合間にひっそりと見える珠ちゃん火口湖 噴火の爪痕を今に伝える西山山麓火口散策路 噴火で窪地になり、水が溜まってできた沼 温泉側から1時間ほど散策路を歩くと、もうひとつのフットパス「西山山麓火口散策路」に通じます。隆起した道路に沿って枕木の敷かれた道が続いています。この散策路では、2000年の噴火で被害を受けた幼稚園やお菓子工場の跡を見ることができます。 草木が生い茂る、倒壊した菓子工場 災害後に生えてきた草木に埋もれるようにして佇む建物は痛ましく、それだけに噴火の凄まじさがよくわかります。大自然のエネルギーに圧倒されると同時に、火山と暮らす地域の人々のたくましさも感じられるような気がしました。 2000年噴火で噴石の直撃を受けた幼稚園。住民は噴火の前に避難していたので無事だったそうです 展望台からは噴火湾を一望できます。全長約1.5km、片道40〜45分です。解放期間は毎年4月20日〜11月末。 有珠山とその周辺のフットパスは、適度なアップダウンがあり景色も良く、気持ちのよい汗をかきながら歩けます。時間と体力に合わせてコースを選び楽しんでくださいね! ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年)リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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03/31(火) 布製手作りマスクをお譲りします!社協
配布は終了しました。どうもありがとうございました。(4/15追加) 伊達市社会福祉協議会からの情報です。 3月末に市民から匿名で社協に動物やキャラクターがプリントされた布製の手作りマスク(20ヶ)が送られてきました。マスクには「必要とされる方のもとに届きますように」とメッセージが添えられていました。寄付者の意向に沿い、希望される伊達市民に無料でお譲りいたします。数に限りがございますので、希望者は社協にご連絡の上、来局ください! 電話 (0142)22-4124住所 北海道伊達市松ヶ枝町59-4ホームページ http://www.date-shakyo.or.jp なくなり次第終了となります。心のこもった手作りマスクが、必要な方に届きますように!(編集部)
むしゃなび編集部
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10/15(月) ボロボロだったバス停を2万円で修繕!「ジモト物語」
伊達市北黄金町の達南バス停(室蘭方面)が地域のお父さんたちの手でピカピカに生まれ変わりました。緑に囲まれて建つ、レンガ色の壁が「インスタ映え」しそう!? 小さなマチの心温まるジモト物語。今回は、バス停修繕秘話をお届けします! 廃材を集め、住民が力を合わせて修繕! 下の画像が修繕前に撮影された達南バス停です。設置から40年以上経っていてかなり老朽化しているのが一目瞭然ですね。古くなっている上に、台風でトタン屋根が飛ばされたり、誰かが蹴飛ばして壁に穴が空いたり、まさに「ボロボロ」の状態でした。 バスが停車するのは1時間に1本程度。利用者は年々少なくなっており、2017年に達南中学校が閉校となってからは学生の姿も減りました。 しかし、「利用者が少ないからといって、このまま放置しておくわけにはいかない」と地元の黄金第一自治会が動き出しました。 バス停の維持管理はバス会社が行なっているものではなく、基本的に民間で行われています。そこで自治会メンバーが市役所へ相談すると、助成金が利用できることがわかりました。 しかしその金額は、新築で60%程度、修理で15%ほど。いずれにしても、自治会にかなりの負担がかかってしまいます。 頭を悩ませていたところ、バス停を挟んで国道の向かい側の自治会に所属し、地元で工務店を営むご主人が「よしっ、オレに任せろ!」と、廃材や古材をあちこちから集めてくれることになりました。 こうして調達された資材を利用して、地元住民5名ほどでバス停の修繕作業が始まりました。 家の壁をはがしたものを外壁に。 内壁は、真っ黒だった板にペンキを3回塗って明るいクリーム色に。 地面がむき出しだった床には板を貼り、 小さな窓も両側に取り付けました。 約1ヶ月かけて今年2018年7月末に修繕が完成。結局、骨組みをのぞいて、ほぼ丸ごと新しくなりましたが、廃材とボランティア労働のおかげで、2万円という超低予算で実現することができました。 のどかな緑の景色に生えるレンガ色の壁は、実は、車用の塗料を使用しているんですよ。だから、夕暮れ時になると反射して見えるのだとか。 「落書き」のヒミツ 修繕作業のまとめ役を務めたウエダさんは、ピカピカに生まれ変わったバス停に、ある「いたずら」をしました。 「行ってらっしゃい」、「夕焼けのときめき」、「風車をのぞむ」——。 短い言葉が記されたプレートが、内側の壁にさりげなく取り付けられています。これが、「いたずら」?? 「これ何だろう・・・って思うでしょう? 黙って座ってバスを待つ間、ちょっと目にとまるといいな、と思って書いたんですよ。先に書いておいたら、あとから落書きしづらいんじゃないかと思ってネ。」 なるほど、落書きをさせないための「落書き」! 新手の予防策ですね 8-O それに何だか話しかけられているようで、心があたたかくなります。 「今回の修繕は本当に、みんなの助けがあって完成できました。「ボロボロになった」って嘆いているだけじゃダメだから。地域のことは、金のかかる部分は行政にやってらうけど、手があるところは自分たちでよくして行きたいよね。」 修繕が完成して数日たったある日、バス停に小さなメモが落ちていました。そこには「立派にしてくれてありがとう」と一言、書かれていたそうです。 ベンチに腰掛けて修繕秘話を伺いながら、カフェにでもきたかのように、すっかりくつろいでしまいました。 人の手と「思い」がこんなにも場所や空間を心地よくするのですね。バス停だけでなく、「地域」もまた然り。人の心がつくり時間をかけて育んでゆくのでしょう。 生まれ変わった「インスタ映えする」達南バス停は、ジモト愛あふれる素敵な空間でした。 世にも珍しい「落書き」を見に、あなたもバスに乗って、出かけてみる?? 達南バス停(室蘭方面行き) 記事の内容は取材時の情報に基づいています (取材2018年) シェア、リンクなど大大大歓迎です!
むしゃなび編集部
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01/01(火) Happy 2019 !! スキー場のクレープ。
新年!あけましておめでとうございます!! 2019年も伊達・洞爺湖周辺の美味しいもの、すてきな人、おもしろい場所などなど、のんびりペースでご紹介していきたいと思います。 みなさまにとって幸せな一年になりますように!! ではではさっそく、食べ歩き2019スタート〜〜 元旦のオロフレスキー場にやってきました。 こちらは壮瞥町のローカルなスキー場。地元のスキー教室などで賑わいますが、お正月は毎年、割と空いています。といっても筆者が滑るわけではなく、息子の付き添い。冬休みの重要任務、「子どもをスキー場に連れて行く」なのでした。 子どもたちが滑っている間の待ち時間、まあ暇なのですが、ボ〜ッとしたり、本を読んだり、食堂でお茶したりするのが結構好きなchです。そんなお正月のオロフレスキー場で新メニュー発見! 毎年利用しているこちらの食堂ですが、今シーズンは、ひと味違う?? 壮瞥特産のフルーツを使ったクレープが出ていました。地場産となれば、食べずにはいられない・・・。 右が「そうべつりんご」、左が「くぼないいちご」です。結構、ずっしり、中身がしっかり入っている模様。いちごは上から見えないですが、町内の久保内地区の農家で夏に収穫されたものをソースにして使っているそうです。がぶっと食べると、出てきた、出てきた :-) フルーツ、たっぷりです。市販のソースと違って、しっかり粒の残ったいちご。酸味も程よく残っていてさっぱり美味しい〜。生地も厚みがあるので、なかなか食べ応えがありました。沢山滑った後のおやつにいいかも! クレープの販売時間は13:30〜14:30です。 以上、2019初食べ歩きでした。今年もどうぞよろしくお願いいたします♪ 楽しいお正月を過ごしてくださいね! 弁景温泉オロフレスキー場 北海道有珠郡壮瞥町弁景204−5 http://orofure.web.fc2.com
むしゃなび編集部
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10/16(日) どさん子料理人が描くおいしい「世界地図」。 多国籍料理Kiko図【喜茂別】
中山峠を越えて札幌方面に向かうとき、かならず通る、峠のふもとの喜茂別町。 のどかな景色を横目で眺めつつ、通り過ぎてしまうことが多いのですが、通る度に気になっていたお店がありました。 壁に並ぶ、たくさんのフライパン。 看板に描かれた、不思議な鳥。 外観から溢れ出す、エキゾチックでポップな雰囲気。 車庫カフェKiko図(キコズ)です。 海外を旅し、さまざまな国のシェフたちと仕事をしてきた料理人Kikoさんのおいしい多国籍料理をたっぷりと味わってきました! 魅惑の多国籍料理、いろいろ。 ドアを開けると、カラフルなピンクや黄色の壁に、エスニックな調度品の数々。 店内にはにぎやかな音楽が流れ、開放的かつホッと落ち着く居心地のよさ。異国の風がさあ〜っと吹き抜けるような、気持ちのいい空間です。 もともと車庫だった建物を改装して店舗にしたとのこと、驚きました。言われてみれば、トタンがのぞく天井などに車庫の名残りが。それがかえって、なんとも渋いいい味を醸し出しています。 カウンターの奥で、キビキビと立ち働いているのが店主のKikoさんこと松宮亜樹子さん。 スパイスが混じり合う豊かな香りが、お店中に広がっていました。 Kiko図は2019年7月にオープン。この夏、3周年を迎えました。 札幌出身の松宮さんは、30代から40代にかけて10年ほど、海外を旅しながら、ニセコと外国を行き来する暮らしをしてきました。 日本では札幌やニセコを中心に、海外はカナダやニュージーランドなどの国のホテルやレストランで、国際色豊かなシェフ達と仕事をし、料理の腕を磨いたそうです。 南米、アジア、中東、ヨーロッパなど、訪れた国は多数。旅の途上で出会った現地の味や、海外の友人たちに教わった料理の数々を独自にアレンジして提供しています。 「日本の方には海外の味を、外国の方にはほっとする味を」がkiko図のテーマです。 壁に並ぶフライパンは、ペルーで行った料理屋さんから着想を得たそう。そのお店にはものすごくたくさんのフライパンがかかっており、とてもかっこよかったのだとか。 時々「磨きたくなる」と言われるそうですが、「このサビがいいんです」と松宮さん。確かに、渋くていい感じのサビですネ! さてさて、ランチメニューは不定期でいろいろと替わります。どんな一皿に出会えるかその時々のお楽しみです。 今回は人気メニューのひとつファラフェルと、濃厚なタイカレーヌードルをいただいてきました! カラフルなファラフェルプレート。 中東の家庭料理ファラフェルをメインに、さまざまな国の味を楽しめる盛りだくさんでヘルシーな一皿です。この日はフムス、ギリシャのパイ・スパナコピタ、南米のトルティーヤ、穀物や野菜たっぷりのサラダなど、珍しいお料理がずらり。(※プレートの内容は、ファラフェル以外はその時によって変わります) 一部チーズを使用していますが、肉や魚はなしのベジタリアン仕様。 別々のルーツを持つ料理が、同じお皿の上で見事にマッチし、おいしいハーモニーを奏でています! ファラフェルは、つぶしたひよこ豆にスパイスを混ぜて揚げたコロッケのような料理。イスラエルが発祥と言われますが、中東地域ではどこでもポピュラーに食べられているそうです。 日本ではあまり馴染みのないひよこ豆ですが、クセがなくサクッ&フワッとした食感で食べやすい。松宮さんによれば、冷めても硬くならないように、現地の一般的なレシピの工程や食材をオリジナルにアレンジして作っているそう。お子さんはもちろん、エスニック料理に慣れていない年配の方にも好評です。 それからこちらは、タイのレッドカレーをライスヌードルでいただくスパイシーな一皿。たっぷりのパクチーにエビやチキンなどの具材が入り、スパイスとナンプラーが濃厚に香る本格派。汗をかきかき食べたら、ここが北海道だということを忘れてしまいそうです。 ハブタウンに活気を。道産子料理人のチャレンジ 窓の外を見れば、国道230号線が目の前を走っています。中山峠の入口まで車で10分弱、という立地。 交通量は多いものの、飲食店など人の集まるスポットは少ないエリアだけに、なぜ喜茂別でお店を?というのが気になって伺いました。 松宮さん: もともとはニセコ・倶知安でお店を開こうと考えていました。海外の方が多く多国籍料理はニーズがありますし、知り合いもたくさんいるので。ただ、なにせ高くなりすぎていて、手が出なくて。 喜茂別は小さな町ですが、周辺にはニセコ、留寿都、洞爺湖、峠を越えれば札幌と、いろんな地域につながるハブタウンなんですよね。それなのに立ち寄るところが少ないことがもったいない。 そこで中継地点であるこの町がもっと盛り上がれば、周辺地域も含めて全体がさらに活気付くのではないかな、と思ったんです。 道産子としては、やはり何かちょっとでも自分ができることで、北海道を活気づけたい、という気持ちがあります。いろんな地域でたくさんの方が、過疎といわれる地域を、少しでも面白くするような活動に取り組んでいらっしゃいますが、喜茂別でそれができたらいいな、と思いました。 最初は家族や友人みんなに心配されましたけどね。 喜茂別を選んだ背景に、道産子スピリットともいうべき、松宮さんの北海道への熱い思いがあることを知りました。 お料理や空間はグローバルな世界観。でもその根っこにはローカルな視点もあって、地域を大切にしながら根付いている。海外の方にも、日本の方にも、国籍を問わず親しまれるKiko図の魅力は、そういったところにも所以があるのかもしれないな、と思いました。 お店のシンボルである鳥のイラストは、松宮さんがご自身で描いたもの。カラフルな色使いと独特のフォルムが印象的です。まるで生きているかのような存在感を放つこの鳥は、大切なご友人がモデルなのだそう。優しい眼差しでお店とお客さんを見守っています。 ドリンクメニューも多国籍。コーヒーだけでもベトナムコーヒー、イスラエルコーヒー、ココナッツミントコーヒーとあり、エスニック好きにはたまらないラインナップでした。上の写真は、ブラックコーヒーにカルダモンを効かせたイスラエルコーヒー。食後にピッタリな一杯です。 Kiko図の図は、地図の図。 Kikoさんがお店をキャンバスに描く地図、というわけです。 「これから展開していきたいことが、まだまだたくさんあります」と松宮さん。幅広く豊富な海外経験と、プロフェッショナルな料理の技術から生み出されたオリジナルの世界地図は、これからもどんどん広がり厚みを増していくことでしょう。 旅する気分で世界を味わう…そんなとてもとても素敵なひとときでした! 店舗での営業は例年、雪解け〜降雪前まで。 今シーズンの店舗での営業は、10月10日にて終了しました。 冬季はお店はクローズし、ルスツエリアにて営業予定です(詳細はKiko図のSNSをご確認ください)。 記事が遅くなり、お店のシーズン中に掲載が間に合わず、大変申し訳ありません。 冬の営業予定など、インスタグラム等で最新情報をチェックして、ぜひぜひ、お出かけください! 車庫カフェ Kiko図 店舗情報 住所 北海道虻田郡喜茂別町伏見332-3 HP https://akikokikokikoz.wixsite.com/kikoz-kimobetsu オープン日、イベント出店情報はSNSをご覧ください。 Instagram Facebook ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニューや料金は変更になることがあります。取材2022年
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03/04(水) 足揉み伊藤さんに聞くコロナ対策。押すといい足ツボ!
街の「癒し」のプロにコロナ対策にいいことを教えてもらうシリーズ第3回。今回は中国足心道足揉み伊達療術院の伊藤裕之さんです。足揉みの観点から、予防、特に免疫力アップのためにできること、聞いてきました! 面白いのでぜひ読んでください↓ マレーシアでの足揉み修行のお話。 「腸」を元気にして免疫力アップ! 足揉み流、免疫力アップ術は、第一に「腸を元気にすること」です。足には全身の反射区(ツボ)がありますが、腸はこのあたり↓ 気持ちよい強さで押してみましょう。 腸の反射区のおおまかな場所。赤いところが大腸、黄色いところが小腸 それにしても、なぜ腸なのでしょうか?? 伊藤さん「大腸の粘膜には免疫細胞の70%が存在しています。つまり、免疫力の約7割が腸で作られているのです。100兆個以上もの腸内細菌が免疫組織を活性化していると言われています。だから腸が元気で丈夫でないと、免疫力も高くなりにくいのです」 なるほど〜!だから腸が大切なのですね。 食事で腸内環境を良くする 腸内環境を良くするためにいい食材についても教えていただきました。 いつもより意識して摂るといいものリスト 納豆・漬物・ヨーグルト・チーズなどの発酵食品!→ 便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌の増殖を抑制する乳酸菌は,腸の免疫力アップにも効果があるといわれています。 甘酒&酒粕!→ 麹菌は、必須アミノ酸とビタミンB群を豊富に含みます。血行促進や代謝アップが期待できます。特に「飲む点滴」と呼ばれる甘酒は麹菌の吸収率が高い食品です。 お酢!→ 酢を作る上で必要な酢酸菌はクエン酸を豊富に含み、腸内のバランスを整え、便秘解消や食欲増進、血液をサラサラにするといわれています。 酵母菌!→ 腸内で善玉菌として働き、悪玉菌を抑制して腸内環境を整えてくれるのが酵母菌。糖分やアルコールをガスに分解する作用もあり、カロリーの吸収も抑えるといわれています。酵母菌を食品から摂取するのは難しいですが、同じように善玉菌をサポートし、腸内バランスを整える微生物として納豆を作る納豆菌があります。 先ほどの小腸大腸の反射区を念入りに押圧すると、栄養の吸収がしっかり出来るようになるそうです。食生活とセットで取り入れてみては。それからお腹を冷やさないことも忘れずに! リンパ、副腎の反射区 さらに腸と合わせて押圧するといい反射区を2つ紹介します。まずは老廃物を排出するリンパの反射区。 足の甲にある胸部リンパの反射区。 伊藤さん「風邪をひきやすい、なかなか治らない、花粉の時期に苦しい、口内炎が出来易いなど、これらの反射区を刺激する事で、免疫力が低下することで起こる症状を軽減させることが期待できます」 外くるぶし付近に上半身リンパ腺、内くるぶし付近に下半身のリンパ腺の反射区。 リンパと一口に言っても、場所によって、それぞれ反射区が分かれているのですね! それから抗ストレスホルモンを出す副腎の反射区。ストレスの多い現代、誰でも共通して押したほうがいい反射区だということです。 副腎の反射区はここ! 以上、免疫力アップにいい足の反射区を教えていただきました。画像中の反射区の場所はおおまかな目安です。正確な位置を知りたい方は、やはり一度、足揉みの施術を受けてくださいね。 話すことも大切。 コロナ対策というわけではないですが、健康、特に心の健康にとってとても大切なこと。カウンセラーの資格も持つ伊藤さんは、日々、施術を通して様々なお悩みを聞くそうですが、「普段、人に話を聞いてもらっていない方が意外と多いのではないか」と感じているそうです。 伊藤さん「悩みって自分一人で自問自答していても、堂々巡りでなかなか解決しないんです。だから、人に話した方がいい。話を聞いてもらううちに、自然と自分で答えを見つけることもよくありますから。身近な人でも、カウンセラーでもいいですから、真剣に話を聞いてくれる人を持つことが大切だと思います。」 周りに聞いてくれる人がいない・・という方はぜひ、ゆったりと足揉みを受けながら、伊藤さんにお悩みを話してみてください。こんな時だからこそ、施術を受けること、会って話すことが大きな癒しになると思います! 最後に、ご近所の方に手ほどきを受け、ここ数年はまっているという伊藤さんの川柳をご紹介します。2月27日に北海道新聞に掲載された作品です! マスクやトイレットペーパーなどの品切れが続出していますが、多くはデマの情報からです。こういう時こそ控えめに、そして自分にしてほしいことを相手にもするような「モラル」がパニックを防ぐと思います! 本当に、予防対策と同じくらい大切なことですね!情報に振り回されないこと、周りを思いやること。肝に銘じたいと思います。 中国足心道足揉み伊達療術院(完全予約制) 北海道伊達市弄月町46−48 電話 090-2827-3883,0142-82-3883 メール ashimomi.date@gmail.com 50分3000円,1時間20分4000円(いずれも税込み価格) 初回500円引実施中。 出張料は市内一円無料サービス中! ちなみに、伊藤さん自身のコロナ対策では、アロマを活用されているそうです。院内では抗菌・抗ウイルス作用のあるアロマランプが焚かれていました。そして実は白衣につけているペンダントもアロマグッズ。中にアロマを垂らして身に付ける、という優れもの。マスクの再利用や消毒について、伊藤さんの新着ブログに書かれています。ぜひぜひお読みください!足揉み仮想ジャズ喫茶http://blog.mushanavi.com/ashimomi/?S=48634 自分でできること、プロに頼むこと。いろいろ組み合わせて元気に乗り切りましょうね。このシリーズはまだ続きます! 記事の内容は取材時の情報です。料金等変更になることがあります。取材 2020年2月28日
むしゃなび編集部
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06/15(火) ボランティア募集!伊達紋別岳の登山道整備
初心者でも登りやすく、年々人気が高まっている伊達紋別岳。最近では年間3000人を超える人が訪れているそうです。 気持ちよく安全な登山のため、今年もボランティアによる登山道整備が行われます。伊達紋別岳をこよなく愛する「伊達歩くスキー協会」の皆さんと一緒に、草刈り・修繕など作業をしてみませんか。山を知り、山を楽しむとてもいい機会になると思います! 日時:2021年7月11日(日)8時半集合集合場所:登山口駐車場(登山口入り口付近。太陽の園敷地内)作業内容:草刈り、看板等整備、ロープの張り直し ほか 男女問わず、お子さん連れもOKです。市外の方もどうぞお越しください。 集合場所の地図はこちら 参加申込:09086367962(伊達歩くスキー協会会長 早川さん) 昨年、夏の整備活動を取材させていただきました。ぜひご覧ください↓ https://mushanavi.com/specials/14132/
むしゃなび編集部
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02/10(土) “ 一直線の縦糸 ” 〜 「手ぬぐい工房 さくら」代表 咲良あき の生き方
待ち合わせ場所を訪れると、華奢でたおやかな女性が立っていました。 その立ち姿が手ぬぐいを染めるという作家さんのイメージと重なり、「きっとあの方だ!」と直感したのですが…。 取材はまさかの展開になっていきました。 『手ぬぐい工房 さくら』代表の咲良あきさんは、2020年8月1日に洞爺湖が見える町に移住し、2021年11月には工房を開かれました。 すごいスピード感です。 「ただただ好き!というだけで突っ走ってきました」。 それまでの18年間は大阪で接客業に就かれていたそう。 最前線での接客業を退いた後は、運営・人事・教育などを担当されていたそうです。 まさにキャリアウーマンとして奔走されていました。 「順風満帆で活躍されていたように見えますが、なぜ、そのお仕事を辞めて洞爺湖へいらしたのですか?」 「ほかにどうしてもやりたいことがあったのです。ところが、会社を辞めた直後の世界的なコロナ禍。その時はその道を断念せざるを得ませんでした。洞爺湖に移住したのは、仲間が先に来ていたからです」。 「ところで、その、どうしてもやりたかったことって何ですか?」 「250kmのレースです!」 「え?え〜っと…それは、車のレースですか?」 「いえ、テント以外の1週間分の食料や装備、水を背負って走る自給自足のレースです。1週間で250kmを走ります。 会社を退職した時に目指していたのは2020年4月にアフリカのナミブ砂漠で開催されるレースでした」。 その突拍子もない答えに、目が点になりドギマギする筆者…。 詳しくお聴きするうちに、『手ぬぐい』とはどんどんかけ離れて行ってしまいそうになりました。 そしてさらに、筆者の混乱に追い討ちをかけるようなお話も飛び出しました。 「21歳の時にうつ病を発症し、その後は癌、バセドウ病になりました。 大病をし、治療を受けながら仕事を続ける中で気づいたのは、『明日が当たり前にあると思ってはいけない』ということでした。やりたいことがあってもやらない理由を探し、今度にしよう!と後回しにしていたことが多かった…。 だから、病気がわかった時、命あることへの限りない感謝と共に、『やりたいと思ったらやる』『会いたいと思ったら会う』と心に決めました。そんな時に『250kmアドベンチャーレース』の存在を知りました。 『このレースに出たい!』と瞬間的にそう思いました。強い想いはそれを引きつけると言いますが、その後、まさにそのレースに挑戦している人と出会ってしまったのです」。 そんなまるで一話のドラマのような出会いを経験し、主治医からレース出場の承諾書をもらい、トレーニングを重ね、咲良さんはニュージーランドで行われたレースに出場を果たしました。 けれども結果は、レース2日目でタイムアウトによるリタイアをしてしまいました。 →その時の様子をドキュメンタリー映画「LIFE TREASURE 2」で観られます。(現在期間限定でYouTube にて無料公開中) https://www.youtube.com/watch?v=v5i6MBXc4Zw&t=4042s そして、リベンジをしようと目指したナミブ砂漠大会がコロナ禍により中止。 世界情勢など様々な理由が重なり、未だ再挑戦できていない状況が続いていると言います。 「それにしても病気が完治しない状態でなぜ、そのような過酷なレースにチャレンジしようと考えたのですか?」 「そのレースの存在を知った時、『元気になってこのレースで走りたい!』と1%ワクっとした気持ちを感じた自分に正直になりたかった。と同時に、その頃は自分の病気を人生の汚点だと思って生きていたので、私の挑戦が誰かの勇気に繋がるとしたら是非とも挑戦したいと思いました」。 あまりにも壮絶・壮大すぎて、お話しについて行くのに必死でしたが、次第に咲良さんと筆者の共通点・共感点が増えて行くのを感じていました。 「若い頃は一人旅が好きでした。手ぬぐい好きになったのはその頃です」。 訪れる先々で手ぬぐいを購入することが、 旅の一つの大切な目的にもなっていたそう。 「竹富島が大好きでよく通っていました」。 海好き、島好きも共通点です。 「はじめて手ぬぐいに出会ったのは2016年に瀬戸内国際芸術祭を訪れた時でした。 もともとアートには興味がありました。ただ、そこで手ぬぐいを手に入れたのは良いのだけれど、一体どうやって使うの?買ったけど私本当に使うの? そんな自問もあり、手ぬぐいの使い方などについて色々調べたりしていました。 ところがいざ使ってみるど、使うほどに洗うほどに柔らかく優しい肌触りになっていく。 そんな手ぬぐいがもう可愛くて可愛くて!すっかりとその魅力にはまってしまいました。集めた手ぬぐいは100枚くらい。それらの手ぬぐいたちは、その時の旅の記憶が蘇る愛おしい存在であり、ホッとする存在になっていきました」。 「なるほど。手ぬぐいとの出会いはわかりましたが…、なぜそれが作家への道へと進んで行かれたのですか? 全く異業種のご出身なのに…」。 「洞爺湖に移り住んだ時、いつもの旅先のようにお気に入りの手ぬぐいを探す中、洞爺湖の手ぬぐいはまだ買っていないということを友人に話したら、『自分で作ればいいじゃない?』 と言われました。なるほどそうか!やってみよう!となったのです」。 「え?そんなに簡単にやる気になったのですか?」 自らを猪突猛進型と認める咲良さん。 ここでも、やりたいからやる!となったわけです。 「先の計算ができない性質なんです笑 思ったら一直線だから」。 ああ…。 なりふり構わず。 計算せず。 一直線に突っ走る。 なんだか筆者と同じ匂いがすると思ったのは、どうやらこういうところだったようです。 染めについて並々ならぬ努力で独学をし、着実に実力を伸ばしてきた咲良さんは、ワークショップなどで講師活動も始めました。誰かに何かをレクチャーすることは、前職時代に培ったスキルでした。 内容が変わっても、楽しくわかりやすく伝えるスキルは共通していたのでしょう。 「染めの技術は学べたとしても、デザインセンスはそう簡単には育ちませんね。 何か芸術的なバックボーンをお持ちなのですか?」 「アートには元々興味がありましたので、手ぬぐいとの出会いの場となった瀬戸内国際芸術祭を訪れたわけです。 実は子供の頃からバレエをしておりまして、仕事としてジャズダンスのダンサーだった時期もありますし、ネイリストだった時期もあります。 もしかしたら芸術的に表現することの素地はあったのかもしれません」。 染めの原料は、環境に優しいベンガラを用いているそうです。 仕入れ先は、地元大阪。 生地もまた大阪から浴衣にも使用されている、手ぬぐい生地の『特岡』を用いているそうです。 「きめ細かい織り目が特徴の生地です。けれども使い込むほどにどんどん柔らかく優しく育っていく素材なのです」。 手ぬぐいが育つ。 素敵な言葉です。 なるほど。 手ぬぐい作家としての顔。 250kmレースのランナーとしての顔。 それぞれについては理解できましたが、今一つそれを繋ぐ糸が見つからず、さらに取材を続けさせていただきました。 …というよりも、咲良さんの生き方に強い興味を覚え、 もうすでに取材の域を超えていた筆者でした…。 すると、再び壮大なテーマを口にされた咲良さん。 「私、子どもの頃から『平和』にものすごく興味がありました。 小学生の時にイランイラク戦争が起こり、戦争や平和についての新聞の切り抜きを集めていた記憶があります。 その理由の一つには、学校が平和教育に熱心な学校だったこともあります。 今は、残された人生は平和に繋がることにも関わりたいとも考えています」。 またもや新たな情報に混乱する筆者…。 と、ここで、これまでの咲良さんのお話しを整理してみました。 ・病に向き合った20年間 ・旅を通した手ぬぐいとの出会い ・手ぬぐいの糸が手繰り寄せる旅の思い出 ・命への感謝と賛歌 ・平和への祈りを手ぬぐいに託す活動 ・当たり前ではない明日と今日への感謝 ・アート活動としての自己表現である染め ・誰かの勇気に繋がるならばと挑戦した250kmレース 取材中、急いで頭の中で整理し終えた後。 あ! 見えた! そう感じた瞬間がありました。 それは、咲良さんがバックの中に持参されていた ご自身が染めた普段使いの手ぬぐいに触れさせていただいた時でした。 その手ぬぐいは、横糸、縦糸がしっかりと織られているパリッとした『特岡』の生地で作られていました。 咲良さんが言うように、きっと洗うほどに肌に馴染んでいくのだろうと想像できる触り心地でした。 指への糸の感触を確かめた時、縦横直線の糸が織りなす手ぬぐいそのものこそが “ 咲良あき” だと気づきました。 一見器用そうに見える多才な方ですが、病気がちな華奢な体で、何にでもまっすぐ命懸けで取り組んできた1本1本の縦糸そのものが” 咲良あき “ であり、それぞれのシーンで彼女を支えてきた人々は横糸そのものであるということを。 一枚の布となったときの、そのしなやかさと、芯の強さ。 そして染めるという技法でさらなる命と愛を吹き込まれた『さくら工房の手ぬぐい』こそが ” 咲良あき “ なのだということを。 そして、それはきっと、真っ直ぐに平和に繋がっていくということを。 触れさせていただいた手ぬぐいから感じ取っていました。 最後にあきさんはこう話してくれました。 「平和についても命についても、 当たり前の未来はないと手ぬぐいを通して伝えたいですし、対象がなにであっても『大切』にする心を手ぬぐいを通して伝えたいと考えています。 染める時にはその一枚一枚を手にしてくださる方に寄り添えますようにと祈りを込めています」。 丁寧な語り口調で話してくださった1時間。 心が洗われたような取材の時間となりました。 ―手ぬぐい工房 さくら 情報― 代表 咲良あき(さくらあき) Instagram https://www.instagram.com/sakura.tenugui オンラインショップ https://sakurahappy.thebase.in/ [起業講座について準備中] ホームページや名刺・チラシなどの作製、イベント出展やワークショップ開催方法、起業するためのマインドが学べる『ハンドメイド作家さん向けの起業講座』をドキュメンタリー映画「LIFE TREASURE 2」監督・プロデューサー小泉雅央と共に準備中。 *開催日程など詳細は【手ぬぐい工房 さくら】のInstagramでお知らせ予定
Rietty
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02/28(金) 街の「癒し」のプロに聞く!コロナ対策できること&お役立ちグッズ|フランジパニ
もうすぐ春!ワクワク…といいたいところが、今年は新型コロナウイルスの流行で、イベントが中止になったり、近隣の学校が休校になったり、浮かれていられない今日この頃です。感染しても多くの場合は大丈夫、ということですが、小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭、妊婦さんや持病のある方など、不安な気持ちで過ごしている方もおられると思います。 マスクや消毒も入手困難となっている中で、予防のためにどんなことができるだろう?? むしゃなびでおなじみの薬局やセラピストさんを訪ね、お話を伺ってきました。 今回から続けてアップしていきます。第一回はこの方! 松浦さんに聞く、アロマでできること 壮瞥町在住のアロマテラピーインストラクター、フランジパニの松浦雅子さんです。 松浦さんは数年前から、風邪やインフルエンザが流行する冬~春にかけて伊達・室蘭周辺でアロマを使った対策講座を行っています。また更年期障害やストレス対策、記憶力アップなど、病院にかかる前に暮らしの中でできるアロマの知恵を伝えています。 大人だけでなくお子さんも楽しめるフランジパニのアロマ講座 松浦さん「アロマは医療ではありませんが、抗ウイルス作用のある精油を予防に役立てることもできますし、ストレスを和らげリラックス作用のあるものもあります。不安なときの「お守り」のひとつとして使ってもらえたら、と思っています」 1、抗菌・抗ウイルス作用のあるアロマを使う! まず教えていただいたのは感染症が流行するときに使うといい精油。 ユーカリ、ティーツリー、ぺバーミント、ラヴェンサラ、ローズウッド、ラベンダー上記と合わせて柑橘系アロマのオレンジ、ライム、ベルガモット、レモン 抗菌・抗ウイルス作用のある成分を含んでいます。フランジパニの対策講座では、こういった精油を使って、スプレーやジェル、ブレンドオイルを作ります。 ウイルス対策におすすめアロマ 自分でアロマを購入する際に注意してほしいのは、天然100%のものを選ぶこと。「アロマオイル」(香りを楽しむだけならOKですが抗菌等の作用はありません)ではなく「エッセンシャルオイル」「精油」と書かれているものを使用してください。 そのほか、学名・抽出部位・産地の表記があるかどうかも必ずチェック! 伊達では「めむはうす」さん、室蘭ではイオン室蘭内のクスリのツケダさんでベーシックな天然100%の精油が手に入るそうです。ただ、こういう時期ですので、入荷状況をお店に確認してくださいね。もちろん、フランジパニでも注文できます。 2、ぐっすり眠って免疫力アップ! 続いて根本的に大切な、「免疫力アップ」について。免疫力アップには栄養、運動、睡眠の3つが大切、と言われています。その中でアロマを取り入れやすいのが、睡眠の質をよくすること。リラックス作用のあるアロマや自分の好きな香り(いい香り!と感じるものがその時、求めているアロマなんだそうです)を枕に垂らせば、香りに包まれながら心地よく眠れます。 精油を直接垂らすだけでなく、スプレー(右)やジェル(左)、ブレンドオイルを作るのがおすすめ 不安な時こそ、ぐっすり寝て元気を回復してほしい、と松浦さんは話します。 松浦さん「新型コロナに限らず、不安な状態が続くと、気づかないうちに不眠になりやすくなります。夜中に目が覚めたり、寝付きや目覚めが悪いのはよく眠れていないサイン。抗ウイルスも大切ですが、よく眠ることもとっても大切だと思います。スッキリ目覚めて元気になったら、自然と笑顔になりますよね。笑顔は免疫力アップにつながりますから^^」 天然100%のお気に入りの香りは、気持ちを落ち着け、元気を取り戻すための、実用的な「お守り」になってくれることでしょう。 現在のところ、3月中のグループ形式での講座の予定は未定ですが、個人レッスンは随時予約可能です。また、ルームスプレー等、完成品で購入できるものもあります。お出かけを控えたい方、個別対応もしてくれるので、気軽に相談してみてください。 フランジパニ~手作りコスメとアロマ 予約・問合せ aromacosme2016@gmail.com https://www.facebook.com/masako.frangipani/ TEL: 090-1522-7840 むしゃなび LINE@からも問合せできます。詳しくはアメブロからどうぞ! http://ameblo.jp/frabalipanda/ 【松浦さんプロフィール】 AEAJ認定アロマテラピーインストラクター AEAJ認定アロマハンドセラピスト SMC.Lab認定コスメガイド https://ameblo.jp/frabalipanda/message-board.html こういう時、「癒し」をお仕事にする方々の存在は、医療とは別の部分で心強いですね。外出を控えたい状況ですが、相談したり、施術を受けることも大きな力になると思います。とにかくできることをして備えつつ、不安はできるだけ軽く。収束するまで乗り切りましょうね。この特集はまだまだ続きます。 一部画像はフランジパニさんのブログからお借りしました。記事の内容は取材時の情報です。メニュー、料金等変更になることがあります(取材2020年2月27日)
むしゃなび編集部
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03/24(土) れんさんの『春のお迎えギャラリー』始まってますよ〜
伊達市弄月町の駄菓子カフェれんで今年も開催! 春のハンドメイドが大集合の『春のお迎えギャラリー』です。 春らしいパステルカラーの小物、それから今回は結構渋めテイストのものも。 会場で見つけた作品をいくつか紹介しますね。 『有珠山ジオパーク友の会』のカゴ。 いい色です。ワイルドな編み目も素敵!ぶどう蔓で手編みしているそうですよ。 渋めながま口。 大振りなピアス&イヤリング↑ ビーズアクセサリー↓ 近くで見るとすごーく丁寧に作ってあるのがわかります。作者の「手」を感じるとほっこりしますね。 入学シーズンに使えそうなコサージュ。 ベビー&キッズいろいろ。 かわいいピアスがたくさんありましたが、金属アレルギーなので断念し (前は1日くらいはつけてられたんですけどね。年のせいかも)、 ビーズのブローチにしました。 こういうお買い物はほんと癒されます。 「ビバ!ハンドメイドっ!!」 さあて駄菓子を買って帰ろうっと。 なんていったって、「レトロなカフェと駄菓子屋のコラボレーション」のれんさんですから! (カフェルームはただいまおやすみ) 今回はひとりで来ましたが、息子を連れてくると駄菓子屋さんにすごく喜ぶんですよ。 この前は鈴のくじ引き(懐かしい)にはまっていたっけ・・・。 近くに住んでいるお子さんがうらやましいな。大人も楽しいです!! 『春のお迎えギャラリー』は4月30日まで。お子さんやお友達と出かけてみては。 春のお迎えギャラリーVol.7 2018年3月1日(木)〜4月30日(月) 時間 10 : 00 〜17 : 00(不定休あり) 場所 駄菓子カフェ れん 伊達市弄月町249−4 ♥ 掲載作品はほぼ全て一点物につき売り切れることがあります。詳細はお店にお尋ねください。 最新の入荷情報はこちらからどうぞ↓↓ むしゃなび内「駄菓子カフェ れん」のページ
むしゃなび編集部
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09/14(月) イベントアルバム「ふらっとバザール」
9月13日に伊達市末永町のAコープくみあいマーケット駐車場に、色とりどりのテントのお店が立ち並びました。「農家のクレープ」でおなじみの坂元農園が主催した「ふらっとバザール」。その名の通り、お買い物やお出かけの途中にふらりと立ち寄ってのんびり楽める小さなマーケットです。朝と夕方には雨も降りましたが、三密のない、のんびりとした雰囲気の中、会場のあちこちから笑顔が溢れていました。 クレープ、カレー、ミニハンバーガー…おいしいものいろいろ 修学旅行生にも人気の坂元農園のクレープ体験 出店は、クレープや焼き鳥、シフォンケーキ、スイーツなど食べ物から、アクセサリーやドライフラワーなどの雑貨類、ヨガやアロママッサージ、さらには科学実験まで!伊達や室蘭、壮瞥から、様々なお店や団体が集まりました。 屋台の豪快な焼きそば! ホテルローヤルのブースでは、おなじみシェフ特製のホテルカレーのほか、お弁当や酢豚・エビチリなどが登場。一品料理も持ち帰りやすいテイクアウト仕様に。手のひらサイズのミニバーガー、シフォンケーキと手編みニット帽は洞爺湖のSUNNY-SIDE UP CAFE。室蘭からは雑貨カフェ・コノミが参加しました。酵素玄米のお弁当が美味しそう! お洒落なハンドメイド雑貨、癒し、生ライブ! calmのドライフラワーとハイカラの焼き菓子 おしゃれなドライフラワーはcalmさんの作品。今回はイベントに合わせ胆振産の素材にこだわって制作したそうです。可愛らしい焼き菓子は長和のココカラベース ハイカラさん。 シックなアクセサリーは市内在住の作家、miho.kさんです。壮瞥からレトロな駄菓子屋ゆみちゃんも参加しました。アロマのいい香りがふんわりと漂っていたリラクゼーションe.nのハンドマッサージ。それからヨガセラピーでリフレッシュ!おしゃれ、美容、癒しなど、お店巡りが楽しい! 歌姫、藤河ちあきさん生ライブ。癒しの歌声が会場を包みました! 掘り出し物、いろいろ! 地元の大学生も活躍! 射的を担当したサバイバルゲームサークルの皆さん。 室蘭工業大学の学生さんによる科学実験と射的のコーナーが子ども達に大好評。もともと坂元農園に収穫のアルバイトに来ていたつながりで今回参加したそうです。科学実験のブースではイクラやスライム作り、伊達産の甜菜糖を使ったおもしろ実験もありました! イベントを企画した坂元農園の加藤さんは、「新型コロナの影響が続く中で、地域の消費行動を促すきっかけになれば」と話していました。混雑を避けるため、駐車場の中央ではなく、農協側に寄せて設営するなど様々な配慮をして会場づくりをしたそうです。実際に出入りがスムーズで、人が固まることもなく、安心して参加することができました。 雨の中出店したみなさん、お疲れ様でした。ゆったりのんびり、楽しい時間をありがとうございました! ふらっとバザールは2020年9月13日(日)JA伊達市くみあいマーケット本店にて開催されました。 ※記事の内容は取材時の情報です(取材:2020年9月)シェア大歓迎です!
むしゃなび編集部
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02/12(金) いま、お馬さんと密な関係になってみた!LAKE TOYA RANCH
こちらの特集版にご訪問くださり、どうもありがとうございます^^ / 今後月に2~3回ほど、編集部のライターとして、皆様のお目目にかかることになりましたRiettyです。 この場では、私が出会った「好き」や「楽しい」や「いいね!」を皆様におすそわけさせていただきたいと思っています。 いろんなモノ。 いろんなコト。 いろんなヒト。 楽しむための情報の一つとして。 どうぞ末長くお付き合いくださいね ♡ さてさて。 国道230号線を留守都村方面に向かって車を走らせた時。 この看板を見かけたことはありませんか? 私、実はず〜〜っと気になっていたのですが、ついに曲がってみました。 すると…。 まずお迎えしてくれたのはこの子。 プードルのラヴィン君です。 まだ子供なので、「お客様だ〜!」とはしゃぐ姿がとても可愛い。 北海道弁では「おだつ」感じ。 そして誘導されるように歩くと…。 たくさんのお馬さんたちがのんびりお食餌中でした。 ここは、洞爺湖にほど近い月浦町にある「LAKE TOYA RANCH」さんです。 おっとり優しいお馬さんに跨り、ホーストレッキングや引き馬などを体験できるところです。 早速、体験してみました。 乗せてくれたのはヨーロッパ系ハーフリンガー&どさんこのミックス、大食漢のマックス君。 男子ですが可愛い顔立ちです。 山岳馬なので体力があります。 まずは「よろしくね ♡」とご挨拶。 そして、マックス君の相棒はアメリカ産クウォーターホースのローラちゃん。 カウボーイが乗るお馬さんです。 でも、ここで乗っているのはとても素敵な美人インスタラクターさん♡ トレッキングに出かける前に、「進め」「止まれ」「ターン」の手綱捌きを教わりました。 とても良くトレーニングをされているお馬さんたちなので、的確なアドバイスのもと、少しの練習と、「仲良くなりたい!」という気持ちがあればすぐに乗れるようになれます。 さあ! いざ! トレッキングに出発〜! 緊張と興奮でワクワク&ドキドキ☆ 親切なインストラクターさんは、ほとんど後ろを見た状態で爽やかに優しく指示をくれます。 上り坂は前傾して。 下り坂は後ろに反り気味に。 軸を保とうとするので、インナーマッスルが鍛えられそうです。 太腿の内側も締まりそう。 なかなかの運動量です。 二次的効果を密かに期待してしまいます。 途中、雪が降り出しました。 グリーンシーズンも良いけれど、白い雪原や山道を歩くのは本当に気持ちがいい ♡ お馬さんが一緒にいると、見慣れたはずの洞爺湖の景色が非日常なものに変わります。 お馬さんとの密なトレッキング。 元気に迎えてくれるラヴィンちゃんと、穏やかなお馬さんたちと、親切なスタッフさんたちに優しい時間をいただきました。 もちろんワイルド&イケメン社長 高橋洋一さんも、はにかみながら歓迎してくれます ^^ / 最後に地元密着耳寄り情報!!(地域外の皆様にはごめんなさい) 絶対にお得!! 絶対におすすめ!! 見逃さないでね♪♪ 帰りは高橋社長とラヴィン君が見送ってくれました。 レイクトーヤランチ情報 電話 0142-73-2455 住所 虻田郡洞爺湖町月浦44番地(カーナビ住所検索はうまくいきませんので、レイクトーヤランチと入れて検索してください) アクセス 洞爺湖温泉街より車で5分 E.mail toya@jphorseriding.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
Rietty
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08/18(土) 西いぶりと東京を「野菜」でつなぐ ノルノルブラザーズ 。 2018 夏の、いいこと(1)
今年は雨が続いて、もともと短い夏がますます短くなってしまいましたね! 駆け足で過ぎていく今年の夏、洞爺湖周辺で出会ったステキな人、ステキな出来事をご紹介します。今回は、故郷・西いぶりと東京を「野菜」で結ぶ、ハッピーなご兄弟の登場〜。 丘の上に現れた1日限りのポップアップレストラン! 7月最後の日曜日、地元食材をつくって、食べて楽しむ1日限りのレストランが伊達の丘の上に現れました。 「ファーム・トゥ・テーブル」 農園から食卓へ、と題して開催されたこのイベント、西いぶりの農家さんが育てた野菜や噴火湾の海の幸を、つくって、食べて、みんなで楽しもう! というもの。まもなくグランドオープンする志門気町のクッキングリトリート・スペース「Homestead(ホームステッド)」を会場に、農業者や飲食店関係者など、「食」に関わる地元の人たち40名ほどが参加しました。 伊達の街を一望する超絶景な丘の上、午前中はパティシエによるお菓子作り教室、夕方からはディナーパーティで盛り上がりました〜。 このイベントを主催したのは、「NOLNOL BROTHERS(ノルノルブラザーズ)」こと、島部 弘之さんと島部 祐紀さん。伊達市出身で現在東京に暮らす仲良しなご兄弟。 3年ほど前から、伊達、洞爺、壮瞥、豊浦など西胆振産の野菜を仕入れ、東京の「青山ファーマーズマーケット」で販売しているそうです。今回は、ファーマーズマーケットを通じて出会ったシェフとパティシエを招き、地元伊達での初イベントとなりました。 画像借用元:https://www.facebook.com/nolnolbros/ 島部さん兄弟が扱うのは、 自分たちが食べて、本当においしいと思った野菜。 実際に農家さんを訪ね、話をして、知りあった上で仕入れているのですって 8-O さながら、こだわり野菜のセレクトショップ?? 東京からふるさとの魅力を発信する「ノルノルブラザーズ」、兄の島部 弘之さんにお話を伺いました。 西いぶりと東京を「食」でつなぐ仲良し兄弟! 島部 弘之さん/ノルノルブラザーズ ch:そもそも、どうして野菜の販売を始めたのですか? 島部さん(兄):僕も弟も、生まれ育った伊達が大好きです。 東京に暮らしながら伊達にもビジネス拠点を作りたい、地元の為に何かしらの貢献をしたい、と考えたのがきっかけです。 学生時代に飲食店で働いていた経験を生かして、「食」に関する仕事を思いつき、青山ファーマーズマーケットで西胆振の野菜の代理販売を始めました。 旬の夏野菜がたくさん! ch:西いぶりの野菜といってもいろいろありますが、どんな野菜を販売しているのですか? 島部さん(兄):自分で食べて、「この人の野菜を売りたい」と思った農家さんの野菜を扱っています。 伊達のしましまファームさんや、洞爺湖の青山農園さんなど、西胆振にはおいしい野菜をつくる生産者がたくさんいますね。 伊達に戻ってきた時には、農家さんを訪ねて畑を見せていただいたり、話を聞いたりしています。 お料理をサーブしているのが、弟の島部 祐紀さん。 ch:東京のお客さんの反応はいかがですか? 毎回買いに来てくれるお客さんが増えていますね。おいしい野菜を求める人たちって、だいたいいつも同じ農家さんからしか買わないんですよ。なので、リピーターがついてくれているということは、評価されているということ。とっても嬉しいです :-) ch:お名前の由来ですが、ノリがいいからノルノルブラザース?? それもありますけど(笑) 英語の「no laughs no life」 の頭文字をとって「NOLNOL」にしました。私達と繋がるみんな、生産者や消費者、もちろん私達も含めて笑顔になれるといいな、と思っているんです! 正直、東京に行くまでは、伊達や西いぶりとつながる、みたいなことって全然考えていなかったです。早く都会に行きたかった。でも離れてからあらためて、故郷のよさ・面白さを感じるようになりました。 東京に拠点を置きながら、ビジネスというかたちで西いぶりと東京を繋ぎたい。そんなふうに考えています。 つくる人・食べる人、つながる! さてさて、うっすらと夕暮れ。ディナーパーティが始まりました。 松川、タコ、黄金豚、夏野菜各種、フレッシュハーブもたくさん—。西胆振の海の幸、山の幸をふんだんに使った、目に美しく、とびきり美味しいお料理やスイーツの数々。 参加者の中には、食材の生産者もいて、おんなじ地域に暮らす「つくる人」と「買う人」がともにテーブルを囲みました。 和気あいあいと楽しい時間。 「このお皿にあるものみんな、知っている人が作っているんだなあ、と思うとおいしいのがもっともっとおいしくなりますね!」 と話していたのは、この日ライ麦パンを提供した室蘭のパン屋さん、pain de micさん。それから、「こんなにすてきな料理になるんだなあ〜」と、嬉しそうな農家さんの姿も。 また、伊達のとある居酒屋の大将は「おっ、この食材こうきたか! って感じがするネ」と、料理人ならではのコメント。 シェフのミカミ ナオさん。全国各地で腕を振るうフリーランスの料理人。 午前中のお菓子作り教室。パティシエ・アカイ ノリコさんの指導で、季節のベリーをたっぷり使ったケーキが出来上がり〜! 地元の新鮮な食材を、腕利きシェフの料理でいただいく…… それだけでとってもすてきですが、育てる人、料理する人、売る人、買う人が、集って一緒に食べるなんて、なかなかないことですよね。まさに、ザ・地産地消を大満喫。 撮影: ヒラマツカメラ わいわいと飲みながら食べながら、丘の上の夜は更けてゆきました…… 最後に、島部さんに伺いました。これからの目標や夢って、ありますか?? 撮影: ヒラマツカメラ はい! 東京に西いぶりのアンテナショップを作るのが夢です! おいしい野菜を売る八百屋、それを料理したレストラン、さらに西いぶりで活動する作家のクラフトショップも入れて。さまざまな要素が一体となったお店を将来オープンできたらいいですね :-) 東京から故郷・西いぶりを発信する島部さん兄弟。都会にいるからこそできるつながり方で、ユニークな活動を展開されています。 東京近郊にお住いの読者のみなさま、ぜひぜひ、青山ファーマーズマーケットに出かけてノルノルブラザーズのショップでピチピチ野菜に出会ってくださいね〜。 NOLNOL BROTHERS https://www.nolnolbros.com Facebook ★「Farm to Table in 西いぶり」は2018年7月29日(日)に開催されました。 記事の内容は取材時の情報に基づいています (取材2018年 ライターch) シェア、リンクなど大大大歓迎です!
むしゃなび編集部
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10/01(火) チェンマイ在住シリポーンさんの服展10/4金まで
伊達の大町ミニギャラリーで「サワモト・シリポーン秋の染め織りの衣服展 」が10月4日(金)まで開催中です。 シリポーンさん シリポーンさんは、タイ北部チェンマイに工房を持ち、伝統的な染色や機織り技術を継承する職人さんたちと洋服を制作しています。年に2回ほど、展示会のために来日するほかは、タイで制作活動に励み、工房では旅行者向けに染め体験のワークショップなども行なっているそうです。 温かみのあるブラウンや柔らかなブルーなど、優しい色合いの布地は、藍、黒檀(こくたん、カキノキ科の木)の実、マリーゴールドなどを使った草木染めです。天然の素材で糸を染め、その糸を手織りをして服地が出来上がるという、とても手間のかかった洋服なのです。 手に取ってみると、糸の繊細な配色から生み出される、奥深い色合いに見とれてしまいます。そして肌触りがとっても気持ちいい! 後ろ姿がキュートなパッチワークのパンツ。布の組み合わせが個性的! 天然石やビーズを使ったアクセサリーも素敵です。 シリポーンさんに伺うと、最近はチェンマイの若者の間でも藍染が流行しているそうです。しかし、染めや織りの職人の高齢化と後継者不足により、伝統技術の継承・保存が危ぶまれている状況なのだとか。そんなお話を伺っていると、素朴な色合いや手触りが、一層貴重なものに思えます。 今回の目玉、染織り布のハギレ。小さなものから大判まであり、値段もお得! 手作り好きの人にオススメ。 タイの伝統技術とシリポーンさんのセンスが融合した、ユニークでおしゃれな一点物の服。ナチュラルなファッションが好きな方、ハンドクラフトが好きな方、ぜひお出かけください! 染料の黒檀の実。 http://www.mushanavi.com/member/?SINO=1274 サワモト・シリポーン 秋の染め織りの衣服展2019 2019年9月30日(月)~10月4日(金) 10:00 am - 5:00 pm (最終日は3:00 pmまで) 場所:大町ミニギャラリー 和美工房内(伊達市大町3-7 P有り) アジアの布しりぽーん〜微笑みの国タイの染め織り(むしゃなび内) 最新情報はインスタグラムでチェックできます→ lannabrownthailand ※ 記事の内容は取材時の情報です(取材2019年)
むしゃなび編集部
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01/29(日) 旅するイタリアンレストランを目指して☆ 〜洞爺湖 Lagorto ファンキーコンビは今日もいく〜
左側は代表の木村香葉子さん。 伊達市ご出身。 東日本フェリーの船内で6~7年勤めたのち、派遣バイトを始め各地を転々としていました。 ある時はキロロで、またある時は礼文島で、そんな時、所属していた派遣会社を通して右側の利光優子さんと知り合いました。 そして真狩の佐伯農園さんで働いたことが、その後の二人を決定づけることになりました。 優子さんは愛知県のご出身。 29歳でホテル調理の仕事を始め、イタリアンやフレンチの修行を積みました。 育った場所も経歴も違う二人。 この二人を今に繋げたのは、佐伯農園さんが経営する『Pomme ポム』というファームレストランでした。 シェフを探していた佐伯さんに優子さんを紹介したのが香葉子さんだったのです。 そして優子さんは即断して北海道にやってきました。 裏の思いとして、あるメリットを感じたからでした ということで。 今回は洞爺湖温泉に2021年6月 カジュアルなイタリアンレストラン『Lagorto』をOPENされた香葉子さんと優子さんを尋ねました。 仕込み時間という短い時間をいただいた取材だったため、実は事前にお二人の人となりがなんとなく分かる写真のご提供をお願いしていました。 すると届いた写真がこちら〜。 むむむ〜! なんてファンキーな!! 今となってはどの人がお二人なのか分かりませんが、このイカした面々のうちのお二人がのちのLagortoコンビなのでした。 なるほど〜! これが裏のメリットか〜!! 筆者はライター・ガイドの他にもスキーインストラクターをしているのでイメージできるのですが、ちょうど彼女たちの世代の方々は、いわゆるリゾートバイトなどをしながら冬山に籠り、リフト券貸与の恩恵を受けながら、スキーやスノーボードをしまくる!という生活をする方が当時は多かったのです。 現在若い世代の方にはあまり見かけないワーク&ライフスタイルです。 これまで様々なジャンルの方を取材させていただきましたが、実はコロナ禍に新たな道を開拓された方が多いです。 そして成功されている。 それは決して火事場の馬鹿力ではなく、自分の生き方をしっかりと見つめ直し、コロナ禍をチャンスと見ることができた方々でした。 何を食べても美味しいとすぐに話題となった『Lagorot』では、顧客の7割が地元の方だそうです。 わずか2年余りで地域に根付くのは素晴らしいことです。 きっとそれだけ、おふたりの店への想いが強いということなのでしょうね。 ところで、店名『Lagorto』の意味を訊ねました。 なるほど、『洞爺湖を望む坂の途中にある菜園のようなレストラン』ということですね。 こちらはメニューのごく一部です。 Lagortoさんのメニューラインナップは、基本、お酒のつまみにもなるものが多いです。 それなのに、実は違いの分かるお子様にも人気なのだとか? パスタの具にご注目。 真狩佐伯農園さんとのつながりがあるからこその、ふんだんに使われた百合根! これ、都会で食べたらとんでもないお値段になります^^; なるほど。 『旅するイタリアン』というわけですね〜。 旅先では楽しく遊んだり、飲み歩いたりもしつつ、料理はガチで本物を提供する。 やっぱりファンキー! カッコいい!と思います。 めっちゃ喧嘩をするとは言いながらも、「二人でやりたいです!」とキッパリと話してくれました。 洞爺湖の『Lagorto』で食べるイタリアンはもちろん美味しいけれど、ふらりと出かけた旅先で、お二人に会えたら嬉しいなあ〜と思った筆者でした。 ―Lagorto情報― ・代表 木村香葉子 ・シェフ 利光優子 ・北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉54秋田ビル1F ・詳細はFBまたはInstagramよりご覧ください
Rietty
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10/19(水) 危ない木、切ります! “ キコリワークス ” の着地点とは?
お二人は7~8年前、なんと洋上で出会いました。 そのとき、岡山さんはピースボートのスタッフ。 水鳥さんはお客様でした。 ひょんな事から意気投合したことが、その後、壮瞥への移住に繋がっていくなんて、当のご本人たちが、夢にも思わなかったことと思います。 タイミングの不思議を感じてしまいます。 「彼とはたくさん語り合いました。そう…、戦友のような関係かな?でも、ビジネスだったらフラットな関係で、お互いに苦手部分を気負わずに補い合えると感じました。」 出会いから数年、特殊伐採 “ キコリワークス ” を立ち上げたのは2022年4月のことでした。 さて、水鳥さんと出会ったあと、岡山さんはピースボートの仕事を辞めました。 その後は、紆余曲折があったといいます。 時には北アルプスの「涸沢小屋」で1シーズン働くなどして暮らし、北海道への移住前は千葉県の山で林業の仕事を5~6年経験しました。 「その時、経済優先のオーバーワークが原因で大怪我をしたのです。」 怪我について、岡山さんは多くを語りませんでしたが、おそらくは、働き方・生き方を考え直すきっかけになったエピソードなのではないかと察しました。 そして、この林業経験が、岡山さんと水鳥さんの移住への道を決意させるものとなるのでした。 一方、水鳥さん。 水鳥さんは、3年間浅草で人力車を曳いていました。 実は筆者も2度、浅草で人力車に乗ったことがありますが、曳き手1対お客様1or2の関係。 前を向いて車を曳きながら、お客様とのコミュニケーションを上手に図り、街を楽しく案内してくれます。 ガイド(筆者は実はガイドでもあります)の立場から見ると、お客様と目を合わさずに楽しませることができるコミュニケーション能力は、とても感心するものがありました。 人力車の仕事で培った柔軟性が、岡山さんとの仕事をし易くしているのかもしれません。 「それにしても・・・。人力車からキコリへというのは、かなりの方向転換だと思うのですがどういう想いだったのでしょうか?」 「特にやりたいこともなかったですし、強い想いで『キコリをやろう!』と考えていたわけでもありませんでした。」 少々拍子抜けするような答えが返ってきたのですが、代表の岡山さんにとっては「そこがいい!」のだそうです。 だからこそ、フラットな関係でいられると。 なるほど…。 お互いがお互いを邪魔に感じない関係作りはビジネスパートナーに限らず大切ですね。 この人と仕事を一緒にしよう!と思わせる人には、そうそう出会えるものではないと思います。 けれども、出身地も違うお二人が共通項もない土地に移住し、一緒に事業を起こすという決意が、側で考えるほど重いものではなかったということなのか?と不思議に感じてしまうお話しでした。 何故ならば、今まで取材させていただいた方々は、皆様熱い想いを持って移住やお仕事に向かっていらっしゃったからです。 ですから、お二人のように“自然な流れに乗る“というスタンスが、「これもありなのかな」と思わせられ、妙に新鮮に映りました。 ところで、” キコリワークス “ はもう一つの肩書きを持っています。 …というよりも、3年後を目指して考えていることがあります。 それは、「山Labo」としての自伐型林業です。 「キコリワークスが特殊伐採を主な仕事にしているのに対して、こちらの事業は正に自伐型林業です。諸事情で管理が出来なくなった山をお預かりして整備し、地域の方・子ども達も利用できる山に育てたい…と考えています。つまり、山に関わる人を増やすことが目的です。」 「現在は、人口減少・少子高齢化によって放置されたままの山が多いです。皆伐をせず、山にとっても人にとっても無理なく優しい地域にしていきたい。その山を育てながら利用することで、自然環境教育にも活かして行きたいと考えています。」 なるほど。そこがお二人の着地点ということなのですね。 なんだかワクワクします。 「ここでPRです!山Laboの事業に取り掛かるまで、ここ3年くらいで土台作りをしていきたいと考えています。西いぶり+札幌+後志地域はお見積り無料で伺います。これからの季節、雪で倒れそうな木を切ってほしいなど、危ない木の伐採のご相談を受け付けております。どうぞお気軽にお問合せください。」 「最後に。壮瞥に移住して良かったと思いますか?」 「はい。大正解です!!移住してからずっと、地域の皆様に色々助けていただいて本当に感謝しています。ほどほどに何もなく、自然は豊か。望んでいた暮らしができています。壮瞥に移住して良かった!と心から思っています。」 切り倒された大木の前に立つ子は、岡山さんのお子様です。 水鳥さんももうすぐパパになります。 決意したお二人の目に映る未来は、大切な家族もいるからこその確信に満ちたものでした。 ―特殊伐採・危険木撤去のキコリワークス情報―
Rietty
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06/23(日) シンガー・藤河ちあきさんのだてのうた!「私のふるさと、伊達」
伊達在住のシンガーソングライター・藤河ちあきさんが地元・伊達への思いを歌った自主制作CD「私のふるさと、伊達」を発売しました。昨年の「大切なあなたへ」に続く第2作目となります。淡いピンクのエゾヤマザクラが一面にプリントされたディスクをプレーヤーに入れると・・・ 「伊達紋別の 駅を出て歩く…♪」 ほのぼのとしたアコースティックサウンドにのせて、藤河さんのやさしく透き通った歌声がすう〜っと心にしみてきました。あたたかくてほっとする、これぞ「伊達」な一曲!!と同時に自分の故郷が、ふわっと浮かんでくるようでもあり……。なんだかそっと「おかえり。」と言われたようなすてきな歌なのです! 藤河さんに新曲に込めた思いを伺いました。 伊達は、ひとのまち。 藤河ちあきさんは伊達の駅前育ち。高校卒業後に歌手を目指して上京し、レッスンやオーディションを受けながら歌の勉強をしました。劇団にも所属しお芝居、ジャズ、童謡など様々なジャンルの経験を積みましたが、稽古やステージの合間にアルバイトで生計を立てる暮らしはとてもとてもハードで、心身ともに疲れきってしまい、6年ほどの修行期間を経て故郷に戻りました。一度は諦めかけた歌手の夢でしたが、一昨年から伊達を拠点に音楽活動を再開。現在は、二人のお子さんをシングルマザーとして育てながらソロライブやイベントへの出演など、パワフルにシンガーの道を歩んでいます。 そんな藤河さんが、伊達が150年を迎える今年制作したのが「私のふるさと、伊達」。 藤河さん「大好きな伊達の歌をいつか作ってみたい、と思っていたんです。でも、日常の子育てや生活、ライブスケジュールなど目の前のことに追われて、今じゃなくてもいいかな、と後回しにしていました。1月ごろに今年は伊達が150年周年の年だということを聞いて、間に合わなかったな、と思ったんです。「せっかくの記念の年なのに、歌、なんにも作ってないや…」と。それがなんだかとても悔しくて。作詞作曲は私にとって、集中した時間とエネルギーを要する過酷な作業です。いつも半年から1年かけて作っていたので、今から始めても今年中にできるかどうか。じゃあ、150年の次は200年、その時私は80代になっているんだな、それもなくはないけれど、今、できることをしたい!と思い立って、4月下旬から、かつてない超急ピッチで制作を始めました。」 作詞の大きなヒントとなったのは、制作期間中にたまたま選挙の手伝いをした時のこと。街頭演説で伊達のあちこちに出かけ、たくさんの人に出会いました。 藤河さん「伊達ってこんなに素敵な人が住んでいる街なんだな、とあらためて感じました。いままでは街に人が住んでいる、と思っていましたが、そうじゃなくて、人が街をつくっているんだ、と気がつきました。」 あらためて感じた伊達の魅力、人の魅力。そこに藤河さんの子どもの頃のイメージや、大好きな街への思いを織り交ぜて歌が生まれました。いつも周りの人が支えてくれ、励ましてくれたこと。だから今の自分があるということ。家族や友人、伊達で出会った人たちへの「ありがとう」の気持ち……。 伴奏メンバーは伊達周辺で活動するミュージシャンで構成し、ギターやパーカッションのほか、ヴァイオリンや和楽器の篠笛も加わって華やかなサウンドが出来上がりました。 5月に行われたレコーディングには、藤河さんや友人のアツい呼びかけで市内の有志26名が集い、コーラスパートを大合唱。曲のクライマックスの聞きどころとなっています。これまでにない短期間での制作でしたが、無事6月中旬にCDが完成しました! 藤河さん「大人も子どもも、男性でも女性でも歌いやすいように音域を工夫して作りました。学校やイベントなどいろんな場所でたくさんの方に歌っていただけるよう、覚えやすさにもこだわっています。伊達の皆さんに愛される歌になってほしいです!」 歌うことが、生きること。 歌詞カードを開くと、そこには桜並木を前にランドセルを背負った女の子がはしゃいでいます。藤河さんの地元、伊達紋別駅前の喫茶店「パル」マスターで画家の井樫和夫さんが描いた子どもの頃の藤河さんの姿です。隣に佇む後姿の女性は現在の藤河さんで、さらに隣には未来の姿が…。 子どもの頃から歌が大好きで、両親が車の中で流していた音楽をいつも一緒に歌いながら育ったそうです。歌手を志したのは5才の時。エレクトーンの先生の「ちあきちゃんは高音がきれいで歌が上手ね。」という一言がきっかけでした。子どもの頃からずっと歌と一緒に生きてきた藤河さんですが、東京から伊達に戻ってからの数年間、音楽から遠ざかっていた時期がありました。歌手の夢を諦め、プライベートでは幼子を抱えて離婚を経験。育児に追われる中で心に深い傷を負いました。 一番病んでいた時に、藤河さんが自分を見つめて気づいたこと。それは「歌いたい!」ということでした。やっぱり私は、歌うことが生きがいなんだ……。久しぶりに会った友人にそんなことを話したところ、翌日、同じ友人から「ロックバンドのボーカルを探している人がいるんだけど、やらない?」と声をかけられ、勇気を出して初めてのロックボーカルに挑戦しました。そこから、シンガーとしての本格的な活動が少しずつ始まりました。 藤河さん「なんのために歌うのかと言われたら、自分の声を使って、人を癒せたらいいな、と思っています。人の心に寄り添って、ホッとしたり、安心するような歌。自分の歌を通して誰かの心が緩むような歌手でありたいです。」 「癒しのヴォイス」と定評のある藤河さんが歌う「私のふるさと、伊達」。伊達150年の年に、聴いて、歌って楽しみましょう〜♪ CDは2曲+ボーストラック入り1,000円です。「この歌が伊達で暮らす誰かの笑顔になるといいな」という藤河さんの想いから、今回のCDは、売り上げの一部を市内の福祉施設や伊達をよくするための活動をしている団体等へ寄付する予定です。 CDの取扱店:伊達駅前喫茶『パル』北海道伊達市山下町161−510142-25-5144定休日:日曜日 問い合わせ:chiaki.fujikawa8083@gmail.com 発売記念ライブが開催されます。生歌の迫力をぜひ! 藤河ちあき「私のふるさと、伊達」レコ発ライブ2019年6月27日(木) 開場18:00 / 開演19:00 会場:サザンクロス 伊達市山下町161クロスビル1F 0142-23-1820 料金:2,000円 出演:ボーカル 藤河 ちあき ギター 志藤 奨 バイオリン 三浦 裕加 篠笛 角田 弥生 パーカッション 河畑 敦史 ライブでの画像は全て藤河さんにご提供いただきました。※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年)リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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06/23(金) 「B5(シ)の声を絶対に出すんだ!!」 カッコつけないカッコ良さ 声楽家 加藤亮子の諦めない生き方
今回の主人公は加藤亮子さん。 声楽家としての軌跡を追いました。 お話を伺ったのはグランドピアノが置かれたご自宅でした。 窓辺にはウルトラマンがいました。 棚には亀さんたち。 大きな窓からは空と海と夕陽が見えました。 「ウルトラマンは子供の時から好きで、特にウルトラセブンが好きです。お話が今見ても深いんですよ。怪獣とかも何故地球を攻撃するのか?とか。人間同士の信頼を無くせば勝手に滅んでいく…とかね。」 ふむふむ…。 なるほど…。 「亀は何かゆっくり可愛い。水の中を気持ちよさそうに泳ぐ様子、卵を産むときの様子、陸亀の孤高感、なんとも言えないのですが好きなんです。」 物語のプロローグは音大受験失敗から 小さい頃から音楽好きだった亮子さんが大好きなテレビ番組は、『ミッチと歌おう』(放送1963~1965年)でした。 これは、アメリカNBCの人気ミュージカル・バラエティー番組をNHKで放送したものです。 指揮者のミッチ・ミラー率いる26名の男性コーラスグループで、「クワイ河マーチ」や映画「史上最大の作戦」のテーマソングは日本でも大ヒットをしたので、筆者も覚えています。 そしてもう一つの番組は、『アンディウィリアムスショー NHK』。 便利な時代です。 オンデマンドで視聴することができました。 今観ると、とってもオシャレで温かくて面白くてカッコいい。 https://www.youtube.com/watch?v=mFPID7igH1c なるほど〜。 ストンと来ました。 なんとなくオシャレでカッコいい亮子さんのルーツがわかった気がしました。 さて、小学生だった亮子さんの元にある日ピアノがやってきました。 なんと、酔った勢いでお父様がピアノを買ってきたと言うのですから驚きます。 そしてお母様の勧めでピアノを習い出したのでした。 音楽家への道の第一歩でした。 ピアノ科を目指していた頃 「ピアノは高校三年生まで習っていました。音大を目指していたのですが残念ながら落ちてしまいました。ピアノは決して嫌いではなかったのですが、人前で弾くのは本当に苦手でした。本番になるとアガってしまうんです。」 通っていたピアノの先生は、受験に失敗した亮子さんに遠藤道子先生を紹介しました。 「当時、遠藤先生は札幌ショパン協会会長をなさっていて、ピアノの先生としては3本の指に入る怖い方と有名でした。だから、受験のためとは言えもう怖くて怖くて…正直嫌々でした。」 通い出してみれば案の定怒られてばかり。 「私からしたら『あの人上手いな〜』と思う人でさえ、ものすごく怒られているのですから、本当に怖い…。」 そしてとうとう。 「あなたみたいな生徒は初めてです!!!」 と、言われてしまいます。 今までの生徒さんは、直線的にどんどん上手になっていくというのに、亮子さんの場合は波がありすぎる曲線だったらしく、とうとう先生は呆れてしまったのでした。 ところがその怖い先生は、何故かとても亮子さんを可愛がってくれました。 しかも亮子さん本人にはまったく自覚がない可愛がり方。 それというのも、他の生徒さんには見せないプライベートな一面を亮子さんには見せていたのだそうです。 それは、他の仲間が「信じられない!」と驚愕するエピソードでした。 きっと、怖い先生に対してもガードや壁を作らない、お茶目で素直でカッコつけない亮子さんが愉快で面白かったのだろうと、筆者は勝手に想像しています。 「けれどもレッスンはとにかく容赦無くて…。初めから『あなたはピアノが下手!基礎からやり直し!!』と言われ、ソルフェーズの指の基礎練習の猛特訓を受けていました。ところがある日、その勉強中にピアノではなく声を褒められたのです。なんと、『あなた、声は出るわね!声楽科に転科しなさい!』と勧められてしまったのです。」 ついに、亮子さんにとっての転機がやってきました。 声楽家としての門を叩くことになったのです。 声楽科への転向 短大ではカナダ人の先生に声楽を学び卒業をした亮子さん。 なぜか小学校教員の道を選びます。 「10年間、教員として勤めました。子どもたちから『先生っていつも歌ってるね♪』と言われていました。自覚はなかったんですけどね。そんなこんなで、あんなに頑張って学んだ声楽から20年くらいブランクがあり、気づいたら40歳を過ぎていました。」 声楽から遠ざかっていた亮子さんに再びスイッチを入れたのは、娘さんのピアノの先生でした。 それはちょっぴりお調子者(失礼…)の素質が見えるエピソードでして…。 ピアノではあんなに人前でアガってしまうのに、なぜが歌ではアガらないとい亮子さん。 「ちょっと歌ってみたら?」 とさり気なく誘われてイタリア歌曲をいきなり歌ってしまいました。 「超楽しい! まだイケるかも♪」 スイッチオン! そしてこんなことも。 誘われて、小さな教会でTUBEの曲をノリノリで歌いました。 「めっちゃ楽しい!!」 そう。 久しぶりに人前で歌ったことが着火剤となってしまったのです。 これらがきっかけで声楽家としての火が再燃。 やっぱり人の前で歌うことが本当に好きなのだと実感した瞬間でした。 そうこうするうちに自宅で歌を教える様になりました。 「声楽を学んだとは言え、20年以上もブランクがある中で、ただ歌うのが好きというだけで人様に教えるのは正直不安でいっぱいでした。自分はまだまだ下手だと思っていましたし指導法にも自信がありませんでした。もう一度学び直したい!と、教室を探したのですがなかなか見つからず…。諦めかけたころ、ようやく東園己先生と出会いました。55歳になっていました。」 歌は筋肉です!! ようやく素晴らしい先生と出会い、レッスンをしていただけることになり、いよいよ初レッスンという日、なんと亮子さんは雪まだ残る早春の道で事故を起こしました。 「中山峠へ向かう途中、車がドリフトして路外に飛び出してしまったんです。ところが、なんと細い木2本に支えられ、体は無傷でした。そして偶然通りかかった方にドアを開けていただき助かったのです。木に支えられたこと、偶然通りかかった方が助けてくれたこと、体も無傷だったことなど、運の良さを感じました。」 ハプニングからスタートしたレッスンでしたが、東先生との出会いも運が良かったとしか言えないエピソードがありました。 「最初のレッスンで言われたんです。『あなたは癖で歌っている』と。おまけに『その癖を直すには2〜3年は掛かる』とも言われました。そして、歌いやすくなるための “体の使い方” も徹底的に直されました。先生のレッスンはとてもわかりやすく、学生時代には理解できなかったことが30年経ってストンと腑に落ちました。もう必死で学びました。するとその効果あってか、直すのに2〜3年はかかると言われた歌い方の癖が1年で『直った』と言われました。嬉しかったです。」 体の使い方?とキョトンと驚く筆者に。 「歌は筋肉よ!!」と答えた亮子さんは、おもむろに筋トレ式発声法の仕方の一つを教えてくれました。 今年でレッスンに通い始めて14年になりますが、自分の発声に少しずつ自信が持てる様になった10年目の頃、亮子さんはある目標設定をしました。 それは〜。 「トスカの『歌に生き恋に生き』を歌いたい!!」 でした。 それにはB5(シ)の音が出せる様にならなければいけませんでした。 そしてそれは無謀とも言える挑戦でした。 ところが奇跡は起きました。 65歳になった亮子さんに奇跡の日がやってきました。 B5(シ)の音が出たのです。 それまで何度も口にしていた「私って怠け者だから。お尻に火がつかないとやらないの」という台詞の意味がわかりました。 亀さんのようにのんびりと構えながら。 本当の本気が出るまで力をためるタイプ。 まるでウルトラセブンがジュワッと変身する様に。 力むことなく。 カッコよく。 おしゃれ。 だから女性から見てもちろん、男性から見てもカッコよく映るのだと思います。 最後に次の目標を伺ってみました。 「二つあります。一つは死ぬまでにオペラのアリアをできるだけたくさん歌いたいということです。もう一つは完璧だとは思わないで常に高みを目指すということ。どちらも絶対に諦めたくないです。こんなもんだと思ったらだめだと思っているんです。」 いざという時にウルトラセブンになれるように。 亀の様に辛抱強く。 梅番茶で喉ケアをしながら。 今日も亮子さんは歌っています。 「声をかけていただければ、たとえ、たった一人のためでも、どこにでも行きますよ〜!」 声楽家 加藤亮子 情報 洞爺湖芸術館FB https://www.facebook.com/toyakomuseumofart 加藤亮子 FB https://www.facebook.com/ryoko.kato.9699 Instagram
Rietty
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09/10(月) パフェ専門店になったオーラエレガンテ!
先週は台風に続く地震、そして停電と大変な一週間でしたね! 伊達周辺では停電の復旧から数日たち、ようやくいつもの生活が戻ってきたかな、という感じがしています。 この度の地震で被害に遭われた皆様、今も非難されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。 ちょっと遅くなりましたが、「今週の食べ歩き」更新です! 伊達市弄月町の「オーラエレガンテ」が今年2018年7月、「パフェ専門店」になってリニューアルオープンしました! スイーツ好きには超嬉しいニュースですね :-D 以前は、ボニュームたっぷりのランチや本格イタリアンなど人気メニューの多いレストランでしたが、スイーツへの大転身に驚かれた方も多いのではないでしょうか。 そこで、スイーツ大好きなch、リニューアルしたお店を訪ねてきました! 新しくなった「オーラエレガンテ」では、約20種類のパフェを楽しむことができます。もう、ラインナップを見るだけでテンションが上がること間違いなし! 定番系から、季節限定もの、個性的でカラフルなオリジナルパフェまで、様々なメニューを取り揃えています。 中でもいちばん人気なのは、「チョコバナナパフェ」(780円 )。みんな大好きチョコバナナ、はやっぱり王道! それから、こんな華やかなパフェもありました。「ブルーハワイのシャーベットゼリーとラムネのジェラートパフェ」(650円)。フルーツが入ってさわやかな味わいです。お子さんも喜びそうですね。 「オーラエレガンテ」オーナーシェフの渋谷さんによると、新しいことに挑戦したいと思い、一年ほど前からリニューアルする計画をあたためてきたそうです。最近でもまだ、お食事を楽しみに来店されて「パフェ専門になったの!?」とびっくりするお客様も多いのですって。 数あるパフェの中でオススメを伺うと、 「どれも自信作なので、ちょっと言えないなあ・・(笑)。やっぱり、自分が本当にいいと思ったものしか出していないですから!」 と笑顔で話していました。シンプルな言葉の中に、シェフのこだわりと愛情を感じますね :-) さて、どれにしようかな。 とにかくいろんなパフェがあるので、迷ってしまいます。う〜ん、どうしよう・・・でも、そんなひとときもスイーツ好きには幸せな時間なのです。 迷いに迷って注文したのはこちら。 抹茶のスペシャルプレートパフェ 1,280円 ソフトクリーム、ジェラート、ケーキなどなど、一度に楽しめるスペシャルな一皿! 升に入って抹茶がかかったソフトクリームがおしゃれ。 芝生の見える気持ちのいいテラス席でいただきました。 さて、まず味わっていただきたいのが、ソフトクリーム。オーラエレガンテのパフェには「よつ葉ソフトクリーム」が使用されています。 濃厚かつさっぱりした味わいと滑らかな口どけが特徴で、近隣の地域で扱っているのはここだけなのだそう。ソフトクリームとジェラートはテイクアウトもできます。 いや〜、ケーキや白玉、あんこものっていて、大満足のプレートでした! ひとりでのんびり、もいいですが、お友達と一緒にワイワイ食べ比べたら楽しそうですね。また、夜もオープンしているので、食事をすませてから、デザートを食べにくる家族連れも多いそうですよ。 「とにかくスイーツをがっつり食べたい」そんなちょっぴりお疲れ気味? な方にもぜひ訪ねてみてほしいパフェ専門店。みなさま、どうぞ楽しんでくださいね〜。 オーラエレガンテ 北海道伊達市弄月町15-5 TEL 0142-22-6336 OPEN 12:00〜16:30/19:00〜22:00 CLOSED 第2火曜日・毎週水曜日 新メニュー、季節のメニューが続々登場します。 最新情報はむしゃなび内オーラエレガンテのページでチェックしてね↓↓ http://www.mushanavi.com/member/?SINO=283&M=1
むしゃなび編集部
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08/10(金) あつあつオイルのブレッドサラダ! 伊達野菜もぎたてベジフェスタ④
ただいま開催中の「伊達野菜もぎたてベジフェスタ」! 10月14日までの期間中、市内の参加店16店舗(大滝区を含む)で期間限定の伊達野菜メニューが楽しめます。キュートな野菜スタンプを集めて特産品をゲットしましょう♪ 参加店一覧(PDF) おいしくてヘルシー。そして・・・ 「農家さんが丹精込めて育てたおいしい野菜を、とびっきりの料理にするぜ!!」 そんな店主の心意気感じる自慢の野菜メニューと、各店の「きになる伊達野菜」をご紹介します♪ あつあつオイルと粉ドレッシングが決め手! ブレッドサラダ 今回は、かわいいお花屋さんの中にある癒し空間、シュシュcafeへやってきました。ナチュラルテイストのおしゃれな店内にさりげなくアレンジされた季節の花々。来るたびに「あ!ステキ」に出会うカフェです。日常を離れてのんびりと楽しむ手作りのランチやスイーツ、こだわりのコーヒー……しあわせなひととき :-) 画像提供:シュシュcafe そんなシュシュcafeのベジフェスタ特別メニューは「伊達野菜のブレッドサラダ」(コーヒー付800円)。 ニンニクを効かせ熱したオリーブオイルを新鮮野菜にジュワッとかけた特製サラダ。冷たい野菜が苦手な方でも美味しく食べられるようにと、店主の原田さんが考案したメニューです。生野菜でも温野菜でもなく、程よくシャキシャキ感が残ったちょうどよい食べやすさ。ヘルシーな胸肉を使った鶏ハムを添え、パンと一緒にいただきます。 メインは野菜、でも食べ応えのある一皿となっています。ポイントは粉ドレッシング。スパイスの香ばしさが野菜の甘みや風味を引き立てます。ニンニクは控えめなので、お仕事の方も安心してどうぞ〜。 花工房シュシュ・シュシュcafe 北海道伊達市鹿島町58-19 TEL 0142-22-1805 OPEN 10:00〜19:00 CLOSED 月曜日、第一水曜日 シュシュcafeのページ(むしゃなび内) きになる伊達野菜!紫のカリフラワー さて、シュシュカフェさんに聞いた気になる野菜はこちら。 画像借用元:伊達市観光物産館Twitter きれいな色 8-O 紫のカリフラワーです。スーパーなど大型店ではあまり見かけない珍しい野菜ですが、観光物産館はじめ、近隣の直売所では最近人気の品種なんです。シュシュcafeではピクルスなどによく使っているそう。「茹でると真っ青になるんですよ! さらに酢につけると鮮やかな紫色に変わるんです。」不思議ですね〜! 上の画像は昨年9月下旬のもの。秋頃出回る野菜のようです。伊達市観光物産館のツイッターをチェックしてみてくださいね。 伊達野菜もぎたてベジフェスタ 平成30年8月1日(水)~平成30年10月14日(日)開催! 2016年から始まった「伊達ベジファーストプロジェクト」の一環である今回のベジフェスタ。食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」は、血糖値の上昇を緩やかにしたり、身体にいいことがいろいろあるんですよね。昨年まではサラダや小鉢など前菜のような形式で野菜メニューを提供するのが主でしたが、今回はパスタやカレー、コース料理など、趣向をこらした野菜料理がどど〜んと登場します! *参加店* ≪伊達市街エリア≫ ダイニングカフェあつみ カフェダイニングSeaSons(シーズン) ホテルローヤル 本家麺蔵伊達末永店 シュシュCafé 自家焙煎珈琲屋ぶどうの木 ロコベイス レストランバーミラコスタ 凜万乃風(りんまのかぜ) 中華料理菜菜 日本料理徳いち だて食育レストランEスプーン レストランこだま 里の茶屋風土 ≪大滝区エリア≫ 温泉民宿たかはし 食事処やませみ 主催:伊達商工会議所 イベント詳細↓↓ http://www.date-cci.or.jp/page-1594.html 記事の内容は取材時の情報に基づいています (取材2018年 ライターch) シェア、リンクなど大大大歓迎です! 夏バテも吹き飛ぶ! ベジパウンドケーキ。 伊達野菜もぎたてベジフェスタ① https://so-ra-mi.jp/archives/15442 夏の女子会に♪ 元気いっぱいパワーサラダ! 伊達野菜もぎたてベジフェスタ② https://so-ra-mi.jp/archives/15545 オーガニック亜麻仁油たっぷりサラダそば!伊達野菜もぎたてベジフェスタ③ https://so-ra-mi.jp/archives/15639
むしゃなび編集部
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10/14(日) 行列編!【伊達武者まつり2018】
「第44回伊達武者まつり」(2018年8月4日・5日開催)の2日目「武者行列」の様子をお届けします。 今回は出陣前の着付け会場にもお邪魔しました! 中には重くて身動きが取れないほど、という方もいましたよ 8-O 行列で使用される甲冑の多くはレプリカですが、聞いたところでは、位の高い人の甲冑ほど重いのだとか! 甲冑を身につけ現代に蘇った武士たちの勇ましい姿をどうぞご覧ください。 https://vimeo.com/294995651 伊達武者まつり2018・行列編 from Awesome Hokkaido on Vimeo. 山車編はこちら! https://vimeo.com/292058964 https://so-ra-mi.jp/archives/16195 伊達武者まつり公式サイトはこちら↓↓ http://www.datemusha.com
むしゃなび編集部
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05/07(月) 【お花見】壮瞥公園の梅林。満開までもうちょっとです!
連休明けの月曜日、数日ぶりにスッキリ晴れたので昼休みに壮瞥公園の梅を見に行って来ました :-) 麓のそうべつ滝周辺では桜が満開。一般的な順番では桜→梅ですから、梅、もしかしてもう散ってる??若干心配しつつ到着すると・・・ 全体的に3分咲きくらいでしょうか。開花はまだこれからでした。麓に近い方ではもう少し開花が進んでいます。あと数日〜今週末あたりには満開になるかな??伊達から毎年来ているというお花見グループの皆さんに聞いたら、今年はちょっと開花が遅いネと話していました。例年だと桜も梅もほとんど同時に咲くそうです。 散策しているとあちらからも「ちょっと早く来ちゃったなあ、、」という声が。でもいいお天気で洞爺湖の青に吸い込まれそう!ここから見下ろす洞爺湖は一年中本当にきれいです。 連休は終わりましたが、もう少しお花見シーズンが楽しめそうですね! 壮瞥公園 北海道有珠郡壮瞥町町東湖畔 満開になると素晴らしい眺め!
むしゃなび編集部
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03/08(日) ローズマリー渡辺さんに聞く、元気になるハーブティーの話。
新型コロナ対策でできること・するといいことを街の「癒し」のプロに聞くシリーズ。毎回アロマ、足揉み、サプリなど、様々な観点から、予防や免疫力アップに役立つことを教えていただいています。今回は、ハーブティーのお話です! 教えてくださったのは、アロマトリートメントやオリジナルブレンドのハーブティーを扱う伊達市旭町のサロン「ローズマリー」の渡辺留美さんです。 渡辺さんは助産師・看護師の経歴を持つアロマセラピスト。札幌の病院で助産師として勤務していた時に代替療法の研修がきっかけでアロマと出会ったそうです。 「初めは、いろんなアロマの香りを嗅がなくてはいけないので、大変でした!」 と話す渡辺さん。資格取得後は、医師と連携をとりながら医療の中にアロマを取り入れてきた豊富な経験を持ちます。アロマ(精油)の原料であるハーブについても学びを深め、縁あって伊達に移住した10年前に「ローズマリー」をオープンしました。 簡単&美味しい〜! ハーブティーで元気に サロンの棚には40種類以上ものハーブがずらりと並んでいました。家庭でお湯を沸かせば飲めるハーブティーは手軽さが魅力! 同じ原料でもアロマ(精油)は油溶性成分を含みますが、ハーブティーは水溶性成分を主に抽出するので精油に含まれない成分を利用できる、というメリットもあるそうです。さっそく、今おすすめのハーブティーを教えていただきました。 渡辺さん「ハーブティーはリラックス効果などが一般的に知られていますが、抗菌・抗ウイルス効果のあるもの、免疫力を上げるものもあります!」 抗菌・抗ウイルス・殺菌作用等があるハーブセージ・タイム・ユーカリ・ローズヒップ・緑茶・紅茶 免疫力を上げる作用のあるハーブエキナセア 体を温める・発汗作用エルダー・ジャーマンカモミール 風邪の初期症状には・・・エルダー:保温効果、呼吸器の気道をきれいにしてくれる作用や体にたまった毒素も輩出してくれるといわれていますジャーマンカモミール:リラックス効果、保温効果、抗炎症作用がありますセージ:のどの痛みに ローズマリーのおすすめハーブティーブレンド ◎風邪予防・免疫アップ茶 ◎エキナセア紅茶 ◎ウイルスに負けない身体サポート茶 8回分(テトラパック入り) 1,000円 10回分(テトラパックなし) 1050円 飲み方:ハーブティー1回分3グラム(約大さじ1杯)を入れて、150~180ccくらいのお湯 を入れて3分抽出して飲む 渡辺さん「お茶として飲むほか、抗菌・抗ウイルス・殺菌作用のあるハーブは濃いめに抽出してうがいするといいですよ!」 香りにうっとり・・自生&自然乾燥のハーブ リラックス茶。ローズの華やかでエレガントな香り・・! ローズマリーでは、ドイツのメーカーが世界各国に自生するハーブを採取して自然乾燥させた高品質なドライハーブを使用しています。もともとその土地に自然に生えている自生ハーブは、栽培したものよりも効果が高いと言われているそうです。 こちらは、リラックス作用のあるハーブティー2種。「リラックス」と一口に言っても、疲れがどこから来ているのか?頭なのか、身体なのか、など原因によって、有効なハーブも違ってくるそうです。奥深い世界ですね。初めての方は、まずは渡辺さんにお悩みを相談してから購入するのがおすすめです。 心落ち着くお茶。飲みやすくてとってもおいしい〜! ハーブには種類ごとにいろいろな効能があり、ブレンドをする際には、テーマを決めて、ハーブを選ぶそうです。組み合わせや配合の割合によって、味も香りも変化するので、複雑で繊細な作業ですが、ぴったりとブレンドが決まったときは、「飛び上がりたくなるほど嬉しい!」そうです。 ブレンドハーブティーいろいろ ストレスが溜まったり、自律神経が乱れると、免疫力が落ちやすくなるそうです。疲れが抜けない方には、免疫力アップや自律神経を整える作用のある精油を使ったアロマトリートメントがおすすめ。特に「背中」が大切だそうですよ。しっかりほぐしましょう〜。アロマトリートメントで負けない身体づくり!背中・デコルテ・頭 50分 5,000円 このほか、ヒーリングなど、心を癒すためのメニューもあります。身体から魂レベルまで、幅広くケアしてくれる渡辺さんのサロン。芯から元気になりたい方、ぜひ訪ねてみてください。 Aroma&Herb ROSEMARY 完全予約制 北海道伊達市旭町26-46KHコーポ1階東 営業時間 9:00~18:00(不定休)TEL 090-3019-2202HP https://aroma-rosemary.wixsite.com/rosemary むしゃなび http://www.mushanavi.com/member/?SINO=954 ※ ハーブティーは室蘭の「ま〜の」、「瑚珀」でも取り扱っています 妊娠中・産後のお母さんにおすすめ!!助産師として豊富な経験を持つ渡辺さんのサポートで、マタニティー・ライフをワクワク・楽しく過ごしませんか?マタニティクラス・マタニティートリートメント・ベビーマッサージ受付中です。詳しくはむしゃなび内ローズマリーのページでご覧ください。 ※記事の内容は取材時の情報です。メニュー、料金等、変更にあることがあります(取材日 2020年3月1日)
むしゃなび編集部
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05/09(月) ガイドの仕事は原点回帰。Sotoasobu江川理恵さんに聞く、人生の原点と観光のこれから
自然ガイドとして洞爺湖・有珠山エリアを飛び回る江川理恵さん(Sotoasobu代表)。 豊富な知識とガイド経験を持ち、お客様ひとりひとりに寄添うホスピタリティで、団体旅行から個人旅行まで、幅広く案内するガイドさんです。 火山マイスター、ジオガイドとして地域の自然に精通し、メディア出演も多数。「職業としてのガイド」がほとんど認知されていなかったこの地域で、地道にその立ち位置を築いてきました。 ガイドに加え、子どもたちへの自然体験指導も行うほか、冬はスキー&テレマークスキーのインストラクターとしてゲレンデに現れ、小誌むしゃなびでは、ご存じの通りライターRiettyとして色々なお店や人を訪ね、「駄菓子カフェれん」のオーナーでもある… 地域全体を仕事場に、オールラウンドに活動されています。 Sotoasobu代表 江川 理恵さん 肩書きだけ伺うと「どんなに逞しい方なのだろう」とマッチョな女性を思い浮かべますが、実際にお会いする江川さんは、軽やかで透明感があって、少女のような雰囲気のある方。 その一言一言から、自然への愛とお客様への繊細な心遣いが伝わってきます。一方で「上っ面なことが大嫌い」とさっぱり言い切る、男前な一面も。 静と動をあわせ持つナチュラル・ウーマン。そんな印象を受けました。 江川さんはガイドの仕事を、ご自身にとっての「原点回帰」と語ります。 江川さんの「原点」と、その先にあるこれからの観光について伺いました。 おてんば娘がたどり着いた、人生の原点。 有珠山頂展望デッキからのパノラマ 取材の時間を頂いたのは、まだ雪の残る3月末のこと。 有珠山ロープウェイに乗り、山頂を目指しました。 コロナ前のハイシーズンには、週の半分以上、ガイドに来ていたこともあるという、江川さんの主要な仕事場のひとつです。 ピカピカのゴンドラは2020年にリニューアルされたスイス製。ガラス面が大きくなったそうで、車窓からの景色が一段とワイドでクリアに!空中散歩をしているかのような大迫力でした(画像は有珠山ロープウェイHPからお借りしました) さて、コロナ禍で観光客が激減したここ数年、江川さんは道内客に向けたツアーを企画するなど、制限の中でも精力的に活動してきました。 オンラインセミナーや関係団体とのミーティングも忙しく、世の中の新しい動きに乗るための準備の日々。昨年より観光によるまちづくりを主眼とした伊達市のモニターツアー(だて観光協会主催)にも携わっています。 インドアの活動が増えたこの間、いつも江川さんの心の真ん中にあったのは「一番やりたい仕事」のこと。 それはもちろん、自然の中に出て、お客様をガイドすることです。 江川さん「机の上で考えるよりも外に行きたい…考えるより先に身体が動いてしまうタイプです。 何よりフィールドが大好きなのです! 自然の中にお客様をご案内しながら時間を共有することが私の一番大切な、大好きな仕事です」 コロナ前に行われた子供向けプログラムの様子 江川さんがガイドの仕事を始めたのは10年ほど前のこと。 もともとアウトドアやスポーツが得意だった江川さんは、アクティビティ担当としてホテルでインストラクターの仕事をしていました。 その仲間からガイドの仕事もしてほしいと言われたことがきっかけとなりました。 有珠善光寺にて しかし当時は、ガイドに対する認識が今よりもさらに低く、十分な研修制度も整っておらず、ノウハウを知る先輩ガイドも近くにはいませんでした。 ないない尽くしの中、「勉強しなければガイドは務まらない」と、自費で膨大な量の勉強をこなし、遠方の研修に出かけて10以上もの資格を取得。国内唯一の知事認定ガイド資格である「北海道アウトドアガイド」の優良認定も受けました。 驚くべき集中力とエネルギーですが、何が江川さんの情熱に火をつけたのでしょうか? 江川さん「ガイドの仕事との出会いは、私にとって「原点回帰」というべき出来事でした。 子供の頃、外で遊んで楽しかった思い出が、来るべくして戻ってきた、と思ったのです」 冬もアクティブな江川さん 江川さんは神奈川県の海山に囲まれた地域で育ちました。 どんな子どもだったかといえば… 一言で「おてんば娘」! 毎日真っ暗になるまで外で遊び、お母さんから締め出されるのは日常茶飯事。図鑑を片手に、どこまでも行ってしまうような活発な女の子だったそうです。 (図鑑を手にしているところがただのおてんばではない…ガイドの片鱗が見えますね) 野草の花が一斉に開く4月 中高生の頃は体育教師になることが夢だったそうですが、ご両親に進学の負担をかけたくないと、観光業へ進路変更しました。 江川さん「もともと一人旅が好きで、国内のいろんな場所をふらふら歩いていました。 旅先で知り合った人と一日行動をともにしたり、 お店のおばさんと仲良くなったり、 危うく婿さんを紹介されそうになったり(笑) 人との交流がすごく楽しかったのです。 そういう楽しさを提供できる仕事だ、と思って、両親に内緒でアルバイトをして学費を貯めて、観光の専門学校に進学しました。 ところが、観光の世界に飛び込んだら実はそうじゃなかった… 現実を知って愕然としました」 というのも当時(1980年代)は高度成長期真っ盛り。 旅行といえば団体旅行ほぼ一択、決まったコースを巡り、通り一遍な説明を聞く、というのが主流でした。 まるで「連れて行かれる旅行」のような観光のあり方に失望した江川さんは、 「私がやりたいのはこういうことじゃない」 と、学校をやめてしまったそうです。 その後、北海道移住、離婚、再婚と山あり谷あり、観光から遠ざかっていましたが、お子さん達の手が離れた頃に、かつて諦めた道が再び開かれたというわけです。 これからの観光は??「本物」を知る旅に出かけよう! 近年、「アドベンチャーツーリズム」という旅行スタイルが注目されています。 「アドベンチャーツーリズム(以後AT)」とは ・自然 ・アクティビティ ・文化体験 のうち2つ以上で構成される旅行のことで、欧米を中心に発展してきました(※)。 ※参考:(一社)日本アドベンチャーツーリズム協議会ウェブサイト https://atjapan.org/adventure-tourism その土地ならではの体験や、ローカルな人々との出会いに重点が置かれ、「異文化」との接触を通して「自己変革」が起こることを目的としています。 昨年、各国から旅行業者やAT関係者が集う、世界規模の商談会「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)2021」が北海道を会場に開催されました。コロナのため、オンラインでのバーチャル大会となりましたが、アジア初開催の快挙です。さらに2023年には北海道でのリアル開催が決定しており、コロナ後を見据えたATへの期待が高まっています。 2021年のサミットでは、道内をはじめ日本全国の体験ツアーが映像で紹介されましたが、江川さんは道南地区の有珠山・洞爺湖エリアのガイドとして出演しています。 https://youtu.be/bUXvAhdHknI 動画を拝見すると、従来の観光旅行との違いがよくわかります。ただ「楽しい」とか「おいしい」だけでない、地域に密着したリアルな体験が魅力的ですね。 江川さんは初めてATを知った時、自分の追求する観光のあり方と重なり、「まさにこれ!」と思ったそう。 プライベートツアーでの一コマ。バチラー夫妻記念教会堂 江川さん「お客様は物見遊山が目的ではなく、地元が知りたい、本物が知りたいのだと思います。 本物とは、その土地で暮らす人の思いであり、いわば「暮らし」そのものが「本物」ともいえるでしょう。 ATでは、食べ物・言語・文化といった異文化を通して自己変革が起こることがテーマとなります。 ですから自然や特産品そのものよりも、成り立ちや、それを生業にしている人の「思い」にフォーカスしています。 例えば農家さんの「美味しくしたい」という思いや、生産者さんのこだわり。 そういった「心」にまで触れられるような体験が、ATの醍醐味です」 お子さん連れツアーも江川さんとなら安心!アルトリ岬にて 日本が「観光立国」を掲げてきた背景には人口減少があり、外貨を取り込み消費を促すために、観光が重要な役割を担うとされています。 北海道も観光に力を注いできましたが、その結果、大勢の観光客が押し寄せ、地元の人たちが暮らしにくくなってしまう「観光公害」という問題も出てきました。 「来てほしいけれど荒らされるのは嫌!」 観光地の住民にとってとても大きな問題です。 ATにはそれを解消できる力がある、と江川さんは語ります。 江川さん「いくらお金を落としてもらっても、自然や地域が破壊されたらダメですよね。 従来の観光では、お客様と事業者の両者が満足することをよしとしています。 一方ATは「四方よし」と言われていて、 環境、地域の人、お客様、事業者 の四つ全てが満足することを理想としています。 つまり「くればくるほど豊かになる」というのがATの真髄なのです。 フィールドワークにはゴミ袋が必需品。「悲しい現実、でも皆で守りたい」と江川さん 実践の上で重要になるのは、地域の人の理解を得て、巻き込んでいくことです。 例えば農家さんや漁師さんが仕事に対する誇りを語るなど、そういった体験を通してお客様は満足しますし、地域の経済も潤います。さらにシビックプライド(住民が自分の暮らす地域に対する誇り)も上がるという、まさに「どこをとってもよくなるサイクル」というわけです。 地元でも知らない穴場がたくさん!伊達の牧場 ATが日本で本格的に盛り上がってくるまでには、まだ何年もかかるでしょう。 その頃私は、今のように現場に出ていないかもしれません。 ですから「自分が活躍するための現在」ではなく、私自身の役割はあくまでも「土台固め」だと思っています」 コロナ禍を経て、人々の価値観が変わろうとしつつあることを感じます。 十把一絡げ的な団体旅行よりも、個人のニーズと体験の質が重視されるATのような旅行を望む人は、今後ますます増えていくのではないでしょうか。 旅の面白さは、人との出会いにかかっている。 江川さんのように幅広い知識を持ち、人間性豊かなガイドがこの地にいるということは、地域全体にとって非常に頼もしいことだと思います。 2023年のサミットに向け、ますますアクティブに各地を飛び回りそうな江川さんですが、これから先のご活動は? 雪の残る有珠山頂にて 江川さん「もう私も孫のいる年ですし、未来の人間じゃないわけですよ。 でも未来の人間ではないけれど、 「なんかあのおばさん、楽しそうにやってるよね」 と後に続いて下さる方が出てきてくれたら嬉しいな、と思いながら活動しています。 「あの人が楽しそうにやっているから、私もやってみたい!」 という方がどんどん増えて、ガイドという仕事がひとつの職業として市民権を得るために、これからも動いていきたいです」 カフェタイム付きツアー名物、駄菓子カフェれん特製スイーツ!! 今回、いろんなお話を伺いました。 書ききれなかったですが、視覚障害の方々をガイドした時のエピソードも、とても印象に残っています。 (興味のある方は、ぜひブログをご覧になってみてください→ http://sotoasobu.blog.jp/archives/04166.html) 忘れられないのは、 「伝えると、伝わるは、違うんです」 とおっしゃった、その一言です。 真摯な眼差しから、江川さんがいかにお客様のことを考え、お一人お一人に合わせたガイドに心を砕いているか、ということが伝わってきました。 情熱とプロ魂に、参りました! 旅行で来られる方だけでなく、地元の方にもぜひ、江川さんのお話を聞き、一緒に大自然を味わっていただきたいです。 各種ツアーの詳細はホームページからご覧ください。 Sotoasobu(ソトアソブ) 代表:江川 理恵 事務所:北海道伊達市弄月町249-4 TEL:090-3892-3695 HP→ https://peraichi.com/landing_pages/view/caferoom/ 最新情報はSNSをご覧ください(^^) Facebook→ https://www.facebook.com/rie.egawa.94 Instagram→ https://www.instagram.com/sotoasobu/ 取得資格一覧: 北海道アウトドア優良認定ガイド 自然ガイド NEAL自然体験活動インストラクター 環境教育プログラム 各種エデュケーター 日本シェアリングネイチャー協会ネイチャーゲームリーダー 洞爺湖有珠火山マイスター 北海道知事登録旅行サービス手配業 登録番号 第173号 国内旅程管理主任者 全日本スキー連盟 スキー準指導員 日本テレマークスキー協会 公認指導員 CONE認定リスクマネジメント講師 ウェルダネス メディカルファーストエイド アソシエイツ インターナショナル認定 WAFAアドバンスレベル国際資格 (一社)日本WEBライティング協会 Webライティング能力検定2級 日本ホスピタリティ推進協会認定 アソシエイト・ホスピタリティ・コーディネーター 洞爺湖有珠山ジオパーク オンラインツアー5/15 江川さんのガイドをオンラインで楽しんでみませんか。申し込み受付中です。 【地球から見る、日本の旅/第11回】 洞爺湖有珠山ジオパーク~はじまりは、崩れた有珠山から!?~ 2022年5月15日(日)20時~21時 参加料:1000円 (1か月間のアーカイブ見逃し配信あり) 詳細・予約はこちらから 有珠山頂にカフェがOPEN!! 今回訪れた有珠山ロープウェイの頂上に、4月よりカフェ「Mt.USUテラス」がオープンしました。 さらに広くなった展望デッキから見るパノラマが、本当に最高です!絶景を眺めながら美味しいドリンク&フードを楽しんでください。 オススメは、洞爺湖・伊達・壮瞥・豊浦の4市町でとれたフルーツ&野菜を使った「ジオの恵みスムージー」です! おしゃれなプライベート席もあり。ご家族やお友達とどうぞ。 営業情報はこちら→ http://usuzan.hokkaido.jp/ja/ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニューなどは変更になることがあります(取材2022年)
むしゃなび編集部
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10/19(月) ジモト野菜にこだわり!洞爺湖温泉のスープカレーmog mog
洞爺湖温泉のメインストリートから、山側に少し上がったところに素敵なスープカレー屋さんがあります。昨年2019年にオープンした「Soup Curry mog mog(もぐもぐ)」。伊達・洞爺湖エリアでは数少ないスープカレーの専門店です。目印は入り口のおしゃれなドア。取手にかわいいウクレレがついています。 店内はカジュアルで落ち着いた雰囲気。キッチンには様々な種類のスパイスが並び、食欲をそそる香りが店内いっぱいに漂っていました。うーん、いい匂い! メニューは一番人気の「チキンカリー」、食べ応え満点の「炙り角煮カリー」、旬の野菜がたっぷり入った「野菜12品目カリー」など(どれも1280円)。さらに日替わりでおすすめメニューが登場します。辛さは0からなんと20まで!5番からは激辛トウガラシのハバネロが入ります。納豆や噴火湾産ホタテなど、楽しいトッピングもいろいろ。 早速、この日のおすすめ「ベーコンとキノコのスープカリー」を注文しました。辛さは「ちょい辛」の1番。辛いのが得意な方は、5番以上のハバネロ入りに挑戦してくださいね。ちなみに最高レベルの20番を注文するお客さんもよくいるそうです。 ベーコンとキノコのスープカリー(1280円)とラッシー(350円) アツアツの湯気を立てて運ばれてきました!まずはスープをひと口。程よい辛さの中にスパイスの豊かな風味とマイルドな旨味が広がります。具材はジューシーな厚切りベーコンがゴロゴロ、エリンギ、キクラゲなどきのこたっぷり。それから野菜もたっぷり!大満足のボリュームです。 まろやかで美味しいmogmogのスープカレー マスターの高橋さんにこだわりを伺うと、「野菜です!」と即答。具材の野菜はほぼ全て地場産。洞爺湖周辺は四季折々、野菜が豊富な地域ですが、洞爺、真狩、喜茂別など、マスターが実際に食べて本当においしいと思った農家さんから、旬の野菜を直接仕入れているそうです。ピーマン、なす、ジャガイモ、カボチャなどなど、季節ごとに違った野菜が楽しめて、ひとつひとつがこだわりの味という、この地域ならではの一皿なのです。 「旬の野菜の美味しさを存分に味わって」とマスターの高橋さん フレッシュな地元野菜をぐんと引き立てるスープはチキンベース。まろやかでやさしい口当たりが女性にも人気です。それから味の決め手のスパイスは独自に研究を重ねた自慢のブレンド。あっさりと爽やかで食べやすく、ふわっと抜けるバジルの香りがクセになりそうな味わいでした! 冬はポカポカ、夏は汗をかきかき、元気いっぱいになるスープカレー。温泉街の専門店でこだわりの味を楽しみませんか。公共の駐車場を利用することが多い温泉街ですが、mogmogは駐車場完備。アクセスがスムーズなので、お子さん連れや、高齢の方にもおすすめです。 店舗情報 Soup Curry mog mog 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉124-4 0142-82-3037 昼 11:00〜15:00 夜 18:00〜21:00 定休日 水曜日 ※記事の内容は取材時の情報です。メニュー、価格ほか変更になる場合があります(取材2020年10月)※シェア、リンク等大歓迎です!
むしゃなび編集部
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06/27(水) スナック紅がジェラートショップに!【洞爺湖たべあるき】
2019年追記:こちらのお店は閉店しました。 洞爺湖温泉街の老舗スナック「紅」がジェラートショップ「BENIのジェラート」となって6月19日にリニューアルオープンしました! シャンデリアやソファなど、これまでのゴージャスな雰囲気はそのまま。宝石のようにカラフルなジェラートがショーケースに並び、店内をいろどっています。か、かわいい〜〜。 しかし、かわいいだけじゃない本格派なんです! 本店は石狩郡新篠津村の道の駅「しんしのつ」内にあるジェラートショップ「Lico Lico(リコリコ)」(「しんしのつ温泉たっぷの湯」施設内)。素材にとことんこだわったジェラート作りが評判を呼んでいます。 スナックの閉店を知った「BENIのジェラート」オーナーが、地元の人に愛される「紅」がなくなってしまうのは惜しいと、この度4号店舗目としてオープンすることになったそうです。洞爺湖温泉街のファンにとっては本当に嬉しいですね。 スタッフの方に伺うと、以前のお客さんで気になってジェラートを食べに来てくれた方がたくさんいるそうです。お味の方も大好評! 甘いもの好きとしては、紅のこの雰囲気・・・シャンデリアの下でジェラート!なんてワクワクします :oops: 先週開催された洞爺湖マンガアニメフェスタでは、コスプレイヤーさんたちで大賑わいだったそうですよ。 それでは早速、トリプルサイズをおまかせで注文してみました。 ブルーは湖をイメージした「洞爺湖シークエンス」。グレープフルーツの爽やかなジェラート。薄茶色は自家製きな粉餅。きな粉がポイントで、新篠津産の黒千石大豆を使用しています。普通のきな粉よりも香りがふくよかで、お豆の味が香ばしいです。そして、お餅入り! それからあざやかな「紅」色のジェラートはラズベリー。酸味と甘みのバランスが良く、とってもジューシーでした。 ジェラートは全部で14種類。素材を大切にした自慢のフレーバー揃いということで迷ってしまいますね。あとで試食させていただいた超濃厚なチョコレートと、レーズンだけでなくいろんなフルーツが入った「ラムフルッタ」も滑らかでとてもおいしかったです。温泉街に遊びに来たらぜひ立ち寄ってみてくださいね。 BENIのジェラート 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉70(洞爺湖万世閣向かい) OPEN 平日 14:00〜22:00 土日 11:00〜22:00
むしゃなび編集部
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12/08(日) ハンドメイド、アーティスト、セラピストのための「シェアショップ」がオープン!瑚珀@室蘭
室蘭市輪西にハンドメイド雑貨からマッサージ、ワークショップまで、様々なクリエイターが出店するシェアショップが誕生しました。 12月3日(火)、ぷらっと・てついち内にオープンした「Handmade&Handowrkshop 瑚珀」。ボックスやスペースなど店内の一角を好きな期間レンタルして、誰でも簡単に「お店」をオープンすることができます。 広々として明るい店内には、アクセサリーや布小物など、おしゃれな手作り作品が並び、お買い物を楽しむ人、ハンドマッサージや耳つぼジュエリーでリフレッシュする人で賑わっていました。 ボックスやスペースのひとつひとつが作家やセラピスト、アーティストの「小さなお店」。それぞれの空間の中に、個性溢れる色とりどりの世界が広がっているのです! 自分のペースで「好きなこと」を仕事に。 店長の鈴木さん(前列右)とオープニングスタッフの皆さん まるで宝石箱? おもちゃ箱?のように楽しいこちらのショップをオープンしたのは、女性向けの起業相談やサポートを行う室蘭在住の鈴木よしかさん。ハンドメイドの資材を扱うネットショップを長く経営しており、室蘭周辺のハンドメイド事情に精通しています。開店のきっかけとなったのは、材料の仕入れ先として沢山のハンドメイド作家さんと出会う中で、悩みを聞いたことだったそうです。 鈴木さん「作品を作っても売り場所がない、売る方法が限られている、というお悩みを多くの作家さんから伺いました。あちこちのイベントに出店したり、ネットショップに出したりと、皆さんそれぞれに努力されているのですが、自分の手だけでは、やはり限界があるんですよね。そこで、常に作品を置いておけて、お客さんに手に取って見ていただける場所があったらいいのではないか、と考えたのがオープンのきっかけです。」 開店にあたって鈴木さんが大切にしたこと。それは、 好きな日、好きな時間に、自分のペースでできること。 家事や育児や介護で忙しい女性が、自分の仕事で活躍することをサポートしたい、という鈴木さんの願いが込められています。 鈴木さん「私自身、自分の子育て経験からも思うのですが、家族が風邪をひいたり、子どもの参観日がある時は、できれば仕事を休みたいですよね。そこで自分のペースでできる、というスタンスを大切にしました。」 そんな鈴木さんの思いに賛同し集ったオープニングスタッフの皆さん、笑顔が素敵! 外の寒さも吹き飛ばすような暖かく明るい雰囲気に包まれていました。 不思議なオブジェ発見!結晶の状態で天気を読む「天気管」。 サロンドフルベール登別富士店のハンドマッサージ。 雑貨やアクセサリー探しに、また作家さん独自の世界を楽しみに、ぜひ一度遊びに出かけてみてください。気軽に立ち寄ってリフレッシュできる、エステ体験やマッサージもおすすめです! 個室のレンタルルーム。毎週水曜はAssi-st(アシスト)米丸さんによるリラクゼーションが受けられます。 室蘭周辺のハンドメイド作家の皆さん、笑顔溢れる「琥珀」で小さなお店を開いてみませんか? ボックス、スペース、ルームと大きさに合わせて様々なタイプがあり、1ヶ月から契約することができます。 レンタルボックス(60枠)1ヶ月 3,000円〜レンタルスペース(7枠) 1日 2,000円〜レンタルルーム(3枠) 1日 3,000円〜 長期契約、平日割りなど割引・特典あり。詳しい料金や空き状況はお店にお問い合わせください。物販からセラピー、占い、講座などなど、アイデア次第で用途は無限大! Handmade & Handworkshop 瑚珀 室蘭市輪西町2-5-1 ぷらっと・てついち内 営業時間 10:00~18:00 定休日 毎週木曜日 問合せ 589@cohaku.ocnk.net ブログ https://ameblo.jp/cohaku589/ 最新情報はこちら↓↓ https://www.facebook.com/589.jp ※ 記事の内容は取材時の状況に基づいています(取材2019年)
むしゃなび編集部
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05/01(土) 店内OPENしてます!ジビエ&コミュニティカフェ『シカトモ』大滝
2021/09/10更新 シカトモ にランチを食べに行ってきました。8月より店内飲食がスタートしています。 ゆったりの居心地の良い店内。飲食スペースの他に、洞爺湖周辺のショップとのコラボ雑貨コーナーや、スパイスの量り売り、ブックコーナーもあり。 お子さん連れでも気兼ねなく、のんびりと楽しめそうです。 漆喰に木材を合わせたアートな壁が素敵。 別の面にはファンタスティックな壁画が壁中に広がっています。内装のデザインや壁画はお友達の絵本画家「太陽と牛」さんが手掛けているそう。ぜひ足を運んで生でご覧になってみてください。 さて、ランチに注文したのは「お肉パラダイス丼(950円)」!シカ、ブタ、ラム、トリの4種類を盛り合わせた食べ応え満点な一品です。香ばしい香りとともに運ばれてきました。ジューシーなお肉がいっぱい。手前がシカ。オーナーの天野さんが獲って「ジビエ大滝」で食肉加工をした大滝の鹿肉です!いただいてみると、それぞれのお肉の美味しさが際立ってとてもおいしい。そしてやっぱり、シカがおいしい!!豊かな風味をじっくり味わうことができました。ドリンクのおすすめは自家製ジンジャーエール。スパイスがきいてスッキリさっぱり。お肉料理ともよく合います。 ドリンクは300円、食事と一緒だと100円引になります。 お肉も販売しています。新鮮な鹿肉、一度味わってみてください! シカトモ の営業時間は週末に翌週のスケジュールがFacebookにアップされます。チェックして出かけてくださいね。 ジビエ&コミュニティカフェ『シカトモ』 北海道伊達市大滝区優徳町47-21 https://www.facebook.com/shikatomo.otaki/ 2021/05/20更新 先日プレオープンに伺ったジビエ&コミュニティカフェ『シカトモ』が、 5月17日(月)にオープンしました! 当面はテイクアウトのお弁当を販売されるそうです。 メニューは週替わりのお楽しみ。今週はスパイシーチキンカレーのほかに「鹿肉のルーカレー」が登場していました。 スパイシーなカレーと味わい深い鹿肉のハーモニーがたまらなくおいしかったです! 営業日は月・火・木・金 の11時〜15時(売切れ終了あり)ですが、不定休ありますので、お店のFacebook で最新情報をチェックしてから出かけるのがおすすめです。 予約も受け付けています。 ぜひぜひ味わってみてください。 (ここからはプレオープンに伺った時の記事です 2021/05/01掲載) 特集記事でご紹介した大滝の猟師・天野さんのジビエ&コミュニティカフェ『シカトモ』が4月29日〜5月5日まで、プレオープンしています。 自ら仕留めて加工した、新鮮な鹿肉を使った美味しいお弁当がテイクアウトで楽しめます! 北湯沢温泉から大滝区本町方面に国道276号線を上がったところにある「北湯沢駐車場公園」の中にあります。 黄色と、青と、緑の明るい外観に、温かみのある字で「シカトモ」と書かれた看板が目を引きます。長らく空き物件だったところを、ご自身で改装を進め、友人知人に手伝ってもらいながらプレオープンを迎えたそうです。 プレオープン期間のメニューはこちら。インド人の方から直接教えてもらったという本場仕込みのチキンカレー(辛口・甘口)と鹿肉ジンギスカン。 早速、注文しました! 辛口スパイシーチキンカレー。プラス200円で鹿肉の鉄板焼きがプラスできます。スパイスのいい〜香り!黄色いサフランライスが食欲をそそりますね。 こちらが鹿肉。「これが鹿肉?」と驚くほど全く臭みがなく、肉の旨味が口いっぱいに広がります。美味しい!!一度食べたらファンになること間違いなし。 本格的なインドカレー。スパイスが複雑に混ざり合い、大滝からインドに飛んだ気分なりました。バスマティライスが絶対あいます! そしてこちらがジンギスカン。お肉の美味しさに、再び驚く筆者。「ジビエ=食べにくい」の印象がすっかり、吹き飛びました!! この連休、ぜひぜひ食べてみてほしい大注目のテイクアウトです。 5月5日以降は再度準備期間に入り、5月17日より通常オープンの予定とのことです。 店主の天野さん夫妻。 現在、店内に人と社会を繋ぐコミュニティスペースを設計するため、クラウドファンディングに挑戦しています(5月末まで)。オリジナルスパイスや鹿肉など、魅力的なリターンもあり。ぜひご覧ください! プロジェクト詳細はこちら↓↓ https://camp-fire.jp/projects/view/401868 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニュー、価格ほか変更になる場合があります(取材2021年2月) ※シェア、リンク等大歓迎です! 天野さんの特集記事はこちら https://mushanavi.com/specials/30985/
むしゃなび編集部
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07/12(月) 黄色いウグイスが誘う、南ヨーロッパのおいしいお惣菜。テイクアウト専門店Uguisu DELI だて
末永町にオープンした「ウグイスデリ」は南ヨーロッパ料理をベースにしたお惣菜のテイクアウトショップ。看板に描かれた黄色い小鳥に誘われ、扉を開けると・・・色とりどりのお料理が並ぶプレートや前菜、デザート、タルティーヌなど、にぎやかに並んでいました。 シェフのバスチャン・ロリオさんは30代の若さで約20年ものキャリアを持つベテラン料理人。ご結婚を機に来日され、日本に住んで10年ほどになるそうですが、来日する以前には世界各国を旅しながら各地のレストランを渡り歩き、料理修行を極めたのだそうです。 料理人にとって大切なものとは・・・「パッション。」キッパリと言い切ったロリオさん。その潔さに、料理の道一筋に生きるシェフの心意気を垣間見た気がしました。 妻の信子さんはパートナーのことを「料理で自分自身を表現する人」だといいます。 ロリオさん撮影 お二人はロリオさんの技術やセンスを多方面に活かせる新しいフードビジネスの構想を温めていました。日本ではまだあまり耳慣れない「カリナリー・サービス(Culinary Service)」というものです。「カリナリー(Culinary)」とは、料理や飲食にまつわること全般を意味します。レストランやテイクアウトのみならず、ケータリングや出張シェフ、クッキングクラス、さらにはメニューのプランニングまで。つくる・教える・デザインする・提案する、などあらゆる角度から「食」を提供するサービスです。コロナ禍により飲食店やイベントが縮小や制限を迫られる状況下で、安全に営業できるスタイルを追求し、事業の第一弾として今年6月に自宅でお惣菜屋さんをオープンしました。 それでは、おすすめメニューをご紹介しましょう! VIPプレート 1500円 まるで音楽のように、食材たちがハーモニーを奏でる華やかなプレート!内容は日替わりで変わります。この日のメニューは、鶏レバーペースト、エゾシカリエット、スモークチキン、黄金豚テリーヌ、グラブラックスオリーブ、アーモンド、コルニション。旬の地元産食材を中心に、フランス産カモやイタリア産サラミなど、厳選したヨーロッパの食材を織り混ぜたアートで贅沢な一皿です。みんなでつまんでも、一人でじっくり味わっても最高! アンティパスト グリル野菜のオリーブオイルマリネー 800円 肉、魚をはじめ食材全般に精通するロリオさんですが、最も得意とするのが野菜料理だといいます。野菜の豊富な夏場は95%地元産の野菜を使用。シンプルながら深い、野菜の美味しさに驚きと幸せが込み上げてきました! ガトーショコラ 500円 カカオ64%のフランスチョコ使用。濃厚な味わいのデザート。 道産小麦を湧水で仕込んだ手作りパン。もちもちと香ばしくハーブが香ります。お料理にもぴったり! 「ウグイスデリ」という名前は、「ロリオ」がフランス語でウグイスを意味することから、信子さんが命名したそうです。でもフランスにいるのは日本のウグイスとは異なる「高麗ウグイス」という種類なのですって。色も日本の「鶯色」のようなグリーンではなく、鮮やかな黄色をしているのだとか・・・ 看板の黄色い小鳥はウグイスだったのですね! 6月からプレオープン期間として営業していましたが、7月15日より公式オープンします。また現在はお惣菜のテイクアウトのみですが、今後状況をみながらクッキングクラスなど様々なサービスを展開していく予定とのことです。 自家製シロップやこだわりの輸入食材も多数販売しています 「おいしくて、幸せ!」そんな気持ちでいっぱいになる南ヨーロッパのお惣菜。黄色いハンカチならぬ「黄色いウグイス」が目印です。Facebook、Instagramで今週のメニューや営業時間をチェックして訪ねてみてください。 店舗情報Uguisu DELI伊達市末永町175-18uguisu1984@gmail.comInstagramFacebook ※記事の内容は取材時の情報です(取材:2021年)。メニューや料金は変わることがあります。
むしゃなび編集部
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01/18(火) ブレない自然体な人 “ 須藤建設 株式会社/ SUDOホーム“ 4代目代表取締役社長 須藤正之氏に出会った
冒頭からなんですが…。 筆者、須藤正之氏に惚れました。 正之氏の未来への愛溢れる想いに触れ、とても清々しく温かい気持ちにさせていただいた取材でした。 正之さんの生い立ち 正之さんは1973年 北海道豊浦町で生まれました。 豊浦町は、須藤建設(株)の創業者 須藤幸次郎氏が1918年に会社を興したところです。 ↑宮大工だった幸次郎氏、豊浦神社の建築がきっかけで、山形県から豊浦町(当時は豊浦村)に移り住みました。当時は家具も手がけていたそうです。 生まれた家は、会社の資材センターの敷地内にありました。 「子供の頃の自分にとっては、“ そこにある “ 木端や釘などが格好の遊び道具でした。 友達や兄弟(弟二人)たちと秘密基地を作ってよく遊んだものです。今思えばかなり危険な場所だったのですが、資材センターという子供にとっては危険地帯で遊ぶことで、加減を知り、安全を学んだのだと思います。同時に、「そこにあるもので工夫して遊ぶ」ということを学びました。」 正之さんにとって、器としての家への想いとは? 「昔の家なのでとにかく寒かったです。 中学までは生まれた家で過ごし、高校からは札幌の寮に入りました。大学は東京へ。そして大学卒業後、札幌で勤めた時にアパートに住みました。この時、建材アレルギーで大変辛い思いをしました。 色々な土地の色々な家に住む中で、家は環境や気候や何より住む人に合ったものであるべきだと思うようになりました。 家に住むということを日々当たり前に暮らしていますが、引っ越しを繰り返す中で「住」の大切さを肌で感じるようになりました。 」 生まれた時の住環境に始まり、周りの大人たちの仕事ぶりを見ていたこと、色々な家に住んだこと、そんな経験から「住」に関わる仕事への擦り込みがされていったと思うとも話してくださいました。 須藤建設株式会社の住宅部門SUDOホームの企業コンセプト「土地が家を決め、人でいえが決まる。」 正之さんの経験談から発する「住」への想いは、まさに企業コンセプトにリンクするお話でした。 「北海道の地を見つめ、ここで暮らす人々を見つめて、この風土にふさわしい住まいを追求する」 この信念は、外観へのこだわりにも繋がります。 「家はそこにずっとありつづけるものです。 ですから、自然も含めた周辺環境に溶け込み、トータルで存在するものでなければならないと思っています。」 実は筆者の家の近くにもSUDOホーム作の家があります。 やはり、周りに馴染みながらもとても存在感があり、外観的にも素敵で住みたくなる佇まいです。 本当にお話の通り♡ 正之さんにとって自然とは? 「自然も含めた周辺環境」のお話が出たところで、こんな質問をさせていただきました。 「私は豊浦に生まれたわけですが、あそこは海があり川があり山がある自然豊かなところです。 札幌や東京にも住みましたが、自分の中では住むのも仕事も自然豊かな北海道だと思っていました。 アトピー体質ということもあり、自然に囲まれているとストレスがないですし、人間らしくいられます。 自然の中で遊ぶ経験が少ないと、人間力が退化してしまうのではないかという危惧を持っています。 そういう意味では今の子供たちが心配です。 人間にとってどんなに知識や技術が発達しても自然には勝てません。 産業革命以降、人間は自然を犠牲にして生きてきました。 もしかしたらすでに手遅れかもしれませんが、それを食い止めるために何かしないと心配で子どもも作れません。 環境を未来へバトンタッチするためにも、できることを何かしないと。地球を大切にしないと…。」 ご自分を “ 話し下手 “とおっしゃる正之さんは、丁寧に言葉を選びながら、自分に言い聞かせるように、そして心でお話しされているのが分かる語り口調でお話ししてくださいました。 筆者は、ここまでのところで文章には表現はしませんでしたが、何度も子どもたちへの想いを語る正之さん。 本当に未来の子どもたちのことが心配で仕方がないご様子でした。 須藤建設株式会社の住宅部門SUDOホームの取り組み〜子どもたちと自然に向けて 実は、初めて須藤社長にお会いしたのは、3年前のことでした。 「植樹会に集まったお子様向けに何か自然体験プログラムを行なってほしい」というご依頼をいただき実施した時のことです。 ↑2019年10月の植樹会・昼食のあとの自然体験プログラム風景 このようなスタイルで植樹会を行うようになったのは、「使わせていただいた分だけ、木を植えて地球に返していきたい。 子どもたちにこの森で自然に触れ合う時間を作りたい。」という正之さんの想いからでした。 「もちろん、木が大きくなるのには時間もかかります。 すぐに元に戻るわけではありません。 でもECOへの取り組みは ” 1人の100歩より、100人の1歩 “ を座右の銘に、取り組みたいと思っています。」 植える樹種も様々です。 トドマツ・アカエゾマツ・イタヤカエデ・ヤチダモ・エゾヤマザクラ・シラカバetc.という風に北海道に馴染んだものを専門家のアドバイスを受けて選んでいます。 これらをオーナーの皆様に植えていただき、ジンギスカンを囲んでいただき、自然体験をしていただくという内容です。 ここでの体験が、子どもたちに擦り込まれて自然に親しみを持ち、木に親しみを持ち、木で作られたものへの愛着、家への愛着が湧くようになるのだと思います。 さらに今後に向けてこんな構想もあるそうです。 「今後、少子化と人口減少は止まることなく続き、DXは進化していきます。でも、子どもたちにはAIにはできない” 物づくりの楽しさ “ を知ってほしいと思っています。 ですので、家づくりの技術を知る子ども向け体験会の実施計画を持っています。 そして将来、職業の選択肢に建築業を入れてほしいとも考えています。 話で聞いたり本で読むよりも、体験に勝るものはないです。 」 お話を伺いながら、正之さんの幼少期のエピソードを思い出していました。 この構想のベースはきっと、資材センターでの秘密基地つくりなのでしょう。 ↑「彩り豊かな風」とは子どもたちのことだそうです。 ↑須藤正之氏が青年会議所の理事長だった頃に書いたものです。 2012年ですから、まだSDGsが叫ばれる前ですね。 ところでご趣味はなんですか? ↑お気に入りのロードバイク 「三つあります。 一つ目はお気に入りのロードバイクで走ることです。5年くらい前に始め、コロナ禍では3つの密を気にする必要がないため洞爺湖一周などして走っています。自然の中、心地よい運動にもなっています。二つ目は3~4年前に始めた硬式テニスです。 伊達テニス協会主催の初心者教室から始めて続けています。 三つ目はバイオリン(あまりできてないから恥ずかしいのでフォントを小さくとのご要望で… ^^;)です。」 ↑洞爺湖一周の時の一コマ。 どれも友達から誘われたのがきっかけだそうです。 「どんなことでも取り敢えずやってみる!というのがモットーです。 それは全てのことにおいてそうです。 固定概念に囚われて、食わず嫌いをすると世界を狭めてしまいもったいないと思っています。 どんなことでも楽しめてどんなことでも無駄はないと思えるのは自分の良いところかもしれません。 それに何より人の輪が広がるのが嬉しく楽しいです。 」 ところが、一方でこんな風にご自分を評価されていました。 「もしかしたら自分がないのかもしれません。 自分が話すより聞く方が好きですし。 人と交わることで常に変化している自分を感じたりもします。 いわば細胞分裂を繰り返すアメーバみたいなものです。 それと、” 苦労は買ってでもしろ “という言葉がありますよね。 いつも自己変革を起こしていたいのだと思います。 でも同時に、人から頼られる存在でありたい、人の助けになりたいという欲求もあります。 」 こんなにも偉ぶらず、苦労話を一切せず、飾らず、自然体でご自身を語られる企業トップの方って、ほとんど出会ったことがない気がします。 すっかりファンになってしまった筆者です。 とことん謙虚でニュートラルな方です。 最後に、読者の方に向けて何か伝えたいことはありますか? 「困った時こそ手と手を取り合い力を出し合っていきたいですが、今は手と手を取り合えない状況ですね。でも、こんな時こそ人への思いやりを忘れずにいたいと思います。 一人一人が、人と人との関わりを大切にすれば、温かい世の中になると思っています。 他者を大切に思う心を忘れずにいようと思っています。 会社のことについては、山形から移住した初代から始まり100年以上存在してこられたのは、たくさんのお客様に受け入れていただいたお陰です。 この先も皆様に必要とされる会社であり続けるよう努力したいと思います。 」 北の地を愛し。 そこに暮らす人を愛し。 未来の子どもたちを愛し。 家つくりを愛する。 須藤建設株式会社/SUDOホーム 代表取締役社長 須藤正之氏は、ニュートラルだけれどブレのない、愛溢れる人でした。 今回の取材は須藤建設株式会社/SUDOホーム 代表取締役社長、そして個人としての須藤正之氏をクローズアップしました。 会社の詳しい情報はこちらを是非ご覧ください。 https://sudo-group.com 各種取り組みや、家作りへのこだわりなどが分かりやすく詳しく掲載されています。 ホームページをご覧になれば、皆様もきっと、家を建てたくなると思います。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2022年)
Rietty
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08/15(水) 財田キャンプ場内のステキなカフェ【洞爺湖食べあるき】
8月に入ってようやくお天気が回復、夏が来た〜!と思っていたら、お盆シーズンまたまた雨続きの洞爺湖。。すでに秋の気配がしてきたとうやこマダムです。 短い夏、カフェ巡りを楽しむべく、今回やってきたのは、財田キャンプ場。こちらの敷地内でステキなカフェに出会いました!Cafe Cokou(カフェ ココウ) 田園が広がるのどかな財田にあるキャンプ場のカフェ。キャンプ利用者でなくても食事やお茶を楽しむことができます。木造の広〜い店内のおっきな窓から、緑があふれんばかりにのぞいています。 リゾート感、抜群! 外国に来たみたい! 実は自宅からそんなに遠くない(むしろ近い)ことも、あんまり天気がよくないこともすっかり忘れ、おしゃれなデッキ席で思いっきりカフェを満喫しました〜。 気になるメニューは、こんな感じ。 ドリンクやスイーツのほか、キッシュやサンドイッチなど軽食、ピザなど食事メニューもありますよ。 この日はお盆真っ只中で、念願のキッシュは焼き上がり待ちだったので、白砂糖不使用、ベーキングパウダーも不使用の、こだわりシフォンケーキをいただきました。 もちもちでパンみたい! 自然な甘さがおいしいコーヒーととてもよく合いました。緑に囲まれて飲むコーヒーは最高ですね。 洞爺湖って、場所によって本当に表情が違います。キャンプ場も雰囲気がガラッとかわりますね〜。財田キャンプ場の美しい芝生、ワイルドすぎず、おしゃれ感もあって素敵だなあ、と思いました! カフェの詳細はお店のFacebookページでチェックしてね! Cafe Cokou 虻田郡洞爺湖町財田6 洞爺水辺の里 財田キャンプ場内 https://m.facebook.com/Cafe-COKOU-270131526683976/
むしゃなび編集部
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04/17(火) 麺や雅のいちばん人気、焼味噌【ラーメン食べ歩き】
室蘭から伊達に戻る途中、立ち寄ったラーメン屋さん。 稀府の「麺や雅伊達分家」、黒い建物が目印です。 一番人気は焼味噌850円。 香ばしい味噌のかおりが食欲をそそります。半熟の煮卵付きです。 味噌ラーメンというとスープ甘めが多いですが、これはそれほどでもなくちょうどいいです。 油も多分、そんなに多くなさそう。 麺はスタンダードな縮れ麺でした。 店内に全国味噌マップが! 広ーいボックス席があるので、小さいお子さん連れ、家族連れにおすすめです。 赤ちゃん抱いてカウンターでラーメン、もいいですけどね。。 こちらの方が落ち着いて食べられますね。 メニューを見ると、マレーシア支店があるようです。暑い中、冷房ガンガン効かせて味噌ラーメン、食べるんだろうか・・・ 行ってみたい!! 麺や雅伊達分家 北海道伊達市中稀府町 1084
むしゃなび編集部
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05/26(火) 布製手作りマスクをお譲りします!第二弾!伊達社協より
伊達市社会福祉協議からの情報です。先々月に続き、匿名の方(前回とは別の方)からマスクが寄せられたそうです。 匿名の市民から社協に動物柄や藍染めの布製手作りマスク(大人用33枚、子ども用10枚)の寄付がありました。 寄付者の意向に沿い、希望される伊達市民に無料でお譲りいたします。数に限りがございますので、希望者は社協にご連絡の上、来局ください。 http://www.date-shakyo.or.jp/news.php?id=44 伊達市にお住まいでマスクがほしい、という方は 電話番号(0142)22-4124 へお電話ください。マスクを作った方の思いが届きますように! 詳細は下の社協HPにてご覧ください。 http://www.date-shakyo.or.jp
むしゃなび編集部
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01/21(木) ほたてカレー&道産牛丼。注目の学校給食2日間。
だて食育レストラン『eスプーン』で、1/26と27の2日間、注目献立が提供されます。 1/26火 噴火湾産ほたてカレー(限定30食) 噴火湾胆振海区漁業振興推進協議会から100キロものホタテが寄付され、およそ2800食の給食になるそうです。 全国給食週間が実施されるこの時期に合わせ、2014年から提供されています。 1/27水 道産牛丼(限定15食) 2度とないかも?という贅沢メニューだそうです。コロナの影響で需要が下がってしまった道産牛を食べて応援しようという『道産牛肉学校給食提供推進事業』により、無償で提供された美味しいお肉です。 提供時間は11時〜ラストオーダー12時30分 食育らんちなど、学校給食以外のメニューはラストオーダー14時です。 売り切れ次第終了となりますので、「ぜったい給食が食べたい」という方はオープン時間目指して出かけてくださいね。 詳しい献立はこちらからチェックできます だて食育レストラン『eスプーン』 伊達市梅本町71-8 TEL 0142-82-3591 HP http://fureaidate.jp/index.html ※ 画像はイメージです https://mushanavi.com/event/20210126/
むしゃなび編集部
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05/31(金) いちご狩りに行ってきました! 礼文華観光農園@豊浦
2019年6月28日最新情報礼文華観光農園の今シーズンの営業は23日で終了となりました。 5月30日(木)、今シーズンのオープンを迎えた礼文華(れぶんげ)観光農園のいちご狩りに行ってきました。礼文華観光農園といえば、いちごの産地、豊浦町で「いちご狩り」が体験できる有数のスポット。豊浦町の中心街から長万部方面へ37号線沿いに進むこと10分ほど。「いちご狩り」の看板が見えてきました。 国道から少し入ったところにイチゴのハウスが建っています。こちらは礼文華の農家さん達が共同で運営している農園で、20年以上前からイチゴ栽培をしているそうです。扱っている品種は宝交早生(ほうこうわせ)。有名な「けんたろう」よりも以前の品種で、果肉が柔らかく甘くてジューシーなのが特徴です。 受付を担当する豊浦町地域おこし協力隊の生島さんに伺うと、宝交早生は果肉が柔らかいため町内でのみ出回っているイチゴなのだそうです。栽培している農家も少なく、直売所で取り扱いのあるところは限られているのだとか。希少なイチゴなのですね! 入園料は以下の通り。 大人1,000円、小学生800円、4〜6歳600円(3歳以下無料) 時間制限なしで、摘み取り体験ができます。それでは、ハウスの中に行ってみましょう! 真っ赤な大粒イチゴが葉の間から顔をのぞかせています。ツヤツヤ、ピカピカでとってもきれい・・・さっそく一粒食べてみると、みずみずしさと甘みが口いっぱいに広がりました! この日、一番乗りで入園したご夫妻。毎年初日に伊達から来ているそうです。「やっぱり、ここのイチゴが一番だね! 大きくて甘いよ!」とご主人。「ボコッと大きくて、ヘタが上むきに反り返るくらいになったのが味が乗っておいしいよ。」と教えていただきました。下画像のようなイチゴですね。さすが常連さん、ひと味違う味の濃さでした! 大きさも甘さも抜群ですが、農園のロケーションがまた最高でした〜。自然に囲まれた農園で、おいしいイチゴを味わうひととき・・・。皆さんもどうぞお楽しみください! 天候や生育状況により休園や早く閉まることがありますので、来園前に電話で確認するのが安全です。特に来園者の多い週末、週明けなどは要確認。 礼文華観光農園 北海道虻田郡豊浦町字礼文華2752019年の開園期間 5月30日(木)~6月下旬頃まで営業時間 毎日10時~15時まで(天候・生育状況により休園や早く閉める日あり)料金 中学生以上 1,000円/ 小学生 800円/ 4歳以上~未就学児 600円/ 3歳以下 無料 不明点やご質問は、お気軽にお問い合わせください。電話 080-9613-8565(担当:生島さん) 農園詳細はこちら
むしゃなび編集部
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02/11(木) いちばん寒い季節に灯る明かり。大滝のアイスキャンドル
2月13日(土)まで、大滝でアイスキャンドルが点灯しています。 毎年、おおたき国際スキーマラソンの開催時期に合わせ、氷のキャンドルで区内各所のライトアップが行われていますが、今年は大会が中止とになりました。若干規模は縮小しているものの、あたたかな光が、心にも明るさを灯してくれるようです! 国道453号沿い、大滝区の共同浴場「ふるさとの湯」の駐車場には、巨大な雪山の上にアイスキャンドルのピラミッドが登場。運転しながら道路脇に見えます。火がついていない日中でも氷のモニュメントのようにきれいです。 毎年たくさんのアイスキャンドルを制作しているのは、 NPO法人大滝まちづくりサポートの方々。夕方5時ごろピラミッドを見にいくと、ちょうど点灯するところを見ることができました。 この日(2月10日)は点灯2日目。昼の間にキャンドルの縁や中に積もった雪をホウキで払い、ろうそくを入れます。直にろうそくを置くと熱で底が抜けてしまうので、下に板を敷いて、その上にキャンドルホルダーを設置するのだそうです。氷が重なって狭いところは、極寒の中、素手で作業をされていました! 点灯までが一仕事なのですね。驚きました。 そしてようやく火が灯った瞬間・・・幻想的な美しさに、寒さを忘れました!! ゆらゆらと揺れるキャンドルの光、じっと見入ってしまいます。 大滝まちづくりサポートでは年明けから、およそ400個ものアイスキャンドルを制作されたそうです。寒すぎても、寒くならなすぎてもダメ、ということで、ちょっとした気温の変化で、氷が厚くなりすぎたり、逆に薄すぎたり溶けてしまったり。中には変形して使えなくなってしまうものもあるのだとか。 極寒の中、大変な作業をされているんだなあ、とまたまた驚きました。 いちばん寒い時期に、雪深い大滝の街を彩るアイスキャンドル。 機会があったら、ちょっと立ち止まってじっくりと眺めてみてください。「心に光が灯る」・・・本当に、そんな気持ちになります。 国道453号沿い、優徳除雪ステーション前。 除雪ステーションの職員さんが作っているのでしょうか。丸々とした可愛らしい雪だるま! 大滝アイスキャンドルライトアップ 2021年の点灯期間:2月9日(火)~2月13日(土) 時間:16時30分ごろ~4時間程度 場所:北湯沢〜きのこ王国の区間の国道沿いに見えます。飲食店や公共施設の入り口に設置されています。 詳しい設置場所はだて観光協会ホームページをご覧ください。
むしゃなび編集部
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08/03(金) オーガニック亜麻仁油たっぷりサラダそば!伊達野菜もぎたてベジフェスタ③
いよいよ始まりました〜「伊達野菜もぎたてベジフェスタ」! 2018年8月1日から10月14日までの期間中、市内の参加店16店舗(大滝区を含む)で期間限定の伊達野菜メニューが楽しめます。今年はスタンプラリーも実施していますよ。キュートな野菜スタンプを集めて特産品をゲットしましょう♪ 参加店一覧(PDF) おいしくてヘルシー。そして 「農家さんが丹精込めて育てたおいしい野菜を、とびっきりの料理にするぜ!!」 そんな店主の心意気感じる自慢の野菜メニューと、各店の「きになる伊達野菜」をご紹介します♪ シャキシャキ野菜にオーガニック亜麻仁油たっぷり! 今回やってきたのは、築120年の古民家で本格的な蕎麦や和食が楽しめる、里の茶屋 風土。 伊達の中心街から壮瞥方面に車を走らせること数分、畑の中に佇む風情のあるお店です。 風土のベジフェスタ特別メニューは、夏にぴったり「サラダそば」(1,200円)。こだわりの手打ちそばに、シャキシャキの野菜とじっくり蒸したチキンをトッピング。さらにオーガニック亜麻仁油がたっぷりとかかったとってもヘルシーな一皿。 亜麻仁油といえば、体内で生成できないオメガ3系脂肪酸を多く含み、健康や美容にいいと話題のオイルですが、オーガニックで栽培され低温圧搾された、とっても良質な亜麻仁油を使用しているそうです。オイル好きにはたまりませんね。 さっそくいただいてみたら、お蕎麦とすごく合うのでびっくりしました! 歯ごたえがあってツルツルと喉越しのいいお蕎麦に、オイルと蕎麦つゆが絡んでおいしい〜。 冷製パスタのようでもあり、しかしこの風味はやっぱりお蕎麦。それも、風土のこだわり手打ち蕎麦でなくてはっ。 暑さで食欲が落ちている方にもおすすめですよ〜。 サラダ蕎麦のほか、蕎麦の入らないチキンサラダも提供しています。オーガニック亜麻仁油のおいしさにうっとりしてくださいね。 里の茶屋 風土 伊達市西関内町316-1 TEL 0142-25-4698 OPEN 11:00-14:30 / 17:00〜 CLOSED 木曜(祝日は昼のみ営業) むしゃなび内 風土のページ 今の時期はうなぎも人気!お店で炭火焼きの本格うなぎです。 きになる伊達野菜!「うちの畑のやさい」 さて、風土さんの「きになる野菜」。それは・・・はい! ご主人がお店の横で大切に育てている自家栽培の野菜たちでした〜 :-) とってもみずみずしい、採れたての味。サラダそばにも使用されています。 伊達野菜もぎたてベジフェスタ 平成30年8月1日(水)~平成30年10月14日(日)まで 2016年から始まった「伊達ベジファーストプロジェクト」の一環である今回のベジフェスタ。食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」は、血糖値の上昇を緩やかにしたり、身体にいいことがいろいろあるんですよね。昨年まではサラダや小鉢など前菜のような形式で野菜メニューを提供するのが主でしたが、今回はパスタやカレー、コース料理など、趣向をこらした野菜料理がどど〜んと登場します! *参加店* ≪伊達市街エリア≫ ダイニングカフェあつみ カフェダイニングSeaSons(シーズン) ホテルローヤル 本家麺蔵伊達末永店 シュシュCafé 自家焙煎珈琲屋ぶどうの木 ロコベイス レストランバーミラコスタ 凜万乃風(りんまのかぜ) 中華料理菜菜 日本料理徳いち だて食育レストランEスプーン レストランこだま 里の茶屋風土 ≪大滝区エリア≫ 温泉民宿たかはし 食事処やませみ 主催:伊達商工会議所 イベント詳細↓↓ http://www.date-cci.or.jp/page-1594.html 記事の内容は取材時の情報に基づいています (取材2018年 ライターch) シェア、リンクなど大大大歓迎です! 夏バテも吹き飛ぶ! ベジパウンドケーキ。 伊達野菜もぎたてベジフェスタ① https://so-ra-mi.jp/archives/15442 夏の女子会に♪ 元気いっぱいパワーサラダ! 伊達野菜もぎたてベジフェスタ② https://so-ra-mi.jp/archives/15545
むしゃなび編集部
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03/15(月) 伊達にスープカレー専門店がOPEN!!市役所通りSoup&Curry DraDra
伊達市役所通りに今年2月オープンした「Soup&Curry DraDra(スープカレー ドラドラ)」。市内では唯一のスープカレー専門店です。 オーナーの林さんは地元出身。もともとスープカレーが大好きで、札幌の有名店をはじめ、いろいろなお店を食べ歩いていたのだとか。「スープカレーがあまり浸透していない伊達に専門店を作りたい」と開店準備をはじめ、2年ほどかけてようやく、納得のいく味に辿り着いたそうです。「地元の人に喜んでもらえることが何より嬉しいです」と笑顔で話す林さん。自慢のスープカレーをいただいてきました! オーナーの林さん(右)、シェフの平野さん(中央) 店内は広々として、落ち着いた雰囲気 慣れていないとちょっと戸惑うスープカレーの注文方法。でもメニューにしたがって進めばとっても簡単です! まずは具材をチョイス。一番人気はやはり、スープカレーの王道「チキンレッグ」です。ほかに「豚角煮」、「ハンバーグ」、「ベジタブル」、それから「オクラ挽き肉納豆」!?なんていう珍しいメニューも。納豆と聞いて驚きましたが、通の間では定番の具材なのだとか。スープカレーの世界って奥が深いんですね!さらに、チキン、角煮、ハンバーグが全部入った「DraDraスペシャル」(1,800円)というのもあります。 スープはオリジナル、トマトベース、珍しい梅ベース(+100円)の三種類から選びます。辛さを決めて、ライスの大きさを選んだら注文完了です。 お子さん連れに嬉しい小上がり席もあり アツアツの湯気と共に、たまらなく食欲をそそる香りを漂わせ、土鍋に入ったスープカレーが運ばれてきました! チキンレッグに野菜をプラスした「チキンベジタブル」(1,300円)。ふっくらと肉厚チキンにゴボウや水菜、キクラゲなどなど、野菜がたっぷり!ピンク色の珍しいポテトがアクセントです。こちらは真狩の金丸農園から仕入れたほくほくのお芋。まずはさっそく、スープをひと口・・・ 「お、おいしい〜〜!」 口いっぱいに旨味が広がって、全身がポカポカ、元気がみなぎってきました。 続いて、「オクラ挽き肉納豆」の梅ベーススープ(1,200円)。梅の上品な酸味とスパイスの爽やかさが絶妙のコンビネーション。「梅が合うのでは」というスタッフのヒラメキで試作してみたのがきっかけて生まれたオリジナルスープです。驚いたのは、納豆が合う!一度食べたらリピート必至のクセになるおいしさでした。 一滴一滴に旨味が詰まったスープの秘密は、仕込みにあり。厳選した食材と15種類ものスパイスを長時間じっくりと煮込み、さらに寝かせてようやく出来上がるそう。「一日ではスープをお出しできないんですよ。」とシェフの平野さん。濃厚でまろやかな口当たりは、時間と手間の賜物なのですね。 ラッシーに果肉が入ったフルーティな「ドラッシー」(350円) しっかりスパイスをきかせながらも、お子さんからお年寄りまで、誰でもおいしく食べられるバランスのよい口当たりもドラドラのスープカレーの魅力です。辛いのが得意な方は辛さに挑戦するもよし、苦手な方は0番で素材のおいしさを堪能するもよし。お好みのスタイルで、スープカレーを楽しんでみませんか。 ビールをはじめ、アルコールメニューも充実しています! 店舗情報 Soup&Curry DraDra 北海道伊達市鹿島町20-27 電話 0142-82-6155 昼 11時〜15時(ラストオーダー14時30分) 夜 18時〜21時(ラストオーダー20時30分) 定休日 金曜日 最新情報は Facebook をご覧ください。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニュー、価格ほか変更になる場合があります(取材2021年2月)※シェア、リンク等大歓迎です!
むしゃなび編集部
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04/26(木) ジモト野菜のおしゃれバーニャカウダーと鯛めし!凛万乃風
昨年オープンした和食レストラン、凛万乃風(りんまのかぜ)。 落ち着いた店内でじっくり和食を味わうもよし、お酒を楽しむもよし。ちょっぴり大人な雰囲気のお店です。東京で20年ほど和食の修行を積んだ伊達出身のオーナーが、地元食材や新鮮な魚介類を使って腕をふるいます。今回は自慢の料理のなかから、おすすめの2品をご紹介! ジモト野菜いっぱい!おしゃれなバーニャカウダー こ、これはっ!!!! ドライアイスのスモーク、もくもく・・・中から顔をのぞかせるカエラフルな野菜たち!あまりのゴージャスさに、ちょっとパーティ気分になったchです。これはニクい!女性の心を鷲掴みにする演出の、「伊達産野菜のバーニャカウダー」。「東京から地元伊達に戻ったばかりのころ、観光物産館に行ったら野菜がたくさんあって、種類も豊富でとても驚いたんです」と話すオーナー。地元の野菜のおいしさを見た目にも楽しく味わえるメニューを、と考案したそうです。 ちなみにバーニャカウダーはイタリアの鍋料理。「あたたかいソース」という意味があるそうですが、シャキッと冷えたピチピチの野菜を温めたソースでいただきます。画像はアンチョビみそソース。野菜本来の甘みをまろやかなソースが引き立てます。 この日の野菜は紅芯大根、ニンジン、ズッキーニ、ごぼう、カブなどなど。ごぼうって生で食べるの初めてですが、オイシイですね!何より見た目が華やかなので、お誕生会などにどうでしょう。甘いケーキもいいけれど、こんなヘルシーなバースデイケーキもすてき! *伊達産野菜のバーニャカウダー 1000円 (季節や入荷状況により、伊達産以外の時もあります。) 土鍋で炊きたて!上品な風味の鯛めし さておすすめのもう一品は、めでたい、の鯛!愛媛から空輸で取り寄せた新鮮な鯛を土鍋でふっくら炊き上げた「鯛の土鍋炊き込みご飯」です。 うーん、上品な香り!しかしどうやって食べたらいいのかわからないch。そこでオーナーに食べ方を教えてもらったよ! まず鯛の身をはずします。 一膳目はそのままいただきまーす。 二膳目は薬味をのせてお茶漬けに!鯛のダシがお腹にしみわたる〜。こちらは注文を受けてから炊き上げるので少し時間がかかります。先に注文しておいてお酒のシメにするのにぴったりですよ。 *鯛の土鍋炊き込みご飯 中(2~3人前)2000円/大(4〜6人前)2800円 ほかにその日入った魚の刺身や焼き魚、また蓮根のエビしんじょう挟み揚げも人気メニューのひとつ。迷ったらおすすめを聞いてみてくださいね。大人数で行くときは予約するのが安全です!宴会も予約できます。 凛万乃風 りんまのかぜ 北海道伊達市網代町7番地(旧 伊藤陶器店) 0142-82-3502 OPEN 17:00〜22:30 不定休
むしゃなび編集部
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09/08(土) 【地震の影響により中止&一部開催】TOBIU CAMP 2018、飛生芸術祭2018本祭
9月6日深夜に発生した地震の影響により、本日2018年9月8日より開催予定だった「TOBIU CAMP 2018」及び「飛生芸術祭 2018本祭」の開催は中止となりました。 ★詳細は下記リンク(飛生芸術祭オフィシャルサイト内)からご覧ください。 TOBIU CAMP 2018、飛生芸術祭 2018本祭の開催中止、商店街同時企画展の開催のお知らせ 白老町の商店街にて同時開催の下記の2企画展については、9月10日より開催が決定されています。 シㇽキオ プロジェクト 会 期 9月10日(月)〜16日(日) ※ 8日からの予定でしたが本震の影響を考慮して10日からになりました。 時 間 11:00-17:00 料 金 入場無料 会 場 旧柏村旅館 白老町大町3丁目1-7 Rempei Mizuno Collective 展覧会 会 期 9月10日(月)〜16日(日) 時 間 10:00〜20:00 料 金 入場無料 アーティスト 水野練平 会 場 Rempei Mizuno 白老町東町2丁目4-8 https://tobiu.com/topics/6005 https://so-ra-mi.jp/events/event/908tobiu
むしゃなび編集部
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05/07(火) 6月22日開催!北海道ウクレレカンタービレ2019
すかっとした青空が気持ちのいい季節になりました :-) 「北海道ならでは!」の超爽やかなこの時期、むしょうに聴きたくなるのが・・・ ウクレレの音色っ! 今年も牧家ミルキングパーラーであのビッグイベントが開催されます。歌って、踊って、食べて! みんなで盛り上がりましょう〜。 北海道ウクレレカンタービレ2019 開催日 2019年6月22日(土) 時 間 9:30~16:00 会 場 牧家ミルキングパーラー特設野外ステージ 住 所 北海道伊達市乾町201−292 駐車場 会場近くに約100台の無料駐車場有 入場料 無料 今年も豪華アーティストがやってくる!! 出演: 高木ブー 勝 誠二 JazzoomCafe 分山貴美子 成相博之 ほか (イベント内容は変更になる場合があります。予めご了承ください) 最新情報 は むしゃなびブログ LET’s UKULELE または フェイスブックページ でチェックしてね! 会場への詳細な道順が、牧家ウェブサイトに掲載されています。ちょっとわかりづらい場所なので初めての方はご確認ください。 https://www.bocca.co.jp/news/event/ 昨年のレポートはこちら! https://so-ra-mi.jp/archives/15184 ホテルマン磯部大輔さん作詞作曲による公式ソング「ウクレレラプソディー」。会場でご一緒に♪♪♪ 北海道ウクレレカンタービレ2015 from Awesome Hokkaido on Vimeo.
むしゃなび編集部
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05/21(月) 果樹園で楽しむ焼きたてスイーツ!くだもの農家 浜田園 菓子部
先日、いちご狩り情報を集めにそうべつくだもの村に行ってきました。一足早く甘〜いイチゴを楽しんだあと、 https://so-ra-mi.jp/archives/14296 「アップルパイ」、「ソフトクリーム」ののぼりが魅惑的にはためく果樹園に立ち寄りました。壮瞥の老舗果樹園、くだもの農家浜田園です。 こちらでは美味しい果物と一緒に、併設の菓子工房で作られた焼きたてのスイーツを味わうことができます。中に入ると、お菓子の焼ける甘〜い匂いが・・・。ショーケースの中にはパイやパウンドケーキ!果樹園なのに、洋菓子店みたい! さっそく食べたいところですが、まずはいちご狩り情報を仕入れなくては。浜田さんに伺うとオープンは6月10日前後の予定とのこと。特別に畑を見せていただくことになりました。 広大な農園の中を歩いてイチゴのハウスへ向かいます。この日は曇りでしたが、畑の向こうに有珠山が。それにしても広いですねー!見渡す限りりんごの木が続いています。 さて何の花でしょう??正解は、ナシ。こんなに可愛らしい花をつけるんですね。ほかにサクランボや桃など、あちらこちらで花が咲き、素晴らしい眺めでした。 森の中をハイキングしているような気持ちのいい場所、くるみの木の畑です。どの木もとっても大きいですが、夏には涼しい木陰を作り、町の保育所の子供達が遊びにくることもあるのですって。そして秋になるとおいしいくるみがどっさり実ります。浜田園の代表スイーツのひとつ、「くるみのパウンドケーキ」には、ここでとれたくるみがたっぷり! さて、イチゴのハウスに到着しました。 ハウスの中は花盛り!よくみると、可憐な白い花の間にイチゴが実をつけ始めています。ほら、こんなにたくさん。真っ赤になるのが楽しみですね。 摘みたての果物と果樹園ののどかな景色を楽しみに、毎年シーズンが始まると沢山のお客さんが訪れます。いちご狩りは赤い実がなくなり次第終了となるので、特に週末は込み合い、オープン前から並ぶ方も多いそうですよ。開園情報は、浜田園のウェブサイトでご確認ください。 http://hamada-en.com/index.html それではいよいよ菓子工房へ行ってみましょう!もともとはジャム工房としてスタートしたそうですが、次第にお菓子のラインナップが増えたので、今シーズン名前を「くだもの農家浜田園菓子部(カシブ)」とリニューアルしました。 浜田園のお菓子といえば、くるみのパウンドケーキ、そして数年前して発売以来、すっかり人気者となったシュークリーム「はまシュー」。特製りんごジャムの入ったアップルパイも好評です。季節ごとに旬のくだものを使った限定のパウンドケーキやパイも登場します。 果樹園でシュークリームってちょっと不思議な気がします。浜田さんに伺うと、お子さん連れでくだもの狩りに来るお客様がとても多いので、手作りで気軽に買える値段のお菓子があったら喜ばれるのではないか、と思ったのがきっかけなのだそうです。「はまシュー」は香ばしくサクサクの生地に、バニラビーンズの入ったクリームがあふれんばかりにたっぷり!クリームは注文ごとに入れてくれます。本格焼き菓子の味わいですが180円と安いのも魅力。 そんな浜田さんの思いと美味しさへのこだわりが詰まったお菓子たちにニューフェイスが登場しました!カステラの原型となったポルトガルのお菓子、「パンデロー」をカップに入れて焼いた「カップパンデロー」。カステラよりもしっとりしてホワホワの食感!チョコとプレーンの2種類があります。下画像はチョコ。優しい味なのでお子さんにもオススメです。 そして、浜田さんが試食を重ねこの味、と選び抜いたこだわりの「濃厚バニラソフトクリーム」! うっすら黄色で見るからにおいしそう〜!食べてみると「濃厚バニラ」の名の通り濃厚でコクがありますが、さっと溶けて後味はすっきりさっぱりしています。これはくだものでお腹いっぱいになっても食べてしまいそう・・・。ソフトクリーム好きのみなさん、食べてみてね。 という訳でいちご狩り情報がいつのまにかスイーツ情報になってしまった今回のレポートでした。果樹園ですが焼きたてのオリジナル焼菓子を楽しめる浜田園さん。くだもの狩りはもちろんですが、お土産を買いに、またドライブのひとやすみに立ち寄ってみてくださいね。 くだもの農家 浜田園 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町358 0142-66-2158 浜田園菓子部 9:00〜17:00 http://hamada-en.com/tyokubai.htm
むしゃなび編集部
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11/12(月) やさしい介護のコツを学ぶ!パッククッキング教室での一コマ
島川さん(理学療法士・福祉用具プランナー) 伊達市社会福祉協議会が主催する「やさしい介護セミナー」は、介護のコツを気軽に学べる全5回、参加無料の講座です。 講師の島川弘美さんが大切にしていること。 それは、 介護する人、される人 どちらにとっても「やさしい」介護にしていくこと。 「介護される方が心地よく過ごすためには、 介護する方がなるべく楽に、苦痛やストレスを減らしていくことが、とっても大切なんですよ。」 と、島川さんから伺ったことがありました。 ちょっとしたコツを知ることで、ぐっと楽になる。 そんな具体的なノウハウはもちろん、島川さんのおおらかでユーモアいっぱいなお話も講座の大きな魅力となっています。 楽しくて和気あいあいとした講座の様子を少しご紹介しますね。 こちらは10月の講座「介護食クッキング」での一コマ。食育センターのキッチンスタジオで調理実習が行われました。 介護食、と言ってもいろいろありますが、この日のメインテーマは「パッククッキング」。厚手のポリ袋に食材を入れて煮るだけの超簡単調理法です。 高齢になると調理も負担に感じるようになって作らなくなったり、品数が減るなど栄養バランスが崩れがち。そんな方でも、下準備さえすればお鍋ひとつで何品も作る事ができます。 また熱源や水を節約できるので、災害時に役立つ調理法としても知られています。(お鍋の水は最悪、飲用水でなくてもOK!)9月の胆振東部地震以来、これまで以上に災害準備を意識されている方も多いと思いますが、島川さんは「体を冷やさないように災害時にもできるだけ温かいものを食べてほしいですね」と話していました。 カレーライスやシチュー、切り干し大根の煮付けなど、簡単なパック料理を作って試食しました。 水分と調理時間を節約するために大事なのは、袋の中の空気をよ〜く抜いて真空状態を作ること! あら、意外においしいね! みなさんとっても楽しんでいるようでした。 水の量と時間を調節すれば固め〜おかゆまで好みに合わせて作れます。 カレー&シチュー。コツをマスターすれば、応用は自由自在! とっても重要なのが食材を入れるポリ袋。厚手で湯せんに使えるものがマストです。ご家庭で試す際にはご注意ください! レシピなど詳しく知りたい方は、来月12/1と12/6に「食育・健康ウィーク」の一環として食育センターで体験会が開催されますので、参加されてみては(要申込)。 12/1災害時にもできる!パッククッキング 2018年12月の伊達市行事予定表 さて、今年度の「らくらく介護セミナー」は次回12月4日(火)が最終回となります。 「もれない上手なオムツの使い方と緊急災害時に便利な携帯トイレ」 をテーマに、道内ではまだ珍しい「おむつフィッター」の資格を持つ小林里美さんが登場します。 いざという時、役立つ介護のヒントが満載ですよ。介護されている方、また興味をお持ちの方、どうぞお気軽にご参加ください! 平成30年やさしい介護セミナー(全5回) 最終回:平成30年12月4日(火) 時 間:13:00~15:00 講 師:小林里美さん(おむつフィッター)・島川弘美さん(理学療法士・福祉用具プランナー) 申込み・問合せ : 伊達市社会福祉協議会 福祉グループ TEL 0142-22-4124 FAX 0142-22-1888 https://so-ra-mi.jp/events/event/87kaigo
むしゃなび編集部
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01/23(木) もちもち酵素玄米ランチ!室蘭の雑貨カフェ「コノミ」|お店ほうもん
今回のお店ほうもんは、白鳥大橋を渡って室蘭へ。もちもちの酵素玄米ランチを食べに行ってきました!測量山展望台へ向かう坂道の途中にある、三角屋根の雑貨カフェ「からだよろこぶおうちごはん。コノミ」。 雑貨屋さんが一昨年、リニューアルオープンしたおうちカフェ! 向かって右側がカフェ、左側が雑貨ショップの玄関です。ランチのオススメは、色とりどりのおかずが楽しい「酵素玄米プレート」(ドリンク付き 1320円)。車麩のフライや具入りの玉子焼き、煮物に、サラダ・・・なんと盛りだくさん。プレートいっぱいに並ぶおかず達に思わず「わあ〜!!」。 ふっくらつやつや酵素玄米。色合いがちょっとお赤飯に似ていますね。お米は妹背牛産の特別栽培米です。一口食べてみると、もちもちと柔らかく、普通の玄米ご飯とはひと味もふた味も違う! 噛めば噛むほどおいしい〜。 酵素玄米は、小豆と一緒に炊いた玄米を、3日以上保温しながら寝かせて作ります。保温し熟成させることで、旨味や栄養素がアップし、便秘やアンチエイジング、ダイエット等によいと言われています。 箸がどんどん進む、やさしい味付けのおかず。調味料にこだわって、玄米甘酒や梅酢を使用しているそうです。夏には裏の畑で自家栽培したとれたて野菜が登場し、ますます野菜たっぷりになるのだとか! トッピングが可愛い! デザートいろいろ お腹いっぱいでも食べたいデザート。ケーキ、パフェ、タピオカなど、迷いに迷って選んだのは、抹茶のガトーショコラ(380円)。「コノミ」の文字が入った手作りクッキーがアクセントです。抹茶の濃厚な風味に、あんこがピッタリでした。 ※2020/1/30追記:抹茶のガトーショコラの価格に間違いがありました。正しくは380円です。訂正してお詫び申し上げます。 「お客様の「わあ〜!」という顔を見るのが何より嬉しい」と話す店主の守谷さん。「山の中(笑)まで来ていただくのだから、何かほかには無いものを」と、酵素玄米をはじめ、おかず盛りだくさんのプレート、見た目にも楽しいスイーツ等、ユニークなメニュー作りに力を入れています。 メニューいろいろ。コノミFacebookより拝借しました ちなみに、もともとは玄米が苦手だったという守谷さん。札幌のカフェで酵素玄米に出会ってすっかり美味しさに惚れ込んでしまったそうです。 SNSで話題のアイテムも! 楽しい雑貨屋さん さてランチの後は、雑貨ショップを探索。札幌、苫小牧、室蘭など道内の作家さんのハンドメイド作品を中心に、選りすぐりの商品が並んでいます。珍しいお茶やグラノーラ、化粧品など、面白いアイテムがいっぱい。 テイクアウト用の焼き菓子も販売しています。上画像は「メロンパンマフィン」(240円)。表面はサクサク、中はしっとり・フワフワ! 水曜限定の「カヌレ」も人気です。 こちらはインスタで話題となっている江別在住@savonchie(ちえこさん)の手作りコスメ。近隣ではおそらくこちらでしかお目にかかれない大注目アイテム。手作りで数に限りがあるため、入荷状況など詳細はお店にお問い合わせを。 ランチと雑貨、一度に楽しいお店ほうもんでした。まだまだ寒い日が続きますが、おいしいものを食べて冬を元気に乗り切りましょうね! からだよろこぶおうちごはん。コノミ雑貨co-no-mi北海道室蘭市増市町1-7-27090-6877-8609※ 予約の方優先。会食やお急ぎの際は電話予約がおすすめです。カフェ 11時30分~16時(ランチラストオーダー14時30分)雑貨 11時~16時(←冬季営業時間。3月~10月は17時までオープン)定休日 日曜・月曜最新情報は下のリンクからどうぞ↓https://www.facebook.com/conomi0715/ ※ メニュー、価格等は取材時の情報です。変更になる場合があることをご了承ください。(取材2020年1月)
むしゃなび編集部
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06/17(日) 農家のクレープ!坂元農園【直売所めぐり】
夏本番を前に、このところちょっと肌寒い日が続いています。いわゆる蝦夷梅雨、なのかな?ちょっとどころじゃなく、朝晩ストーブをつけたくなる、なんていう日もあるほどですが、畑の方では野菜がぐんぐん育っているようです!いよいよ夏野菜が出回りはじめ、近隣の直売所も続々とオープンしています。 そこで夏のお楽しみ、農家さんの個性が光る直売所巡りに出かけました。 今回はこちら! 伊達市関内の坂元農園直売所です。この春、突如「クレープ」の看板が登場してから、粉もの好きとしてはとても気になっていたのです。 野菜の販売コーナーの横にクレープショップが。イチオシは、ずばり「特製野菜クレープ」!坂元農園のとれたて超新鮮野菜とひき肉がたっぷり入ったお食事系クレープです。ほかにお豆など、スイーツ系でも自家製食材を使ったメニューががありました。 「おまたせしました〜」と手渡されたクレープのずっしり感。とにかく、野菜の存在感がすごい!はみ出しそうに元気いっぱいなレタスの中に、ブロッコリーとトマトが隠れています。 レタスで中が見えない、、、お肌じゃないけど、ハリが違いますね!歯ざわりもしっかりして、食感もいいし食べ応えありました。生地は北海道産小麦100パーセントで手作りです。 お天気のいい日は青空の下、お店の前のイートインスペースで食べられます。それから、ちょっと歩くと「セコム」という名前のかわいらしいポニーを見ることができます。 セコム、お昼寝していましたが、近づいたら起き上がってきました。柵の横に椅子があるので、ここで食べてもいいかも。 クレープを食べて、野菜を買って、ほんの少しの時間でしたが、とっても癒されました。野菜の力はすごい、やっぱり直売所って楽しい! 坂元農園さんのクレープは、土日祝のみオープンしています。入り口に「関内クレープ」の看板が出ているかどうかチェックしてね。 坂元農園 北海道伊達市西関内町152-7 0142-25-3221 ★道道519号線沿い。入り口に「直売所営業中」の看板がでています。
むしゃなび編集部
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04/08(日) ローカルなおやつ。松月堂のクリームパン
今日は懐かし系のローカルおやつを紹介します。全国のクリームパン好きに食べてほしい松月堂のクリームパン!ウロコやAコープなどスーパーで売っています。 80年代に子どもだった私は、パン屋さんで一番好きなのがクリームパンでしたが、すっかり懐かしい食べ物になりつつある気がする今日この頃。 このクリームパンのすごいところは、 ①手に持ったときのずっしり感②クリームの固さ ご覧の通り、イマドキなとろ〜りクリームでは全然ありません!もう餡に近い感じ。どっしり。ずっしり。端までたっぷり詰まっています。この惜しみない感じがたまりません。そして安い。。 ダイエットや糖質制限してる人はぜったい食べれないだろうな〜。でもクリームパン愛好家にはたまらないはず!! スーパーの松月堂コーナーには、アンドーナツとか、豆パンとか、ジャムパンとか。昭和な香り漂うラインナップのパンたちが並んでいて、ついつい立ち止まって手にとってしまいます。 平成が終わっても生き残ってほしい、とひそかに思う、懐かしおやつでした!
むしゃなび編集部
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11/22(金) 【あの人に会いに】二人三脚で支えていく [ 宇川 勝哉 さん / 豊浦 ]
むしゃなびエリア(胆振・虻田地区)にて 会いに行ってみてほしい、地域を盛り上げる ”人” に フォーカスする企画、『あの人に会いに』。 今回は豊浦町で印刷業を営む、有限会社さんおん 専務の宇川 勝哉(うかわ まさや)さんです。 あの『海産総選挙』ポスターの作り手! 先日行われた衆議院選挙、その期間中に豊浦町で同時開催し注目を集めているのが、こちらの『”海産”総選挙』。噴火湾とようら観光協会が、衆議院の解散・総選挙にあわせて行っているもので、今年が3回目。恒例となり、衆議院の解散が決まると豊浦町はザワザワし始めます。 令和6年度、この海産総選挙のポスター類を全面制作した方こそ、今回ご紹介する宇川勝哉さんです。 「ポスターは(観光協会の担当者)岡本君が原案を持ってきて、二人で作っていく感じ。自分の作品というのはおこがましい……岡本君の作品だと思ってる」 同い年だという二人、夜な夜な案を出し合って作っているそうです。 ウニ「やめよう!”ちくちく”言葉。”トゲ”のない社会をめざして」 ボタンエビ「”かけ違い”のない世界へ。”エビ”デンスならあります。」 鮭「3年越しの想いを”ハラス”」…… 凝ったダジャレがこれでもかと盛り込まれた鮮魚公報。そのこだわりの多さは、読者が気付ききれないほどです。 「前回、令和3年度の時にツイッター(現X)でたまたまバズってくれて、ネットで盛り上がってくれたのが本当に嬉しかった。テレビでも取り上げてもらって『文章がセンスの塊』って言ってもらえたのは凄く嬉しかったね」 そんな喜びの反面、回を重ねるごとにハードルが上がっていき、ボツになっているネタも結構あるんだとか。 『海産総選挙』が話題になった理由のひとつは、パロディとしての忠実さではないでしょうか。実は、ポスターのみならず選挙に関するあらゆるコンテンツが存在しているんです。さきほどの『”鮮魚”公報』(『選挙公報』)の他にも、開票速報やニュース速報の画面、さらには開票後の新聞『”豊スポ”(豊浦スポーツ)』まで存在しています。 「前回(令和3年度)の時に、最後に開票結果の新聞も作ってほしいと言われて、開票日1日の納期だから最初は一度断ったんだけど……。でも、急な依頼にも応え、”タイ”(鯛)!!」 そうして無理をしながら誕生した『豊スポ』ですが、この本当にありそうな新聞が評判となり、今ではパロディ新聞の依頼が来るようになったそうです。用途は社内報や広告などで、内容も様々!”それっぽく”はあり、でも忠実に再現しすぎずちょっと崩す、この塩梅がこだわりとのこと。オリジナル新聞を作ってみたい方はぜひ『さんおん』へ。 このように今では主にデザインや印刷の仕事を担当されている勝哉さんですが、実は、はじめから家業を継いでいたわけではありませんでした。勝哉さんのストーリーをご紹介します。 プロレスラーになりたかった! 勝哉さんは 『さんおん』 の三男として誕生。長女、そして双子の兄がいる四人姉弟です。『さんおん』は勝哉さんの祖父から続いている印刷会社で、現在は企画・デザイン・映像制作・印刷を手がける総合印刷会社です。会社は豊浦町の山方面と呼ばれる大和地区にあり、元喫茶店の社内は現在も町の社交場として健在しています。 2歳年上の双子の兄たちと3つ子のように育ち、ジャッキーチェンの映画やプロレスを見るのが大好きでした。双子の兄が高校に進学し、そこで『格闘技同好会』(※ 顧問の先生の関係で名前は『少林寺拳法部』)を創設。勝哉さんも格闘技同好会に入りたいという一心で、同高校に進学、部長を務めました。 充実した高校生活を経て、卒業後は札幌の格闘技ジムに通うことを決意します。 「本当はずっとプロレスラーになりたかった。でも高校一年生のときにプロレスラーはスクワット1000回するって聞いて、やってみたら700回しかできなくて。プロレスラーにはなれないなって(笑)。 身長も足りないし……」入門テストが厳しいプロレスの世界。格闘家からプロレスラーに潜り込む道があることを知っていた勝哉さんは、まずは格闘家を目指すことに。 様々なバイトを経験しながらジム通いの生活を数年。バイトはゲーム制作会社、ヒーローショー、郵便局の配達……等々、幅広い業種を経験しました。しかし22歳の頃、急にバイトに受からなくなったことをきっかけに、実家に戻ることを決めます。 デザインを始めたきっかけは 『とわにー通信』 実家に戻り、家業を手伝うことにした勝哉さん。「当時はパソコンが出始めた頃。デザインも何もできなくて、本当にただのお手伝いだった」そんな生活を数年続けたのちの2006年、29歳の頃に転機が訪れます。 「とわにー(豊浦町の地域交流センター)の管理人をやらないかと声をかけてもらったんだよね。その時に、『”とわにー通信”を作ってほしい』と言われたのが全てのはじまり」 2ヶ月に一回、町の全戸に配布される広報と共に配られるおたよりを発行することになりました。「その時、全力でやって。そこで初めてイラレ(illustrator:グラフィックデザインソフト)を触って、段々使えるようになっていったんだよね。わからないことはお兄さんに聞いて教えてもらったりして」 『とわにー通信』をきっかけに、さんおんでも段々と印刷だけでなく、データを組んだりデザインしたりと幅を広げられるようになり、”お手伝い”から卒業。実働できるようになり、後に専務となりました。 『とわにー通信』は無くなってしまいましたが、勝哉さんは現在もとわにーの管理人を続けています。町の子ども達の多くは、勝哉さんのことを”とわにーのお兄さん”として知っているはず。「とわにーで毎日顔を合わせていた子どもたちが大人になって、また会いに来てくれたりするんだよね。それは嬉しいよね!!」 反面、最近子どもの利用が減り寂しいという話も。(『とわにー通信』が無くなったからなのでは?!)また、とわにーが子ども達で溢れ返る日が来てほしいですね。 「プロレスで人生を学ぶ!」 お話を伺っていると、どの相手に対しても謙虚にリスペクトを示すところが印象に残りました。 「自分以外、みんな、どんな人でも先生になり得るっていう教え*が少林人拳法にあって。相手は絶対に自分より優れているはずだと。腹が立っても、『それは俺にはできない、すげえな!』って言ってみると、まぎれるというか。いろんな問題を見ていても、お互いにリスペクトしていれば、こじれないのにな、と思うことが沢山ある」 *『我以外皆師』:自分以外、皆師である。相手から善悪どちらを受けても学べる人間になる。 このような学びは少林寺拳法から得たそうですが、「人生を学ぶのはプロレス!」だそうです。 『とわにー通信』を作っていた頃は「担当者が笑ってくれることが一番嬉しい」、『海産総選挙』では「まず岡本君を笑わせたいと思って作ってる」、そして、実兄とずっと一緒に働いているのにとても仲が良い。二人三脚で支える側として応えていく勝哉さん。格闘技でありながら、二人一組でつくるエンターテイメントともいえるプロレスと重なって見えました。 「プロレスで人生を学ぶ!」そんな話がしたいプロレスファンの方、ぜひ『あの人に会いに』行ってほしいと思います。真狩~豊浦町方面を行き来する際には、現存する古き良き町の社交場『さんおん』に寄ってみてくださいね。 __________________ 印刷も写真もドローン撮影も 地域をまるっとデザイン さんおんデザイン 〒049-5402 北海道虻田郡豊浦町字大和144-1 有限会社さんおん \オリジナル新聞などのご相談もぜひ/ TEL 0142-86-1234 FAX 0142-86-1218 __________________
misaki
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09/22(土) だて食のフェスティバルで食べ歩き!
三連休初日の9月22日(土)、「だて食のフェスティバル」に行ってきました! 伊達、室蘭、洞爺湖など近隣地域をはじめ、北海道各地からおいしい食べものが大集合するおまつりです。昨年の来場者は2万人という秋のビッグイベントで レッツ・食べ歩き〜! 「食フェス」人気の2大バーガー。 初日のお昼頃の会場。いい〜においがあちこちから流れて来ます。今回は40近い出店者による自慢の味の競演。たくさんあるので迷ってしまいますね。実行委員会に例年の人気メニューを伺うと、 別海ジャンボホタテバーガー 白老和牛デミバーガー 別海町と白老町のご当地バーガーが、ここ数年の一番人気のようです。まずはホタテバーガーから行ってみましょう〜。 別海ジャンボホタテバーガー 700円(別海町地域活性化協議会) 新・ご当地グルメグランプリ北海道3連覇、とっとりバーガーフェスタ2年連続日本一を獲得したバーガー。カラッと上がった春巻き生地の中にプリプリのホタテが閉じ込められています。ガブッと食べると肉汁がジュワ〜。 ホタテの味もさることながら、パンが美味しくてびっくり。自然な甘みとふわふわ感がホタテにとっても合うんです。お店の方によると、水を使わず別海の牛乳で捏ねて作っているパンだということです。聞けば聞くほど、別海町を訪ねてみたくなりますね! 続いて、白老牛バーガー。 白老和牛デミバーガー 600円(ななかまど) 道産小麦を使用したバンズに特製白老和牛ハンバーグをデミソースで絡めて挟んだご当地バーガー。たっぷりのソースに白老牛のふっくらハンバーグがボリューム満点です。お肉の味わいが深い・・・やはり白老牛だな、と噛みしめました。こちらもこだわりのパンがおいしい! たまたま2つともさくっと買えましたが、振り向けばこの通り、行列が。でも、並ぶのもイベントの醍醐味ですよね! 地元だてのおいしいもの! 12時を過ぎてステージには、アントキの猪木さんが登場しました。この日ちょっと風が強い天候で、若干出足が遅いかな、という午前中でしたが、猪木さんの登場で一気に盛り上がって来た会場です。 それにしても、本当にいろんな食べ物があるので目移りしてしまいますね。。やっぱり気になるのは地場産食材を使ったメニュー。というわけで、地元・だて周辺の食べ物を探して会場を歩いていると、 あらっ!「おいしいもの」と同じくらい目立っているお店が。 『次は俺達ががんばる番だ!!』Tシャツ姿で元気いっぱい営業中のホテルローヤルの皆さんでした。 ファン熱望の激旨カレー 650円 シェフ特製「ファン熱望の激旨カレー」は唐揚げ、ハンバーグ、ホタテフライの3種類。スタッフさんイチオシの黄金豚ハンバーグをいただきました。コクがあってまろやかな本格洋食カレーです。絶妙な辛さがクセになる味。伊達武者弁当・帆立ごぼう飯もおいしいですよ〜。 支配人・磯辺大輔さんの人気ブログ「ホテルマンの幸せ」はこちらから! 続いて、牧家へ。スイーツも見逃せませんが、今回はイベントでしか味わえない「カチョカバロチーズのステーキ」をいただきます! こんがりと焼いて中はとろ〜り溶けたチーズにブラックペッパーをぱらり。 カチョカバロのステーキ 350円 はー、しあわせ〜。焼くと旨味が一段と増しますね。これは・・・もう絶対、ワインが飲みたくなります! 「カチョカバロの食べ方はいろいろありますが、シンプルでおいしいのがステーキです!」とお店の方が話していましたよ。ポイントは焼き加減です。お試しください :-) その、牧家のチーズをふかふか生地に閉じ込めた「第2ふみだす」の豚まん「生ハム&チーズ」。生ハムもチーズも伊達産という贅沢な豚まん! チーズと生地のもちもち感がすごいです。普段は道の駅で販売中。 結構、いやかなりお腹いっぱいになって来ましたが、やっぱり甘いものも食べないと! 「削りいちご」というスイーツを見つけました。ふわふわに削ったいちごにコンデンスミルクをたっぷりかけたヘルシーな一品。このいちご、関内産のものを使用しているんですよ。いちごの赤が花びらみたいで可愛いですね。甘酸っぱさがミルクの甘味で一層ひきたって、本当においしかったです。 以上、食を大満喫した秋の一日でした。残念ながら天候の影響により、初日は14時30分で終了となりましたが、2日目ははいいお天気になりますように! ご家族やお友達と出かけて、わいわい楽しんでくださいね〜。 2018だて食のフェスティバル 開催日:2018年9月22日(土)・23日(日) 時 間:22日(土) 10:00~17:00 23日(日) 10:00~15:00 場 所:だて歴史の杜 芝生公園特設会場 住 所:北海道伊達市松ヶ枝町34 詳細・出店者はこちら https://so-ra-mi.jp/events/event/2018922-2
むしゃなび編集部
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10/13(水) 町の思い出作りお助けマン登場〜!「V&Eリメイクサービス」
住宅街を歩いていた先月。 ふと見つけた個人のお宅に掲げられたこの幟。 「むむむ? なんだろう?」 と正直、訝しげに見ていました。 そしてその1ヶ月後、まさかこちらとご縁が繋がるとは、その時まったく思ってはいませんでした。 それはある1本のVHSビデオテープから始まりました。 このビデオテープをどうしてもDVDにダビングをしなければならず、しかも急いでいたのですが、インターネット上で調べる限り、どこも30~60日くらいかかる・・・。 どうしよう・・・ と悩んでいた時に思い出したのがこちらの幟でした。 一か八か聞いてみよう!と、思い切って電話をしてお会いしてみると、なんと「え? この人お会いしたことがある!」という方だったのです。 きっと皆様もお子様の運動会などでご存知のお顔のはず! 「V&Eリメイクサービス」の代表 朝倉一二三さんは、実は今年閉店をされてしまわれた老舗のカメラ屋さん「ヒラマツカメラ」さんで勤務されていました。 半ば半信半疑で問い合わせをしたことを大いに反省しました。 ヒラマツカメラさんにおいて、40年も勤め上げた方なのですから間違いありません。 もちろん直ぐにダビングをお願いしました。 するとなんということでしょう! ネット情報では30~60日かかると書かれていたダビングを、わずか1日で仕上げてくださいました。 もう驚きと喜びで一杯でした。 まさにお助けマン!! V&Eリメイクサービスさんは、ご自宅の一室において2021年9月に始められたばかり。 「会社を退職したら、こじんまりダビングやビデオ編集を続けていきたい。」 そう考えていたと朝倉さんは話してくださいました。 そしてこんなお話も。 「子供の頃から手先が器用で、細かい作業が好きでした。 とにかく作るのが好き。映像を観たり、撮るのが好きなんです。」 なるほど…。 今のお仕事は “ 好き ” の延長線上にあったのですね。 カメラや小物・プラモデルが美しくディスプレイされているのを拝見すれば、「きっと丁寧なお仕事をしてくださるはず」と安心します。 たしかに、お部屋を見回すと精巧に出来たプラモデルが飾られていました。 お仕事をされる上で、一番大切にしていることを伺ってみました。 「お客様との信頼関係のための守秘義務の徹底です。例えば、ビデオテープをDVDにダビングさせていただく時など、当然内容を拝見することになります。 お客様のプライバシーに関わることに触れる場合もあります。 それをお守りすることが、この仕事させていただくにあたって絶対的にお約束しなければいけないことだと思っています。」 色々な機材や部品類もきちんと整理されています。お人柄が表れますね。 モニターが並びます。 保育所の運動会のDVDが準備されていました。 そして、もう一つ。 「ビデオ編集の場合は、ご依頼者様との打ち合わせを大切にします。 ご本人にとっては大切な想い出だったりもしますので、ご依頼者様と製作者に想いのズレが起こらないようにするためです。」 40年のキャリアをお持ちでも、勘だけに頼らず、想いのすり合わせをすることを大切だと思っていらっしゃることを知り、より安心感が増しました。 今後のご予定としての構想はたくさんお持ちなのだとか。 「今はまだ公表段階ではないです。」 そうおっしゃっていましたが、相談には色々と応じていただけそうです。 まずは、「ビデオテープをDVDにしたい!」と思っていらっしゃる方には絶対的にオススメします。 職人気質の朝倉さんのお仕事に、きっと満足されることと思いますよ。 ―V&Eリメイクサービス情報― 代表 朝倉一二三 住所 〒052-0032 伊達市山下町270-27 電話 090-2073-4780(朝倉) 営業時間 10:00~18:00 定休日 火曜日 *外出されていることもありますので、まずはお電話を。 記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年10月)
Rietty
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10/15(金) アートで楽しむまち歩き!ムロランアートプロジェクト2021
旧市街地のレトロな街並みで知られる室蘭駅周辺で、アートとまち歩きを楽しむイベントが10月9日から始まりました。 ムロランアートプロジェクト(MAP)。 室蘭の歴史的建造物が期間限定のアートギャラリーに大変身!10月31日まで土日限定で観覧できます。 初日の10月9日(土)に遊びに行ってきました。 まずは本部のある旧室蘭駅舎へ。公式パンフレットが配布されています。 この黄色いパンフレットがまち歩き「MAP」として、道案内をしてくれます。 さっそくまち歩きスタート! 旧室蘭駅舎には室蘭出身のアーティスト・中村岳さんのインスタレーションが展示されています。 初日のこの日、公開製作が行われていました。完成まであと少しというところの製作風景です。 明治45年に建造された旧駅舎の構内に、巨大な立体作品が次第に姿を現してきました。 鮮やかな赤茶色が室蘭の工場風景や鉄を彷彿とさせます。ドームのような不思議な形。設計図はなく、インスピレーションで形を作っていくのだそうです。 国内各地で活躍する中村さんですが、出身地の室蘭では今回が初の本格的な製作・展示となります。完成したインスタレーション、ぜひ生でご覧になってみてください。 続いて、千穐萬歳堂(せんしゅうばんぜいどう)へ。 大正14年に建てられた歴史ある倉庫です。入り口から佇まいというか、存在感に圧倒されました。こういう建物が保存されていることもすごいことだなあ、と思います。 中は改修され、ギャラリーとなっています。 1階は室蘭工業大学山田研究室のプロジェクト、2階は川上りえさんの造形作品が展示されています。木骨石造ということで、石の壁と木の骨組みが独特の雰囲気を醸し出していました。建物とアートのコラボレーション!美術館での展示とは全く違う味わいがありますね。 坂をのぼって次の会場へ。 景色を眺めながら気持ちよいまち歩き!会場間が遠すぎず近すぎず、程よい距離でコースが組まれており、お子さんから高齢の方まで、歩きやすいのがポイントです。 旧丸越山口紙店。こちらも大正時代の建造物です。レンガの壁からロマンの香りが漂ってくるよう!ゆっくり眺められるのは徒歩ならではですね。 古い調度品に溶け込むようにして、岩崎麗奈さんの写真作品が展示されていました。作品と建物、どちらも見応えがあります。普段は入ることができない建物だけに内部を見られる貴重な機会でもあります。 途中にカフェや飲食店が多くあるので、ランチやお茶を楽しむのもおすすめです。昔ながらの甘味処として親しまれる「すずや」に立ち寄りました。若者からマダムまで、幅広い年齢層の女性客が甘いものを楽しんでいました。 MAPにもおすすめリストが載っています。 室蘭プリンスホテルでは、10月8日〜10日の3日間限定でMAP連動企画として「中央町懐古展」が開催されました。来場者はホテルのクラシックな雰囲気の中、昔の写真や映像を楽しんできました。 さて、最後は中央町たのしま横丁(大辻医院跡地)へ。 初日のこの日、オープニングイベントとして大黒淳一さんによる音楽ワークショップが開催されました。街の音を録音して、音楽をつくる一日限りのスペシャル企画。地域の子ども達で賑わっていました。 音楽作りの様子。公式Facebookをご覧ください↓↓ ムロランアートプロジェクトは「室蘭の未来地図をつくる」をコンセプトに3カ年開催を予定しています。 プロジェクト代表の荒井純一さんは 「繁華街だった室蘭駅周辺をコンパクトに歩けるルートを制作しました。室蘭は普段気づかないポテンシャルがたくさんある街だと思います。アートや街歩きを通してそれを発見してもらえたらと思います。」 と話していました。 建物、まち歩き、アートと、いろんな切り口からいろんな楽しみ方ができるところが面白いな、と思いました。古い建物と現代アートがお互いに美しさを引き立てあって、新しい街の魅力が生まれ出てくるような、そんなワクワクする気持ちになりました。 芸術の秋、ご家族やお友達と出かけてみませんか。 各会場では入り口で消毒、検温、記名を行い、感染対策に配慮されています。 Muroran Art Project2021 2021年10月9日〜10月31日 土日のみ開催 12:00〜18:00 入場無料 ※MAPは旧室蘭駅舎で配布されるほか、公式HP(https://muroranart.wixsite.com/website)からダウンロードできます。 主 催 / Muroran Art Project 協 力 / 大町商店会、室蘭工業大学山田研究室、蘭歴建見会 後 援 / 室蘭市、室蘭商工会議所、室蘭観光協会、北海道新聞室蘭支社室蘭民報社、FMびゅー 助 成 /北海道開発協会助成事業 会 場・展示アーティスト :旧室蘭駅舎(MAP本部)中村 岳 | 千穐萬歳堂(海岸町3-2-6) 川上りえ 室蘭工業大学 山田研究室 |旧丸越山口紙店(海岸町2-5-8) 岩崎 麗奈 | 中央町たのしま横丁(中央町1-2-7):大黒 淳一 (10.9日のみ) 詳細・最新情報はこちらからどうぞ ムロランアートプロジェクト muroranart.wixsite.com/website Facebook
むしゃなび編集部
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04/24(水) 【あの人に会いに】行動あるのみ! [ 星明子さん / 豊浦 ]
むしゃなびエリア(胆振・虻田地区)にて 一度は会いに行ってみてほしい、 地域を盛り上げる ”人” にフォーカスする企画をスタートします! 【あの人に会いに】vol.1 初回は [ 豊浦町 ] から ”星の実ファーム” の 星明子さん です。 まずはじめに、明子さんを知るための3つの質問! 明子さんは、豊浦町礼文華にて ”星の実ファーム” を夫婦で営んでおり、主にイチゴとブロッコリーを生産しています。 2021年に新規就農、農業に奔走する傍ら、イベント等ではサンキャッチャー作りや糸掛け曼荼羅のワークショップを出店する一面も。過去にイベントを主催していた経験もあり、話し合いの場ではいつもアイデアマン!マルチに活躍されている明子さんの人生ストーリーを伺います。 北海道へUターン、子育てママたちとイベントを開催 明子さんは北海道池田町の出身。岩手県の高校、東京の専門学校と道外に進学。高校時代のボランティア活動がきっかけとなり、特別養護老人ホームで介護の仕事に就きました。 東京で就職し10年以上都会で暮らしましたが、北海道への想いは変わらずにありました。「帰省するときに飛行機の窓から見える十勝の景色、パッチワークのような広大な畑と、日高山脈に毎回感動していて……」30歳のとき、北海道へ戻ることを決意します。 北海道らしい仕事がしたい!と、酪農や畑作を経験したり、接客業に惹かれて飲食店で働いたり……。 そんな中、夫の雄介さんと出会い、結婚。転勤で移った浦河町が、明子さんにとってターニングポイントとなりました。 「女の子を出産して育てるうちに、なかなか好みのヘアアクセサリーが見つからず、自分で作るようになって。そうするとハンドメイド好きのお母さん方と繋がっていって、そんなママたちとイベントを開催したの」 会場にはなんと駅を利用し、イベントは大盛況!回を重ねるにつれてどんどん大きくなり、人気イベントとなりました。 「移住者で、地域のしがらみも何も知らないからこそ、無鉄砲に始められたんだと思う」 明子さんはそう言いますが、何も知らない移住先でイベントをゼロから作るなんて、誰にでもできることではありません。 「今すごく波に乗ってる!今ならいける!っていうとき、あるよね。”楽しそう”という気持ちだけで、自分の直感を信じて突き進んでた」 明子さん自身、なんと生後一か月の長男を抱えていたというので驚きです。 ”良いタイミング” だけでなく、そんな明子さんのエネルギッシュな姿が人々を惹きつけたのでしょう、周りのママたちを巻き込んでいきました。 「仲間と一緒に、それぞれが得意なことを発揮して作っていく、ということに喜びを感じてた!」 この経験から、自分の不得意なことは人に任せられるように。仲間と一緒だと大きな物も作り上げられる、大切な成功体験となりました。 『行動あるのみ!』 まずはやってみる そうして様々な経験を重ねた浦河町も転勤で離れることとなり、岩見沢市、札幌市へと移ります。そして2018年、夫の雄介さんが退職して農家になることを決心し、豊浦町に移住します。 「農業研修生の時に農業関係の人からよく言われていたのは、旦那さんが農家になりたいっていうのを、よくOKしたよねって。世の中で農業やりたいって思っている男の人は沢山いるけど、大抵は家族の了承が得られなくて諦める人が多いんだよと。」 安定した仕事を捨ててまで農家になるということ、そしてそれ以上に、大変だとわかっている農家という仕事に奥さんも一緒に就くということ。 「自然豊かなところで暮らしたいと思っていたし、畑仕事は嫌いじゃないし、やってみよう!くらいな感じで……今思えばだいぶ楽観的だったんだよね」 明子さんのモットーは、『行動あるのみ!』 行動することで、良いことも悪いことも沢山経験できる。諦めずにやりきることが成功に繋がる。浦河町での経験が、現在に活きています。 「とりあえずやってみよう!って。行動しなかったら何も見えてこない。”行動して飛び込んでいく” っていうのが、好きなんだよね」。 そう朗らかに笑う明子さんに、こちらまでエネルギーを貰います。 ”やり遂げた後の景色” を見てみたい —好きなことが沢山あると、どれも中途半端になってしまう……。 好奇心旺盛な人なら誰しも一度は通るジレンマではないでしょうか。明子さんも、サンキャッチャーづくりや糸掛け曼荼羅をはじめ、好きなことは沢山ありました。かといって、”これ一本で生きていく!” と言えるまでの思い入れはない……。 「一生かけてやる、という覚悟を持てるものが今までなかったんだけど、今は ”農業をひとつやり遂げる" そこで見えてくる景色を見てみたい、というのがあって」 しかし、大変なことや乗り越えなければならないことは山ほどあります。新規就農の大変さ、農業と生活との両立、夫婦で一緒に働くこと……苦しくなったり逃げたくなったりすることも多々。 「でも、自分で決めたことだから逃げたくない、自分に負けたくない」 自称負けず嫌いの明子さん、まだ見ぬ景色を見る日まで走り続けます。 美味しさで選んでもらえる農家に 豊浦ではまさに今、いちごのシーズンが始まりました! 星の実ファームのいちごは化学肥料・化学農薬不使用、健康的な土づくりを心がけています。そこには、子ども達に食物アレルギーがあったことで沢山悩んできたという背景がありました。食についてとことん学び、多くを知った明子さん。 「まず安心・安全、その上で、『美味しさで選んでもらえる農家』になりたい。美味しいって喜んでくれるお客さんの笑顔、今はとにかくそのために頑張ってる」 直売所は既にオープンしており、例年6月いっぱいまで。豊浦町は札幌ー函館の中間地点、キャンプ場もありますよ。ぜひ、元気ハツラツ、素敵な笑顔の明子さんに会いに行ってみてくださいね! 【 星の実ファーム 】 ~いちごをお求めの方は~ \明子さんに会える/ ▶ 直売がオススメ! 北海道虻田郡豊浦町礼文華403-4 インスタグラム{明子さん発信! DMで取り置きできます。 ▶ オンラインショップBASE ▶ 各ふるさと納税からもお求めいただけます。 国道37号線からは、真っ赤な看板が目印です!
misaki
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03/01(金) 確固たる想いを洞爺湖で実現させたい! 〜『湖の膳舎 なかむら』 和食職人 中村 悠佑氏〜
2023.4.25 OPEN以来、ずっと気になっていた方をようやく取材することができました。 今回の主人公は『湖の膳舎 なかむら』代表 中村 悠佑さん 千葉県出身、東京都育ち、1児のパパです。 “ My洞爺湖! “ そんな勘違いをしてしまいそうになる景色。 広い窓いっぱいに洞爺湖が見渡せる贅沢空間にその店舗は存在しています。 和食職人と言うと、中学校を出て直ぐ料理の修行をするようなイメージがありましたが、中村さんは和食職人としては珍しい大卒者です。 「本当は、高校を出たら直ぐに飲食業につきたいと思っていました。早くこの世界に入りたかったのです。けれども、親の説得を受けて大学へ行くことになりました」。 とにかく飲食業が好きだった中村さんは、高校一年生の時からファミリーレストランやイタリアンレストランで、大学に入学してからは居酒屋でアルバイトをする日々でした。 「大学では文学部に所属していました。 実はあるリース会社に就職も内定していました。 でも、居酒屋でアルバイトしていた時に感じた、お客様が料理とお酒を楽しんでいる雰囲気がとても好きだったという気持ちを捨てきれず、どうしても飲食業への道が諦められず、その会社を断ってしまいました」。 そんな中村さんが大学卒業後に選んだのは調理師専門学校への入学でした。 「最初はフレンチ志望でした。 かっこ良く見えたんでしょうね。 授業では、和・洋・中をそれぞれ学ぶのですが、授業の中で試食をした時に体にも舌にも自分は和食に向いていると実感しました」。 専門学校卒業後、中村さんは赤坂や新宿の料亭で働き始めました。 修行時代の始まりです。 「就職して初めて飲食業の本当の厳しさを知りました。 労働環境は劣悪でしたよ笑 勤務時間は07:00~25:00 休みの日も糠床をかき混ぜるために出勤していました。 それでもそれほど辛いとは感じなかった。 修行時代を6年ほど過ごし、独立を決めました」。 29歳の時に独立を決めた中村さんは、東京中野の駅前に店舗を構えました。 30席もある店だったそうです。 “ この人みたいになりたい! と憧れる人はいない “ ときっぱり言い切った中村さん。 どこかで聞いたことがある…と思ったら、大谷選手が言った言葉でした。 「え?彼もそんなことを言っていましたか」。と、ご存知なかったご様子。 「修行時代、味付けはさせてもらえませんでした。味付けは最高の位置にいる人の仕事ですからね。 だから、味覚のトレーニングと料理の独自の研究は常に怠りませんでした。 自分の味付けは自分の店を始めてから学びました」。 なるほど。 以前、ある方から、洗い物をする時に鍋についたものやお客様の皿を舐めて味を覚えたという話を聞いたことがありましたが、やはり料理人の世界は厳しいのですね。 「妻は自身で店を持つことを夢に持ち割烹料理店で修行しており、2人で店をスタートしました。東京のお店は住宅街のひっそりとした場所で始めましたが、そこの住宅街にお住まいのお客様はもちろん、近隣の会社様の接待の需要も有り様々なお客様にお越し頂いておりました。その店は、12年間営んでいましたが、北海道行きを決め2023年1月31日に閉じました」。 きっと惜しまれつつ閉じられたのだと思います。 それが証拠に、その時のお客様が東京から洞爺湖までお食事にいらっしゃると言います。 「中村が洞爺湖に店を出したらしいと聞きつけた中野の割烹料理屋時代のお客様がわざわざ来てくださいました。 本当にありがたいです」。 「ところで、何故、洞爺湖を選ばれたのですか?」 「妻の美佳が北斗市出身なのです。いま娘は3歳なのですが、子育ては自然豊かな北海道で育てたいと予々考えていました。そういう視点で北海道を旅した時に、洞爺湖がとても気に入りました。移住するならここが良いなと。でも、果たしてここで商売が成り立つのか? とても不安でした」。 そんな心配を余所に、オープン直後から多くの客様が足を運ぶ店となりました。 「雑誌の「Poroco」や「Ho」に掲載されたことは大きな宣伝になり、とても感謝しています。 札幌圏の方も来てくださるようになりました。ですのでお陰様で夏は順調でした。でも、冬が心配だった。ところが、今度はインバウンドのお客様もたくさん来てくださるようになりました。 シンガポール・タイ・台湾の方が多いです。 海外のお客様は積極的にGoogleにコメントを入れてくださいますので、それをご覧になったお客様がまた来てくださいます」。 予約専門のお店のため、来店者数に合わせて仕込みができるのも強みのようです(席が空いていれば飛び込みも受け付けてくださるそう)。 「どのお料理も素材の味が最大限に生かされていますが、取引先の生産者さんはどのように選ばれているのですか?」 「洞爺湖に引っ越してきたのは2023年の2月で、店のオープンは4月でしたので、野菜は根菜くらいしか手に入らない時期でした。お米は移住前から財田米を食べ比べ、宮内農園さんのお米を食べて「この美味しいお米なら洞爺でお店が出来る」と確信を持てました。宮内農園の佐々木ご夫妻には他の農家さんをご紹介頂いたり、自分達で道の駅で買って美味しかった農家さんにアポを取ってみたりとオープン前は奔走の毎日でした。出来るだけ地元の食材を利用し、地元の方にこんな美味しい食材が地元に有ったんだ!と再発見していただけるようなお店を作っていきたいです」。 特別なものを使うのではなく、地元の方がよく食べているものを使いたいという考え方は素敵だと思いました。 「地元食材を使いながらも、今まで無かった店、今まであまり食べる機会が無かった料理を、職人技で提供する店になりたいと考えています。 とは言え、いまは未だ試行錯誤の段階です。 地元の方に足を運んでいただくためには地域性も大切にしなければいけませんから」。 「ところで、お二人にお尋ねします。移住して良かったなあ〜と思う瞬間てどんな時ですか?」 「最高の食材がすぐ身近にあることが幸せです。 娘がのびのびと成長していると感じる時もまた移住して良かったと感じます」。と悠佑さん。 「洞爺湖を眺めながら大好きな温泉に入っている時です!笑」と美佳さん。 明るい美佳さんは早くも常連さんの人気者です。 「最後に目指しているスタイルがあればお聞かせいただけますか?」 「洞爺湖ならではの和食の店を確立したいです。この素晴らしい借景の中で、洞爺湖でしか食べられないものを提供したい。そのためにも、もっともっと洞爺湖のことを知りたいですし、洞爺湖の食材のことを研究したいです」。 そう力強く語った中村さんの元に、保育園から帰ってきた娘さんが「ありがとうございます!」と言いながらニコニコと現れました♡ ―湖の膳舎 なかむら 情報― 電話 080-9269-2578 住所 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉186-85 Instagram https://www.instagram.com/nakamura0321?igsh=MWR1bm9ieTBya28yNw==
Rietty
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03/22(木) ヒミツはスパイスにあり??オーラエレガンテのカレーにテイクアウト登場!
2018年7月追記 こちらのお店はパフェ(デザート)専門店にリニューアルいたしました!! 弄月町のカフェレストラン オーラエレガンテ。 ボリュームタップリのランチやパスタ、ピザ、肉料理などが人気のお店です。 昨年、常連のお客さんのリクエストによりグランドメニューに加わったという ピリ辛なカレー!! https://so-ra-mi.jp/archives/8282 店主が独自にブレンドしたスパイス香る、ウマ辛〜〜いカレーです。 そのカレーが、ちょっと前からテイクアウトで食べられるようになりました!! テイクアウト チキンカレー(中辛) 500円(税込) うれしいワンコイーン!! こちらのカレーの魅力は、ズバリ、 口に入れるとひと呼吸、いや一瞬おいて、サア〜〜〜ッと広がる辛味。 同時に鼻から「スパイシーーー」なのが抜けてゆくところ!! と思います! ただ辛いだけじゃなくてとっても「爽やか」なんですよね。 やはりスパイスの配合に秘密が??? 「激辛」系ではないですが、辛いのが好きな方、 また「カレーはインドとかネパールとかエスニックに限る!」という方も食べてみてほしいです :-D 割とさらっとしていて、ボリュームあるけど重くないです。かといってスープでもなく。 何を隠そう私もカレーは南インド派ですが、こちらのカレー大好きです。 (注:テイクアウトできるのはチキンカレーのみです。) それからディナーもおすすめですよ。 魚介のサラダや、野菜がこんもり盛られたおしゃれな一皿。これなんだかわかりますか? たっぷり野菜の下は・・・はいっ。ジューシーなステーキでした。 おしゃれな一皿も堅苦しくなく、気軽に楽しめるのがまたいいですよね。 宴会コースもあり! カフェレストラン オーラエレガンテ 北海道伊達市弄月町15-5 TEL: 0142-22-6336 営業時間:11:30-14:30/17:00-21:00 定休日:毎週水曜日・第2火曜日
むしゃなび編集部
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02/23(土) 歌のちからで元気に「ゴスペルコンサートin北湯沢」本番に向け練習中!
3月2日(土)に大滝の「きたゆざわ 森のソラニワ」で復興支援ゴスペルコンサートが開催されます。大滝区在住の音楽講師・橋本こずえさんが2001年から主催するゴスペルクワイア(聖歌隊)に、地元大滝からも参加者が加わり、総勢20~30名の華やかなステージとなりそうです。 橋本こずえさん/新冠町での復興支援コンサートにて(2019年2月15日) もともと日高管内を中心に活動していた橋本さんですが、数年前に結婚を機に大滝に移住し、この度、地元でコンサートを企画しました。 開催にあたって、大滝からも出演者を募ったところ、地元のカラオケ名人や歌好きな住民が参加することになりました。ゴスペルは初めて、という方がほとんどです。1月末から週一回程度のワークショップを通して練習を重ねてきました。 2019年2月2日(土)、3回目となる練習にお邪魔すると、室内に入る前から、美しいハーモニーが・・・!! とっても楽しそうに歌っていましたね。この日はクワイアーのメンバーが数名、指導に駆けつけていました。それにしても、まだ3回目と思えない歌声と熱気にびっくり。 何より印象的だったのは、小柄な橋本さんの明るく澄んだ歌声とポジティブなエネルギーです。私もすっかり真冬の寒さを忘れ、気分は春! テンションが上がりました〜。 新冠町での復興支援コンサートの様子(2019年2月15日) 「歌のちからで北海道を元気に!」がテーマのゴスペルコンサート。ご家族やお友達と楽しんでみませんか? ※ コンサートの収益の一部は、胆振東部地震の義援金として寄付されます。 【2/24訂正】新冠町でのコンサートの開催日に間違いがありました 。訂正してお詫び申し上げます。 (正)2月15日 復興支援ゴスペルコンサートinきたゆざわ森のソラニワ 開催日:2019年3月2日(土) 時 間:16:00~18:00 会 場:伊達市大滝区北湯沢温泉町300-7 きたゆざわ森のソラニワ内チャペル 入場料:1,000円 小学生以下無料 チケットのお申し込みはお早めに! 申込み・問合せは下のリンクからどうぞ。 https://www.facebook.com/events/356876418194589/
むしゃなび編集部
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05/10(金) 【食べあるき】牧家のモーニングプレート。
五月晴れの青空が気持ちのいい季節ですね :-) 連休明けの食べ歩きに、4月末よりスタートした洋麺茶屋牧家のモーニングに行ってきました。伊達周辺ではやっているお店が少ないだけに、「モーニング」と聞くとなんだかワクワクしてしまいます。 開店時間も1時間早くなり9時からオープンしています。いつも賑やかな店内ですが、平日の朝は割と静か。ランチとは少し違う素敵な雰囲気でした。 朝限定のプレート(594円)とコーヒー(プレートとセットだと216円)を注文しました。 スクランブルエッグとフォカッチャのシンプルなプレート。いかにも「朝!!」という感じのいい香りが・・・ :oops: 生クリームとバターでコクを出したスクランブルエッグはふわふわ&とろとろ。 これまたふわふわなフォカッチャ。牧家特製のカチョカヴァロチーズが贅沢にのっています。蜂蜜やジャムをつけていただくと、焼きたての香ばしさがたまらない! おいしくてヘルシーな朝ごはんを食べて、元気がモリモリ湧いてきました〜。 出勤前のひとときや、休日のブランチにいかがでしょうか? 私も今度は子供と一緒に来たいと思います。 モーニングメニューは9時から11時まで。また通常のパスタやピザのメニューは10時からオーダーできます。 洋麺茶屋 牧家 北海道伊達市梅本町57番地1の内 OPEN 9:00~26:00 モーニング 9:00~11:00
むしゃなび編集部
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12/22(土) 着心地ばつぐん。レトロな街のおしゃれ犬服SHOP「CHICK MATCH」
室蘭市中央町のロマン漂う商店街・・・ 「冬が似合う街並みだなあ〜。」 そんなことを考えながら、ぶらぶらと歩いていたら、なな、なんておしゃれな、わんちゃん! 思わず、こんにちは〜と入ってみるとそこは・・・・? はい、今回は、プロのパタンナーさんが営むすてきな犬服屋さんをご紹介します! おしゃれ! アトリエ併設の犬服ショップ。 大町商店会の入り口、小公園の斜め向かいに位置する「CHICK MATCH(チックマッチ)」の店先には、カラフルな犬用のお洋服がたくさん! 渋〜いアーケードの街並みにパッとお花が咲いたよう。 オーナーのヤマダエリさんは婦人服のパタンナー。「パタンナー」とは、デザイナーが作ったデザインをもとに、型紙を起こす専門職です。東京や札幌のアパレルメーカーに勤務するかたわら、犬服の世界を独自に追求、口コミやネットショップで大人気となりました。 その後、独立して一昨年の2016年にこちらに実店舗をオープンしました。 「いらっしゃい。」 迎えてくれたのは看板犬の松男(マツオ)くん。ヤマダさんの愛犬にして商店街のアイドル的存在です。 店内には、カットソーやパンツ、つなぎ、防寒素材のアウターからマフラーまで、いろ〜んなアイテムが並んでいました。人間も着てみたくなるほど、おしゃれでかわいい! そして手に取ってみると、とても肌触りがいいのです。 それもそのはず、ヤマダさんが会社員時代から付き合いのある生地メーカーから仕入れた上質な服地で製作されているのです。素材から配色、ステッチ・・・細部に至るまでこだりが。 ヤマダさんのものづくりの原点はアパレルメーカー時代の経験。 「先輩がいない状況だったこともあり、とにかく工場に足を運んで現場でいろんなことを勉強しました。大変でしたが、その経験が今につながっているな、と思います。」 一般的には、パタンナーが工場に出入りすることって、あまりないそうです。「いい仕事をしたい」という情熱のなせる技! 今年の秋冬コレクションのテーマは「Rock Star's Routine」。バンドマンの男の子みたいな、ロックでポップな雰囲気がカッコイイ〜。お店の一角にあるアトリエは、色とりどりの布地や糸、器具や機械でいっぱい。一番奥にあるミシンは、カットソーなどニット生地の縫製専用のもので、北海道には数台しかないとても貴重な機械なのだとか。 あっ! ニャンコもいるっ 猫のスネ男くん。服は、着てないですね・・・ 「猫はあんまり服が好きじゃないみたいで。でも、いつも松男を見ているからか、最近ちょっと興味が出てきたようです。」とヤマダさん。 「着心地も最高です。」常連のわんこさん。グレーをテーマにした昨年のコレクションをシックに着こなしていました。 さてさて、お話を伺ううち、すっかり日が暮れてきました。 好きなことを、思いっきり! 「ふるさとに帰ってきた、という感じは、全然ないですね。」 ヤマダさんは室蘭出身。同じ市内でも、生まれ育った東室蘭エリアと旧市街地のこちらとでは、全く雰囲気が違うそうです。 「アトリエを探して、道内のいろんなところを探していたのですが、なかなか見つからなくて・・・。たまたま帰省していた時に、以前から好きだった中央町のことを思い出して、そういえば、空いているお店が沢山あったような・・・と室蘭市の空き家バンクを調べてみたんです。何件目かで、ここに出会いました。」 こちらの建物は、以前はお弁当屋さんだったそうで、入居した当初は湿気がすごかったのだとか。服地のストックや機材を置かなければならないので、友人たちに手伝ってもらって大幅に改装し、湿気問題もクリア。でも、冬場はとても冷え込んだりと、古い建物ならではの不便なところもあるようです。 しかしながら、古さや不便さも楽しみながら暮らしている・・・そのパワーとセンスに感服しました! みんなが知っていてくれて、声をかけてくれて、すごくいい街だな、と思います。 こんな風に受け入れてもらえるとは、思っていませんでした。 「思いっきり好きなことがしたい」それだけで、商店街のこともよく知らないまま、飛び込んできましたから。 好きなことをして、自由でいること。それが一番ですよね! 仕事を愛し、人生を楽しむ。「ものづくりの街、室蘭」にぴったりな今回のお店訪問でした。 犬服は、お店で採寸をしてセミオーダースタイルで購入できます。詳しいアイテム、価格はネットショップをご覧ください。 年明けには福袋の販売があるよっ! チックマッチ ネットショップ http://chick-match.shop-pro.jp CHICK MATCH 室蘭市中央町2丁目7-12 TEL 0143-57-5452 OPEN 犬の散歩時間から開店〜18:00閉店 CLOSED 不定休 最新情報はお店のフェイスブックをご確認ください。 記事の内容は取材時の情報に基づいています。 (取材 2018年) シェア、リンクなど大大大歓迎です!
むしゃなび編集部
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02/27(月) 『自然と科学のミュージアム「森の工舎」』 〜自然と人への愛を感じる癒しと学びの時間
2Fから吹き抜け越しに1Fのフロアを覗くと見えるこのソファ(?) 何をモチーフにしているのかお分かりでしょうか? 時間が経つのを忘れてしまう。 白老虎杖浜にある『ナチュの森』は、1日中居られる… いえ、1日では足りないと感じる心地よく学びの多いところでした。 今回は『ナチュの森』の中に2022年12月OPENされた「森の工舎」の取材で訪れたのですが、 ナチュの森の全てを案内していただきました。 丁寧な案内をしてくださったのが、「ナチュの森」広報担当の 山本祥史さんです。 さて。 皆様、いろいろな名前が出ているので、そろそろ混乱し始めていらっしゃいますよね…。 そこでちょっと、「ナチュの森」のこれまでの歩みと背景について簡単にご説明しますね。 ナチュの森の運営会社は東京本社の株式会社 ナチュラルサイエンスという名の低刺激スキンケア商品メーカーと北海道本社の株式会社 ナチュラルアイランドという名の北海道素材に着目したスキンケアメーカー 2011年 白老虎杖浜の工業団地用地を取得 2014年 地域説明会、協議会などを経て、閉校した旧虎杖中学校(1988年使用開始の校舎)土地建物売買契約を締結 2017年 ナチュラルアイランドの北海道工場竣工 2018年 ナチュの森オープン 2022年 自然と科学のミュージアム「森の工舎」オープン “ 校舎 ” が ” 工舎 ” に生まれ変わった時でした。 このような歩みを経て、虎杖中学廃校跡地を活用した工場&ガーデン施設「スキンケア工園 ナチュの森」は完成しました。 ただ、このように箇条書きにしてしまうと、その道は淡々と着々と進めてこられたように見えます。 けれども、「北海道の自然の恵みを素材にした商品作りをしたい」という構想から15年、 この地に出会ってから完成まで10年が経過しました。 このプロジェクトに向けられた大きな原動力は、自然と人への大きな愛でした。 それを実感できるのがこちら。 こちらの冊子は「ナチュラルアイランド」のものです。 表紙の花は、皮膚のガードマンとも呼ばれる万能ハーブのカレンデュラ。 ナチュラルアイランドのカレンデュラ製品は、全てナチュの森のファームで栽培された花を使っているそうです。 この冊子、「ナチュの森」を訪れた時、ぜひ開いて見ていただきたいです! 筆者は全26ページの冊子を美しい写真とともに読み終えた時、 胸が熱くなり幸せな気持ちになりました。 今やどこでも溢れている言葉。 「持続可能な」や「環境にやさしい」という文字はこの中のどこにもありません。 読み進めながら感じるのは、 「大切なものは敬意をもって守る」という自然へのリスペクトと人へのリスペクトでした。 さて、それではいよいよ今回の主役的な建物、 旧虎杖中学校校舎「森の工舎」のお話に入ります。 と、その前に。 実は〜 アポイントメントの時刻は13:00でした。 私が到着したのは10:00。 山本さんにお会いする前にどうしても体験したかったのがこちら。 「蒸留カフェ」も魅力的でした。 「花のある暮らし」〜エッセンシャルオイルを楽しめるドライフラワーアレンジ ワークショップ(こちらは2/28までの期間限定メニューです) 季節ごとにワークショップメニューが変わります♡ ワークショップが行われるスペースは「森の工舎」の無料スペースです。 このスペースには、「蒸留カフェ」と「ショップ」があります。 取材前のランチには、スパイシーでお肉ごろごろなカレーセットをいただきました。 この前に、蒸留した高知産生姜エキスを使った甘味ゼロのジンジャーエールもいただきました。 スッキリ爽やか!初めての味でした。 ママと赤ちゃんが一緒に使える、「ナチュラルサイエンス」看板商品の低刺激スキンケア製品も販売されています。 これすごい! 他の商品を知りません! 皆様、俱多楽湖や虎杖浜の語源をご存知ですか? どちらも「イタドリが生えるところ」を意味しているのです。 まさにここならではの商品です。 さて、それでは本題。 そもそも何故、「ナチュラルサイエンス」は北海道白老町の虎杖浜に『ナチュの森』『森の工舎』を作ったのでしょうか? 「弊社が北海道の豊かな自然の恵みで化粧品を作りたいと考え、 低刺激化粧品にとっての最も大切な原料である「水」を探し求めていたときに、 ようやく巡り会えたのが白老町に位置する倶多楽湖の湧水(カムイワッカ=神の水)でした。 それは、他の素材を最大限に活かせる肌に優しい軟水でした。 そして、湧水口の近くには既に閉校になることが決まっていた虎杖中学校がありました。 その中学校を見学させていただき大変驚きました。 校舎は古いのに、とても掃除が行き届いていて落書きひとつありませんでした。 ずっとずっと大切に綺麗に使われてきたことがすぐにわかりました。 そのとき、『この建物と、これまでの生徒さんたちや先生たちの想いを 「ナチュラルサイエンス」で引き継いでいきたい!』と強く思ったのです。 本当は水を探して北海道中走り回っていたので、 物件探しをしていたのではありませんでした。 ですが、その時そう思ったのです。 そして、「虎杖中学校の跡地に湧水を引き込んで工場を作れないか」「校舎や体育館は取り壊さずに、そのまま残して再利用できないか」と考えるようになりました。」 なるほど…、それが「ナチュの森」が生まれるきっかけだったのですね!ちなみに「校舎」が「自然と科学のミュージアム 森の工舎」になったのは何故ですか? 「はい。ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランド」の工場と「ナチュの森」を運営している中で、この校舎を活用し、周辺地域の自然の恵みを利用させていただき、地域に貢献できることは何かを探っていった結果の形が、私たちが大切にしている「ものづくり」を体感する「自然と科学を通して物事を体験する」場としての「森の工舎」となりました。 また、とても重要なこととして、自然の恵みを得るためにはそのままでは毒になることもあるということがあります。 大学や研究機関との連携の中で判明した研究結果の共有も、ここを通して行いたいという考えもありました。」 訪れた時、「蒸留実験室」では、ちょうどタイミングよく釧路産モミ(トド松)の蒸留を行っていました。 使われる水はもちろん俱多楽湖のカムイワッカ。 フラワーアレンジメントを途中にして飛んで見に行った筆者です。 仕込んでから40分ほどでエッセンシャルウォーターが採れます。 先ほどのドライフラワーアレンジメントには、好きなエッセンシャルオイルが付いていました。 実は私、この後のお話を知らずにこの和ハッカのものを選ばせていただいていました。 和ハッカの貴重品種「JM-23」を、滝上町の農家 瀬川さんは2haの広さの畑で大切に育てています。 世界で唯一、瀬川さんだけが栽培されている和ハッカはとても貴重です! また、この実験室では、四季に合わせた様々な植物を使った体験会なども行われます。 この日はラベンダーサシェ作りの準備がされていました。 「アトリエ」では、お子様向けの自然と科学をテーマにしたモノづくりを体験できます。 「香りのラボ」には調香室も備え、様々な香りを体験しながら、今の自分に合う香りを分析する体験ができます。 そして「ライブラリー」では数千冊の本が並びます。 とにかく選書が素敵すぎです! ネイチャー関連の本もたくさんあります。 なんと、なかなか見ることがない貴重な本まで!! ホント、びっくり!! どんな本があるのかは、ぜひ実際に訪れて見つけてみてくださいね☆☆ 読書のための椅子の配置も心地よい。 ここだけで1日いられます。 そして。 なんて素敵な〜!! と思ったのがこの空間♡ 元々は半円形だった天井を丸く整え、太陽をモチーフにした大きな照明をつけました。 灯りの点き方にも工夫が施されています。 そしてその下の吹き抜けのところには蛍光灯をリサイクルして作られたガラス照明「ウォーターバルーン」が、雨粒の如く各色ゆらゆらと煌めきます。 そしてその下には…。 そう、記事の最初に登場した丸いソファは俱多楽湖をイメージしたものでした。 そのソファーに寝転べば、こんな空が広がっていました。 太陽 雨 湖 それらの循環が表現されています。 そしてもっと素敵だったのがこちら〜 この日ちょうど、こちらのライブラリーで、旧虎杖中学校の卒業生の皆様と出会いました。 実は、山本さんのお隣にいらっしゃる女性は、虎杖中学校出身で現在は「ナチュの森」の工場の従業員の方でした。 そして、さらに左側の男性お二人も「ナチュの森」の従業員の方々でした。 こちらで働く従業員さんは、9割の方が地元採用だそうです。 だから、こちらの3名の方々の他にも、たくさんの卒業生がこちらで働いていらっしゃるはずです。 かつて、ここで学んだ生徒だった方々が、今度は働く場としてここに戻ってきている。 これもまた、素晴らしい循環です。 地域との関係の良さが窺えます。 学校ではなくなった今も、 こうして卒業生が気軽にこられる雰囲気作りをされていることに感動! あまりにも感動して、写真を撮らせていただきました♡ 「えほんの部屋」もあります。 0歳からのお子様と保護者の方のための部屋です。 ナチュラルカラーのマットを階段上に配置した向かい側には〜 人形劇などが上演できる舞台があります。 こちらでは今後、紙芝居などいろいろなイベントを開催するそうです。 「ギャラリー」では、北海道初上陸の「ようこそ絵本のまちへ展」を開催中です。 もと体育館だった「あそびのひろば」は、全天候型のあそび場になっています。 白老町の登別寄り、虎杖浜温泉から山の方に入ったところにある俱多楽湖のカムイワッカを引く親水公園の隣。 この水に惚れ込んだ会社「ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランランド」の建物が現れます。 ・自然の恵みを安全に大切に享受するために、自然を科学すること。 ・地域の人々の故郷への想いを大切にすること。 ・地域の人々と仲良くして、地域の役に立つこと。 これらを信条に、「森の工舎」は今後も進化していくことと思います。 朝から訪れたというのに、外に出ると薄暗くなっていました。 「森の工舎」は、時間を忘れて過ごせるところでした。 ―ナチュの森 森の工舎 情報― ナチュの森HP https://nachunomori.jp 森の工舎 https://nachunomori.jp/morinokousha_pre ナチュの森 Instagram https://instagram.com/nachunomori_official?igshid=YmMyMTA2M2Y= ナチュラルサイエンス Instagram https://instagram.com/naturalscience.official?igshid=YmMyMTA2M2Y= ナチュラルアイランド Instagram https://instagram.com/naturalisland_official?igshid=YmMyMTA2M2Y=
Rietty
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08/31(土) 【あの人に会いに】自分で決めない [ 鈴木 昌樹子 さん / 豊浦 ]
むしゃなびエリア(胆振地区・虻田郡)にて 会いに行ってみてほしい ”人” にフォーカスする企画 【あの人に会いに】vol.8 今回は、豊浦町『Horsemade Landscape』の 鈴木 昌樹子(まきこ) さんです。 ニックネームで通称”たまきさん”と呼ばれているので 以下、 ”たまきさん” と表記させていただきます。 馬の鈴木さん 2021年に豊浦町に移住された鈴木夫妻。Horsemade Landscapeという屋号で、農耕馬と共に農業・林業を営んでいます。 鈴木さんは日本で二番目に多い苗字。この地域も例に漏れず、話の中で ”どの鈴木さん?” となるのはよくある話で、こちらの夫妻は ”馬の鈴木さん” と呼ばれています。犬や猫と違い、馬を飼っているということがとても珍しくなった現代。馬を飼っていると聞くと、ものすごく強い意志とエネルギーの持ち主だろうとイメージしてしまいませんか? たまきさんから出てきた言葉は、そんな私たちの勝手なイメージとは正反対のものでした。 「自分で決めない、ってことかな」 「全部自分で決めてないと思う。馬を飼ったことも、農業していることも」 「やりたくないこと・出来ないことは常にハッキリしていて。そういうのを避けてきたら、ここしかなかったというか」朗らかに笑いながら、これまでを振り返るたまきさん。 デスクワークはできない、環境に悪いことはしたくない……そうやって一つずつ嫌なことを避けてきたゆえの選択だったと言います。いわゆる『消去法』、しかし、実際は前向きで自然な流れだったようです。そんなたまきさんのストーリーを伺いました。 馬との出会いや暮らしについては、ここには収まらず……たまきさんの著書『馬と働く』を是非お読みください。(オンラインショップ、または洞爺湖町の本屋さんBACKWOODで販売中!)私たちが体験し得ない馬との距離感を見せてくれるエピソードの数々、するすると引き込まれてしまうたまきさんの文才を体感してみてください。 実は、東京のミュージシャン夫妻 まずはこちらをご覧ください。 鈴木家がゲストと共に奏でる、『野良と音楽』がとても素敵なのです。 『野良と音楽』 食べ物や道具、エネルギーなどなど、自給できるモノは出来る限り自分達の手で!という事で「娯楽の自給」も田舎暮らしにおける私たちのコンセプト。音楽の大好きな私たちは、農園と森 オシアンクルを訪れてくれた仲間と音楽するのが楽しみです。楽器やバンド経験なんて関係なし!野良仕事の後のビールと音楽は最高です。 今では農家イメージがバッチリついていますが、実は鈴木夫妻はお二人ともプロのミュージシャンです。 大阪生まれ、仙台育ちのたまきさん。子どもの頃からジュニアオーケストラでファゴットを吹き、ファゴット奏者となるために上京。東京で出会った旦那様もプロのパーカッショニストです。 ザ・ミュージシャンな完全に夜型の不摂生、都会の消費生活を送っていたと言います。 「雑誌『天然生活』をずっと憧れで読んでいて。棚に瓶詰の食品が並んでる写真がよくあるでしょ、あれ見て『私も瓶に何か入れたような暮らしをしたい……!』って泣きながら言ってた、って(旦那様に)今でもネタにして笑われてる」 今では『天然生活』をゆうに超えられるほどの瓶が並ぶ、鈴木家の台所。そんな時代があったなんて想像がつきません。 東京生活は派遣の仕事で生活を繋ぎながら、オーケストラの欠員を待つ日々。 「精神的にも経済的にもこれを続けていけないなって思ったときに、じゃあ元々好きだった料理を仕事にしようと思って」 「音楽は聴く人と聴かない人がいるけど、どんな人でもご飯は食べる!」 食の背景を知る Cafe Slowとの出会い 興味のあった日本食料理店で働き始めますが、お父様が癌で倒れてしまい、一時仙台に帰省することに。 「食事療法をしようと癌のことを調べて、そこで食のことに辿り着くんだよね。ある本で目にした、癌は国策病だという一文にショックを受けて。政治的なこととか、例えば自分で選択できない給食のこととか、いろんな因果関係を知って……」。自分たちが口にしてきた食物がどのように食卓まで届いているか、食の背景を知ることとなります。 その後たまきさんは東京に戻りますが、もう普通の食の世界には戻れないと感じ、自然食品店などで仕事を探していました。9.11のアメリカ同時多発テロ事件後の平和祈念イベントがきっかけとなり『Cafe Slow』を知り、そこで働けることになりました。Cafe Slowは、スロー=つながりでエコロジカルな暮らしを提案するオーガニックカフェです。 ~『Cafe Slow』 HPより抜粋~ ひとつのつながりの先には、さらにたくさんのつながりが広がっています。例えば、お米。一杯のお茶碗の向こう側には、それが育まれる田んぼや風土、歴史があり、長年にわたり田んぼを守り継いできた人の想いが込められています。 一方で、ファストフードのように画一的に大量生産される食べ物は、効率と便利さを追求することで成り立っています。今の社会の中では、効率と便利さと、つながりや想い、命を大切にすることはなかなか両立し得ない現状があります。 私たちは、「スロー」という言葉に、「つながりなおし」という想いを込めています。 「Cafe Slowで働き始めて、その世界、出会う人も本当に面白くて。ここから大きく軌道が変わっていった」 エコロジカルやオーガニックに関するイベントも多く、日々大量の情報を全身に浴び、思考や行動が急速に変わっていきました。 「買い物に行けなくなったりね。スーパーに行っても用が無い……くらい何も買えなくなったり(大量生産・大量消費の場で購入したいと思えるものがなくなった)」 地方移住、馬との出会いは偶然に 大きな影響を受けたCafe Slowでしたが、妊娠をきっかけに退職、出産を機に地方移住を考えるようになります。関西各地の移住先を探す旅を経て、行き着いた先は沖縄。さらに高知、そして北海道と移住を重ねました。 「高知は”田んぼ付き”のお家を見つけて、下見もせずに決めたの。毎回、もうここしかない、もう後がない、ってノリで行ってなんとかしようとするから……。そこで展開される学びに自分をどう沿わせていくか、みたいなことをずっとやってる気がする」 ”自分で決めない” 選択の数々、その先はいつも波乱万丈です。 鈴木家の初めての馬との出会いは、沖縄でした。 「1歳だった息子を「みちくさ牧場」という馬がメインの牧場のフリースクールに預けていて。そこが初めての”馬と一緒にいるっていいね”、という体験だった」 この体験から、”馬と暮らしたいな”、”馬がいたら機械を使わずに田んぼを耕せるな”、と考えるように。高知県四万十市に住んでいた頃、養老牧場で一頭の馬と出会います。 「オーナーから、この馬はまだ余生ではなくて、老人ホームにいるべき馬じゃないから、ぜひ連れて帰ってほしいと言われて」。その馬こそ、今も鈴木家と共に働き暮らす農耕馬、”花雪” でした。花雪の出生は、青森の天然記念物とされる尻屋崎の”寒立馬”。寒気と粗食に耐え、持久力に富む農用馬として重用されていた馬です。 そうして2017年の冬、鈴木家に馬がやって来ました。 「夜中にふと『もう戻れない』と不安になるときもあった」とたまきさんは言います。大きな動物と暮らすということは、大きな責任を背負うことになります。 しかし、現在ではさらに1頭増え、2頭の馬と共に暮らしているたまきさん。では、馬を飼って一番楽しかったことはなんでしょうか? 「子どもが馬に乗って走っているのを見る時!」 ”農家が一番幸せな職業”を目指して 全部自分で決めていなかったたまきさんですが、ひとつ、向かうところだけは決めていました。それは、『農家が一番幸せな職業になっている状態』。今もまだ道の途中だと言います。 高知県四万十市で9年暮らした後、北海道は豊浦町に移住を決めた鈴木家。現在は、『農園と森 オシアンクル』で、”Horsemade Landscape" :馬と協働して、命が循環する美しい風景をつくっています。 ”オシアンクル”は小説『静かな大地』(池澤夏樹著)に登場するアイヌの青年の名前です。この土地を、”所有している資源”ではなく、人として扱おうと名付けました。自然環境への負荷の少ない、持続可能な技術である馬耕や馬搬を用いることで、オシアンクルは傷つくことなく、のびのびと成長しています。 「何ここ~?!みたいな、びっくりするような農園をつくりたい。この土地に潜在しているポテンシャルをすべて活かせるような、全部の命が喜べるような農園」。田園の風景とのびのび暮らす動物たちは、既にその一角を担っています。 お知らせ①:”通りすがらない”直売所スタート! そんな平和な風景が見られる『オシアンクル』にて、7月から『farm stand』をスタートさせました。野菜の無人直売所です。 「農家は野菜を作るだけでは生きていけない。売れるように綺麗な写真を撮り、パッケージを考え、包装し……本当はその時間とエネルギーを畑、土に費やしたい。farm stand は、その”省力化”の試み。畑からとったままの状態で置いてあって、みんなが買いにきてくれる形。その省力化の分、オンラインとは値段が違います」 「高知に『良心市』というのがあって。置いてある野菜をとって、空き缶に決められた金額を入れていくという、良心で成り立つ場所」 そんな、とても無防備で爽やかな仕組みになぞらえて始まったfarm stand。基本的に無人販売なので、お気軽にお立ち寄りください。(社交的でフレンドリーな動物たちが店番しているかもしれません) ご用の際は畑やお家にお声がけくださいとのこと。葉付きの人参が欲しいとなれば畑からひいて来てくれる、本物の”ファームtoテーブル”がここにあります。 ”通りかからない、わざわざ行く直売” 、ぜひ足を運んでみてください。 現代人に足りていないものを感じられるかもしれません。 お知らせ②:新ビールの発売と記念イベント! ======================================== \新商品 馬耕米クラフトビール第二弾が登場/ 洞爺湖町の、酒と本と木のお店『BACKWOOD』と 『Horsemade Landscape』のコラボレーションによる オリジナルビールの第二弾、 【Japanese Pepper Lager】が9月から発売予定! 農家による、農家の為の、農家の季節と共に生まれたビール。第二段はピリッと山椒香るビール、ぜひお試しください! ======================================== \クラフトビール第二弾発売記念イベント/ 『畑のサモサとビールの会』 9/15(日)14:00~ | 参加費 2,500円 (Japanese pepper lager, ランチ、食後のお茶付き) 畑のでビールを飲みながらサモサを作って食べるイベント!新じゃがマチルダ、かぼちゃとドライマルベリーの2種のサモサ!畑のアウトドアキッチンで、乾杯しましょう! 【ご予約はインスタグラムDMにて↓】 ======================================== Horsemade Landscape 【農園と森 オシアンクル】 馬耕、馬搬。風景を作る人と馬の仕事 ▶ online shop 森のプライベートキャンプサイト、 本、馬耕で育てた米・野菜の販売など。
misaki
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03/15(火) 嘘のない循環を生み出す〜『天花地星』オーナー木村洋子という人
「え! 私の写真撮るの!? ちょっと待ってて!すぐ着替えて来るから!」 そして、ほんの1分くらいで笑顔で戻ってきた洋子さん。 「じゃん! 店のTシャツ着てきた!」「どこで撮る?」とキョロキョロしながらおっしゃる。 せっかくなので、店の原点だという子どものおもちゃの前に立っていただきました。 とにかく相手を飽きさせない。 少しも飾り気なく、元気で可愛いノリ。 筆者、すっかり洋子ワールドに引き込まれてしまいました。 では改めて〜。 函館ご出身の木村洋子さんは、2011年に今の『天花地星』をOPENさせたオーナーさんです。 今回は、一瞬で人を惹きつける不思議な魅力を持つ洋子さんの人物像に迫ってみました。 店名『天花地星』の由来 「雪は天に咲く花。 北海道ではその雪が結晶となって星のように降って来る。 地に降りた星のような雪は、地上の花への恵みの水となる。 そして再び空気となった水は天へ戻り、雪は天に咲く花となる。」 なるほど…。 ずっと知りたかった店名の由来がストンと腑に落ちました。 大好きな北海道の雪をベースに、自然の循環を店名に込めていたのですね。 「自然豊かなところで暮らしたい。」 洋子さんのご両親が青森に住んでいたこともあり、20年以上前、洋子さんご夫婦は青森の山奥に住んでいました。 ところが直ぐに想いと環境のギャップに悩まされる事件が起きました。 実は、住んでいたその地の近くには産業廃棄物処理場があり、ダイオキシン混じりの黒い煙が辺り一帯に漂うところだったのです。 洋子さんは、自分達のためにも周辺住民のためにも必要だと感じて反対運動を起こしました。ですが、仲間を得られず同意も得られず、いきなり厚い壁に打ち当たってしまいます。 「反対運動なんかしてもらったら農産物が売れなくなるから困る! 止めてくれ!」 それは洋子さんたちにとって、我が耳を疑う衝撃的な出来事でした。 「みんな、この状態を黙って受け入れるのか? 何故!?」 愕然とした想いに陥りながらも、その後洋子さん夫婦は環境問題に取り組むようになりました。 そして、それは自分達の生き方を見つめ直すきっかけにもなりました。 ↑さまざまなカゴが並びます。天花地星の人気商品です。 ↑アフリカ製品 「買い物をすればゴミは増えます。自分達もゴミを増やすことに加担している。でも生きるためには買い物は必要…。 買う者・使う者としての責任も考えるようになりました。 行動をしながらも悶々とした日々の中で、シュタイナー教育と出会い伊達に移住して来ました。」 さて。 3人の子どもを授かりましたが、ほどなくして洋子さんはシングルマザーとなりました。 30代の頃です。 ↑こちらはとても履き心地が良く丈夫なヘンプの靴下。 「子どもの学費を捻出するため、仕事をいくつも掛け持ちしながら必死で働きました。当時の写真を見ると、今の方が若々しいと子どもたちに言われます。」 そんな洋子さんが18歳から続けていたのはエアロビクスでした。 他にもリズム体操なども教えていらっしゃいます。 まさに芸は身を助けました。 それと同時に、地道に続けて来た環境問題への取り組みの延長線上に、『天花地星』の前身である通販サイトも2004年より立ち上げました。 本当にバイタリティー溢れる方♡ 当時扱っていたのは「子どもが安心して遊べる玩具」でした。 主に木製のドイツ製品だそうです。 洋子さんの店のコンセプトは、今も昔も” 心と体に優しいこと “ “ 最終的に地球に還るものであること“ ですから、塗料は極力ケミカルを排除しました。 クレヨンは小さなお子様が口に入れても安全な材料で作られているものを選びました。 その後、2011年に今の場所とご縁があり実店舗を作りました。 実店舗ができた当初は玩具だけの取り扱いでしたが、今は一般食品から雑貨、服飾雑貨、フルーツまで多種多様な物を扱っていらっしゃいます。 ↑とても思い入れが強いフェルトシューズ。何年も探していたそうです。丈夫で長持ち、ものすごく暖かい。 ↑風呂敷のような布バッグ。色や柄のバリエーションも豊富です。 その取り扱い商品が広がっていった理由が、いかにも洋子さんらしくて面白い。 「なんだか気がついたらこうなっちゃっていたの! 生徒さんたちやインストラクター仲間との繋がりの中で、どんどん商品の種類が増えっちゃって。繋がりって面白いよね〜。でもね、これ絶対いい!って自信があるものしか仕入れない。食品はできるだけ無添加のもの・オーガニックのもの・アレルギーに配慮されたもの・フェアトレードのものに拘っているし。だから胸を張って勧められる。絶対損はさせない!って言えるの。」 ↑身体にとって良くないものが含まれるものは扱いません。 強い拘りを持ち吟味されて選ばれたものは、似たようなものを値段だけで比較すれば「高い」と思われます。 けれどもモノやコトの価値を値段で測らない『天花地星』のラインナップは、自分にとって本当に必要なものを、その商品の背景も含めて判断してほしいという願いを洋子さんは持っています。 「類は友を呼ぶ」 とはよく言ったものです。 いまや『天花地星』は、洋子さんの理念を理解して足を運ぶ人、口コミで買い物に来る”食べ物ジプシー(様々な事情で特定のものしか口に入れられない人)” にとっての大切な存在になっています。 「うちの店ね、胆振管内一入りにくい店って言われてるの!笑 ぱっと見 普通の家だしね。 でも大丈夫だから!笑 どんどん入って来ちゃって大丈夫って書いておいて!笑」 1時間ほど話していて、「この人は本当に開けっぴろげで嘘をつかない人だなあ…」ということを感じました。 常に直球勝負で潔い。 自分の言動にはきちんと責任を持つ。 自分の中に矛盾があるのは許せない。 だからあらゆることに辻褄が合うように努力する。 かくいう筆者にも似たところがあるので、これら一つ一つのお話に大きく頷いてしまいました。 ↑全国各地に仲間がいる洋子さんは大のフルーツ好き。天花地星の玄関には、一年中全国の果物が並びます。 ところで洋子さんは2010年からヨガインストラクターをされています。 ↑インドにて〜。 ヨガのポーズにはそれぞれ意味があるそうですが、生徒さん一人一人に目指してほしいゴールがあるそうです。 目指してほしいのは、一人一人が心も身体も健康になるためのゴールとその道筋。 ↑右側の男性がインド人の洋子さんの師匠です。この先生に師事できること自体がすごいこと。 「自分も含めて、何故それをするのか?何のためにやっているのか分からないと心身ともに納得して取り組めない。ヨガにはね、人は生きている間に7回生まれ変わるという思想があるの。そして最後は泡になる。ヨガはきれいな泡になるための修行。 私はまだまだきれいな泡にはなれてないけどね。」 正直、体験していない筆者にはよく理解ができない表現でしたが、身体には「理想的な動かし方」つまり「理にかなった動かし方」がきっとあり、それが健康に結びついていくということなのでしょう。 「7回生まれ変わる」「きれいな泡になる」については、次回詳しく教えていただこうと思います。 ↑インドでの修行の途中にて〜。 洋子さんは最後にこんなお話をしてくださいました。 「商品は国内だけのものではなくて海外のものも多くある。海外旅行が好きだから、以前は現地に買付にも行っていたの。でも今は仕入れ方を変えた。だって、買付に行ったら国内でお金が回らないでしょ? だから国内の輸入事業者から仕入れるようにした。もうね、自分のところだけ儲かればいいって時代じゃないよ。いろんな国のいろんな人とも関わって、いろんな人たちが幸せになった方がいいもの。」 このお話は、洋子さんの生きる姿勢を端的に表す言葉だなあと感じました。 人の繋がりを何よりも大切にして、関わる人を心から大切にする。 その結果、嘘のない好循環が生まれていく。 架け橋としても。 実践者としても。 洋子さんが繋ぐ人々の活動が正当に評価され、みんなが幸せになる。 本当に素敵です。 小さな体でなんという大きなパワーを持つ人なんだろう!と、終始屈託ない笑顔の洋子さんに圧倒された時間でした。 さて、その洋子さん。 実はさらなる夢の実現に向けて大きく動いています。 なんと、5月〜6月を目標に「こども食堂」を展開されるそうです! そちらについてはいずれまた〜。 『天花地星』情報 *むしゃなびページhttps://mushanavi.com/author/tenk/ *ヨガサークル サントーシャ https://mushanavi.com/author/mutenka2/ ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2022年)
Rietty
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01/28(木) 感謝。ホテルマンブログ500万アクセス!
ホテルマン磯辺さんのブログ「ホテルマン の幸せ」が 本日2021年1月28日、500万アクセスを突破しました。 2010年1月から毎日、1日も欠かさずブログを投稿されています。 雨の日も風の日も雪の日も・・・ 11年超! 磯辺さん、おめでとうございます! そして本当にありがとうございます!! 今日のブログはこちら↓↓ https://mushanavi.com/blog2/hotelman/%e7%8b%ac%e3%82%8a%e8%a8%80%e3%82%92%e3%81%84%e3%81%8f%e3%81%a4%e3%81%8b/ 北海道ブログランキングでも1位をキープ中です↓↓ https://blog.with2.net/rank3010-0.html
むしゃなび編集部
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12/16(木) 交わり・出会い・分かち合える場でありたい 「ヨツカド商店」が目指すコト
一つ目の角にはチーズがありました。 二つ目の角には珈琲がありました。 三つ目の角にはワインがありました。 四つ目の角には中継隊がいました。 四つの角の主となる二組の夫婦たちは、ある決意を持って、神奈川県から壮瞥町に移住してきました。 移住前、それに先立つ第一段階のアクションとして、2021年5月にオンラインショップを立ち上げました。 その名も「ヨツカド商店」です。 チーズ担当 今井真希さん ワイン担当 今井亮輔さん 珈琲担当 前橋史子さん 中継&橋渡し担当 前橋雄さん 「ヨツカド商店」物語は、四つの角=四人それぞれの物語から始まるのでした。 〜一つ目の角 真希物語 “チーズ”〜 青森県出身の真希さんは、大学で酪農とチーズ製造を学び、ナチュラルチーズの奥深さを知りました。 前職の会社のビジョンでもあった “食を通して地球や人を大事にする” という考え方に深く共感した真希さん。 “ミルクの生産者やチーズの作り手の想いも含め、チーズの美味しさを多くの人に伝えたい” “ミルク消費の手助けをしたい” “チーズと他の食材とのコラボの面白さと、チーズが加わる食の奥行きを多くの人に伝えたい” そんな想いをもって、8年前にナチュラルチーズを取り扱う「mikoto」を立ち上げました。 〜二つ目の角 史子物語 “珈琲”〜 青森県出身の史子さんは、大学生活とデザインの仕事で3年間をニューヨークで過ごしました。 そして、帰国後に勤めた珈琲店「Mui・所在地:神奈川県川崎市」で衝撃的な出会いをします。 「なんて美味しい珈琲なの!?」 豆の個性を知り、それを最大限生かすために適切な焙煎をし、ハンドピックを丁寧に行うことで生まれる美味しい珈琲。 そんな焙煎士の仕事ぶりと珈琲に魅了され、「このMuiの珈琲はたくさんの人が出会ってほしい」という強い想いに突き動かされた史子さん。 その後、全国のコーヒーフェスに参加したり、自身も食にまつわるイベントを催したりしてMuiの珈琲を紹介してきました。 そして、3年前に「yurulit」の屋号で活動を始め、本格的な販売を始めました。 〜一つ目の角と二つ目の角が出会う〜 ついに、真希さんと史子さんが出会いました。 同郷だったのは偶然のことでした。 初めは「mikoto」のお客様だった史子さん。 何度も通い、話をするうち、「珈琲とチーズの相性の良さを提案しよう!」とそれぞれの想いを共有し合い、一緒に活動をする機会が増えていきました。 〜三つ目の角 亮輔物語 “ワイン”〜 横浜ご出身の亮輔さんは、有名企業でITの仕事をしていました。 以前から都会生活者の需要と、田舎の豊かな資源を結び、田舎を守りたいと思っていた亮輔さんは、「ITはそのために必要なツール」と捉えていました。 遠くから見守り支援をしようと考えていたところからの一念発起、「田舎に住む」と決めた先には大きな夢がありました。 亮輔さんは、以前よりワインが好きでした。 真希さん(妻)が扱うチーズとの相性も良いことなどもあり、ぶどう本来の個性を活かしている自然派ワインを選んでいます。 ワインとチーズ、珈琲とチーズなどマリアージュの楽しみを伝えたい! さらに壮瞥町のおいしいものを組み合わせることで生まれる新しい体験を多くの方に楽しんでいただきたい! と想いは募ります。 〜四つ目の角 雄物語 “中継&橋渡し “ 〜 田舎への移住を決めてから、ふた家族は北海道で場所探しの旅をしました。 雄さんは、先ずは妻の史子さんを先発隊として送り出しました。 川崎に残った雄さんは、都会と壮瞥を繋ぐという「ヨツカド商店」の未来の構想への大きな役割を持っています。 この角がなければ、成り立たない「四つ角=ヨツカド」なのです。 現在、前橋史子さんと今井亮輔さんは、壮瞥町の地域おこし協力隊として働いています。 そして、今井真希さんはイベントに出店しながら次の準備をされています。 今は別々のステージを持ちながらも、近い未来のためにそれぞれの「角」を守りつつコツコツと活動をしています。 移住1ヶ月半にして壮瞥での物件探しも始めました。 「壮瞥に根を下ろそうと思った決め手は、なんと言っても人の温かさです。壮瞥の皆様が、私たちを全力でサポートしてくださりフォローをしてくださっています。ここならやっていけると確信を得ました。 1日も早く物件を見つけて四人の構想を実現させたいと思っています。」 とにかく行動の速さ、想いの強さと真っ直ぐさが本当に気持ちの良い皆様です。 ↑洞爺湖の前に四人が揃う日のために。四人で共有する夢を形にするために。いまはそれぞれがそれぞれの立場で活動をしています。 〜「ヨツカド商店」@壮瞥町 の未来〜 「将来は物販だけでなく、ゲストハウスやシェフインレジデンスも行いたいと思っています。シェフインレジデンスとは、期間限定でシェフがその土地に滞在し、地域の食材を選び、お客様に料理を提供するいわゆる出張レストランのようなものです。それぞれのシェフが創り出すそれぞれの食のスタイルを楽しんでいただきたいと考えています。 四つ角は交差点という意味を持ちます。私たち四人がそうだったように、一人一人が出会い、想いを分かち合い、想いを広げていく場所です。ヨツカド商店もそうありたいと思っています。ヨツカド商店を通して、人と人、人とその土地ならではの食が出会い、人々が自分の拠点に戻った時、暮らしに彩と心の豊かさが増している。そんな存在でありたいと思っています。」 ↑ワイン&チーズは当たり前。 ほかにも珈琲&チーズ、そして壮瞥町特産物の果物&ワイン、果物&チーズなど、ベストマッチな組み合わせをご提案いただけます。 ↑こちらはチーズとスイーツ。スイーツは史子さんが焼きます。 壮瞥に新しい食の提案と集いの場を作り、人と人が交わり・出会い・分かち合える場を作る! と決心した四つ角=ヨツカドたち。 「そうべつぐらしのときめきを伝える」 をコンセプトに、きっと明るく楽しく温かい四つ角になっていくに違いないと、楽しみで楽しみでワクワクが止まらなくなった筆者です。 既にイベント出店など、おもしろい取り組みが始まっています。 「ヨツカド商店」から目が離せません。 オンラインショップ https://yotsukado-shouten.com Instagram https://www.instagram.com/yotsukadoshouten 記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
Rietty
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07/05(月) 便利屋の域を超えた「田舎の便利屋 ウイコーポレーション」&「シンタ」代表 宇井尚さん
伊達市大滝区の外れに位置する山奥に宇井尚さんの「田舎の便利屋 ウイコーポレーション」はあります。宇井さんは、自然に恵まれた札幌市盤渓で生まれ、毎日自宅の裏山や小川で遊んで育ちました。実に、現在住むところにそっくりな自然環境です。 これからの季節は枝打ちや草刈りの依頼が多いそうです。 今のお仕事の背景には、知的障害者のためのグループホームを運営していたお父様の影響が強くあるそうです。ご家族で、そのグループホームの利用者さん達と共同生活をしていたという経験は、宇井さんが目指している「あらゆるものとボーダレスに関わり合える環境作り」に通じていると感じます。 羊の毛刈りも! 依頼されるお仕事は多岐に渡ります。 例えば…。 庭木の剪定・立木伐採・草刈り・冬囲い・薪割り・薪販売・引っ越し手伝い・買い物代行・農業体験サポート・蕎麦打ち・羊の毛刈りなどなど。 花壇作りの依頼も増えたそうです。 before 「造園技能士2級」の資格をお持ちです。after ご本人曰く。 「法に触れること以外ならなんでもご相談ください ^^」とのこと。 誰にとっても頼りになる存在です。 立木の伐採 宇井さんにはもう一つ、自伐林業者としての顔もあります。 管理されずに荒れ放題となっていた山を買い取り、その森を整備するための保全と利用を実践する団体「シンタ」の代表としての顔です。 現在、この森で切り出した原木を地元の大滝学園に卸していますが、将来は、シンタの森の薪をブランド化して、販売したいと考えているそうです。 「田舎の便利屋 ウイコーポレーション」代表と「シンタ」の代表としての二つの顔。 けれども実は、その二つは一本の軸でしっかりと繋がっていました。宇井さんが抱く地域への、北海道への、日本への、地球への想いです。 それは「地域の皆様がずっと、気持ちよく暮らしていける町を作りたい。それがどんどん周りに波及していって、北海道に、日本に、世界に広がって行くように動き続けたい」ということ。 「そのためには、まず自分が気持ちよく暮らすこと、その場限りではなく、未来を見据えた暮らしをすることだと思う。」 そう話してくださいました。筆者は激しく納得。まさにSDGs。 その言葉の通り、宇井さんご家族は大滝の山奥で半自給自足暮らしをされています。2002年、水源を探し、原野を切り開くところから始め、ご自分で家を建てました。土地を耕し、畑も作りました。まさに150年前の開拓者のごとく、全てパートナーのなつみさんと協力しながら行ったのです。 生き物やエネルギーの循環にもその頃から関心が高く、実践者として取り組んでいらっしゃいました。 田舎の便利屋 ウイコーポレーションを立ち上げて5年経った今、ゼロからスタートした宇井さんの活動を見続けてきた地域の方々にとって、すっかりなくてはならない存在となりました。 高齢者の多い大滝では、顔が見える関係を大切にしている田舎の便利屋 ウイコーポレーションは、「便利屋」を超えた見守り機能や中間支援機能も持ち合わせる団体として存在しています。 今、そのことをひしひしと感じていると話していらっしゃった宇井さん。 農業体験指導と、蕎麦打ちもされています。 それでも、現実的には作業自体はとても重労働。ご自分が高齢になれば続けることは難しくなります。そのことを考えた上で、夢があることを打ち明けてくださいました。 「将来、シンタの森の生き物大図鑑を作りたいのです!」 生き続ける森に自分が生きた証として残せる図鑑。 そして、それを見ながら森で遊ぶ人々。 「シンタの森のファーブル」になる夢を持つ宇井さんは、きっとそんな未来を思い描いていらっしゃるのでしょうね。 田舎の便利屋 ウイ・コーポレーション伊達市大滝区豊里町49-1電話 080-6073-3638メール uipoko@icloud.comFacebook ※記事の内容は取材時の情報です(取材2021年)
Rietty
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05/03(月) 5/4えぼし岩公園は8分咲き!だて周辺のお花見情報2021
連休も残り少なくなってきましたが、洞爺湖はお花見まだまだ楽しめそうです。今年初の八重桜もみつけました! 5月4日(火)洞爺湖えぼし岩公園8分咲き 夕日が見える渚公園 見事に満開の夕日の見える渚公園。遠くからでも道路沿いにピンク色が広がっているのが見えました! 洞爺湖が見えないほど、桜。 湖畔に降りて湖の近くを歩くことができます。 とても気持ちのいいフットパスでした。公園内のトイレもあり、便利なポイントです。 公園の向かいの洞爺八幡神社。静かな境内に咲く、桜。お花見からお参りに訪れる人の姿も。 えぼし岩公園 伊達が満開だったので、若干焦ってきてみましたが、こちらは8分咲きでした。 洞爺湖に向かって続く桜並木もあと数日で満開になりそうです。 八重桜も1本だけ咲き始めていました! 洞爺湖の桜スポットは、深い自然に囲まれて、街中とは全然違う魅力がありますね!とてもリフレッシュできました。 では残り少ないお休み、楽しんでください〜。 5月3日(月)有珠善光寺&サイクリングロード満開! GW中盤、伊達の各所で桜が満開になりました。ちょっと寒かったですが、なかなかのお花見日和でした! 有珠善光寺 やはり見事な「花の寺」。場内のあちこちで花盛り! 自然公園駐車場。一面桜色です! 自然公園の庭園。桜の他にもいろんなお花が咲いていました。お天気いまいちでしたが、曇りもまたよし! 本堂横の桜。かなり古そうな木です。風格があって見応えありました。 しだれ桜は開花直前。八重桜はまだ蕾が硬い感じで、咲くのは来週あたりでしょうか。いろんな桜があるので、何回もお花見を楽しめますね。 有珠のりんご畑と桜並木。 サイクリングロード こちらも花のトンネル!見事に満開でした。どこまでも桜・・・ 桜を見ながらウォーキングもたっぷりしてきました。健康的なお花見スポット、素敵な場所です。 以上、だての満開の様子でした。洞爺湖もそろそろ見頃でしょうか。また訪ねてみたいと思います。 4月30日(金)気門別川はほぼ満開&洞爺湖は咲き始め ぐるっと洞爺湖回ってきました。全体的には咲き始めの感じです。この週末一気に開きそうです。一方、伊達はいよいよ見頃に!! えぼし岩公園 洞爺湖に向かって続く桜並木があるゴージャスなお花見スポット。開花直前です。 咲き始めの桜とえぼし岩。 満開になるのが楽しみです! MAP 夕日が見える渚公園 こちらは咲き始め。洞爺湖は周辺に緑が多くて気持ちの良い場所が多いですね。お散歩に最高! MAP 浮見堂公園 同じく開花直前。こうして回ってみると、洞爺湖はお花見ポイント意外にたくさんあります。こんなに桜の木がたくさんあったんだなあ・・・と驚きました。 温泉街方面に向かう道中の桜。 何気ない場所にひっそり咲いている桜がまたきれい! 壮瞥温泉近くの駐車場 素敵な桜を発見! 観音さまの隣に。そんなに大きくないけれど風格があります。大切に添木をされて咲いていました。 MAP 桜がそろそろ見頃!壮瞥公園 梅がポツポツ開き始めていました。幹に近いところから咲いています。なんともかわいい姿!! 壮瞥の市街地に面した斜面は桜がかなり開いて、「花咲き山!」っていう感じです。とってもきれいです。 満開直前!気門別川 いよいよ満開近くなってきました!見事な眺めです。ステーションホテルサンガ付近。 桜越しに見る街の景色が素敵です。 ゆっくり歩いて、館山公園へ。気持ちいい〜。 伊達警察署前も花盛り! 館山公園 3分咲きくらいでしょうか。見頃はこれから、という感じです。 やはり見晴らしが素晴らしい! 伊達150年を記念して一昨年植樹された若木もかわいい花をつけていました。 駅前側のフットパスから。 以上、連休前のお花の様子でした!満開に向けてお天気がよくなることを祈りつつ、みなさま素敵なGWを!! 4月27日(火)梅も開花! 壮瞥公園 ほんのちょっとですが、梅も開花していました〜! 中腹のエリア。 例年より少し早めです。 頂上。見つけた!!咲き始め。かわいいですね。 壮瞥市街地側の斜面、フットパスの桜の木も咲き始めていました。 頂上手前の道路沿い、街を見下ろす絶景ポイント。見頃までもう少しです。 洞爺湖畔 湖畔沿いも日当たりのいいところから、ちょっとずつ咲いてきていました。 先週オープンした仲洞爺キャンプ場付近。湖をバックに見る桜は格別ですね。 4月26日(月)咲き始めました! だて歴史の杜 いよいよ開花!全体的にはまだまだつぼみの木も多くて、2割くらいの感じでしょうか。このあと一気に進みそうです。 いちばん咲いているエリア、カルチャーセンターの南側。 間近で見ると一段と華やか!春が来た!! カルチャーセンター東側の土手のところ。向こう岸の桜はすでに満開近いです。 迎賓館付近。 野草園もこの通り、花盛り! キクザキイチゲとエゾエンゴサク。 気紋別川 こちらも咲き始めました!週末にはいい感じに開きそうです。 大木が多くて花もたくさんついています。迫力ある佇まいですね。 サイクリングロード こちらは開花直前。この数日で、つぼみが一段と色づいてきました。 あっ咲いてました。もしかしたら開花1号かも・・ 以上、週明けの様子でした。見頃まであと一週間弱というところでしょうか。 お花見までカウントダウン。 また更新します! 4月22日(木)開花まであと少し! だて歴史の杜 一番進んでいたのはここ!歴史の杜周辺でした。 といってもまだつぼみの方が多く、ほんの少し咲き始めたところ、という感じです。 カルチャーセンター付近 今にも開きそうに膨らんだつぼみ・・・ あっ!咲いている木を発見! 図書館駐車場 サイクリングロード こちらはまだ、一週間ちょっとかかりそうな感じです。 桜は咲いていないですが、そよ風が気持ちいい〜! 春のお散歩、最高ですね。 有珠善光寺 こちらも桜はまだまだ。伊達の中心地よりも遅い感じです。同じ市内でも、地区によって結構差がありますね。 自然公園の方では、山野草が色とりどりの可憐な花を咲かせていました。 有名な石割桜の根元に、青い花畑。 エゾエンゴサクがたくさん咲いていました。 石割桜のつぼみも、まるまると膨らんできています。 淀川ツツジの方は、客殿が閉まっており今回は確認できませんでした。 例年の見頃はだいたい5月中旬。桜より少し遅れて咲きます。 壮瞥公園 久しぶりの壮瞥公園。梅は咲いていないけれど、洞爺湖から羊蹄山まで、素晴らしい眺め! 梅は毎年5月に入るか入らないか、という頃に咲き始めます。 まだつぼみですが、しっかり色づいてきていますね。 以上、ぐるっと回ってきました。 来週末にはどこも咲き始めそうな様子・・連休はお花見がたっぷり楽しめますね! また、更新します。
むしゃなび編集部
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11/22(金) 三階滝のすてきなカフェ。【食べあるき】
一気に冬に突入したような寒〜い日が続いていますが、皆様お元気ですか? 今日はお久しぶりの食べあるき、伊達市大滝区にオープンした自家焙煎コーヒーのお店に行ってきました。 三階滝公園の駐車場奥、元レストランだった大きなログハウスに今年秋頃オープンした橘コーヒーさんです。自家焙煎コーヒーと焼き菓子のお店。テイクアウトもできます。豆の販売もしています。夕方の冷たい曇り空の下、カフェの明かりがひときわ明るく見えました。 中に入ると吹き抜けの開放的な店内に、クラシックなソファや素朴な木のテーブルが置かれ、暖炉の火が揺れています。窓の外は、雪景色。ゆったりとして温もり溢れる空間に、思わずため息が出てしまいました。 シュトーレンと人参ケーキ。体にしみていくような美味しい焼き菓子! こちらは本日のコーヒー。どっしりしたのと酸味のあるのと2種類あって、どっしりした方を注文しました。こだわりのコーヒーを素敵な空間でいただくひとときは、何よりの癒しだなあ、としみじみ・・・カップも手作りのコースターもおしゃれですね。 お子さんの描いた絵でしょうか・・・雪景色を背景に芸術作品! お店は週末を中心に営業しているそうです。冬季もオープンするそうなので、雪の中、ぜひ出かけてみてください。寒い時期こそお店の明かりが心に沁みる気がします。この冬も美味しいお店、楽しいお店を巡っていこうと思ったchでした! 橘コーヒー店 伊達市大滝区三階滝185-4 インスタの投稿がチェックできます↓↓ https://www.picbear.org/tag/橘コーヒー店
むしゃなび編集部
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11/18(木) 雑貨屋intime time的生き方「そこに “大好き!” はあるかい?」
伊達市周辺ではきっと知らない方はいない位の有名雑貨店ですが、あえて取材に訪れました。 人口34000人程度の小さな町で、これだけの規模で、この量の商品を扱い、16年間続けてこられる秘密を知りたい。 そんな想いから訪ねたのでした。 ↑玄関扉の前には可愛いビー玉が埋め込まれています。 お話を伺ったのは、紋別市ご出身でオーナーの鹿野内浩子さん。 実は浩子さんとは今はなきオホーツクサイクリングを通じた、20年以上前からの知り合いでした。 その時の浩子さんは沿道での応援担当。 休憩地点に先回りしては仲間をサポートしてくださっていました。 そして、サイクリングで214kmを走っていたのは旦那様と当時小学生だった息子さんでした。 一家揃って頑張り屋さんの温かいご家族だった印象があります。 当時、ユニクロ室蘭店で補正担当スタッフだった浩子さんが一念発起し、16年前に始めたのが「intime time アンティムティム」でした。 ↑細かいところまで行き届いています。灯りの色も優しい。 浩子さんは竹を割った様な性格の方。 真っ直ぐ。 正直。 その代名詞の様な方です。 そして。 「究極な我儘」だとご本人は高らかに笑います。 嫌なものは嫌。 好きなものは好き。 中途半端は大嫌い。 やると決めたら徹底的にやる!! 絶対に力は抜かない!! 好きなことへの情熱なら誰にも負ける気がしない!! どちらかというと筆者もそのタイプですが、ここまでの気迫はなく… ^^; もう素敵すぎて本当に脱帽でした。 ↑残り少ないですが、クリスマスカラーの用品も☆ プレゼント好適品もたくさん揃います。 でもだからこそずっと人気店でいられる。 16年間その座を守ってこられた秘密は、浩子さんの底抜けの明るさと、開けっぴろげさと、負けるもんか!な ”ど根性” と、絶対的なプロ意識なのだとわかりました。 そしてもう一つわかったこと。 ご家族の協力でした。 一緒にサイクリングで走っていた頃から、旦那様がとても優しい理解のある方だとは気づいていましたが、常に浩子さんの背中を押し、支えていてくれたからこそというお話も伺いました。 本当に素敵なご家族。 きっとそんなご家族との関係があったからこそ、お店にいらしたお客様を大きく優しく楽しく包み込む空間にしているのでしょうね。 お店の商品選びについてお尋ねしました。 「商品は全てカタログで選びます。でも写真と簡単な説明しか書かれていません。それだけの情報で私が “ これ大好き!! “と思ったものだけを仕入れますが、入荷したら必ず全て使ったり試食したりします。そこでイメージと違ったものは絶対に店には置きません。お客様にご質問をいただいたらきちんとお答えできる自信があるものだけを陳列します。時折、営業の方に売れ筋や流行り物を勧められますが、私、それには乗らないタチなんです(笑)」 ここでも、浩子さんのハッキリとした性格が現れました。 何事も「それが大好きかどうか?」が浩子さんのベースになっているのです。 だから、お話をしていて本当に気持ちが良い☆ 次に「intime time アンティムティム」のお名前の由来を伺ってみました。 「同じ言葉を繰り返す名前にしたかったのです。 また、intime(アンティム) とはフランス語で “ 親しむ ”という意味です。そこでtimeをもう一つつけてアンティムティムとしました。この名前には、ここで雑貨を親しむ時間(time)を持っていただきたい♡ という想いが込められています。」 なるほど〜! とっても素敵な由来があったのですね。 ↑これ、筆者的にツボでした♡ そして次にコンセプトをお尋ねすると〜。 「ワクワク気分が盛り上がる雑貨店」です! 即答でした。 納得〜! まさに浩子さん込みのintime timeそのものです♡ とってもカラフルな店内なのに煩さを微塵も感じさせない。 浩子さんのセンスの良さに、本当にワクワクが止まらなくなります。 伊達市竹原町にある雑貨店 intime timeさん。 キッパリと書きます。 最大の魅力はまちがいなくオーナー鹿野内浩子さんです☆ まずは雑貨を。 そして浩子さんとの会話を楽しみにぜひ訪れてくださいね。 ―intime time(アンティムティム)情報― 〒052-0011 北海道伊達市竹原町77-35 電話 080-5595-2828 Open 水曜日〜日曜日 10:00~19:00 Close 月曜日・火曜日 Blog http://blog.livedoor.jp/intime_time/ (商品情報満載) ※記事の情報は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
Rietty
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12/01(日) 心に明かりを灯す、冬のおくりもの特集(1)
いよいよ冬本番。クリスマスシーズンを前にむしゃなびで人気のお店を訪ね、プレゼントにおすすめの素敵な品々をご紹介いただきました。贈って楽しい、もらって嬉しい! 心にあかりを灯すプレゼント探しに出かけましょう! 伊達の老舗お花屋さん「太田生花店」 まずは伊達の老舗お花屋さん、太田生花店へ。寒い季節だからこそ、華やかなお花が心を明るく元気にしてくれそうです。手軽で見栄えのするお花ギフトなら、ボックスフラワーがオススメ。プレゼント、お祝いなど用途に合わせて使いやすいです。豪華な見栄えに加えて、もらったらそのまま飾れる手軽さも魅力。通常のボックスのほか、新たに登場したクリアケースタイプも人気です。 家紋をモチーフにしたオリジナルロゴ入り、シックなボックスがお花を引き立てます。ロゴ入りボックス3,500円〜/クリアケースタイプ4,000円〜(税別) 水やり不要で長く楽しめるプリザーブドフラワー。お見舞いや、年配の一人暮らしの方にも喜ばれています。一輪タイプのほか、アレンジメントも扱っています。 「お花は一輪でも素敵なプレゼントになるんですよ」と太田さん。ウィンドウタイプのおしゃれな包装紙に、お好みのお花をラッピングして。特別な思いを伝えてみませんか?流行に敏感な女性にあげるならアンティーク調の色味がおすすめ。渋みのあるダークでシックな色合いも人気です。一方、男性はブルーやオレンジ系?と思いきや、淡いピンクなど可愛くてオーソドックスな色合いが喜ばれるそうです。お父さんや恋人にお花を贈るなら、いつもより可愛く明るいカラーをオーダーしてみては。 今年創業70年を迎えた太田生花店さんは、伊達〜室蘭周辺では最も古いお花屋さんです。初代の頃には伊達で栽培された花をリヤカーに積んで室蘭の市場まで売りに行っていたのだとか。フラワーギフトのご予約は4日前までにどうぞ。お花の種類の指定などがある場合は、一週間程度前からご予約ください。 太田生花店 北海道伊達市末永町68 営業時間 月〜土:9:00〜18:00 日・祝日:9:00〜16:00 定休日 正月三日 予 約 TEL: 0142-23-2439 むしゃなび内太田生花店のページ 冬の暮らしを彩る雑貨たち。めむはうす 続いて訪れたのは、楽しい街の雑貨屋さん!輸入雑貨を中心に、毎日が明るく嬉しくなるような雑貨が並ぶ「めむはうす」では、2019年12月25日までクリスマスフェアが開催中です。大切な人に、また自分へのご褒美に贈りたい、とっておきのアイテムが勢揃いしています! 冬の長い夜を光と香りで彩るキャンドル。アメリカで生まれ世界中で愛される「ヤンキーキャンドル」の秋冬限定バージョンが人気を集めています。ジャーに入った大きめサイズで、ゆったりと香りを楽しむことができます。近隣随一のヤンキーキャンドルの品揃えで知られるめむはうすさんですが、全国でもここだけの香りのラインとなっています!フルーツやナッツ、クリスマスケーキを思わせる甘くスパイシーな香りから森林のウッディーな香りまで、お気に入りの香りを探してみませんか。 ※ クリックすると画像が大きくなります(価格は税抜きです) 保温・保冷性抜群でスタイリッシュなデザインのコークシクル。ボトルの他マグ、タンブラーと用途に合わせて。新柄も入荷予定 飲むのが楽しくなる健康茶「30日茶」!女性へのプレゼントにおすすめ BE IN THE BAGのおしゃれで高機能なベスト。ポケットが沢山あり仕事着にも重宝します。男女兼用 東川町の靴下ブランド「ヤマチューン」の手袋。軽くて暖かいシェットランドウール使用。ニットキャップも入荷予定/3800円〜 なんとも可愛らしいドイツ「fashy」の湯たんぽ。お湯を入れて冷めるまで緩やかに保温し、柔らかな感触が気持ちいい! 店内の特設コーナーでは、毎年大好評の「アノニマスタジオ 旅する灯台と絵本展」が開催されています(12月25日まで)。子どもから大人まで楽しめて、読むだけでなく、お部屋に飾っておきたくなるような美しい絵本の数々。心ときめく一冊との出会いがきっとあると思います! 開いてびっくり!仕掛け絵本「ナマケモノのいる森で」 「サンタクロースって本当にいるの?」と聞かれて困った時にはこちらをどうぞ! 商品詳細や最新入荷情報はお店のインスタグラムをご覧ください。https://gramho.com/explore-hashtag/めむはうす めむはうす memhouse 北海道伊達市梅本町39-4 営業時間 11:00〜19:00 定休日 毎週火曜日、元日 http://www9.plala.or.jp/memhouse/ 冬のおくりもの特集はまだまだ続きます。(2)をお楽しみに! 記事の内容は取材時の状況に基づいています(取材2019年) 掲載商品は売り切れとなる場合があることをご了承ください。
むしゃなび編集部
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10/15(木) だて野菜が主役!癒しのビーガンお料理教室
HOKKAIDian Homestead(ホッカイディアン・ホームステッド)で開催中のクッキングクラスに行ってきました。札幌円山のヴィーガン和食レストラン「いただき膳」オーナーで菜食料理研究家の春山亜希子さんを講師に迎え、「心身共に健康的な人生を送るための食生活やお料理」を学ぶ全4回の講座です。お邪魔したのはその2回目。テーマは「水」。私たちの身体の7割以上を占める水。その水とどう付き合うか?が、健康にとても大切なのだそうです。そこで水加減が大切な穀物のお料理を通して、身体と水との関係について知る、という内容。 メニューは ・車麩のビーガン韓国風海苔巻き(キンパ)・ビーツピンクサラダのおにぎらず 滋養たっぷりの穀物とフレッシュな伊達産の野菜が主役です。肉や魚、卵、乳製品など、動物性の食材は一切なし。味つけのベースは前回のテーマである「お塩」。精製されていないミネラルたっぷりの塩を使うことで、野菜の美味しさを引き出すことができるそう。どんなお料理が出来上がるのか、ワクワクします。 穀物や野菜について、ためになるお話も聞きながら、ゆったりとお料理を楽しみます。彩り豊かな野菜たちが、次々と、いろんな姿に変身していきました。 講師の春山さん。Myaku-A vegan cooking classを主催し、国内だけでなく、韓国やマレーシアでも料理を教えています。 野菜を慈しむような、美しい手つき・・・。 和やかな雰囲気のキッチンスタジオ。慌ただしい日常から離れて、この空間で過ごす時間が最高の癒しなのです。 丸い車麩を細長くさいてカツにします。春山さんのレシピには、アイデアとセンスがいっぱい! 身体にやさしい大麦を炊き込んだご飯。穀物の販売を行う春山さんたちの会社がスコットランドの農場で栽培している「潮麦」という名の大麦です。海の風を浴びて育つので潮麦(しおむぎ)と名付けたそうです。プチプチ&もちもちで栄養たっぷり! 今回の海苔巻きは、韓国の「キンパ」。酢飯ではなく、ごま油を混ぜ込んだご飯で作ります。しかも、ごま油の代わりに、いただき膳で使用している美味しいオリーブオイルを贅沢にたら〜り。フレッシュなオイルの香りがフワッと漂います。具材は車麩のカツに、本物そっくりな豆腐のスクランブルエッグなど7種類。もちろん全てヴィーガンです。野菜だけでも、こんなにバリエーション豊かなお料理になるのか、と驚きました! カラフルな具材を盛りだくさんに巻き込みます。うまくできるかな・・?巻き簀の使い方を教わりながら、人生初の巻き寿司にチャレンジ! さてさて、和気あいあいとした時間の中、素敵なお料理が出来上がりました。 今日の献立 春山さんの指導でとってもきれいに巻けた海苔巻きと、欲張って具を入れすぎてちょっと崩れてしまったおにぎらず。 ヴィーガンキンパとおにぎらず きれいなピンク色の具は、何とポテトサラダです。ビーツを入れたマッシュポテトを豆腐マヨネーズで味付けしています。ご飯にポテトサラダ?ちょっと不思議な組み合わせですが、食べてびっくりの美味しいコンビネーション。明太マヨネーズのようなコクもあり、やみつきになる味わいでした。 食後には水についてのお話を伺いました。おすすめの飲み方など、眼から鱗の楽しいひととき。 料理や食材のことを知り、美味しいものをいただいて、心身ともにとっても癒されました。おうちで生かせる一生モノの知恵がいっぱいのクラスです。あなたも参加してみませんか? ホッカイディアンホームステッドにて 次回以降の日程はこちらです。 Myaku-A/いただき繕の癒しの菜食料理教室 10月20日(火)人間に最適な穀物を料理する…潮麦のお料理 <Menus>潮麦ミートの生春巻き潮麦ハンバーグ潮麦サラダ<Topics>ー女性性の穀物 潮麦とは大麦の辿った歴史東洋における大麦女性性と潮麦 10月28日(水)発酵ってなぜ良いのだろうか…世界の発酵食いろいろ /身近だけどまだまだすごい味噌…味噌のお料理 <Menus>日本の漬物を現在にいかすと、ぬか漬けと麹漬水キムチザワークラフト 味噌デミグラスソース味噌ホイコウロウ玉ねぎ味噌 <Topics>発酵って何?女性と発酵発酵食品と長期熟成調味料”味噌”の効能 各回 昼セッション 11〜14時、 夜セッション 18〜21時 定員:8名 料金:五千円/各回 持ち物:エプロン、三角巾、手拭きタオル、メモ帳と筆記用具 問合せHOKKAIDian HOMESTEAD北海道伊達市志門気町19-1TEL: 080-3294-1969https://hokkaidian-homestead.com チケットの購入はこちらから ※記事の内容は取材時の情報です(取材2020年10月)
むしゃなび編集部
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07/16(金) 家具と雑貨と憩いの店 洞爺湖畔「KITORINGO」
KITORINGOって何語だろう…?そう思った方に、まずは種明かしから。実は「木と林檎」なのだそうです。国彦さんは家具製作をなさっているので「KI」。雑貨屋とカフェを切り盛りする瑠美さんが林檎好きなので「RINGO」なんとも単純明快なお答えが返ってきました。 りんご好きな瑠美さんが作るジャムです。りんごを持ち上げるエゾリスのシールが可愛い!ブルーベリーは自家栽培です。 お店を始めて6年目のKITORINGOさんは、当初、留寿都村の旧三の原小学校で5年間営業されていました。そして、今の場所に移転オープンされたのが今年の4月29日になります。 奥様の瑠美さんはカフェと雑貨担当。伊達のご出身です。お店を始める前は札幌のアパレル会社でバイヤーをされていたそうです。 旦那様の国彦さんは山形県のご出身。家具職人になるか建築家になるかを迷った末、家具職人の道を選び、旭川の高等技術専門学院で家具制作を学んだのち、札幌で修行をされたそうです。 当時、札幌に住んでいらした佐藤さんご夫妻は、週末カヤックをするために通っていたのがここ洞爺湖だったと言います。 「ここの環境がすっかり気に入り、住みたいと思うようになりました。2年半懸けて家探しをしていたところ見つけたのがここでした。」 現店舗と工房は、家を借りていた当時は倉庫と畑だったのだそうです。 「実は、私たちが住む家の前所有者は私の出身幼稚園の園長先生だったのです。」と、瑠美さん。不思議なご縁とタイミングに恵まれた佐藤さんご夫妻でした。だって、洞爺湖まるごと敷地のようなロケーション!なんという贅沢! 現在ではその家を購入し、店舗兼工房を新築、内装は全てご自身の手でおこないました。店内には国彦さん作品の会計カウンター兼キッチンと雑貨コーナーがあるのみ。ドリンク&フードは、テイクアウトまたは外のデッキ(こちらも国彦さん作)でご飲食可能です。雑貨は日本のものも一部ありますが、多くはスウェーデン・フィンランド・デンマークなど北欧で買い付けてきたもの。 「今はコロナで行けなくなりましたが、以前はスーツケースとリュックにプチプチと新聞紙だけを詰めて仕入れに行っていました。」と、語る瑠美さん(シャイな瑠美さんは写真NGでした)。商品選びの勘とセンスはバイヤー時代に取った杵柄なのでしょう。小さな体でリュックを背負いスーツケースを引く瑠美さんを想像するとちょっと驚きます。食器をスーツケース一杯に入れたらどれだけ重かったことか…。 でも、自分の目で見て選びたい気持ち、よくわかります。だからこそのこのラインナップ。海外へ出かけられない今は、その時に知り合ったフィンランド人から仕入れをしているそうです。 食器はどことなくレトロ感漂います。ヴィンテージ物だそうです。「ちょっとレアな食器に拘っています。これらが生活に加わることで精神的に豊かな気持ちになってほしい。」瑠美さんはそう語ってくれました。 家具職人の国彦さんには工房を案内していただきました。大きな機械がたくさんあり、工房というよりも工場といった雰囲気です。そこには、見たこともない重たそうな機械が所せましと置かれていました。 当たり前ですが、全て使い道が違います。これらを全てお一人で使いこなしています。そして、これらの機械でカットされ加工され材となった木は、国彦さんの手で家具などに生まれ変わるのです。 ダイニングチェアからスツール、箱物、キッチン周りなど家具全般を制作なさいます。たとえフシがあってもそれを活かしたものを作るなど、端材も決して無駄にしないそうです。 こちらのカッティングボードもフシがありますが、味わい深い作品になっています。そして、どうしても作品にならないときには薪に。“ 材料を無駄にしない “というのは国彦さんのポリシーです。 こちらはオガクズを集める機械です。もちろんオガクズも無駄にはしません。肥料として引き取ってもらっているのだそうです。 国彦さんは丁寧に言葉を選びながら家具作りへの想いを語ってくださいました。 「なるべく環境に配慮したいと考えています。 自分が作るものを通して、あるいは木を通して地域や社会に貢献したいと思っています。」 “ 環境への配慮 “ “ 社会貢献 “いまやどの分野でも気を配らなければいけないキーワードです。それを意識した実践は素敵です。そして最後にこうも話してくださいました。 「KITORINGO作品を使っていただくことで、生活に精神的な豊かさを感じてほしい。これが来てから生活が楽しくなったね。これが来たから生活しやすくなったね。そんな風に思っていただけるような、品質の良い使いやすい作品を作りたいです。」 近々新作発表があるそうです。ある方とのデュエット作品とか…?とてもワクワクします。 珈琲の香り。良質でハイセンスな雑貨。瑠美さんの笑顔。木の香り。シンプルで使い心地の良い家具。国彦さんの木への眼差し。そしてまるで庭のように遮るもののない洞爺湖。 それらすべての融合である「KITORINGO」さん。なんとも言えない心地よさを感じる素敵な空間でした。 KITORINGO キトリンゴ営業 土日祝 11:00~16:00住所 虻田郡洞爺湖町洞爺町174-7電話 0142-82-9382e.mail kitoringo@gmail.comFacebook ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。取材2021年
Rietty
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04/14(土) 仙台藩が作った能、だてで上演!4/14チケット発売伊達能「摺上」
北海道ではなかなか見る機会のないお能が、今年7月、だて歴史の杜カルチャーセンターで上演されます! 演目は仙台藩が作った秘曲、 「摺上(すりあげ)」。 今年生誕450年を迎えた伊達成実(しげざね)を主役にした演目で、伊達家が東北イチの家となった記念すべき戦いである「摺上原(すりあげはら)の戦い」を語るストーリーです。 1989年に仙台市市政100年を記念して半分バージョンが上演されましたが、今回は全編公演、なんと百数十年振りの復曲となります!! 伊達能「摺上」ポスター。伊達書道連盟会長・佐々木錦堂さんによる題字が美しい!(クリックすると画像が大きくなります) 能を知らない筆者ですが、伊達家ゆかりの秘曲と聞いただけでもう興味津々。 ・・・ところで伊達成実って誰だっけ・・・?? 伊達能「摺上」実行委員会事務局長の星麻美さんにお話を聞いて来ました。 伊達成実は亘理伊達家の2代目で、伊達政宗のいとこにあたり、現在の伊達市を開拓した伊達邦成の先祖にあたる人です。 今年は成実の生誕450年、そして北海道150年の記念の年です。さらに来年2019年には伊達市開基150年を迎えますね。 伊達市に深い縁のある能楽の上演をきっかけに、歴史と文化が地域の人をはじめ多くの人に伝わればと思い企画しました! 札幌出身で数年前伊達に移住した星さんは、国際会議やビジネス旅行のプロデュース等を手がけるMICE業界で活躍するビジネスウーマン。 仕事柄、海外からの旅行客を案内することも多く、道内の観光資源についてはかなりの情報通です。 そんな星さんが伊達に移住した理由はズバリ、 「伊達の歴史」。 私はもともと歴史が大好きで、家系図作りをしていたのですが、 開拓記念館※によく通っていたのですが、歴史好きにはたまらない貴重な文化財がたくさんありました。 着物だったり屏風だったり・・・。 公演のチラシに掲載されている「摺上」の謡本(台本)も、伊達市が所蔵しているものなんですよ!(クリックすると画像が大きくなります) 私は札幌育ちですが、時計台やテレビ塔に行ったのは実は大人になってからです。 地元の人ほど、当たり前すぎて地域の魅力や価値に気づかないものかもしれませんね。 自分のキャリアを生かして伊達の面白さを紹介できないかな、と考えるようになり、それが今回の公演の企画につながっていきました。 ※伊達市開拓記念館 2017年11月末閉館。2019年春「だて歴史文化ミュージアム」として開館予定。 http://www.date-kanko.jp/page-26/page-167/ 歴史好き、つまり「レキジョ」の星さんによれば、北海道の博物館・記念館はどうしても似たりよったりなところがあるけれど、その中で伊達には大きな博物館にも劣らない面白い文化財が沢山残っているそうです。 へえーーーー!知らなかったーーー!! ただ、貴重な文化財も保存状態が悪ければどんどん劣化してしまいます。 そ、それは実に勿体無い・・・ 大切に保存して、例えば観光PRになったり、歴史マニア延髄の企画展が開催されたら、素晴らしいことですよね。 伊達能「摺上」を楽しむためのポイント それではここで、歴史や伝統文化に疎い人でも伊達能「摺上」を楽しむためのポイントをご紹介しましょう! 1 日本語・英語解説付き! 能というのは昔は武士のたしなみのひとつとして広く学ばれていたそうです。 お祝いの席など人が集まると皆で謳ったのですって。 今でいうヨサコイやカラオケ??そう考えたら能が身近に感じますね! 「そんなこと言われても、観てもわからないし・・・」 というあなた!当日は日本語と英語の解説が付きます。思う存分楽しみましょう :-) 2 連続講座で予備知識をつける。 それから当日の解説だけでは物足りない、という方のために、市民サークルテミヨーとの共同企画で、5回連続講座が開催されます。 伊達市と成実との関係、戦国時代のこと、などなど、お能の世界を百倍楽しめそう! 気軽にご参加ください。参加申し込みは各回前日までにテミヨーFacebookページからどうぞ。https://www.facebook.com/ttemiyo/ 3 チケットはお早めに! 4月14日(土)発売です。能ファンも、初心者も、観るならいい席がオススメっ! 今回、一番高いS席で6000円ですが、これは一般的にはかなりお得な値段だそうです。 いい席ほど数が少ないので、どうぞお早めにゲットしてくださいね〜。 同実行委員会では、今年2月ごろから10名ほどのメンバーが集まり、公演の成功に向け準備を進めています。実行委員の栗原さん、寺島さんのコメントです。 ここまで聞いたらもう、 レッツゴートゥー・伊達能。 この夏は北海道伊達で日本の伝統文化、能を楽しみませんか? 伊達能「摺上」 2018年7月22日(日) 14:30開演(14:00開場) だて歴史の杜カルチャーセンター大ホール (伊達市松ヶ枝町34番地1) <チケット(全席指定)> S 席6,000円 A 席5,000円 B 席4,000円 2階席2,000円 <チケット取扱所> だて歴史の杜カルチャーセンター 洞口書店 株式会社 寿浅グループ 本社 リカーマックス伊達店 Aコープくみあいマーケット スーパーステーショナリーWAKA 株式会社エルム楽器室蘭支店 ぷらっと。てついち 登別市役所内母子会売店 e+(イープラス) <問合せ> 伊達能「摺上」実行委員会事務局(合同会社永年社内) TEL:0142-82-3453 http://einensha.jp/suriage/
むしゃなび編集部
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03/09(水) 自分に向き合い「茶〜しばく?」〜” チャシバクINN “ 的暮らし
オーナーの田中陽介さんは京都のご出身。 そして奥様の瑠奈さんは大阪のご出身。 お二人が2018年にオープンしたチャシバクINNは、客室4部屋のご自宅兼宿泊施設です。 只今、4月半ばの2022年度OPENに向けて準備中ですが、実はこの春、田中夫妻にとっての何度目かの大きな転機が訪れます。今回は、そんなチャシバクINNの秘話を陽介さんにお伺いしました。 ↑部屋からは洞爺湖が見えます。 学生時代の4年間、ニュージーランドで暮らした経験をお持ちの陽介さんは、2004年4月、加森観光 ルスツリゾートへの就職を決め、北海道留寿都村に移住して来られました。 ルスツリゾートでは、ベル・フロント・教育旅行営業・予約・レベニューなどのキャリアを積まれていたので、いわば宿泊業のプロフェッショナル。 INNを行うための土台が整っていたとも言えます。 けれども、後に脱サラをされた陽介さんの現在まで道のりは、チャシバクINNまっしぐら!ではありませんでした。 ルスツリゾート勤務時代、今の家に移り住む以前は社宅に暮らしていましたが、2012年より旧洞爺村あたりで家を探し始めました。 「洞爺湖畔には、留寿都に住んでいた頃によくキャンプをしに来ていました。通う毎にどんどん好きになり、湖畔に住みたいと思うようになりました。物件は、静かに湖を眺めるくらしができる洞爺湖北岸のエリアに魅力を感じていたので、このあたりで探していました。留寿都へ通勤するにも便利でしたし。」 そう。 つまり、初めからここで商売をしようと思っていたわけではなかったのです。 「偶然にも、毎日窓から洞爺湖を眺められる中古物件との出会いがあり、2013年10月に移り住みました。けれどもその頃は、インバウンドのお客さまがたくさん訪れていた頃でもありました。ですから、2歳になった息子の寝顔を見てから出勤し、帰宅してまた寝顔を見るという毎日が続いていました。そんな日々に疑問を持つようになっていったのです。」 息子さんが生まれた2011年、この年の3月に東日本大震災は起こりました。 親になった年にこの大震災を体験したことは、田中さんご夫妻の人生観に大きな影響を与えたことは容易に想像できます。 「いつ死ぬかわからない。 明日の命の補償なんてない。」 ということを誰もが痛烈に感じたことと思います。 とは言え。 たとえ考え方の変革は起きたとしても、ほとんどの人が日々の忙しさに埋もれてしまい、なかなか行動変革にまで及ばないことが多いのではないかと思います。 けれども。 田中さんご夫妻は行動を起こしました。 息子さんが4歳になり、幼稚園に上がった年。 2015年6月に、瑠奈さんがドーナツ屋を始めたのです。 材料にもこだわった " 豆乳焼きドーナツ " 『チャシバクドーナツ』の 誕生です。 決め手は瑠奈さんの一言でした。 「家の前にデッキを作ってくれたらドーナツとドリンクを出す店をやりたい。」 「大阪出身の妻は、帰省の際に奈良のお店で目にした光景が、" とてもいいなあ… " と思ったと話していました。そこには、おじいちゃん、おばあちゃん、小さい子どもまで美味しそうにドーナツを食べている姿があったそうです。チャシバクドーナツも、お客さまが湖畔散歩のついでにふらっと立ち寄ってくださったり、近所の子どもたちや親たちがおやつとして買いに来てくれる店にしたいと思ったそうです。」と、陽介さん。 ドーナツは。 ケーキのようにお洒落すぎず。 子どもから大人まで大好きで。 片手にドリンクを持ち、もう一方の手でドーナツを持ち、お散歩しながらでも気取りなく食べられる。 チャシバクドーナツは、原材料にもこだわって作られていますし、揚げてお砂糖をまぶしたものとは違うので、子どもでも、服も手も汚すことなく食べられるというのも良さだなあと、筆者自身が購入したチャシバクドーナツを運転しながら食べた時に感じました ^^; 母目線を感じます。 さて。 オンラインショップも開き、軌道に乗っていたのですが、再び転機が訪れました。 洞爺湖畔に購入した店舗兼自宅(店舗部分は陽介さんによるリノベーション)は、実は元民宿の二階建てでした。 そして、その後のオーナーが改築してアパート経営をしていた際に、2階の4部屋それぞれに風呂場とトイレを設置していました。 そのことは田中夫妻にとっての購入の決め手ではなかったのですが、陽介さんはこの家で宿経営をすることを思い付きました。 「この地域には温泉街と違い宿が少ないです。ですから、ここに宿を作るのは自分の役割かもしれないとも思いました。まさに運命のようなものも感じました。」 悩んだのはその宿のスタイル。 ここに陽介さんのこれまでの生き方が表れてきます。 ・13年間、リゾートホテルの社員としてホテル業の経験を積んだ。 ・ニュージーランドでは、学生的な貧乏旅でバックパッカーズ(日本でいうホステルやゲストハウス)を泊まり歩いた。 「学生時代とサラリーマン時代に様々なタイプの宿を経験したことが原体験となって、自分が好きな旅のスタイルにマッチしたものを作りたいと思いました。」 今のスタイルに行き着いた経緯や想いについては、陽介さんのnote https://note.com/chashibaku_inn/n/ne55019de8408 に詳しく書かれていますので、陽介さんの言葉でご覧くださいね。 陽介さんのお話しを伺っていると、今の暮らし方はなるべくしてなった、導かれてなった、そんな気がしてなりません。 ↑ツインルームです。とても清潔感があります。 さて、ここでもう一度チャシバクドーナツに話を戻します。 2004年に北海道移住。 2009年に結婚し2011年に子どもが生まれる。 2013年洞爺湖畔で中古物件を購入し転居。 2015年チャシバクドーナツを開業。 2017年35歳で会社を退職。そして1年かけてINNスペースをセルフリノベーション。 2018年チャシバクINNをオープン。 と、このように何度も転機を迎えた田中一家でしたが、実は2022年3月末までの営業でチャシバクドーナツが無期限休業となります。 「息子を屋久島の山海留学へと送り出すことにしたからです。それに関連して妻は2拠点生活になりますので、ドーナツ屋を続けることは不可能になりました。もともと、息子が高学年になったら多様な文化や自然、人に触れてほしいという願いから外国へ連れて行きたいと思っていました。ところがこのコロナ禍でそれが叶わぬ夢となってしまいました。もちろん、コロナ禍が落ち着けばいつかはできるかもしれない。でも、出来るだけ子どものうちに体験させてあげたかったのです。ですから気候も含め環境が北海道とは全く異なる屋久島を選びました。」 ↑夏の洞爺湖 チャシバクドーナツのファンはとても多いので、きっと残念に思う方も多いかと想像します。 でも、ファンの方々ならきっと、田中一家の暮らし方や生き方に共感する方が多いと思います。 今後のチャシバクを応援して行きたいですね。 さてさて。 ところで皆様。 「チャシバク」の語源をご存知でしたか? それは〜。 「茶〜しばく?」=お茶しない? なのだそうです。 これって実はコテコテの関西弁。 関西ご出身の田中ご夫妻ならではの発想です。 「ゆっくりお茶でも飲んで休んでいって」 そんな気持ちを込めて「チャシバク」としたのだそうです。 そしてこのロゴマーク。 旅するバクの絵がなんともユニーク。 こうして、様々な経緯で、旅する人々を迎えるチャシバクINNは4月15日(金)に再オープン(現在は休館中)します。 最後にチャシバクINNのコンセプトを伺ってみました。 『洞爺湖畔のいつもの空気をあじわえる、地元の暮らしに近い宿』 「旅には旅人それぞれのいろんな目的があります。旅人がここに泊まる時、ここを住まいとする僕らと同居するかたちとなります。旅人にはチャシバクINNの暮らしの形を体験することで、” あ〜こんな暮らし方もあるんだ “ とか “ こんな働き方があるんだ “ などの気づきを通して、” 自分の暮らしを見つめる “ “ 自分と向き合う “ そんな時間を提供できたらいいなあなんて思っています。 一言で言えば『暮らしのおすそわけ』かな。」 いつまででも眺めていられる美しい洞爺湖。 静かな街。 押し付けがましさを微塵もかんじさせない、優しく人懐こい陽介さんの笑顔。 そして心地よい部屋。 ↑シングルルームです。カバーやシーツなどはリネンを使用しています。壁の色が素敵。 チャシバクINNで過ごす時間は、間違いなく豊かであることを確信した筆者です。 チャシバクINN オーナー 田中陽介 住 所 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町109-1 電話 0142-82-3257 Web site. http://www.chashibaku.com/inn/i/ ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2022年)
Rietty
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08/01(火) 原体験に導かれて〜好きを極めた永遠の鉄道少年 横山靖樹氏
原体験 「父親に連れられて、今はなき室蘭機関区に蒸気機関車を良く見に行っていました。たしか2歳頃からだったと思います。当時は90%が貨物か客車を引っ張る機関車で、間近で聴く警笛の音に驚き、父の膝の上でビクッと飛び上がった記憶があります。」 そう語り始めたのは室蘭市舟見町ご出身の横山靖樹氏。 今回の主人公です。 数年前に伊達市役所を退職し、今は室蘭で週数日の仕事を請け負っていらっしゃるそう。 全く知らずに取材を申し込んだのですが、実はその世界の専門誌に登場する有名なモデラーとライターさんでもあることが発覚! なんとも恐れ多いことをしてしまいました。 ですが、とても気さくに丁寧に取材に応じてくださった横山靖樹氏でした。 「12歳になると鉄道模型に夢中になりました。二年間で貯めたお年玉1万1千円で初めて買ったのは金属モデル16番セット(日本規格のJゲージともいう)のBタンクと呼ばれるものです。だいたい6時間くらいで作ったかな…。当時はプラモデルがとても流行っていましたが、僕が作る鉄道模型は真鍮でできています。ですから、父からハンダ付けの道具を借りて作りました。今でもその時の模型は電源・レールともに保管してあります。」 わ! いきなり専門用語が出てきました。 Bタンクって何? 鉄道模型ってプラモデルとは違うんだ! 電源ということは動くの? これはお話に付いていけない予感…。 けれども靖樹氏は優しい口調で丁寧に説明してくださいました。 「Bタンクというのは動輪が二軸あることです。16番(Jゲージ)というのは実際の大きさの1:80の大きさと機能を表すものです。特徴としては加工がしやすくキットが豊富で精密にできます。つまり、より本物に近いものができる。精密に作ることができるので、1:80の大きさとパワーで本物っぽく動かすことができるのです。動かない鉄道模型は僕の中では認めていません。」 鉄道模型には強いこだわりがあるようです。 優しさの中に頑固さを見た瞬間でした。 鉄道模型への想いが熱い!! こちらも模型です。 雪煙を上げながら走るこの列車のカラーは国鉄色と呼ばれるオレンジ色です。 市役所現役時代から所属していた鉄道模型クラブの仲間同士の合同運転会などで、 情報交換やアドバイスをもらい技術を上げていったと言います。 なるほど! 文頭の画像は特別なものではなく、大きさは色々でも全て精巧に動くように作られているというわけです。 模型作りにどんどんハマる靖樹氏でしたが、子どもにはとても高価なのでそう簡単に買えるものではありませんでした。 ある日、中学生になった靖樹氏は鷲別機関区へ行きました。 「その頃は緩かったというか、車庫入りしている機関車に乗せてくれたり、警笛を鳴らさせてくれたりして、今でいう『体験』を通したさり気ない教育をしてくれたんです。」 結果、この時の体験は靖樹氏を『撮り鉄』の道へと駆り立てました。 北海道の蒸気機関車を撮りたい! 靖樹少年、ついに『撮り鉄』の旅を始めます。 「中学生の頃は学校の長期休みを使用しながら、日帰りで出掛けていました。カメラはお年玉で買いました。でも、ジュラルミン製のカメラバックと三脚は父が買ってくれました。」 「高校生になり、宿泊しながら撮りに行くようになりました。とは言っても、夜行列車を利用した車中泊です。いままで一度だけ遠軽の旅館に泊まったな。カメラは当時日給が高かった母方の親戚の酒屋のバイトをして一眼レフを手に入れました。室蘭は急な坂が多いでしょう。坂の下で車から荷物を下ろし、上り坂を担いで行くんです。キツかった…。」 「ところで、撮り鉄時代の面白エピソードや、車中泊や駅泊で困った思い出などありましたら教えていだけますか?」 「高校生時代からひとり旅を許されたのですが、予備フィルムやカメラ、列車時刻の確認、移動切符手配など、周到な準備で出かけるようにしていました。厳冬期 -25℃の道東の朝の出来事なんですが、メガネの金属製ヒンジがポロリと折れてしまいました。ツルの一つはかろうじて耳にかかっていましたが、直ぐずれて間抜けな顔に…。カメラファインダーも覗けず難義しました。メガネの予備を持たなかった失敗談です。また、あるお盆近くの日の出来事です。北見方面の長さ600m程の有名な怪談トンネルを訪れたのですが、トンネルの先は絶好の撮影スポットなので是非とも撮りたいと思っていました。信号所の職員さんに蛍光灯を点けてもらい、帰りもお願いしたのですが、帰りの約束の時間になっても蛍光灯は点かず辺りは真っ暗。職員さんは約束を忘れてしまっていたんです。山間はもう真っ暗でしたが、ダイヤを確認し勇気を振り絞りいざトンネルへ。そこで体験したのは超怪奇現象でした…。真っ暗なトンネル内で何度も転び、真っ黒になって信号所に助けを求めたところ、『あっ 忘れていた! また出たの!? しょっちゅうあるんだよね〜!』って…。今思い出しても寒気がする出来事です。」 「トンネルでの出来事は気になりますが、きっと、苦しい作業の末に亡くなられた成仏できない霊が彷徨っているのでしょうね…。勇気を振り絞って中に入った靖樹少年すごすぎます ^^;」 「また、こんなこともありました。夏の駅での野宿の時です。当時は、駅ホームの待合室では寝ていいよ、っていうのは結構ありました。でも夜中に貨物列車がゴウゴウと通過するのでその度に目が覚めます。でも屋根付きは良かった。特に雨の日。次の朝は蚊に刺され顔がむくんでいましたが笑 昭和の駅員さんはおおらかでした。」 「駅ホームの待合室泊…。実は筆者にも経験があります!今は締め出されちゃいますね。」 車中泊で全道各地の蒸気機関車を撮るようになった靖樹少年は、「もっと技術を上げて良い写真を撮りたい!」「自分で現像をしたい!」という思いから、高校では写真部に入部しました。 一度決めたらまっしぐら。 「現像のための暗室は自宅の一室に毛布をかけて作りました。家中酢酸の匂いがしていました笑」 カメラや鉄道にハマりながらも陸上部を掛け持ちし、短距離走が得意だったとも言います。 文武両道だったというわけですね。 〜というか、じっとしていられないタイプ? 自宅では模型を作り、外ではカメラを担いで蒸気機関車を追いかける日々。 そんな靖樹少年に辛い転機がやってきました。 国鉄の合理化です。 昭和50年代に入り、走る途中で水や石炭を補給しなければならない蒸気機関車は、真っ先に合理化のターゲットとなりました。 そしてついに、通常営業運転としては全国最後になった室蘭本線の蒸気機関車は消えてしまいました。 「被写体がなくなってしまい本当に気落ちしてしまいました。ディーゼルには興味がなかったので撮る気にはなれなかった。当時『赤ブタ』と呼んでいた機関車は撮りたい対象ではなかった。今となれば撮っておけばよかったと思いますが…。貨物車も、昭和の時代にはタンク車があったり、木材を積んだ貨車があったり、引っ張られている貨物車がバラエティーに富んでいたのですが、いまは画一化されたコンテナになり、それらさえも見ることがなくなってしまいました。」 「模型鉄」再開と新たな展開と その後しばらくして結婚。 そして子育ての時期。 「約15年間は鉄道から離れていました。けれども、札幌へ出張するたびに本屋へ行っては専門誌3冊を捲り、『またこの世界に戻りたいな…』という想いを膨らませていました。いつかは再開したいと思いつつも、再スタートの一歩を踏み出せずにいた僕の背中を押す記事を、ある日専門誌に発見してしまいました。自分が中学生の時よりも模型が数倍精密になっていたのです。それを知った時、俄然と模型作りをしたくなりました。実はちょうどその頃、超過勤務の給与を多くいただいていた頃で、それを原資にすることで再開することを決意しました。上の子どもが高校生の時でした。」 聞いて驚いたのが真鍮製機関車模型の価格。 なんと、1台20万円〜50万円くらいするそう! 何しろ、全てが本物の1 : 80なのですからその位はしてもおかしくないわけです。 ですから模型作りよりも家庭経済を優先させた靖樹氏の判断は当たり前と言えば当たり前でした。 「それは『我慢した』という感覚でした。」 15年ぶりの模型鉄再開はさぞかし嬉しかったことと思います。 さて、再開をした靖樹氏は鉄道模型を作るだけでなく、模型とジオラマの融合を始めました。 そして、仲間を集めて倶楽部活動も始めました。 先ほども少し触れたご自身が会長を務める「北軌道倶楽部」です。 「現在20名ほどの会員がいます。年代は40代から60代の方々。実は自分のような人間がいるのが不思議なくらい裕福な方が多いです。模型は高いですからね。その仲間で2~3ヶ月に1回くらい例会をしています。会でしていることと言えば、持ち寄った模型を走らせて酒の肴にして語り合う。そんな会です。」 どうやら想像以上にマニアックな会のようです。 「ところで、新たな展開としてジオラマも手掛けるようになったようですが、ジオラマも真鍮製なのですか?」 「真鍮も使いますが、ジオラマの材料のほとんどはお菓子の空き箱などのボール紙です。コルク板、発泡スチロール、集成材やプラスティック加工用のスプレーなども使います。他に使う材料は…、選ぶのがちょっと恥ずかしいのですが、100均のコスメパーツです笑。」 「え!? 化粧品ですか?」 「はい。たとえばネイルパーツなどをよく使います。」 つまりオリジナルの世界なのでキットでは作れないというわけです。 それではここで鉄道模型とジオラマの世界をとくとお楽しみください。 いかがでしょう? 細かい作業が苦手な筆者には、神業すぎて、素晴らしすぎて写真だけでもコーフンします。 もちろんこれらは靖樹氏のコレクションの極々一部です。 現在、車両のみで300両はあると言います。 それらは全て自宅納戸に保管されているそう。 「どれも皆素晴らしいですね!ところで、いま一番作りたいものは何でしょうか?」 「ジオラマでは鉄橋です。河川に架かる橋は鉄道車両と一体になる風景です。橋梁製作、法面の(植物)作成、河川表現等ジオラマの世界では高度な技術を駆使します。今、橋でも難しいリベット組立の魚腹ガーダー橋梁を使用したジオラマ製作を行なっています。」 最後に鉄道模型車両とジオラマ風景を融合させることの魅力を語っていただきました。 「まず、作ることそのものが魅力です。そして、ジオラマと融合させることで自分が育ってきた北の街の昭和の風景を再現することができる。あの頃の時代は戻らないけれど、自分で作ることでいつでも手の届く存在として側に置くことができる。まあノスタルジーですね。北軌道倶楽部のアジトにはレイアウトを考えた線路が常時敷かれた状態になっています。そこに人や樹木や草地や川や土手など風景を加えていくことで、想像の世界が広がっていきます。そうそう、今、会で『樹木ひとり一本運動』というのに取り組んでいます。一人一人が樹木を作り森を育てています。ジオラマの環境整備ですね。皆んなで作ることで、会員同士が交流し合い、切磋琢磨し合って、技術レベルも上げていきたいし、より素敵な模型とジオラマの融合の世界を作っていきたいと思っています。その過程が魅力です。若い人も増やしていきたいな。」 そして、実は「撮り鉄」も復活していました。 「撮り鉄はデジカメ時代になって復活しました。銀塩カメラ時代は現像して見ないと画像の確認ができませんが、今は出来をその場で確認できるのでとても便利で良いと思います。今でも車中泊の撮影旅(放浪の旅とも言う)を許してくれる嫁さんには本当に感謝しています。もちろん、キチンと1日一度安否報告はします。列車撮影、車中泊等全ての面でちゃんとコンプライアンスは厳守していますので、昔のようなエピソードはありません。でも、列車の遅れ、運休は昭和より多いですね。安全を考慮するとそうなるのかもしれませんが、『鉄道魂』と言うものが現場から消えかかっているのでしょうか…。時代は変化しているという事をつくづく感じます。」 永遠の鉄道少年靖樹氏は、終始にこやかに物語を話してくれました。 「どこかで常設展示していただきたい気持ちはありますが、車両1両が何十万円もする物ですし、輸送中壊れやすいジオラマもありますのでそう簡単なことではありませんね。」 是非「だて歴史文化ミュージアム」に横山靖樹コーナーを作って欲しい! 切に願います!
Rietty
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04/13(火) いましかここしか食べられない!豊浦「すいしゃ」さんへ急がなくっちゃ♡
※ 2022年春に閉店しました ひっそりと豪快で太っ腹な企画を展開中なのは、豊浦インディアン水車そばの「すいしゃ」さん。いまだけここだけランチご提供中です。 皆様にぜひともお試しいただきたいのは 「ホタテの紅白丼」。 貝柱と卵巣と白子の紅白丼! ホタテの産卵期は5月の半ば過ぎです。それまでは、貝柱よりも卵巣や白子の方が大きいって知っていましたか?そして、卵巣はウニみたいな味で、白子はタチみたいな味だって知っていましたか?何を隠そう、道産子歴36年の私も初耳でした。ましてや生で食べられるなんて知りませんでした。見てください! 産卵前の卵巣はこんなに大きい!! あ~! なんて魅力的~! しかも産卵前の今しか食べられないなんて…。でもそれを知ったのは、” 稚貝食べ放題とライス&汁物セット”を食べた後。とても食べられるお腹は持ち合わせていませんでした。残念すぎる。 次こそは! そう。 私がいただいた 「稚貝食べ放題 」&ご飯+汁物も凄すぎました。 漬けダレは二種類。ポン酢と柚子胡椒&マヨネーズ醤油。 山盛りの稚貝を焼きながらいただきます。 茶碗山盛りのご飯はすぐに足りなくなり、ついにはお酒が飲みたくなる…。 いやいや車だし…。 そんな葛藤を繰り広げてしまいました ^^; 稚貝はだいたい30枚以上がボールに入っています。「稚」とは書いてありますが、結構な大きさ。 実はこの「稚貝食べ放題 」のアイディアは、豊浦観光協会さんと「すいしゃ」さんの共同発案。豊浦観光協会さん企画の「ホタテの耳づり体験」とセットになっていた稚貝の試食を、そのまま「すいしゃ」さんが受け継ぐかたちで昨年からの人気メニューになっているそうです。 メニューは他にもホタテカレー・ホタテご飯セットなど、海の幸をメインにとても充実しています。 そして何とも嬉しいのが、お食事の後に珈琲またはソフトクリームが付くこと。 これ、ほんと嬉しいです。 嬉しすぎて、写真を撮る前に一口食べてしまった私…笑 そして、こちらでは色々なハンドメイド作品の展示販売も行っています。 どれもセンスが良いものばかり。 それもそのはず。オーナーさんが芸術の森ほかで開催される手作りイベントで、直接作家さんと交渉してこられた選りすぐりのものたちなのです。 はい。物へのこだわりも強い方とお見受けしました。 そこで質問。 「メニュー作りのポリシーは?」 即座に返ってきた答えは。 「生産者にしか作れないものをご提供すること。」 でした。 オーナーの相澤順司さん♡真知子さん 実はオーナーの相澤さんは地元の漁師さんでした。漁師さん直送だからこその「紅白丼」漁師さんならではの、太っ腹「稚貝食べ放題」なのですね。 メニューに漁師 相澤さんの心意気を感じました。 大いに納得。大いに満足。 素敵なランチ旅となりました。ごちそうさまでした! 店舗情報:すいしゃ北海道虻田郡豊浦町浜町87-1営業時間 9時〜16時定休日 水曜 最新情報はお店の公式アプリからチェックできます。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)。メニュー、料金は変わることがありますのでご注意ください。※シェア、リンク大歓迎です!
Rietty
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05/26(水) 弄月町に子ども食堂「さくらんぼはうす」OPEN!!だて
「いちごはうす」の姉妹団体「さくらんぼはうす」が5月24日にオープンしました。配布型の子ども食堂として、月に一回、おやつとお弁当の配布を行います。 場所は伊達市弄月町。東地区コミュニティセンター 「みらい館」の近くです。「こども食堂」と書かれた黄色いのぼりが目印! オープン初日にお邪魔すると、子どもたちがやってきました。 お母さんやお家の人と来た子。友達同士で来た子。ひとりで来た子。みんなお弁当を受け取って嬉しそう! 自転車で来た小学生。お弁当とスープをハンドルにぶら下げて帰っていきました。 この日のおやつは手作りカップケーキ。 それからお弁当は、 ・ハンバーグ・ひじきのサラダ・にんじんのグラッセ など いちごはうすと同様、栄養バランスばっちりの献立です。 子ども弁当。ご飯は玄米&麦入りのヘルシーもちもちご飯 とってもおいしそうですね!さらに毎回汁物が付くそうです。この日はアツアツのコンソメスープでした。食材は地元の農家さんや近所の方からの寄付(野菜やお米類)と5月初めに行われた青空フリーマーケットの売上で調達したそうです。 大人弁当 お弁当は子どもは無料、大人は500円です。初日のこの日、子ども大人合わせて50個のお弁当は配布開始から30分たたないうちに終了となりました。 笑顔でお弁当やおやつを受け取る子ども達、そして親御さんの嬉しそうな表情に心があたたかくなりました。 さくらんぼはうすが目指すのは、 「こ食」への取り組み(孤食、個食など)食の重要性を伝えるお母さん、お父さんサポート の3つです。 さくらんぼはうす代表の大内さんは、「いちごはうす」のメンバーとして、1年ほど子ども食堂に関わってきました。活動を通して、「ひとつだけでは足りない。ほかの地区にも子ども食堂があったら・・」と思うようになり、家族の協力を得て自宅前で配布するかたちで子ども食堂をスタートすることにしたそうです。 オープン初日の反響に「びっくりしましたが、必要とされているのかな、と感じました。」と大内さん。これから細く長く活動を続けていきたいと話しています。 活動日は毎月第4月曜日。 次回の日程は 6月28日(月) です。 15時〜おやつ配布16時〜お弁当配布 学区に関係なく市内の子ども(おやつ・お弁当)と親御さん(有料のお弁当)が利用できます。公式ラインで予約を受け付けています(数量限定)。 食材、おやつ、カンパなど寄付も募集しています。協力したいという方、下記へご連絡ください! 子ども食堂「さくらんぼはうす」活動日:毎月第4月曜日伊達市弄月町(詳しい場所は上の画像をご覧ください)問合せ:080ー1876ー1387(大内さん)日程・予約:公式ラインからどうぞFacebook ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。活動日等変更となることがあります。ご了承ください。(取材2021年5月)※おやつとお弁当の写真は大内さんからお借りしました。 伊達初の子ども食堂「いちごはうす」についての記事はこちら↓↓ https://mushanavi.com/specials/25997/
むしゃなび編集部
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07/25(水) 牧場の丘のてっぺんで「ありがとうーー」と叫びたい! 「北海道ウクレレカンタービレ2018」
2018年6月22日、牧家ミルキングパーラーで「北海道ウクレレカンタービレ」が開催されました。伊達を一望する牧場の芝生の上でライブやフラのステージ、地元の美味しいものを存分に楽しめる入場無料のハワイアンイベント。今年で5回目を迎えました。 カンタービレといえば、とにかく気になるのがお天気。「今年も降るのだろうか」というウワサがあちこちで囁かれるとか囁かれないとか……。というのも初開催の2014年から、雨と強風に見舞われ続けてきたのです。しかし、昨年4回目にしてようやく晴れ、今年も澄み渡った空にウクレレの音が響きました! 伊達の夏到来を告げるビッグイベントとなった「北海道ウクレレカンタービレ」。会場の様子を振り返りながら、あらためてその魅力に迫りたいと思います。 伊達にHawaiiを連れてくる、ウクレレミュージシャンズ!! まずはカンタービレの華! 素晴らしいパフォーマンスで伊達にハワイの風を運んできてくれるアーティストの皆さんです。 勝誠二さん、JazzoomCafe(ジャズームカフェ)さん、分山貴美子さんのお三方は、2014年の初開催から、レギュラーゲストとして出演。雨にも負けず強風にも負けず、観客を魅了しています。 今回、5回目を記念して開催された「前夜祭」では、会場となった洋麺茶屋牧家にファンが詰めかけアツい夜となりました。トリオでのスペシャルライブも大盛況、目がハートになる人続出でした〜 :oops: 日本人初のくちぶえ世界チャンピオン、分山貴美子さん! 今年も超絶全開!JazzoomCafeさん。 カンタービレの王子様、勝誠二さん登場に「きゃ〜!」 出演者のプロフィールはオフィシャルサイトでチェックしてね。 勝誠二オフィシャルウェブサイト JazzoomCafe 口笛奏者 分山貴美子Official web site ウクレレと牧場が奏でるハーモニー! 「Mooooo!」の美声で時にゲストと一緒にうたう、ミルキングパーラーの牛さんたち。みんなツヤツヤして毛並みがとっても綺麗です。分山さんの口笛ライブが始まると、どどど〜っとステージの方に集まって来るのは、カンタービレおなじみの光景。 こちらの牧場では全部で約230頭もの牛たちが飼育されており、中には日本でここにしかいない「アングラー種」という珍しい牛さんもいるんですよ。総面積はなんと東京ドーム約16個分! 農薬を使わず、土づくりからこだわった自然な環境でのびのびと放牧されています。でも、どうして牧場を会場にしたの? 牧家の森田さんに伺いました。 森田 学さん/株式会社Booca 商品企画室 室長 年に一度のイベントですが、こんなに近くで牛が見られる場所って観光牧場でも実はあまりないんですよ! それから、においが全然しないでしょう? 皆さん、まずそこに驚かれますね。排泄物がきちんと発酵されているから無臭なんです。 牧家ミルキングパーラーは、もともとは体験や観光の要素を入れた教育ファームとしてスタートしたのですが、狂牛病や口蹄疫などの流行を受けて、10年ほど前から一般開放を中止していました。 「牧場から食卓へ」の意味を込めて「牧家」。 やむを得ずのことでしたが、そのために、牧場が食卓から切り離された感じになってしまって、残念に思っていたのです。やっぱり、原料の生産から安全と美味しさにこだわって作っているんだよ、というのをお客様に見ていただきたいですから。 そんな時に木元さん夫妻と出会いまして、牧場を体験していただく機会になれば、と会場を提供させてもらうことになりました。 イベント限定のフードメニューにも力を入れています。青空の下でお食事を楽しんで行ってくださいね! 音楽と一口に言っても、ハードロックやフォークだったらここの雰囲気にマッチしないでしょう? ウクレレだからこそ実現できたんです。そういう意味では、ウクレレは牧場にいちばん似合う音楽だと思います :-) 高木ブーさんのてるてる坊主 今回のスペシャルゲスト、高木ブーさんのステージはもう圧巻、の一言でした。やさしい歌声が広大な牧場を包み、楽しいトークに牛も爆笑……していたことでしょう。長い芸能生活の中でも、牧場で唄うのはこの日が初めてだったそうです! 客席、うっとり。この日の来場者数は約1500人以上!過去最高となりました 北海道ウクレレカンタービレ発起人で伊達ウクレレ協会を主宰する木元さん夫妻は、裏方仕事に奔走しながらも、大盛況の会場をしみじみと眺めていました。 「北海道でウクレレイベントを開きたい!」 そのきっかけは、2012年に札幌で開催された、勝さんとJazzoomCafeさんのライブでした。「ウクレレピクニック」をはじめ、国内外で数多くのイベントを手がけるプロデューサー、斉藤祐介さんとの出会いによって、木元さんの心に火がついたのです。 木元克弘実行委員長とウクレレさな事務局長。木元さんのTシャツは燃える炎の赤!この春還暦を迎えた闘志の色なのでした。 木元さん:斉藤さんが制作されている「日本ウクレレイベントマップ」を拝見したら、当時、北海道が空白だったんだよね。それが悔しくて(笑)。やるなら「北海道」をキーワードにしたイベントにしたい、じゃあ北海道ってなんだろうって考えたの。 学生時代、東京の友達に「北海道出身なら、実家は牧場やってるんでしょ?」って言われたのを思い出してね。北海道イコール牧場かい! ってその時は思ったんだけど(笑)。 ちょうど森田さんが伊達ウクレレ協会のメンバーだったご縁もあって、牧場でイベントやらないかいって声をかけさせていただいたのが始まりですね。 5年目を迎えて、あらためて思うのは、どれだけ多くの人たちがここに関わってくれているんだろう、ということ。本当にありがたいですね。 皆さんにたくさんたくさん、気にかけていただいて。その最たるものが、ほら、このてるてる坊主! て、てるてる坊主?? 木元さんが見せてくれたのは、なんと、高木ブーさんお手製のてるてる坊主! カンタービレが雨続きだったことを知ったブーさんが、お天気を気にかけて作って持ってきてくださったのですって。効果絶大、「雨が降る」ジンクスも、すっかり吹き飛ばされたようです。 夢はウクレレ・オーケストラ! フィナーレは恒例の公式ソング「ウクレレラプソディー」の大合唱! 作詞作曲の磯辺大輔さん、今年は謎の「虚無僧くん」をお供に登場〜。 ホテル支配人、人気ブロガー、などなどいくつもの顔を持ち、毎日おもしろブログでたくさんの読者を笑わせている磯辺さん。「元気な人も 病気な人も 人は唄って 乗り越えたんだね〜♪」のフレーズには、いつも涙が出ちゃいます。 磯辺さんのブログ「ホテルマンの幸せ」はこちら 斉藤祐介さん/北海道ウクレレカンタービレ プロデューサー 斉藤プロデューサーによれば、ここ数年、道外からの来場者も増え、全国に名の通るウクレレイベントとなってきたようです。 その要因はやはり、牧場の自然と海や火山の見える展望、地場産のおいしい食べ物。また現地スタッフの多くが素人という中、本当に一人一人の力でイベントが成り立っている、と話していました。 フィナーレの興奮冷めやらぬ中、ウクレレさなさんに聞きました。カンタービレはこの先、どこへ向かうのでしょう? 去年、今年とやっと晴れたでしょう。そしたら、欲が出て来た(笑)。 もっと子どもを集めたい、子ども達にウクレレを楽しんでもらいたいですね。 それで次世代のウクレレ弾きが伊達から出てくれたらいいなあって。 伊達でウクレレ持って歩いてる子って見かけないんだけど、この間ついに、見たんですよ!本当に嬉しかった。今回はウクレレ体験にも沢山のお子さんが参加してくれました。 う、美しい〜!!Oihata Ukulele いつか子どもも大人も一緒に、100人ぐらいでウクレレ弾いてみたいです。夢はウクレレオーケストラ、なんてね! [foogallery id="15311"] たくさんの出会いと感動を与えてくれる「北海道ウクレレカンタービレ」。 ここにいる人み〜んなウクレレでつながっているんだなあ、と思ったら・・・牧場の丘のてっぺんに立って「ありがとう〜〜」と叫びたい気持ちになりました。 来年はどんなハーモニーがこの丘に響くのでしょう。 みなさん本当にお疲れさまでした! 北海道ウクレレカンタービレ2018 出演アーティスト 高木ブー 勝 誠二 JazzoomCafe 分山貴美子 出演 伊藤香織 井上ケイ・ハウオリフラ田上教室とフラマダム uranawanaii KARAKIA sora 函館ウクレレフレンズ Alohi Lani 海老レレ 伊達ウクレレ協会有志 協賛企業、団体 伊達市農業協同組合 いぶり噴火湾漁業協同組合 株式会社島村楽器札幌ステラプレイス店 ローリングココナッツ編集部 株式会社アップデート FMびゅー 室蘭まちづくり放送株式会社 やなせデザイン社 伊達成吉思汗てつじん 大衆酒場 粋や 雄山株式会社 田中製餡株式会社 株式会社キョクイチ 株式会社谷口農場 メディパルフーズ株式会社 仙波糖化工業株式会社 伊那食品工業株式会社 株式会社アレフ 四国化工機株式会社 株式会社日本果汁 株式会社大矢 出展・出店企業、団体 Oihata Ukulele きゃさ工房 株式会社クワイアン バグヌート Aloha Smile Aochan’s ハンサム食堂 ブーランジェリーアイボックス 北翔大学 SOTOASOBU バルーンアーティストパフォーマーNORI 司会 荒町美紀 斉藤祐介 伊藤あゆみ 運営協力 株式会社牧家役職員 株式会社アンクル 伊達ウクレレ協会サポーター ミルキングパーラーの牛さん 主催 北海道ウクレレカンタービレ実行委員会 株式会社牧家 U-Sky,Inc 株式会社ローヤル Oihata Ukulele 伊達ウクレレ協会 Special Thanks ハワイさん (敬称略)
むしゃなび編集部
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02/20(火) クールに攻める両立への道 〜味と時間で勝負!地域にファーストフード文化を育てたい!『GOTHAM DRIVE IN』オーナー成田大海氏の戦略とは〜
取材に伺ったのはグランドオープン1週間前でした。 かっこよくコーヒーを落としてくれたので、さっそく聞いてみました。 「珈琲はどこで修行されたのですか?」 「YouTube先生です。いまどき修行なんて流行りませんよ。」 「え……。」 こんな会話から始まった今回の主人公は成田大海(Hiromi)さん。 3シーズンは俱多楽湖で「Paddle Street Outdoor Service」として カヤック・カヌー・サップガイド事業をされています。 入店いきなりの会話で「意外と軽い人?」と思いきや、 実は真逆なタイプであることが段々と分かってきました。 バックボーン(学生時代)のこと 改めて、成田大海さんは苫小牧市ご出身の35歳。 小さい頃から大学までアイスホッケーに勤しんでいました。 御祖父様からお父様、大海さんまで三代続くアイスホッケー一家だったと言います。 「大学にはスポーツ推薦で入学しました。 16歳の時に日本代表にもなりました。 でも、それほどアイスホッケーが好きだったのか?と問われると実は微妙です。練習が終わるのはいつも夜中の2:00頃でした。 競技場があまりないので、小さい子どもから順番に予約を入れていくと、大学生は夜中の割り当てになるんです。 これは結構キツかった…。 それに、本当は美術部に入りたかったし・・・(笑)絵を描くのが好きでしたから」。 「美術部ですか?また随分かけ離れていますが…。 それにしても練習終了が夜中の2:00とは驚きです。寝る間もなければ、学校へも行けなくなりますよね」。 「そうですね。大学では法律を学んでいましたが、授業はほとんど出ていませんでした。だから結局、退学して働くことにしました」。 「辞めてしまわれたのですね。授業はほとんど出ていなかったとのことですが、アイスホッケーは続けていらしたのですよね? 続けてやっていたことで今に繋がっていること、やっていて良かったと思えることはありますか?」 「上下関係の厳しさを知ったことでしょうか? ね?」 なるほど。 このことについては、また後ほど触れるとして〜。 バックボーン(料理)のこと 「大学を辞め、勤めはじめたのは西麻布のバーでした。 そこは六本木や恵比寿にも店を持っていたので、その3店舗を昼夜行き来して働き、飲食店の辛さや面白さを4年ほど学ばせていただきました」。 「ほ〜!GOTHAM DRIVE INのルーツはそこにあるわけですね! その時、今の大海さんのその後を決定づけた方はいましたか?」 「はい、いました。かなりぶっ飛んだ人でしたが、メキシコ料理がすごく上手で美味しくて、いっつもテキーラを飲んでいる恵比寿店の店長でした 笑 でも、この店長のおかげで本物上質なテキーラを知り、メキシコ料理を学ぶことができました」。 なるほど! 繋がりました! バックボーン(パドル アクティビティー)のこと 「ありがとうございます。料理の背景は分かりました。では、パドルアクティビティーの世界へのきっかけを教えていただけますか?」 「趣味は釣りなんですが、その延長線上にあったのがカヤックでした。 カヤックに乗って釣りをしたいなあ〜と。 僕、基本、人見知りなんです。釣りなら一人でできますし。 学生時代からアイスホッケーにも釣りに行かないときは引きこもって調べ物ばかりしていました。 で、カヤックを色々調べていたら、小樽の塩谷でガイドをしている『ブルーホリック』に行きつきました。そのときは、へ〜!こんな仕事があるんだ…。と思った程度でした」。 「なるほど。飲食店で働き出す前から興味はあったのですね」。 「はい。北海道に帰って仕事をしたいと考え始めたとき、ブルーホリックを思い出して履歴書を送りました。 そうしたら、わざわざ代表の嘉藤さんが上京して会いにきてくれました。 事実上の出張面接となったのです」。 面接をパスして25歳で帰京。 ブルーホリックで働くことになった大海さんは、カヤック修行への道に入りました。 入店時、「修行なんていまどき流行りませんよ」 と言っていた大海さんでしたが、アイスホッケーにしても、カヤックにしてもその道をきちんと歩いたからこその台詞だったというわけです。 「上下関係の厳しさが身についているというのは私生活にも役立っていると思っていますが、特に仕事には必要なことだと思っています。 例えばブルーホリックの嘉藤さんは仕事には物凄く厳しいんです。 一歩間違えば大変危険な環境の海で行うカヤックというアクティビティーですが、どんな時でも、お客様の命を絶対に守らないといけないわけです。 だからどうしても指導は厳しくなる。 当然だと思います。 でも、そのような嘉藤さんの姿勢をなかなか理解できない人もいる。 そう言う意味で、僕はアイスホッケーにしても料理にしても上下関係が厳しい世界にいたので、耐えられたしそういうものだと捉えることができました。打たれ強さも育っていたかもしれません」。 先ほど、「アイスホッケーをやっていたことが今に生きていることは? の質問に「上下関係の厳しさを知ったことでしょうか? ね?」 と答えてくれましたが、なるほど〜と思えたお話しでした。 大海さんはブルーホリックで2シーズンを修行した後、嘉藤さんの紹介を受け、沖縄座間味島でさらに2シーズン修行しました。 のちに独立を考えだした大海さんの背中を押してくれたのも嘉藤さんだったと言います。 「でも、強く押されたと言うよりも、『いいんじゃない?』と言った軽いかんじで・・・(笑) これ、嘉藤さんらしさです。 人の繋がりを大切にする本当に懐が広く深い方でとても尊敬しています。テキーラ好きな六本木の店長ともなんとなく似ているかも」。 二つの道を極めようとした背景には、二人の師匠がいらっしゃったわけですね。 それぞれのバックボーンを活かしたい! 独立を決めた時、飲食業とアウトドア業の両方をやりたい! と考えていた大海さんは、北海道に戻り活動フィールド探しを始めました。 2019年のことです。 本当は前職で貯めたお金で南米へ料理修行に行きたいと思っていたそうですが、それよりそのお金で早く事業を始めようと考え直し、南米行きを諦めたと言います。 支笏湖や洞爺湖も視野に入れつつフィールドを探し回り、倶多楽湖に出会った瞬間「ここだ!」と即決したそうです。 「俱多楽湖がなかったらここには来ませんでした。 とにかく水が綺麗で感動しました。 すぐに元々あった施設で当時休止中だったレイクリゾートのオーナーさんに交渉し、施設管理を条件に使わせていただけることになりました。 パドルアクティビティーの拠点は確保しましたが、飲食店の店舗探しには苦労しました。 予算の関係もあってなかなか決まらなかった。でも粘り強く探し、待ち、いまの場所を購入することができました」。 決断と行動の速さを感じるエピソードに、アイスホッケーでゴールキーパーを務めていた大海さんの判断の速さがリンクして聞こえた筆者です。 店舗は、以前『ケニア』というレストランだったところです。 登別駅から登別温泉方面に向かうメインストリートに位置するとても目立つ場所にあります。 ドア枠は大好きな緑に塗り変えました。 店内の内装は電気工事(資格も持っています)に至るまで、 ほとんど自分でリノベーションされています。 「ところで、GOTHAM DRIVE INという店名の由来を教えていただけますか?」 「映画のバットマンに出てくる地名です。 映画の中のGOTHAMはNEW YORKのことなのですが、劇中では薄暗いイメージに描かれています。 それが登別という晴天率の低い街と重なりました。 まあ、単純にバットマンが好きというのもあるんですけどね。 それと、うちは『CAFÉ』ではないんです。 あくまでも『DRIVE IN』として存在したいと考えています。つまりファーストフード店でありたい。 そういう意味で、クオリティーの高さと提供の早さを売りにしたい。 観光のお客様って結構時間に追われています。 レストランやカフェは14:00くらいで一旦閉めてしまうところが多いですよね? だから14:00を過ぎても開いていて、その時間に食べても夕食に影響が少なくて、車の中で片手でも食べられるものと考えたらこのようなメニュー構成になりました。 何より、大好きなメキシコ料理が提供できますし」。 「カルニタスの肉は牛肉と豚肉を別々に煮込み、合わせて作っています。 牛肉は肉の食感を残したいので歯応えを感じるように。 豚肉は柔らかく煮込んであります。 それと、メキシコ料理は辛いイメージがあると思いますが、お子様でも食べられるように、ベースの味付けには辛みスパイスは使用していません。辛いのが好きな方には別添えのスパイスで調整していただいています」。 味への拘りも相当なものでした。 時間を作っては、東京や大阪などの珈琲店や飲食店などを巡り、知識やアイディアの入手に努めているというお話しも伺いました。 日々の研究にも余念がありません。 「GOTHAM DRIVE INは、『おいしいね!』と言ってもらえるもの、手軽に直ぐに食べられるものを提供する親しみやすいファーストフード店を目指します」。 最後にそう語った大海さん。 日本マクドナルド創業者の藤田田さんを尊敬していると伺い、全てに合点がいった筆者です。 目指す師匠がもう一人いらっしゃいました。 もしかしたらいつの日か、西胆振にGOTHAM DRIVE INがチェーン店展開する日が来るかも? 大海さんがクールに目指すパドルアクティビティーとファーストフード店の両立。 心から応援したいと思いながらタコスを頬張りました。 次はナチョスをいただきます!! ―GOTHAM DRIVE IN 情報― https://www.instagram.com/gotham_drivein?igsh=MWx2eGk3dTI1bjJidg== 住所 〒059-0463 登別市中登別町174-9 電話 090-6937-7540 営業 10:00~18:00(水曜日11:00~22:00) 休み 木曜日 *2024.2月現在求人中 ―Paddle Street Outdoor Service情報― https://www.instagram.com/paddlestreet?igsh=enh5eGY3c3BuaDB1
Rietty
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07/31(火) 北海道でここだけ! の越冬玉ねぎ。 甘くてシャキシャキ「えったま333」
「北の湘南」伊達では、ただいま夏野菜が真っ盛りのシーズンを迎えています。 観光物産館をはじめ、市内の直売所にはカラフルで新鮮な野菜たちがはみ出さんばかりに並んでいます。見て楽しい、食べておいしい伊達野菜。中でも、今年ひときわ注目を集めているのが、 「えったま333」 そう、玉ねぎなんです。ながい冬のあいだ、地中でじっくりと時間をかけて育った甘くてシャキシャキ、北海道でここだけ! の越冬玉ねぎです。 だての大地で333日=11ヶ月。温暖な気候と豊かな土壌、そして農家さんの試行錯誤とチームワークのたまもの。 だてやさい期待の新星、「えったま333」を取材しました。 安心・安全・美味しい!北海道でいちばん最初に出回る新玉ねぎ 7月19日、越冬玉ねぎの収穫作業にお邪魔しました。伊達の街と噴火湾を一望する広〜い玉ねぎ畑。「えったま333」を栽培する農家グループ「越冬たまねぎ栽培研究会」の共同圃場です。今年は6月から7月にかけての長雨の影響で、例年より2週間ほど遅い、ギリギリまで晴れ間を待っての収穫となりました。 大きなコンテナが次々といっぱいになってゆきます。 北海道の玉ねぎは、春に種をまいて秋に収穫する「春まき」が一般的ですが、温暖で降雪量の少ない伊達では、水はけの良い土壌の特性を生かして、秋に種をまいて苗の状態で越冬させる「秋まき玉ねぎ」が栽培されていました。 越冬率が不安定なことから、一時は栽培する農家がかなり減っていたものの、近年、若手農業者10軒が集まって「越冬たまねぎ栽培研究会」を結成し、栽培に挑戦しています。今年2018年の生産量は10軒でおよそ19ヘクタール、約800トンを見込んでいます。 データ元:伊達市経済環境部農務課 越冬栽培のメリットのひとつは、出荷時期。「えったま333」は他府県産と道内産のちょうど端境期に当たる6月〜7月に収穫を迎えるため、北海道でいちばん最初に出回る新玉ねぎとなります。また生産コストと安全性も大きなポイント。 冬の間は農薬や化学肥料を使用する必要がなく、本格的に暑くなる前に収穫を終えるので、生産者にとっては農薬や化学肥料にかかるコストを大幅に抑えることができ、消費者にとってはエコで安全・安心。 さらに一般的な玉ねぎよりもビタミンCや抗酸化力が高く、糖度も高く甘いという調査結果が出ています。つまり安心・ヘルシー・おいしいと三拍子そろった「北海道でここだけ!」の玉ねぎなのです。 試行錯誤とチームワークの賜物!「越冬たまねぎ栽培研究会」 そんな「えったま333」をたくさんの人に食べて知ってもらおうと、6月29日に京王幼稚園で、研究会メンバーから園児たちに「えったま333」がプレゼントされました。 実は当初の予定では、収穫体験をすることになっていたのですが、雨のためやむなく作業は中止に。ちょっと残念そうな園児たちでしたが、えったまを手にして大喜び! 興味津々でお話を聞いていました。子どもたちの様子に、農家さんたちもとってもうれしそうですね。 越冬たまねぎ栽培研究会の堀篭司 会長は、上館山町で玉ねぎ、軟白ねぎなど育てる農家の3代目。 作業機メーカーの関係者から、伊達は雪が少ないから越冬に向いているのでは、と聞いたのをきっかけに、先代のお父さんが越冬玉ねぎ栽培をはじめました。現在は玉ねぎ全体の20〜30%を「えったま333」にあてています。メンバーの中では最も経験のあるパイオニア的存在。試行錯誤と失敗を繰り返し、研究を重ねてきたそうです。 堀篭司さん/越冬たまねぎ栽培研究会・会長 「えったまは春まきに比べてコストを抑えることができて、収穫も分散できる。うまくいけば大成功ですが、越冬させるのは簡単なことではありません。常にリスクと隣り合わせなんですよ。 それに、ひと冬越えると、雪解けのあとは畑がガタガタになるんです。メンバーの中には傾斜地の畑でつくっている農家もありますが、本当に大変ですね。」 同じく上館山町で農業を営む近江一英さんは、伊達では珍しい玉ねぎ専門農家。収穫を気にかけながらも、「こんなに長ぶりされたことはないわ!」と明るく笑い飛ばすエネルギッシュさに圧倒されました! 「玉ねぎ農家って横のつながりがすごくあるんですよ。僕も道東の農家さんとおつきあいがあって、「えったま333」の話をするとみんな驚きますね。そんなのあるの!? 九州じゃあるまいし!!って(笑) 市役所の農務課の皆さんに協力してもらいながら、データをもとにこうした方がいい、ああした方がいいと、メンバーみんなで考えながらやっています。個人ではなかなかできないよね! みんなでやってるからできるんだと思います。この時期にこの作業をしたらよかった、とか逆に失敗した、とか。みんな経験が浅い中で、情報の共有がとても役立っています。」 左から近江一英さん、未来の五代目!長男の将一さん、妻の直美さん 栽培が難しいだけに、キーワードは「つながり」と「情報共有」にあるようです。市内の農業生産者の中でも、「えったま333」のようなグループ活動は非常に珍しいケースなのだとか。 みんなでいいものをつくって、みんなで向上して、地域を豊かにしていこう。 昨年末から今年初めにかけて行われた「ネーミング総選挙」や、その後の有志の市民グループによるロゴマークデザインなどを通して、そんな研究会の思いが地元の人たちにも徐々に伝わっていると思います。つくる人、食べる人、みんなで「えったま333」のブランド化を応援してゆきたいですね。 食べる! えったま333 糖度が高く身ががしっかりしているえったま333。「加熱しても食感が残っておいしい!」、「甘くてシャキシャキ、まるでりんごみたい!!」といった感想も寄せられています。では、どんなお料理にしたらおいしいの?? 7月20日、ふれあいだて歴史の杜食育センターで開催された「えったま333料理交流会」では、農家さんを講師に招き、越冬玉ねぎをたっぷり使ったオリジナル料理を作って食べて、楽しみました! 講師の渡邉英子さん(左)と大平愛子さん(右)。「えったまは、生でもおいしいし、加熱するとグッと甘みが強く味が濃くなるんですよ。ぜひ食べてね〜!」 伊達在住のフードコーディネーター・ケイコさんによる盛り付け。手前はイコロ農園のフレッシュハーブ&エディブルフラワー [gallery ids="7711,7712,7713,7714,7715,7716"] これみんな、伊達産の食材です! おいしい野菜を育ててくださる農家さんあっての食卓。 伊達は農業のまちだなあ、としみじみ感じた今回の取材でした。印象的だったのが堀篭 会長のお母さんが話していたことば。 「農家は教科書なんてないから、なんでも独学。秋まき玉ねぎをやるとなったら、「じゃあ、苗はいつから作るか?」なんでもイチからのスタートです。だから、失敗もたくさん、たくさんしましたよ。 でも、今年ダメだったら来年! 昔から、そうやってやってきたものね。」 野菜のひとつひとつに感謝して、楽しく美味しくいただきたこうと思います。 北海道でここだけ!の「えったま333」。残念ながら今シーズンの一般販売はほぼ終了していますが、今後機会があればぜひ、お試しください! ※2018/8/3追記:くみあいマーケットでは、まだ少し販売されていました。食べたい方、お早めにどうぞ〜。 えったま333 販売期間:6月下旬〜7月末 取扱店 伊達市観光物産館 北海道伊達市松ヶ枝町34−1 0142-25-5567 伊達市農協Aコープ くみあいマーケット本店 北海道伊達市末永町74 0142-23-5751 http://www.dateyasai.jp 記事の内容は取材時の情報に基づいています (取材2018年 ライターch) シェア、リンクなど大大大歓迎です!
むしゃなび編集部
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06/10(月) 室蘭のお店ほうもん。パティスリー ジョワジョワ
室蘭の気になるお店を訪ねる「お店ほうもん」。 今回は、キュートな顔のエクレアに、ひとめぼれ・・・! かわいい&おいしいケーキ屋さんに行ってきました。 八丁平の閑静な住宅街に昨年オープンしたPatisserie joie joie(パティスリージョワジョワ)。三角屋根にレンガ色の壁が目印のお店です。 ショーケースをのぞくと、まるで宝石箱のよう・・・!! 色とりどりのケーキが並んでいました。中でも目を奪われるのは、ケーキのいちごやエクレアに描かれた愛嬌のあるお顔。よ〜くみてみると、ひとつひとつ、みんな表情が違うんです! 店主の菊地可苗さんは室蘭市内の洋菓子店で12年ほどの修行を経て、昨年11月にお店をオープンしました。洋菓子の世界に入る以前は、病院で事務職に就いていたそうです。 お菓子づくりが好きで、つくっては家族や友人に食べさせたり、職場へ持って行っていたそうですが、これが看護師さんたちに大好評。 その後、本格的にお菓子づくりの道を志し、「ここで働きたい!」と惚れ込んだ菓子店に弟子入りしました。 店主の菊地可苗さんと夫の亮兵さん 昨年、ジョワジョワを開店するにあたり、夫の亮兵さんは会社を退職し、夫婦で厨房に立つようになりました。退職前は洋菓子とは全く異なるIT系のお仕事をしていたそうですが、亮兵さんが担当する「キッシュ」は、現在ジョワジョワの人気商品のひとつとなっています。 ケーキは定番のラインナップのほか、季節ごとに限定メニューも登場し、合わせて17種類ほど。 愛らしくてちょっとユーモラスなイチゴの顔や、店内のカラフルなイラストは、全て菊地さんが描いたものだそうです。子どもが多い地域ということで思いついたそうですが、子どもだけでなく、大人だってときめいてしまいますよね! さてさて、たくさんのケーキの中から迷いに迷って、選んだのがこちら。 中央手前から時計回りに、 いちごタルト・・・フレッシュなイチゴたっぷり! 上から下までおいし〜い、しあわせタルト。夏場は伊達産の「すずあかね」を農家から直接仕入れて使っています。 タルトシトロン・・・爽やかな甘さの中にレモンの酸味とほのか〜に苦味が香るちょっと大人なタルト。 鬼ザラロールカット・・・純度が高くキレのいい甘さが特徴の「鬼ザラ粉糖」を生地とクリームに使用したロールケーキ。ふんわり&しっとり! キッシュ・ロレーヌ・・・グリエールチーズ、ベーコン、ほうれん草が入ったキッシュ。ケーキ屋さんには珍しい軽食メニュー。 ふわふわメレンゲとレモンの風味がたまらない「タルトシトロン」。 フルーツの弾けるようなジューシーさ、クリームの濃厚な味わい、生地のふんわり感・・・素材の風味や食感が口の中でおいしいハーモニーを奏でます。 菊地さんにこだわりを伺うと、 「味の組み合わせやバランスにこだわって作っています。」 とのこと。 例えばフルーツ、ジャム、ナッツ、チョコレートなど様々な素材がありますが、それぞれの組み合わせ、また分量の微妙なバランスによっておいしいケーキを追求しているそうです。 そんな職人のこだわりを感じる一品がこちら! 手前が「エクレア・いちご」、奥が「エクレア・キャラメルアーモンド」。 見た目の可愛らしさもさることながら、パクッと食べれば素材の絶妙なコンビネーションを楽しめます。 ほかにもプレーンやカフェなど、いろんな種類のエクレアがありますが、開店以来根強いファンが多く、エクレアばかり買って行くという常連さんも多いそうです。 実は皮にも秘密があって、バター多めの配合にすることで、少しもっちりした食感に。こだわりと技の詰まったおいしい「作品」なのです! 「 joie」 (ジョワ)とはフランス語で「喜び」を意味するそうです。 その名の通り、見て食べて、「喜び」が心いっぱいに広がるお菓子だなあ・・・! と感じました。 最近ではキッシュ担当のご主人が、菊地さんの指導で少しずつタルトなどお菓子のレパートリーを増やしているのだとか。キッシュの方も今後ラインナップが続々と増えてゆく予定だそうです。 みなさんも、キュートな表情のお菓子たちに会いに八丁平に出かけてみては。 ホールのケーキ&キッシュも人気です。予約いっぱいなこともあるので注文はお早めに! Patisserie joie joie 北海道室蘭市八丁平3丁目38−5 営業日 水〜日 11時〜18時(不定休あり) 定休日 月・火 TEL 0143-50-6309 ブログ 毎月の営業日・最新情報はフェイスブックでご覧ください。 https://www.facebook.com/Patisserie-joiejoie-899773823541805/ ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年) リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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02/07(火) 『心地よい毎日』へのキーワードは『整える』こと 〜La Flice代表 小野友美氏の思いとは
・『La Felice』代表 小野 友美氏 ・室蘭市出身 現在は伊達市在住 ・二児の母 『La Felice』とは、イタリア語で「心地よい」という意味だそうです。 代表の友美さんは、誰もが心地よい暮らしができるように、様々なアプローチで活動をされています。 今回は、友美さんが思う、より心地よい暮らしについてお話を伺いました。 友美さんは、約24年前から看護師のお仕事をされています。 けれども、子育て期間の6年半はお仕事を休んでいました。 友美さんの感心するところは、資格を取得したら直ぐに誰かに試してやってみて、直ぐに仕事にするところ。 しっかりとPDCA(Plan Do Check Action)を回すことです。 これって誰でも出来そうで、意外と出来ない人の方が多いこと。 友美さんの最大の強みのような気がします。 さて。 『La Felice』のロゴには 〜アロマとおかたづけ〜 と書かれていますが、実は友美さんの活動はそれだけではありません。 現在行なっている講座メニューを書き出すと… 1. アロマアナリーゼ 香りの心理分析 2. アロマテラピー講座 3. アロマハンドトリートメント 4. 片づけ心理学 5. おかたづけのきほん講座 6. おかたづけ相談・訪問 7. 片づけオンライン訪問 8. 方眼ノート1dayベーシック講座 9. 地元ラジオ番組「ときめきテラス」パーソナリティー こんなに色々なことをされています。 やはり直ぐやる課! ^^ 友美さん曰く「やる!と決めることが大事」なのだそう。 「やろうと思ったけれど」 「やるつもりだったのに」 これは筆者の得意のセリフ…^^; それではダメなのですよね。 わかってはいるのだけど…。 あ。これもダメなセリフ 笑 ふむふむ…。 なるほど〜。 実体験に基づいたお話は説得力があります。 そんなに良いものならば、一度体験してみよう〜!! ということで、筆者、「方眼ノートメソッド」を体験して参りました! 正直なところ、まだ出会ったばかりなので絶大なる効果を感じるまでには達していませんが、方眼ノートの活用によって、目指すゴールに向けての道筋が見えやすくなり、段階ごとの考えがスルスルと出てくる感覚はありました。 うん。 これはなかなかよいかも…。 現在、東京のある公立中学校では教員全員がこのメソッドを学び、生徒にも方眼ノートの書き方を指導し、生徒一人一人にとって何がどの程度わかり、何がどの程度わからないのか?を、誰にも見える化出来たことで、中間テストも期末テストも廃止したという実践報告もあるそうです。 公立学校でもそこまで出来るということには正直驚きました。 〜と、これまでご紹介したことを図式化されていました。 さらにさらに友美さん。 ワイラジオのパーソナリティーもされています。 番組名は「ときめきテラス」 お友達とお二人で30分の枠で様々なお話をされていいます。 パーソナリティーを始められたことで、話す訓練にもなっていることを実感しているそうです。 一見、多方面で活動されているように見えますが、実は「整える」というキーワードで全てが繋がる。 『全ての方が心地よい毎日を過ごしてほしい』という願いを込めた友美さんの活動なのでした。 ―La felice 情報はこちらから― おのともみFB https://www.facebook.com/tomomi206 La Felice Instagram https://www.instagram.com/lafelice_aroma.shuunou?igshid=YmMyMTA2M2Y HP https://la-felice.com/
Rietty
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05/21(金) “納豆デザート”は4代目社長の粘り強さと愛が生んだ!(有)伊達納豆さん
北海道糖業への道をまっすぐ走り、そこを通り越して300mほど走ったところ、「え!?こんなところに?」という場所に(有)伊達納豆さんはありました。 創業76年。なんと、終戦の年に初代の店主は海岸近くの西浜町に納豆屋を作りました。その時の名前「大友納豆製造所」は、今も伊達納豆の看板の下に残されています。1代目はわずか1年足らずで店を閉め、その後、2代目が「伊達納豆」と社名を変えて事業を引き継ぎ、その後現在のところに引っ越されました。 30年前にお嫁にいらした詠子さん。その時は3代目(旦那様のご両親)を見様見真似で家業を手伝っていたそうです。そして、4代目の旦那様の代になり、夫婦で仲良く続けてこられましたが、残念なことに3年前に旦那様を亡くされてしまいました。 それからはもう無我夢中。寝ても覚めても我が子のこと(納豆さん)で頭が一杯!どうしたら美味しい納豆ができるか?今でもそれしか考えていないとおっしゃっていました。 ものすごい納豆愛です♡ この大きな鍋で大豆を蒸します。 こちらは麦入り納豆を作っているところ。まだ発酵前の状態です。 容器に詰めたら、この機械に入れて発酵させます。 小さな工場で、全て丁寧な手作業で作られています。なので、大量生産はできません。 私はこちらの3点を購入しました。上の二つは、いつもスーパーマーケットで購入しています。でも、工場で買うと美味しさが増す感じがするのは、作り手の顔が見えるから。 「ん? デザート!?」 反応された方、さすがです。びっくりしますよね。納豆がデザートになるなんて。 これこそ、旦那様亡き後に4代目社長として会社を受け継いだ 大友詠子さんの粘り強さと愛が生んだ一品なのです。 パッケージを開けると、まさしく黒豆納豆が出てきます。これに備え付けの黒蜜をかけていただきます。 本当に美味しい!めちゃくちゃ美味しい! 次回は必ずアイスクリームと共にいただきます。トルコアイス風になりそうです。これ、本当に食べてみて欲しいです。 そしてもう一つのビックリは…。実は“伊達納豆”黒豆納豆はあのウィンザーホテルさんの朝食に提供されているのです。なんと、料理長自らが覆面調査で味を確かめにいらして採用されたと言います。立派なお墨付きですね。このウィンザーホテルさんの朝食で提供されているものと同じものは、こちらの店舗でのみギフト用としてセット販売されています。 そう。ここだけで手に入る品物です。 ほかにもこんなラインナップ♪ 大豆は外国産もありますし、伊達産もありますが、豆の品質にはとことん拘り、製品になるまでの工程では、可愛い我が子の様に大切に大切に扱われています。 それと、もう一つの大きなこだわり。 それは、「大豆そのものを味わっていただきたいからたれを備え付けていないこと」だそうです。稀に「たれを入れ忘れている!」とクレームが入ることがあるそうですが、きちんとした理由があるのですね。大豆の味を何よりも大事にしている自信の現れでしょう。 詠子さんのおすすめのいただき方は、「出汁が入っていない普通の醤油だけか、オリーブオイルと塩」だそうです。オリーブオイル+塩との組み合わせは、私のおすすめでもあります! 是非お試しあれ。 アイデア豊富な詠子さんは、今後の計画への想いも色々お持ちのようです。そのお話は、是非店頭で直接伺ってみてくださいね。 最後にお客様にお伝えしたいことはありますか?と、お聞きしてみました。 「納豆は安心して召し上がっていただける安全な食品です。もっと、気軽に毎日の食卓に上らせてあげてください。 皆様にも納豆パワーで健康に美しくなってほしい」 つやつやの優しく気さくな笑顔で、4代目大友詠子さんは突撃取材で訪れた私を見送ってくださいました。 有限会社 伊達納豆伊達市館山下町1-68電話 0142-23-2648WEBショップ https://datenattou.stores.jp/ *水曜日〜土曜日 七飯町 勝田商店さんの手作りとうふ・揚げ・おから・湯葉なども販売しています。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニューほか変更になる場合があります(取材2021年5月)
Rietty
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06/08(土) 『Cafe Pito』&『Pitoゼミ』 〜満たされる場であるために カフェと塾=食と教育 その融合を目指す檜山夫妻の実践とは
以前から気になりながらも、なかなか訪れることができなかった『Pito』さんのドアを開けたのは早春の頃でした。 看板料理、スープをひとくち口に運んだ時、「おいしい…」。と心が言いました。 なんと表現をしたら良いのか? 有名シェフの高級料理を口にした時の「美味しい〜!!」というのではなくて。 おふくろの味に安心する「うん、うまい」。というのでもない。 ほっと心が落ち着いて、しみじみとその美味しさと、作り手の優しさがじわじわと伝わってくる味と言ったら良いのかな…。 ということで、その「おいしい…」スープをいただいた瞬間、是非、こちらを取材させていただきたい!となったのでした。 室蘭出身の檜山祥太さん35歳は、大学院卒業後、新規オープンの塾に携わるなどして塾講師をされていました。 福島県出身の檜山翠さん33歳は、大学卒業後企業の管理栄養士として働いていました。 そんな時にやってきたあのコロナ禍。 「ずっと機械的に同じことを繰り返す毎日に疑問を感じるようになりました。働き方やライフスタイルを変えたいと思ったのです。この先は、自分たちでなければできないことをしていきたいと考えました」。 そう語る檜山夫妻。 取材を通し、同じようにコロナ禍をきっかけにライフスタイルを変えた方々に出会ってきましたが、その多くが何故か同じくらいの年齢の方々でした。 心機一転、当時住んでいた岡山県から祥太さんの生まれ故郷室蘭にUターンされましたが、選んだのは実は翠さんなのだと言います。 「空き家利用助成金制度が有り難かったのもありますが、なんというか、室蘭の奥ゆかしさというか、さびれ加減の良さというか、昔ながらというか、静かな感じがよかったんです」。 と、翠さんは、スープをいただいた時に感じたお人柄そのままに、丁寧に言葉を選びながら 優しく話してくれました。 そうそう! こちらも! こちらは取材の日にいただきました。 世界のスープDayと称して、月替わりで世界各国のスープを提供しています。 この月の「ウクライナのスープ」は、本当に具沢山でからだ喜ぶ味。 そして、ユニークだったのがシシャモの天ぷら! 煮豚も柔らかくて「おいしい…」。 シシャモの天ぷらは、福島では当たり前に食卓に上るのだそう。 こちらはウクライナではなく、翠さんの故郷の味でした。 「ところで、メニューへのこだわりを教えていただけますか?」 「管理栄養士でもあるので、なにより栄養を一番に考えています。Pito Cafeはスープがメインの店なので、できればスープで栄養も完結させたいと考えています。できるだけ調味料を使わず、素材そのものの味を活かすように工夫して調理をしています。お握りにしているのは、ちいさなお子様からお年寄りまで食べやすいから。ご希望によっては、グルテンフリー・ハラル・ベジタリアン・ヴィーガン対応もします」。 「それと、世界のスープは、スープをきっかけに室蘭以外の世界の歴史にも目を向けて欲しいと願う夫の提案です」。 まさに、教育と食の融合スープなのですね。 しかも、各種嗜好や宗教にも対応されるとは、世界のスープに着眼されるだけのことはあります。 そうそう! この日は「ドッグカフェの日」でした。 年一回開催されるお隣の「犬の洋服屋さん」のイベントに合わせ、ワンちゃん用のお食事とデザートを用意して開放されています。 また、このイベントの日ではなくても、ワンちゃん用のスープ・バースデーケーキ・お菓子などの注文も受け付けているそうです。 大の犬好きな翠さん。 筆者が飼っていた犬が亡くなった時の話をすると、目を腫らして泣いてくれました。 本当に優しいお人柄。 「この町で、Cafeをやっていて良かったと思う時はどんなときですか?そして、これから先、どんな存在でありたいと思いますか?」 カフェの取材の最後に聞いてみました。 「好きなことができて、好きな町でできて、本当に良かったなあと道を歩いていて思うんです。だから、Pitoもいつもそこにあって、ふらっと寄れる場所でありたいと思います」。 ここまで気負わない自然体の翠さんと、もっと一緒にお話をしたいと思った筆者でした。 さてそして、Pitoゼミの祥太さんにもお話を伺いました。 「妻はこの町を選びましたが、実は、室蘭出身の僕は帰って来たくなかったんです」。 いきなりそんな話から始まり、少々焦る筆者…。 「Pitoゼミは、もしかしたら世間の流行とは逆行しているかもしれません。僕のスタイルは褒めて伸ばすのではなく、やる気の見えない生徒は徹底的に怒るスタイル。だから、入塾前の保護者を交えた説明会でもそのことをしっかりと伝えます。すると、何人かは入りません。それと、親の説得を受けて嫌々入った子は途中離脱する子もいます」。 またもや過激な発言…。 そして、「僕の喋ることは半分も書けないかもしれませんよ」。と… なんだかドキドキしてきた筆者。 カフェの取材だけでやめておけば良かったかも…と後悔半分…。 でも、実は祥太さんにはその台詞を言うだけの強い信念と覚悟がありました。 「今の室蘭の子どもたちって、たとえば、勉強をダラダラとしていたとしても、学校でも家でもあまり怒られていない。だから僕は、敢えて怒るべき時はきちんと怒りたい。それが何故かというと、たとえ地方で乗り切れたとしても、そんなんじゃ全国へ行ったら戦えないんです。僕は一人でも戦える人間を育てたい。受験は人生を賭けた戦いです。Pitoゼミとしては、受験対策を通して「学ぶ」ということを学ぶ。「自立」ということを学ぶ。それを伝えていきたいと考えています。例えば、文献の調べ方・データの取り方などを知らなければ、今盛んに叫ばれている真の「探究学習」などできません。洞察力を高めたり、自分を認識できるようになるなど、本来「探究学習」はとても大切なんです。でも、僕から見たら、どうしても表面的なところで満足しているように見えてしまう。だから、本物を伝えたいと考えています」。 生ぬるい優しさを捨て、自ら嫌われ役を買って出てでも子どもたちの将来を真剣に思う。 強烈な愛の表現です。 「カフェだけの取材だけでやめておけば・・・」と一瞬でも思った自分を恥じました。 「ですから、入塾前の保護者説明会では、子どもがどれだけ真剣に「学ぶ」に向き合っているかを見ています。そこで、僕の方針をきちんと親御さんと共有しなければいけませんから」。 確かに。 共通認識のもとに始めなければトラブルの元になりかねませんね。 それにしても営業的にはどうなのかと、余計なお世話が働く筆者・・・。 ところでPitoゼミは大人対象にも塾を開催しています。 たとえば ・論理的思考を高めたい ・学びなおしたい ・公務員試験対策をしてほしい ・英検やTOEIC対策をしてほしい ・講演会の講師をしてほしい などなど、様々なご要望にお応えされているそう。 最後に 「Pitoゼミの未来も根幹を変えるつもりはありません」。 そうきっぱりと話してくれた祥太さん。 長いものに巻かれない確固たる信念に、清々しさを感じた筆者です。 Pito Cafe と Pitoゼミ=食と教育の融合 室蘭で、唯一無二の存在として、これからも発展していく予感がしました。 早くまたスープをいただきたい! ―Pito Cafe & Pitoゼミ情報― 室蘭市中央町2丁目7−10 P : 大町商店街お客様用駐車場利用のこと 電話:080-3233-6454 Pito Cafe https://www.instagram.com/cafe_pito?igsh=MWVnN3VyMGxmaTA5dQ== 定休日:日曜日 Pito ゼミ https://www.instagram.com/pito_semi.study?igsh=aDdlcm54ZHRkeDVu
Rietty
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06/21(木) 洞爺湖のおいしい、を発信!メディアとしてのレストラン。KiiTOSキートス
2019年4月末にリニューアルオープンしました↓↓ https://so-ra-mi.jp/archives/20076 おいしそう、いえ、ぜったいものすごくおいしい!! というのが見ただけでわかってしまう・・・洞爺湖温泉街に最近OPENしたレストラン、キートス洞爺湖のシーフードブイヤベースです。 美味しさの秘密は、噴火湾で採れた新鮮な白身魚のアラだけを使ったスープ。 全ての旨味をこのアラから抽出しているので料理には塩を使っていない、という!素材と技を極めた一皿 8-O 旬を感じる、「自然料理」 キートス洞爺湖では、地元の旬な食材を使った「自然料理」を提供しています。 洞爺湖を中心に広がるエリアというのは、じつは食材の宝庫。四季折々、いろんな食材に出会えますが、「食べてもらうだけでなく、その魅力を知ってほしい」と、オーナーの前原孝植さんは話します。 「洞爺湖は食材が豊富な地域なので、地元の農家さんや生産者の方々と連携して、年間を通じて旬の食材を仕入れることができます。おいしい料理を提供するレストランであると同時に、地場産食材を発信する「メディア」という位置付けでありたい。地域や食材の魅力をPRしてゆきたいですね。」(前原さん) 豊富な食材の中でもより質の良いものを求め、前原さんが直接、生産者を訪ねることもあるそうです。そうやって選び抜いた食材を、南フランスでの修行経験を持つプロフェッショナルなシェフが腕を振るって調理します。生ハムやベーコンなどの加工品もすべて無添加で手作り。 キートス洞爺湖のおすすめ!! シーフードブイヤベース 2,400円 「南フレンチ風の海鮮ブイヤベースは魚のアラを丁寧にアク汁抜きし、香味野菜と共に煮込みました。噴火湾水産から直接仕入れている白身魚に、大海老、ホタテ、イカ、あさり、ムール貝。海鮮の旨みがつまった残りのスープでつくるリゾットは美味。無くなり次第終了となります」 お話を伺っていると「自然料理」とおっしゃっていた言葉が腑に落ちます。一皿になるまでのルートが、ブイヤベースなら海に近い。サラダなら土に近い。素材の命を感じるというか、とれた場所にとっても近いお料理だなあ!と感じました。 そんな「自然料理」をより一層美味しくするワインも自然派ぞろい!オーガニックに栽培され、収穫も製法も昔ながらのやり方で作られた希少なビオワインを扱っています。もちろん防腐剤フリー。口当たりがよく飲みやすいものが多いそうです。 それからコーヒーはエスプレッソマシンで淹れた本格派。スタバがないエリアだけに、カフェ好きには嬉しいですね。 地場産料理とくつろぎ空間。 店内の壁いっぱいに、洞爺湖の写真がかけられているのですが、まるで窓みたい、というか窓越しより間近に湖を感じるのです・・・。不思議な写真だなあ、と思って見ていたら、アーティストでもあるオーナーの前原さんの作品とのことでした。 なんだか、新鮮! 「知ってる知ってる」と思っていた洞爺湖、そして地元食材。しかしプロフェッショナルな料理と空間演出によって、あらためてその魅力にどきっ。再発見させてもらいました。 おしゃれな雰囲気ですが、かしこまらずカジュアルに楽しむことのできるレストランです。お誕生日や結婚記念日など、特別な日のお出かけにもおすすめです。 KiiTOS キートス洞爺湖 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉40-11 0142-82-3031 https://kiitos-toya.business.site LUNCH DINNER 火曜・水曜 11:30~15:30 17:00~21:00 木曜・金曜 11:30~15:30 17:00~22:30 土曜 11:30~22:30 日曜 11:30~18:00 月曜 定休日 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2018年)
むしゃなび編集部
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06/06(日) 有珠善光寺 2台の門前市 仲良く営業中♪~伊達みやげ研究所&morning owl Japan~
2006年 土日のみの営業で善光寺さんの門前市は始まりました。「善光寺さんはもちろんのこと、伊達市の皆様のお力添えがあったからこそ門前市を始められました。」当時を振り返り、そう語り始めたのは “伊達みやげ研究所”代表の赤塚文俊さんです。その頃は仲間達と一緒に、木製の屋台を店舗にして門前市を開催されていたそうです。 けれども、店主たちの高齢化とともに屋台の老朽化も進み、一人抜け二人抜け、3年前からとうとう赤塚さんお一人になってしまいました。 ↑仲間とともに開催していた頃の様子です。 門前市を始めた頃の赤塚さんたちは、「伊達の文化財を活用して町の経済活性化を計りたい!」という強い想いのもと、週末の境内を賑わしていました。お一人になった今でも、「観光振興の一助を担いたい!」という気持ちから、訪れた観光客にお勧め周辺スポットや善光寺・善光寺自然公園の見所などを語り、伊達の魅力の情報発信をしていると話していらっしゃいました。 「伊達は本当に素晴らしい資源がたくさんあるのです。」 このお話には筆者も激しく同意。途中、取材だということを忘れてしまい語り合ってしまいました ^^; 対面販売の良さを大切にする赤塚さんの姿勢は、当然お客様にも伝わります。「あ。おじさん居るかなあって思って来たのよ!」取材中、登別からいらしたご夫婦が「鰐口もなか」を2箱買っていかれました。 「リピーターの方もいらっしゃり嬉しいです。」心から頷いてしまう…。 ↑「鰐口もなか」は、地元有珠の老舗製菓店「日当製菓」さんが作っていらっしゃいます。 最中はもちろんですが、私は善光寺さんのお茶も強くおすすめします。熱くしても冷やしても本当に美味しいのです。お話をする中で何度も何度も赤塚さんの口から出たのは、「善光寺さんには本当に感謝しています。」という言葉でした。そんな赤塚さんに、今後に向けての想いをお尋ねしました。 「自然・歴史・文化など、地域資源の保全も意識しながら伊達市の活性化をしたい!という想いを持つ、門前市の仲間を増やしたいです。」 控えめだけれど熱い心が伝わる言葉でした。 そして、その想いを繋ごうとしている若い門前市仲間が現れました。“ morning owl Japan “さんです。Japanとある通り、実はカナダのオタワに本店があります。 オーナーの西村ななさんは、札幌出身喜茂別在住。オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アイルランドと、海外にトータル7年間住んでいらっしゃいました。3年前に移動販売車でのカフェを始め、冬はニセコのヒラフ坂に常駐していらっしゃるのだそうです。morning owl Japanを始めた時の想いを語ってくださいました。それは、やはり豊富な海外経験から。 「向こうでは、キッチンカーが当たり前にあるのです。その文化を北海道にも根付かせたかったのです。」 そんな強い想いから、なんの躊躇いもなく一気にこの世界に飛び込んだのだそうです。出店を断られることも多く、場所探しには苦労なさっているようですが、めげている様子は見せません。 「珈琲には特に力を入れています。こちらのエスプレッソマシーンは実は車より高いのですよ。」 ↑こちらのエスプレッソマシーンを載せているキッチンカーは他にはないとか。 珈琲豆は、札幌平岸のAce Coffee Roaster さんの浅煎り豆で、morning owl Japanオリジナルブレンドを作ってもらっているそうです。浅煎りなので豆の味がよくわかり、すっきりと美味しいです。 ↑ドリンクメニューがとっても豊富です。 要所要所に強いこだわりがあってほんと素敵♡常に筆者を真っ直ぐに見つめながらにこやかに話してくださる西村ななさん。その目には、未来がはっきりと映っていると感じました。 「この店を通して、” 私もやってみたい “という方が意外と多いことを知りました。まだまだ認知度が低いキッチンカーですが、コロナ禍でも密にならないという利点もあります。共に北海道にキッチンカー文化を定着させられたら嬉しいです。」 ななさんは、最後にそう語ってくださいました。 ―善光寺門前市情報―場所 有珠善光寺境内(伊達市有珠町124) 「伊達みやげ研究所」 冬季以外はほぼ毎日営業代表 赤塚文俊電話 090-9751-9065「morning owl Japan」ひと月に週末のみ4回位営業 冬季は@ニセコ代表 西村なな詳細はQRコードを読み取りInstagramをご参照ください。 ※ 記事の内容は取材時の情報に基づいています。営業日等、変更になる場合があります(取材2021年)
Rietty
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08/01(月) パウダースノーをこよなく愛する店主の、素朴でやさしいネパールの味。ビスターレ・カナ【ニセコ】
旅に出る代わりに、時々、エスニック料理が食べたくなる。 日本にはない、異国の香りが心を自由にしてくれる気がするから。 ニセコの道の駅で小さなスパイスの袋を見つけた。「ネパールチキンカレー」と書いてある。 素朴なパッケージと民芸調のイラストが、いかにも本場の感じだ…。 エスニックな香りを求め、お店を訪ねた。 青年海外協力隊OBが、現地で覚えたネパールの味 アンヌプリ国際スキー場の麓に、ペンション&レストラン ビスターレ・カナはある。 こんもりとした緑に覆わた、石貼りの壁が印象的な建物。 正面の不思議な文字に、目を奪われた。ネパール語で「ビスターレ・カナ」と書いてあるらしい。 「ビスターレ」は「のんびり」、「カナ」は「食事」という意味があるそうだ。 店内にはネパールの民芸品が飾られ、窓から濃い緑がのぞいていた。 時間がゆっくり流れているような、静かで落ち着いた空間。「ビスターレ」という言葉がぴったりくる。 オーナーの山野 美昭(やまの よしあき)さんは東京出身。青年海外協力隊としてネパールに赴任した経験を持ち、現地で覚えた味を、独自にアレンジして提供している。 ニセコ産野菜をふんだんに使った「ネパールカレーセット」はとてもカラフル!この日は13種もの野菜が使用されていた。 中に見慣れない野菜…と思ったら「摘果メロンです」と聞いてびっくり。カレーによく合うことにも驚いた。 インドカレーとも、スープカレーとも違う、独特のスパイスの香り。どこか懐かしいような…これがネパールの香りなのだろうか、想像がふくらむ。 山野さんとニセコの出会いは古い。 26歳でネパールに行くもっと前、10代の頃に遡る。 中学生の時に、おじさんに連れられ白馬八方尾根に行って以来、スキーが大好きになった。高校でますますのめり込み、「ただただスキーがしたい」と進路を北海道に決めた。酪農学園大学短期大学部に進学し、スキー部に所属してニセコによく通うようになった。 初めはスキー関係の接点しかなかったが、短大を修了し大学に編入する間の1年間、ニセコで酪農実習を行った。そこで農家に出入りするようになり、農業や酪農に携わるさまざまな人たちとのつながりができた。 この頃から、ニセコは山野さんにとって第二の故郷となった。 大学を卒業後、町内のペンションで乳肉製品の製造担当として働き始めた。仕事は楽しく、冬はスキー三昧。「好きなこと」に邁進する日々は充実していた。 ところがある日、常連のお客さんに言われた一言が、山野さんに転機をもたらした。 山野さん: 「あんた、いつまでぬるま湯に浸かってんのさ」みたいなことを言われて(笑) お客さんて、本当によく見てますよね。 要するに「好きなこと」と言いながらも、社会的立場としてはアルバイトじゃないですか。いつまでこんなことやってんのさ、なんて言われちゃって。 それで、何かしなくちゃな、と考えたのが青年海外協力隊でした。 食に関わる仕事をする中で、「飽食の時代」に疑問を持つようになって。 業務上やむなくではありますが、まだ食べられるものでも捨てていくわけですよ。そういう現場を目の当たりにするうちに、「食えない国、貧しい国ではどういうふうな生活をしているんだろう」という興味がすごく湧いてきたんですよね。 貧しいっていうのはどういうことかを知りたかった。 26歳~29歳までの3年間、山野さんはネパールで野菜の普及活動に勤めた。 飼料作の経験はあったものの野菜は素人だったため、協力隊の試験前に八ヶ岳農業実践大学校で研究生として学んだ。 実際に赴任してみると、気候も栽培品種も日本とは大きく異なり、かなり苦労したそうだ。猛勉強しながら巡回指導や作付け計画など、さまざまな支援に取り組んだ。 現地の文化にも興味を持った山野さんは、村の子ども達に混じって祭りの踊りを習い、一晩中、村人達と踊り明かしたこともある。そのエピソードは今でも新しい協力隊に語り継がれているという。 山野さん: 最後にネパールを出る時、みんなが見送りに来てくれたんですよ。そうしたら、思いもよらなかったんですけど、涙が出てきて、止まらなくて…。 なんで泣きっぱなしなんだろう、周りに恥ずかしい…でも自分で止めることができないんです。 3年間で悔しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと。そういう喜怒哀楽や、いろんなものが、全部出ちゃったんだろうな、と思います。 協力隊は一人だったので、日本人の代表として恥ずかしくないように、日の丸を背負うような気持ちで取り組んでいました。とにかく一生懸命やって、日本人は勤勉だという姿を見せたかったんです。 すごい背伸びをしていた3年間でした。でもあれをしたから今がある。 涙は、バンコク空港に到着するまで流れ続けたそうだ。 帰国後、結婚した山野さんは、しばらく後に元の職場からオファーを受けた。妻のカナさんを連れニセコに戻り、3人のお子さんに恵まれた。 1995年にビスターレ・カナをオープンし、以来ペンションとレストランを営んでいる。 ネパールカレーの多くは、「唐辛子の辛さと塩っ辛いのが、どーーんと刺さってくるような味」で、日本人には食べづらい。日本でいう昔ながらの塩ジャケや漬物、味噌汁のような感じだそうだ。 そこで山野さんは、当時コックとして雇っていたネワール族の少年に、「こういう風に作って」と指示して毎日食べられるカレーを作ってもらっていた。ネワールは美味しいカレーを作る民族として知られている。 その味と、ネパールで友人の奥さんが作ってくれたカレーがベースになってビスターレ・カナのカレーが出来上がった。 電気もガスも水道もなく、朝日と共に起き、陽が沈んだら眠る。山野さんが体験したネパールのローカルな暮らし。そこから生まれたカレーなのだと思うと、一層味わい深い。 のどかな農村の風景が、ぼんやり見えてくるような、素朴さと優しさを感じた。 「ここのパウダーはすごい」外人さんが教えてくれた、ニセコの魅力。 ペンションが最も賑わうのはスキーシーズンの12月から3月。Booking.comへの登録を機に7年ほど前から海外宿泊客が年々増え、8割が外国人に。客層がガラリと変わった。 日本のスキー・スノボ人口が減少する中、海外からのお客様はとてもありがたかった。 しかしその分、コロナ禍による被害は甚大だった。「外人さんが来ないということはこういうことなのか」と思い知らされる日々。今も大きなダメージが続いているが、とにかくやれることをやっていこう、と夫婦で力を合わせ頑張っている。 ニセコの雪をよく知る山野さんだからこそ、海外のスキーヤーに伝えられることが沢山ある。 コロナ以前にはいいポイントを教えてあげたり、時に一緒に滑りに行ったりしてとても喜ばれたという。そうした交流がニセコの魅力を再発見することにつながった。 山野さん: 海外のお客様が来て、教えてもらったと思っています。ニセコの雪が、世界レベルなんだということを。 例えばカナダのバンフやウィスラーがベースだという人がここにくるわけですよ。 「なんで?」って聞いた時に「パウダーここ違うよ」という。 「ここのバックカントリーは、1週間いたら少なくとも2回は滑れる。世界有数のスキー場でも1か月滞在して1回あるかないかの素晴らしい雪質だ」と。 僕にとっては当たり前だったんですよ。ニセコのパウダースノーが大好きで、ずっと昔から滑っていましたから。 「アンヌプリはスキー場自体は小さいけれど、雪は最高だ」と聞いた時に、とても驚きました。 彼らを連れて一緒に滑った時の満足げな顔!それを見るのが僕はもう、最高ですね! 筆者は今年、初めてニセコの冬を体験する。昨冬、引っ越し準備に訪れた時には、どこもかしこも分厚い雪に覆われ、あまりの真っ白さに、おそろしいと思った。 しかし、厳しい冬ならではのパウダースノーであり、その雪をこよなく愛する山野さんの言葉に、なんだかとても勇気が湧いてきた。 ネパールカレーを味わいながら、「私も冬を、楽しむぞ!」と決意した。 世界中のスキーヤーでニセコが賑わう冬が早く戻るようにと祈るばかりだ。 ペンション&レストラン ビスターレ・カナ 詳細情報 住所: 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ431-1 電話: 0136-58-3330 ランチタイム: 11時30分~15時(ディナーは要予約) 不定休あり。事前に電話確認するのがおすすめです HP: https://sites.google.com/site/bistarekana/ スパイスキットは道の駅ニセコビュープラザで購入できます ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。メニューや料金は変更になることがあります。取材2022年
ch
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05/29(日) 在留外国人に寄り添う国際交流のプラットホーム “ ぱれっと “ by留学生フレンドシップ
立ち上がった留学生フレンドシップ さて、冒頭から失礼します。 皆様ご存じでしょうか? 現在、西胆振には1000人を超える在留外国人の方が住んでいると言われています。 そしてその方々は、日本の労働力となっていただいているにも関わらず、実はとても暮らしにくい状況下にいます。 例えば、受け入れ先が少なく働き先がなかなか見つけられない。 故郷に帰りたくても帰れない。 仕送りも出来ない。 でも、支援の手がなかなか差し伸べられないetc. そんな境遇にいます。 このような現状を知り、「支援したい!」と2015年4月に立ち上がった団体が『留学生フレンドシップ』でした。 『留学生フレンドシップは、室蘭工業大学留学生を中心とした各国留学生、在留外国人と市民との交流をはかり、親睦を通してお互いの文化・習慣を確認し合うことにより相互理解を増進して、彼らの知識と力を地域社会に還元し、かつ各国留学生、在留外国人と市民との間に発生するトラブルを可能な限り回避しながら各国留学生、在留外国人の生活支援、活動支援をすることを目指します。』留学生フレンドシップHPの「活動目的」から抜粋 この団体は、異国に訪れ、様々な不安を抱える方たちの「少しでも力になりたい」という想いを共有する仲間で成り立っています。 代表は日栄 均さん。 「できることは何でもしたい!」と熱く語ってくださいました。 ぱれっと とは? さて今回は、その『留学生フレンドシップ』が母体となって運営をしている “ ぱれっと “を取材させていただきました。 ↑2022年5月1日オープン! 経営者は三津谷達子さん。 留学生フレンドシップの事務局長で “ ぱれっと “ の経営者でもあります。 ぱれっと経営者の三津谷さん在留外国人のことで常に頭がいっぱい。何やら考え中のご様子の三津谷さん… 以前、タピオカ専門店だったところを事業継承された三津谷さん。 “ ぱれっと “を国際交流のプラットホームにしたいと考えていらっしゃいます。 「留学生はもちろん、在留外国人の置かれている状況はとても厳しいです。西胆振だけを見てもこんなにもたくさんの外国人の方が暮らしているにも関わらず、法的な整備は追いついていません。日本人ならば難なくできることも、言葉の壁もあり支援が必要であったりしますが、そのサポート団体も少ないです。技能実習のために日本に訪れ、労働力として貢献していても不安なく過ごせるような環境はまだまだ整っていません。また家族で日本に住んでいても、特にコロナ禍の逆風もある中では仕事が見つからず、苦労をされている方も多いです。このように、困った時に気軽に相談をしに来られる場として、同朋が集まれる心の拠り所として、“ ぱれっと “は存在しています。」 例えば自分が外国に留学した時のことを想像してみます。 生活習慣も言語も、もちろん法律もなにもかも違う環境の中で、困った時や不安になった時、いつでも迎え入れてくれるところがあったならどんなに心強く有難いことか…。 “ ぱれっと “ は、外国人のよろず相談所の拠点的機能も兼ね備えているので、スタッフは常に胆振管内を飛び回り、各種サポートをしたり、在留外国人の雇用に前向きな企業を探して歩いています。 そして留学生フレンドシップは、近々北海道国際交流協力総合センター(ハイアック)の協力団体となり、秋には団体名も新たに登録されるそうです。 伴って、“ ぱれっと “のプラットホームとしての機能も増してフル回転になっていきます。 ↑ハイアックの事業活動の詳細はこちらをクリック 「もうほとんど親のような気持ちです。せっかく来てくれた日本で安心して楽しく暮らしてほしいですからね。物好きでおせっかい好きなジジババの集まりなんです。」 ご本人はそうおっしゃいますが、在留外国人にとってはジジババどころか天使のような存在だと思います。 それに、側から見ても「してやってる」意識がまるでない。 外国人との交流を心から楽しんでいることがわかります。 だからこそ長く続くし皆様に頼られるのでしょうね。 他にも主な活動内容としては〜 帰国申請の手続きのサポート在留資格延長相談生活福祉資金(帰国前提の場合は受給資格なし)を受けるための日本国内の預金通帳発行手続きサポート就職やアルバイト相談、斡旋(外国人の人材派遣業登録済み)留学生が札幌などで試験を受けるための移動相談医薬部外品などの説明書きの翻訳サポート などなど、数えあげればきりがなく様々な相談が持ち込まれます。 どんな相談でも、我が子のことのように親身になって応じてくれる場があることが、どれだけ在留外国人の皆様の心の支えになっていることか。 まさに駆け込み寺です。 ↑優しい店長の渋田みどりさん そこで尋ねてみました。 「そのモチベーションの原動力は何ですか?」 すると単純明快な答えが返ってきました。 「笑顔で喜んでもらえることです。」 つくづく、この方たちだからこそのお答えだと思います。 実は筆者、随分以前からまったく別のことでお付き合いをさせていただいていたのですが、実に「らしいなあ」と感じます。 損得勘定がまるでない。 心で動いている。 それは、どんな場面でもそうでした。 ですから、「手伝いたい!」と集まるメンバーも類が友を呼んでいるようです。 けれども、決してその好意に甘えているわけではないところに感心してしまいます。 ↑スターマリンさんのご協力でクルーズも体験していただきました 「大切にしているのは、長く無理なく楽しくできることです。きっと、仲間たちのモチベーションはそれぞれ違うと思います。例えば手伝うことで国際交流ができることに楽しみを見出す者。手伝うことで語学学習ができることに価値観を見出す者。動機は様々でも、結果winwinの関係を築ければ誰もがハッピーになれますよね。」 気負いや正義感をむき出しにした活動でなく、自然体な活動が、在留外国人たちにも安心感を与えているのだということがよくわかりました。 日本語教室のこと そしてもう一つ。 在留外国人の言語の問題が少しでも解消できるようにと、日本語教室も開催しています。 先立って、この教室を留学生フレンドシップで行うために、コロナ禍でも対面式で開講できるようにと環境を整え、北海道国際交流・協力総合センター主催『日本語学習支援者養成講座』をスタッフ5名が受講、その資格も取得しました。 「みんなと仲良くなれるように、自分の名前や住所、好きな食べ物などが言えるように、まずは自己紹介とあいさつを言えるようにしましょうと呼びかけました。現在、毎週土曜日の午後15:00~16:00に無料で開催しています。途中ティータイムなども挟みながら、和気あいあいと行っています。」 と、三津谷さん。 しっかりと温かく外国人たちに寄り添うことで、どんなサポートが必要なのかを見極めて実践されていることに感動を覚えました。 雇用の場としての”ぱれっと” ところで、在留外国人が働く場としての“ ぱれっと “。 こちらでは、留学生・ボランティアなども含め5人が働いています。 ↑恥ずかしそうに笑うコートジボワールご出身のアシイ セレンさん ↑ベトナム料理のバインミーは水曜日・金曜日・土曜日のみのご提供 こちらは以前、タピオカのみのお取り扱いでしたが、最近「バインミー」というベトナム料理を曜日限定で始めました。 ベトナム人留学生のレシピですので本場の味。 パンもバインミー専用のものが使用されています。 ↑カップも可愛い♡ たっぷり入っていますので小腹が満足します。 ↑タピオカメニューはこんなに豊富。ユニークな組み合わせもあります。在留証明証、学生証で割引も! 在留外国人を総合的にサポートをする留学生フレンドシップが運営する“ ぱれっと “。 現在はタピオカとバインミーのみのご提供ですが、6月からはソフトクリームやベトナムコーヒーなどのメニューも登場します。そして将来的には、外国お土産なども揃えながら、食文化の発信の場としても展開をしていきたいと考えています。 今後は活動エリアを今までよりも広げつつ、西胆振に住む外国人の親代わりとなって、地域と在留外国人の交流の場として、今後ますます多方面に機能し、国際交流のプラットホームになっていくことと思います。 ―ぱれっと情報― 住 所 室蘭市中島町3丁目29-1 電 話 なし 営業日 火曜日〜日曜日 10:30~18:30 定休日 月曜日
Rietty
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11/21(日) 夢を幻で終わらせない 自家焙煎「かのうち珈琲」的 夢の形
白老町北吉原の「かのうち珈琲」オーナー 鹿野内賢士さんを訪ねました。 遠軽ご出身で伊達に在住の方が白老町にお店を出したのは、「両親がここに土地を持っていたから。」 なのだそうです。 「かのうち珈琲」がオープンしたのは今年の9月22日のこと。 まだ出来て2ヶ月も経たないお店です。 白老町ゆうかり団地の住宅街に突如現れる「かのうち珈琲」は、隠れ家というよりはあまりにも唐突な現れ方で(失礼)そこにあります。 正直 「え!? ここ!?」と車の中で声を上げてしまったほどでした ^^; ところで、このベレー帽を被ったブタさんと、オーナーさんのお名前でピンと来た方はいらっしゃいますか? はい! 正解です♡ 実は、鹿野内さんは先日ご紹介いたしました「intime time アンティムティム」のオーナー浩子さんの旦那様なのでした。 「かのうち珈琲」の店舗はユニットハウスを2棟ジョイントして作られており、電気と水道以外の内装外装や棚などは全て、半年間をかけてご自身で作られたそうです。 ↑長居したくなる座り心地の良い椅子。 ↑壁をポンと叩くと灯りが点きます。 「元々大工仕事が得意だったわけではないので、妻には無理だと思われていました。」 と笑いながら話す鹿野内さん。 これは、一度ハマるととことん頑張るタイプとお見受けしました。 筆者から拝見する限りは、オホーツクサイクリング仲間だった頃から「とにかく優しい方」という印象でした。 定年すこし前に福祉関係のお仕事を辞められたのですが、それより以前から、夢を形にするための準備を少しずつ始めていらしたのだそうです。 元々珈琲好きだったこともあり、札幌単身赴任中に、200gまでを焙煎できる「テストロースター」を購入し独学で焙煎の勉強を始めていました。 これにはかなりハマって日々研究をされていたそうです。 ほらね、やっぱり…ハマるととことん凝るタイプ ^^ ↑札幌単身赴任中に手に入れたテストロースター。 「昔からただ漠然と喫茶店をやりたいなあ・・・とは思っていましたが、正直接客には自信がありませんでした…。」 と語り始めた鹿野内さん。 「長年、人と寄り添う福祉の仕事をしていたので、利用者さんたちからたくさんのことを学ばせていただきました。 ですから人はもちろん大好きです。でも営業的に接客をするのは自分にはあまりイメージできなかったし得意な方ではないと思っていました。 だから珈琲焙煎専門店にして、豆だけを売ろうと考えていたのです。 でも、せっかくならば自分が焙煎して挽いて落とした珈琲を目の前で飲んでいただきたいなあ…。と思い始めました。」 ↑じっくりと丁寧に淹れてくださいます。 と、照れ臭そうに話してくださいました。 けれども、そんな心配は無用でした。 早くもリピーターさんが多くいらっしゃり、地域住民の皆様にも好意を持っていただいていらっしゃる様です。 「夜遅くまで焙煎をしていると、伊達への帰りを心配してくださり “ 泊まっていきなさい “とか、“ 風呂に入っていきなさい “とか言っていただくのです。 でも店をオープンする前は、伊達から来るならきっと野菜の直売所だね!という噂が広まってしまっていて ^^; ドアを開けたら珈琲ショップだったので驚かれたこともありました。」 ↑珈琲は、アンティムティムさんでも購入できます。 これってきっと、鹿野内さんの優しく気さくなお人柄に惹かれたご近所さんたちが、何か世話を焼きたくなったり、顔を見に行きたくなってしまうということなのだと思います。 ↑立派なプレーヤー。近々ジャズをかけたいと思っていらっしゃるそうです。 「そういえば先日、テレワークの場として営業をしませんか?というお誘いを受けました。でも…お断りしました。 ここではゆっくりと日頃の疲れを癒して欲しいと思っているので、ここで仕事はしてほしくなかったのです。」 鹿野内さんらしいなあと、とても納得しました。 でも、焙煎への頑固なこだわりはしっかりとお持ちでした。 「毎日2kg~4kgの豆を焙煎しますが、ピッキングだけは絶対に手を抜きたくないと思っていますし、 それを店の持ち味にしたいと思っています。」 この言葉も激しく納得。 珈琲の袋を開けた時、変な豆が一粒でも入っていると本当にガッカリします。 筆者もカフェを営んでいたので、「丁寧にピッキングしていること」は焙煎所選びとして絶対に譲れないことでもありました。 ↑Kブレンドをいただきました。ドミニカベースで香りも豊か、本当においしかった〜! ↑ケーキは浩子さんが作っていらっしゃいます。お互いの夢を支え合う素敵なご夫婦です。 鹿野内さんが焙煎し淹れてくださった珈琲は、すごくクリアで雑味をまったく感じない本当に美味しいものでした。 量もたっぷりで160cc~170ccは入っています。 一杯を仕上げるため、丁寧に丁寧に珈琲豆を扱っていらっしゃることが、とてもよく分かる味でした。 またこんなお話もしてくださいました。 「仕事としての福祉への未練は全くありません。でもライフワークとしてはずっと関わっていきたいと思っています。要支援者は、障害者やご高齢の方だけでなく、例えば刑務所に入所していた方が社会復帰するときなども支援を要します。保護士としては現在も引き続いて活動していますので、将来はボランティアとして要支援者の皆様に珈琲を淹れて差し上げたいとも考えています。 私がお付き合いをさせていただいた利用者さんたちは、珈琲が大好きなんです!」 長年勤めた仕事を退職し、珈琲焙煎&喫茶店をオープンさせたことのまだ先に、鹿野内さんの夢は続いていたのでした。 「かのうち珈琲」的 夢の形は、分け隔たりなく多様な人々が癒されるように珈琲で橋渡しをすることだと気付きました。 壮大な夢にも思えますが、きっと鹿野内さんならばコツコツと一歩ずつ近づいていかれることと思います。 取材を終え外に出ると、昼間だというのに今にも大雨を降らせそうな空は黒くなっていました。 でも、暖かく周りを照らす太陽のような鹿野内さんとお話をさせていただいた筆者の心はポカポカでした。 住所 〒059-0923 北海道白老郡白老町北吉原661-337 ゆうかり団地
Rietty
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01/19(土) 冬のカフェ訪問。「有珠cafe ハルミンタラ」NEW OPEN!!
伊達市有珠に昨年11月末、小さなカフェがオープンしました。 有珠といえば、有珠善光寺やバチラー記念堂、アルトリ岬など、文化や自然をじっくり味わう名所の多いエリア。真冬のある日、積もったばかりのふわっふわな雪を踏みしめてカフェにやってきました。いろんな色の木を組み合わせたナチュラルでカラフルな玄関のドアに、クジラのかたちのドアノブ・・・わ、かわいい! ワクワクしながら中に入ると、木のぬくもり漂う、レトロであたたかいカフェ空間が広がっていました。 ハ ル ミ ン タ ラ という名前から推測するに 「ハルさんですか?」と尋ねたら、 「いえいえ、ハルって、犬の名前なんです(笑)」 と、笑顔で迎えてくれたのは、店主の津田光子さんでした。愛犬のハルちゃんと毎日、山を散歩するほどの有珠山好きな津田さんは、一昨年2017年に札幌から移住し、長いあいだ空き家となっていたこの家を改装して、カフェを始めたそうです。驚いたのは、リフォームに使った資材のほとんどが、廃材だというのです。 津田さん:家やお店を解体すると、建築材などのゴミがたくさん出るのですが、そういうところから、まだ使える資材や家具をもらってきて「活かす・生かす」ことの出来る大工さんがリフォームしてくれました。 「物」も「食材」も「人」と同じで、まだ使える・食べられる・生きられることが出来るのに、活かされないのはほんとうに悲しいことです。 本来なら捨てられていたはずの「物」たちが生かされる空間で「毎日食べても美味しいと思えること」を大切に、手元にある食材を無駄なく生かしていくのを考えるのがとても楽しいです。 おしゃれなキッチンのドアも廃材の再利用。中央のガラスが割れてしまった部分に、別の古いガラスを組み合わせ、きれいなブルーに塗り替えて出来上がりました。お花型の窓は、なななんと、拾ってきたお皿なのだとか!もはやドアという「作品」。 さて、いきなり超前のめりでお話を伺ってしまいましたが、まずはランチをいただきましょう! 酵素玄米のタコライス 650円 酵素玄米とジャガイモのポタージュセット 550円 ※値段は変更になることがあります からだにしみわたる〜、おいしいメニューの数々。 ハルミンタラでは、玄米と小豆を圧力釜で炊いて、3日熟成させた「酵素玄米」を中心に、季節の野菜や、からだにやさしい食材を使ったメニューを提供しています。基本的にお肉や乳製品は不使用。アレルギーに配慮して米粉のスイーツもあります。 アナログなおもちゃがいっぱい! お子さん連れでものんびり楽しめます 津田さんが「食」を大切にするようになったのは、3人のお子さんの子育てがきっかけでした。3人とも自然出産をしたそうですが、自然なお産をするためには、自己管理が欠かせないのだとか。お子さんがアレルギーだったこともあって、酵素玄米中心の食事をするようになったそうです。 さらに食だけでなく、札幌時代には、森の幼稚園や子育て支援に携わり、環境問題や社会問題について熱心に勉強したそうです。そんな中、東日本大震災による原発事故で被災した親子の、北海道への一時避難や保養等の働きにも関わるようになりました。 津田さん:この活動を通じて、被災地から避難してきたお母さんたちに、たくさん、たくさん出会いました。すべて捨てて、旦那さんも置いて、ただ子どもを守るために、逃げてきた、というお母さんたち・・・。 地元では避難するというと、「大げさだ」と批判されたり、「故郷を捨てるのか」と白い目でみられることもあったそうです。 それぞれに孤独、不安を抱えながらも、たくましく生きている・・・そんなお母さんたちを見ていて、私も「もっと本気で生きなきゃ」と思ったんですよね。それで、今までやってきた子育て支援や、食などじぶんの中に貯まっている経験を総動員して、いっちょ挑戦するかと思ったわけです。 様々な学びや出会いを通して「生きること」を真剣に問い続けてきた津田さん。数年前には最近話題の「ファシリテーション(※)」(会議やプロジェクト等で話し合いを円滑に進める技法)と出会い、現在はカフェを営む傍ら、「市民ファシリテーションステラ」(伊達市の市民サークル)を通じて講座を開催したり講師としての活動も行なっています。 ※ファシリテーションについて興味のある方は、津田さんの所属団体「NPOファシリテーションきたのわ」のHPをご覧ください。 そんな津田さんがハルミンタラでつくろうとしているのは、食を大切にしながらも、いわゆる「カフェ」よりももっと多様な「集いの場」、コミュニティ的空間のようです。 津田さん:例えば、体は不自由だけど絵本を読むことは好きな人が、小さな子に読んであげている。 いつもは宿題のわからない所をお母さんに怒られながらやっている子が子ども同士わからないところを教え合っている。 おすそわけで戴いたたくさんの野菜を使って、こども食堂が開かれている。 音楽をやりたい人が集まって即興ライブが始まった、などなど。 いろんな世代の人が、所属や肩書や役割を気にすることなく、自分としていられる場。それぞれの持ち味が生かされる場にしていきたいですね。 愛犬・ハルちゃんとの散歩。 津田さんの思いと、美味しい食事と、もの言わぬ「モノ」たちの「大事にしてくれてありがとう」という思い・・・ 心も体もほっこりとあたためられた真冬のカフェ訪問でした。みなさんも遊びに行かれてみては! 有珠山カフェ ハルミンタラ 北海道伊達市有珠町216-1 OPEN 水〜土 11:00〜16:00 メニューや最新情報はFacebookページをご覧ください! 記事の内容は取材時の情報に基づいています。 (取材 2019年) シェア、リンクなど大大大歓迎です!
むしゃなび編集部
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10/08(日) ふらり旅人からのゲストハウス 自由人 小林圭子氏 〜想いと直感のままに『ポンコタン』
今回の主人公は洞爺湖の近くでゲストハウス『ポンコタン』を営む小林圭子さん。 旭川出身の47歳。 洞爺湖に移住する前は名古屋で商売をされていました。 「北海道には30代後半からバイクにテントを積み、 ふらりと旅しに来ていました。」 洞爺湖との出会いは、 2018年に「幸せのパン」の映画の舞台になったところを見てみたくて 青春18きっぷでふらりとやってきたのが初めてでした。 ところで圭子さん。 なんと言うか・・・。 「以前、どこかで会いましたっけ?」 そんな錯覚を起こさせる人です。 あの、バリアフリーな雰囲気は一体どこからくるのだろうか? 探ってみたくなりました。 旭川から札幌へ。 そしていきなりポン!と名古屋へ飛んだ圭子さんが始めたのは、 なんと”バナナ焼き屋“のお店でした。 店の名前は「パピリカ」。 それはアイヌ語で「豊作」という意味です。 バナナ焼き屋をやろうと思った理由は〜。 「小さい頃から食べていたソウルフードだったから」 ただそれだけの理由で、 古くからお菓子文化が発達している(駄菓子の製造所も多い)名古屋で店を出そうとは、 普通はなかなか考えつかない。 でもそれをひょいっと始めてしまうところが圭子さん流。 深くは悩まない。 やりたいからやる。 ただそれだけ。 そんなシンプルさが、度胸を超えた何かを感じます。 パピリカ時代のHPを見つけました。 熊が鮭ならぬバナナを咥えている姿が なんともユニークで忘れないロゴです。 何事もサラッと話す割には材料にはかなりこだわっています。 卵も牛乳も使用していないので(カスタード以外)、 卵アレルギーや牛乳アレルギーの子どもを持つ親御さんも よく買いに来てくれたそうです。 そして白餡はしっかりと手作り。 バナナ焼きと言えば旭川の名物お菓子。 この時お話を伺うまで知りませんでしたが、 旭川のバナナ焼きにもバナナそのものやバナナエッセンスなど、 バナナフレーバーは一切入っていないそうです。 バナナ焼きとは、形からだけ連想するネーミングのようです。 とても美味しそう〜! 食べたかった〜! パピリカはすぐに地元に溶け込み、 8年間営業を続けました。 その時の繋がりは今も続いていると言います。 人懐っこいと言う表現とも違う、 相手に壁を作らせない不思議な力を圭子さんは持っています。 「いろいろなところから転勤してきた人たちが多く住むところでした。 近所の方がよく買いに来てくださっていましたよ。 家賃を払いつつ、 女ひとりが食べるだけの分はなんとか稼げていました。」 「ところで、ポンコタンは小さな村という意味。 パピリカは豊作という意味ですよね? どちらもアイヌ語ですが、なにか特別な意味があるのですか?」 そんな筆者の質問に 圭子さんはまたもやあっさりと答えます。 「いや、なんとなくです。」 まただ…。 やはりこんな調子…笑 筆者はその言葉の背景を知りたい!と質問をしても、 決してはぐらかす訳ではなく、あくまでもサラッと答える。 想いが至極シンプルだからこそ、 きっとその時の直感のまま「なんとなくそうしよ」と 思った通りに動いてしまうのだろうと思います。 しかも、転機にはだいたい誰かが力を貸してくれる。 これはもう人徳です。 気負わず流れに任せるというのは、実は楽そうで楽ではない。 でも圭子さんは素直に誰かの力を借りながら、 とても自然にその技を使ってしまう。 「名古屋の友人がゲストハウスをしていたんです。 あらたに宮古島でゲストハウスを始めるにあたって、私も少し手伝いました。 その友人は度胸があるというかなんというか、 外国人が結構泊まりに来ていたのですが、英語は喋れないんです。 でもなんてことなくやっているのを見て、 私も妙な自信をつけてしまいました。 『そうか、英語ができなくても宿屋はできるんだ』 ってね。」 「その辺りから、ゲストハウスに興味を持つようになりました。 ちょうど、ふらりと洞爺湖へ足を運ぶ機会も増えていたこともあり、 洞爺湖の近くでゲストハウスをやることが ふわっとしたものから現実的になりました。 あ…その前にバナナ焼き屋を畳まないと。」 そう思った時、 店を丸ごと買いたいと申し出てくれた人が現れました。 それは元々はお客様だった友人で、古民家カフェを営んでいる方でした。 バナナ焼き屋営業終了2日後には洞爺湖に移住してしまうというスピーディーさ。 思ったらサラッと行動! その後、1年半をかけて建物をリフォームし、ポンコタンを開業されました。 「待っていてくれているような気がしていました。 洞爺湖はどっしりとしていて迎え入れてくれるような安心感がある湖だと感じています。 移住してすぐは、キャンプ生活をしながらあるホテルでバイトをしていました。 同時に物件探し。 そんな中、即決したのがこの建物でした。 借金も1000万円以上してしまいました。」 この建物は、昔、ある会社の社員寮だったところ。 なので、一部屋一部屋にトイレが付いていました。 さて、ゲストハウス「ポンコタン」は 内装・外装そのほとんどをDIYしています。 もともと建物に興味があったわけでもなかった圭子さんですが、 もの作り好きであったことが功を奏しました。 「必要に迫られた部分もありますが、 バナナ焼き屋時代に建物の内部構造にものすごく関心を持つようになりました。 そもそもは工事関係者への不満に端を発したのですが、 お陰で建築について色々知ることができました。 建物がどんなふうにできているのかを知るために、 分解しながら構造を理解していきました。 コンクリートにネジを入れるにはどうしたらよいか?とかね。」 冒頭に登場した仕切りに描かれた洞爺湖の絵は、名古屋時代の友人が描いてくれたもの。 「名古屋時代の友人たちは変人が多くて(笑) 尋ねてきては色々置いて行ってくれます。」 困ったふりをして、笑いながら話す圭子さんには、 遠くから支えてくれる友の存在に感じる安心感が表れていました。 圭子さんの仲間たちは、 「ポンコタン」のオーナーの とてつもなく自然体なおもしろキャラクターをよくご存知のようです。 「うちね。コンセプトなんてないのよね。」 圭子さん、突然、そうサラッと言った後でこう続けました。 「よく眠れました!って言ってもらえるのが一番嬉しいかな。 旅の途中で快適な時間をここで過ごしてくれたら、 それが一番嬉しい。 それとね。 今年の夏はすごく忙しかったのね。 借金あるからあと10年はやらないといけないけど、 とりあえず持続可能な宿を目指して働き方改革するわ(笑)」 「10年経ったら何するの?」 そんな問いに。 またもやサラッと 「わからないな」 と答える圭子さんでした。 帰り際 「また来て!」 と軽い調子で言われました。 「うん」 と答えてしまいました。 ポンコタンの魅力は この気安い感じなんだろうと思った筆者でした。 決して気負うことなく、 そのまんまの圭子さんが妙な安心感を与えてくれる取材の時間でした。 ゲストハウス ポンコタン 〒049-5721 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉97 080-6092-4967
Rietty
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11/22(月) 木地師+α な多才人「工房夕花野」主宰 “ 石垣 拓也 “という人間に出会った。
大滝 三階滝近く、前夜雪が降り気温2度の寒い日。 広い建物にはストーブもなく、ほぼ我慢比べ状態の中取材をさせていただきました ^^; しかも2時間半。 今までの最長時間でした。 なぜならば、今回お会いした石垣拓也さんのお話がめちゃくちゃ面白い! それはもちろんお笑い的とかではなく、共感できるワクワク話が多かったのです。 もう、何をしに行ったのか忘れそうになるほどでした。 それはつまりはこんなお話し〜〜。 石垣さんは、今年の8月に置戸町から伊達市大滝区へ移住して来られた地域おこし協力隊員さんです。 そして、実は木地師でもあります。 そう、何を隠そうあの40年ほどの歴史がある「オケクラフト」の元職人さんでした。 しかも奥様も(奥様のお話はまた日を改めて。一緒に書いてしまうのは勿体ない程貴重な方なので〜)。 ここで少し「オケクラフト」についてご説明しますね。 https://okecraft.or.jp/about/ より引用 *〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜 『オケクラフトは、置戸町の「オケ」、昔から地域産業として生産されていた曲げ桶の「オケ」と、「クラフト」を合わせた地域クラフトブランドです。 1983年(昭和58年)に置戸町と著名な工業デザイナーであった秋岡芳夫さんとの出会いから始まりました。誕生以来、置戸町では町を挙げた活動として、作り手養成のための研修制度、オケクラフトの販売、作り手への材料提供などをおこない、オケクラフトの生産、普及に努めてきました。』 *〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜 地域を挙げてブランド作りに取り組み、成功した「オケクラフト」。 その影には元「Uni (鉛筆)」のデザイナーだった秋岡氏の存在がありました。 大量生産に疑問を持ち始めた秋岡氏が目指したのは、地域の木を使い、一つ一つ丁寧に作るクラフト職人を育てることでした。 その秋岡氏のマインドに共感し、師事されていたお一人が石垣さんだったのです。 でもちょっと疑問が…。 それは、何故、材料入手も販路も安定していた「オケクラフト」を卒業し大滝に来られたのか? 「たしかにオケクラフトを出るリスクはありました。オケクラフトにいれば販路は安定しています。 工芸家一本で食べていくのはとても難しいですから生活するには安心です。でも卒業しました。正直、職人として独立してもそれ一本では食べていけません。手作りなので数は作れませんから、収入は限られてくるのです。特にこの二年のコロナ禍では、それまで開催していた大手デパートでの展示会へもお客様が集まらなくなりましたし、中止になったものもありました。つまりコロナ禍での工芸品は、贅沢品で別に無くても困らない二の次の物になってしまったのです。」 ↑コロナ前までは札幌三越・さっぽろ東急百貨店などで展示販売をされていました。 このお話しは、観光に関わる仕事をしている筆者にも痛いほどに分かり共感しました。 でも、石垣さんは安定を捨てました。 「納品先(オケクラフトの場合は町)が安定しているということは、同じものを大量に作らなければいけなくなります。ここまで育てていただいたことにはとても感謝をしています。でも、もっとチャレンジがしたかった。たとえ時間が掛かったとしても、たとえ少ししか作れなかったとしても自由な発想で手間暇惜しまず物づくりがしたかった。大量生産から少量生産に切り替えたかった。つまり、作る量を半分に減らせば質は上がる!という結論を出したのです。でも、収入は確実に減る。…ということは、他に収入が無ければ食べていけません。」 なるほど。 とても納得します。 さらに石垣さんのお話しは続きました。 「他の収入を考えた時、広い工房を持って “ ワークショップ ” や ” 体験学習 ”を行って収入源にしようと考えました。対象は子供と親子。作品の材料となる木が生える森へ出かけていき、森、そして木に親しんでほしい。作品の背景となる木についても知ってほしかったので、近代化された都市部に行くつもりはありませんでした。自然豊富な環境に恵まれた地域で、そこに住む方たちと連携しながら、みんなで自分たちの住む地域を盛り上げていける所を探していて辿り着いたのが大滝でした。というか、ここしかない!と思いました。自然環境も人も建物環境も全て自分たちには最適な場所だったのです。 ここは本当にポテンシャルが高いです。札幌や千歳からのアクセスもとても良いですし。 あとは、どんなコンテンツを作ってどう発信していくか?だと思っています。もちろん資金確保の問題もありますが…。」 ↑材料はその木が育った森が分かるものを生木で購入します。材となり薬に浸かったものや外国産のものは使いません。あくまでも安心安全な北海道産のものに拘っています。 ↑皮を剥ぎ、用途に合わせて切り出していきます。 ここまで伺って、筆者はワクワクが加速していってしまいました。 なんて素敵な方が伊達市に来てくださったのだろう!! しかも石垣さん、オケクラフトメンバーになる前は店舗マネジメントのお仕事を8年ほど経験されておられ、その構想のお話しがただの夢物語ではなく、きちんとマーケティング理論に基づくものだということが分かりました。 なんとも頼もしい限りです。 掘れば掘るほど壮大な構想が出て来るご様子でしたが、今回はここまでの取材にとどめることにしました。 続きは素敵な奥様(曲師)の取材の時に伺いたいと思いますので乞うご期待! ↑奥様もオケクラフトご出身の曲げ職人さん。早く取材させていただきたい! 最後に、近々のご予定を伺いました。 「現在準備中の工房が年明けには整いそうです。 将来のワークショプのために、近々、木育マスターの資格も取得しようと考えています。そして来年9月には料理研究家の菅田奈海さんとのコラボで「食育と木育」のイベントを行います。対象は近隣の子供達と親子。伊達市内の会場を予定しています。」 話しは尽きなかったのですがここでタイムオーバー。 でも、筆者が石垣さんとお話ししていてはっきりと分かったことがありました。 それは子供たち、そして選んだ地域への愛でした。 日本の宝としての子供たちに、自分の仕事として何ができるか? 同時に、家族とともに協力しあいながら生活を支えるためにはここで何がしたいのか? 選んだ土地で、地域全体、そして自分が楽しく幸せに暮らせるために何をすべきか? すでにその答えは出ていました。 それらを考えた上での大滝移住でありビジョンなのでした。 地域おこし協力隊で 木地師+αの多才人 石垣拓也さんが起こす風。 風向きを見届けつつ応援したいと思います。 伊達市、ますます楽しくなりそうです。 ↓「夕花野」Instagram https://instagram.com/yuhanano_hokkaido ↓夕花野オンラインショップ https://yuhanano.handcrafted.jp/ 夕花野 主宰 石垣 拓也 E.mail : gakkey326@gmail.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2021年)
Rietty
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05/14(月) 旬のアスパラ、葉ものがいっぱい!観光物産館でみつけためずらしい野菜
お花見シーズンもひと段落し、伊達の市街地では新緑がまぶしい〜!爽やかな季節になりました。5〜6月の北海道は最高。個人的に一番好きなシーズンです。夏に向けイベントや観光で盛り上がってくる頃ですが、今週末5月19日(土)〜20日(日)には伊達市観光物産館(道の駅だて歴史の杜内)で7回目を迎える物産館まつりが開催されます! https://so-ra-mi.jp/events/event/519-20bussan いまどんな野菜が旬なの??館内をのぞいてみると、葉ものがいっぱい!レタスに、ブロッコリー、水菜、小松菜、ルッコラ・・・・などなど。冬場も出ているものもありますけれど、量と種類がどどーんと増えました。超新鮮な野菜たち、見ているだけで元気が湧いてきますね。やはり地元のとれたて野菜が種類豊富にそろうことにかけては、物産館はナンバーワーン! そしていま旬の野菜ナンバーワンといえば・・・ アスパラです!!物産館のスタッフの方に聞いたところ、オープンと同時に来館して、まとめて購入し地方発送する方が大変多いそうです。週末ともなればあっという間に品切れになってしまうのだとか。この日は平日のお昼近く、なんとか数束残っているのを見つけました。アスパラの地方発送というとデパートやインターネットなどいろんなところで取り扱っていますが、物産館の魅力は、なんといってもいい野菜を自分で見て選べるところ。お気に入りの農園も見つかるかもしれませんね。 さて、普段から野菜、特にサラダ用の野菜を探して物産館に来ることが多いのですが、珍しい品種を見つけるのも楽しみのひとつです。今日もおっ!と思った野菜があったのでご紹介しますね。 まずは縦長なキャベツ、「みさき」。チューリップのつぼみみたいなカタチをしています。生食向きで歯触りがとてもよく芯までシャキシャキして甘い品種です。今日買ったのは鮮度がすごくてちょっと持っただけではちきれそうでした! それからボタンの花みたいな「デコレタス」!その名の通りお料理をデコるのに活躍すること間違いなし!緑のと2色づかいでいかがでしょうか。 びっくりしたのが関果樹園さんの規格外いちご。カタチは不揃いですが、甘みがヘタの付け根まで行き渡って流・・・小さくてもしっかり甘い。こ、これは安いだけじゃない!!規格外だからって全然侮れない美味しさでした 8-O 粒ぞろいの正規品もあるので、見つけたら食べてみてね。 という訳で、ぶらっと立ち寄っただけでおいしい&楽しいに出会える伊達市観光物産館。週末の物産館まつり、ぜひお出かけくださいね! 第7回伊達市観光物産館まつり 2018年5月19日(土)・20日(日) 9:00~18:00 伊達市観光物産館 (北海道伊達市松ヶ枝町34-1) 19日(土)開催 1000円以上お買い上げの方に、 伊達産野菜一袋(先着500名)又は6周年記念道の駅きっぷ(非売品・先着200名)をプレゼント! 20日(日)開催 伊達市堆肥センターの堆肥をプレゼント! 12:00~ 整理券配布
むしゃなび編集部
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04/04(日) 洞爺財田(たからだ)に、地域をつなぐ店「いろは屋」あり。
久しぶりに洞爺湖の向こう側へドライブ。 目指すは洞爺財田(たからだ)にあるセレクトショップ「いろは屋」さん。開店後まもなく到着すると、店の前の草取りをせっせと行うオーナー宮本好さんが迎えてくれました。 「いろは屋」さんはこの4月でオープン4周年だそうです。4年前の3月に洞爺湖町の地域おこし協力隊を卒業、同時にこちらのお店をオープンされました。ここへの永住の決め手は「子育ては自然環境の良いところでしたい」という強い想いからでした。 お生まれは札幌。洞爺湖町には住んだことはありませんでしたが、宮本さんの曾祖母様が50~60年前までここ旧洞爺村で駄菓子屋さんをなさっていたのだそうです。 地域の子供から大人まで愛される人気店でした。その時の店名が「いろは屋」さん。 なので、宮本さんは、ご自分のお店も迷わず「いろは屋」とされたのだそうです。名前を受け継ぐ…ってとっても素敵です。 店内には宮本さんのセンスが光る雑貨が並びます。「いま、入れ替え中なので商品が少ないのですが…」と宮本さん。きっと、これからどんどん新しい商品が入って来るはずです。 「長く使える道具、気持ちよく使える暮らしの道具を仕入れるようにしています」 と話す宮本さん。使い捨てではなく、ものを大切に使いたいという強い想いを込めながら選ぶ商品は、とても質の良いものばかりです。 一例では~ 今治タオル・野田琺瑯・久留米の絣・洞爺湖町の陶芸作家「kanako」etc. 一つ一つに作り手の心を感じます。 また宮本さんは、洞爺湖有珠火山マイスター・薬膳フードアドバイザーなどの資格も有し、先日こちらでもご紹介をされました「里山デリバリー」の一員でもあります。 近々、「薬膳ワークショップ」の開催も計画中とか。こちらもとても楽しみです。 2児のママでもありますが、多岐に渡ってご活躍中で、洞爺湖町在住7年目にして地域からも頼りにされる存在となっています。本当に頼もしい限り。 最後に、「いろは屋」が目指すことは? と質問してみました。 「徹底的に地域に根差して、地域情報の発信地となりたい。」 と、力強い言葉が返ってきました。決意に満ちた宮本さんの目は、本気のエネルギーに満ちていました。きっと、セレクトショップを拠点に、これからますます地域を楽しく豊かにコーディネートする役割を果たしていかれることと思います。期待したい存在です。 洞爺いろは屋〒049-5813住所 洞爺湖町財田18-1電話 090-6997-4871営業日 月・火・土・日営業時間 11:00~16:00 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)。営業時間等は変わることがありますのでご注意ください。※シェア、リンク大歓迎です!
Rietty
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07/30(火) お日さまみたいなパン屋さん、ベーカリー陽
2019年7月更新 2019年1月、伊達市鹿島町にオープンした「Bakery 陽(ベーカリー はる)」は、三角屋根が目印のお店です。 扉を開けると、店内いっぱいに小麦のいい香りが漂っていました。 扉を開けると、「ふわ〜っ・・・」店内いっぱいに広がるいい香り! 焼きたてのパンがずらりと並んでいました。あんぱんや豆パンなど甘いパンから惣菜パン、バゲットなどハード系まで種類豊富です。 開店から間もない時間にお邪魔したのですが、すでにパンをトレイいっぱいに入れて、レジに向かう常連さんの姿がありました。お目あてのパンを求め、朝イチで来た様子。棚をのぞけば、つやつや、ふっくらして、思わず「いいお顔!」と呼びたくなるようなパンたち・・・。 次の日食べても、もちもち! こだわりのパン生地。 ベーカリー陽 店主の伊藤昌也さんはこの道20年のパン職人。室蘭や登別などで修行を積んだ後、伊達市内の福祉作業所で6年ほどパン工房の責任者を務めていました。毎日、20〜30種類ものパンを、すべて一人で焼き上げ、早朝3時ごろから仕込みを始めるそうです。「大仕事ですね 〜」と言うと、伊藤さんは「楽しみながらやってます!」とにっこり。 北海道産小麦を使い、配合や製法に研究を重ねた伊藤さん渾身のパン生地は、「次の日に食べてももっちりしておいしい」と評判です。そのこだわりが最もよくわかるのが、食パン! 4〜5種類ある食パンの中でも、特に食べてみてほしいのが次の2種類です。 ミルクの濃い風味を楽しむ「ミルク角食」(左)と、しっとりした食感が味わえる「絹角」(右)。伊藤さんの妻・未来さんによれば、数あるパンの中でも、こちらの2つは開店以来、不動の人気メニューとなっているそうです。 「何もつけずにそのまま」が一番美味しい! 伊藤さんの食パン! パン作りの魅力 伊藤さんにパン作りの魅力を伺いました。 伊藤さん「毎日同じパンを作っていても、少しずつ違うんです。もちろん品質に影響が出るような違いではないのですが、生き物みたいなところがあって、面白いですね。パン職人になる前、20代の頃は溶接工をしていたんですよ。全く違う業種から、パンの世界に飛び込んで、働きながら現場でイチからパン作りを覚えました。」 壮瞥産リンゴとクルミのカンパーニ 伊藤さん「家族で伊達に引っ越して8年ほどになりますが、『伊達という街で、自分に何ができるのかな?』と考えて、パン屋を始めることにしました。野菜や果物など、地元産の食材を取り入れながら、地域の皆さんに喜ばれるパン作りをしていきたいです!」 ココナッツクリームパン。ふわふわ生地にクリームたっぷり! 筆者のおすすめ、エビカレーパン! コクがあってカリッと美味しい〜 静かに語る伊藤さん夫妻のお話から、お客さんやパンへのあたたかい思いが伝わってきました。そんな思いがこもっているからでしょうか、ベーカリー陽のパンはお日様の光のように、心あたたまるおいしさです。ふっくらもちもちのパンを買いに、出かけてみてはいかがでしょうか。 Bakery 陽 ベーカリーはる 北海道伊達市鹿島町51-2 (浅水建設さんのビルの横奥です) TEL 0142-82-3437 OPEN 10:00~18:00(売り切れ次第閉店) CLOSED 日曜・月曜・祝日 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年)リンク、シェアなど大歓迎です!
むしゃなび編集部
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05/31(木) 港が見える「食堂ハーバー」の日替わり定食!【室蘭食べ歩き】
室蘭の地元マダムに安くておいしい食堂に連れて行ってもらいました。やってきたのは室蘭合同庁舎。普段、なかなか入る機会のない建物ですが、エレベーターで5階へGO〜。 廊下を歩いていくと、「ハーバー」と明るく光る看板が見えてきました。一見、社員食堂のようですが、職員だけでなく、一般の人も食事ができます。 おすすめは本日の日替わり定食。手作りでボリュームいっぱいで550円と安い!ほかに蕎麦やうどん、チャーハンなどもあります。だいたいどれも300円台〜500円台とリーズナブルです。食券を買って中へ。 港のすぐ側のビルなので、窓からの展望がとてもいいです。中央埠頭に停泊中の客船もばっちり見えますね。その向こうには白鳥大橋も! 日替わりA定食の幕の内弁当。鯖の竜田揚げやタマゴ焼き、豚肉炒めなど盛りだくさん。ラスト1個のところギリギリセーフで食べられました。家庭的ななごむ味付けです。おいしい〜!小鉢と味噌汁がついてきます。 こちらはB定食の竜田揚げ。ジュージュー音がしそうな揚げたてをお皿いっぱいに山盛り!お得感もいっぱい! どちらもワンコインとちょっとで食べられるのが嬉しいですね。 食堂 ハーバー 室蘭市入江町1-13 室蘭合同庁舎5階 open 11:00〜14:00
むしゃなび編集部
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