高校野球のドラマ…

おはようございます♪
高校野球は札幌円山球場での全道大会が始まりましたね。
春の大会は勝っても甲子園に繋がらないのでプロ野球で言えばオープン戦のような感じでしょうかね。
高校野球は夏が本番です。
優勝したら甲子園…
負けたら引退…という壮絶なトーナメントなのです。
春の大会は負けても夏があるので気持ちの面では100%の死に物狂いではないのです。
そんな春の全道大会でも120%で挑む選手たちもいるのです！
私がいた砂川北高校の『佐藤茂富』監督は春の大会はALL3年生でベンチ入りの選手を選出していました。

で、ベンチ入りだけではなくベンチ入り全員を試合に出してくれていたのです。
なのでピッチャーもどんどん変わりますし、後半は代打の連続です。
戦力的には2年生や1年生にもズバ抜けた才能の選手たちも多いので3年生だけで戦うよりは強くなるのは誰もがわかっているのです。

でもなぜゴリ（佐藤茂富監督）はALL3年生で春の大会にのぞむのかと言いますと…
それまで子供の頃からずっ～～～と野球が好きで厳しい練習に耐えてきた控えの3年生の野球部員たちの花道を作ってくれていたのです！
で、ベンチ入り全員を試合に出場させてくれるのです。
レギュラーだけでなくベンチ入り全員を試合に出場するのですから勝ちにこだわった戦い方ではなくなります…。
例えばそれまで完封していたエースも変えますしホームランを打った4番でも代打を送るのです…
なので現に北空知予選は全試合コールドで勝ち上がった砂川北高校でしたが春の全道大会では1回戦で敗戦しました…
本気で勝ちにいった試合でしたが稚内大谷高校に大逆転負けをしたので実力で負けたには変わりないのですがベストメンバーでなかったのも事実なのです。
そしてこの敗戦した全道大会の翌日、夏の本番に向けたメンバーを発表されるのです。
昨日までベンチ入りして全道大会で戦っていた3年生部員に容赦ないメンバー発表があるのです…
そして3年生でここで発表されなければ選手としては事実上の引退勧告となるのです…。
その日からの練習は自分の練習はで出来なくなりレギュラーメンバーのための役割に変わってしまうのです…
守備練習の時にはノックを打ったり相手の選手役でランナーをしたり、打撃練習の時には相手役のピッチャーや守備の役目となるのです。
なので春の全道大会はレギュラーじゃない3年生部員たちにとっては最後の試合になることを薄々知っているのでみんな120%で戦うのです！
そんな粋な計らいをしてくれたゴリ（佐藤茂富監督）には心から感謝の気持ちで一杯です！！

そんなことを思い出した春の全道大会の新聞記事でした…♪
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