最近、スーパーでは、30分ぐらい並んで、卵を手に入れる客がいると言う状況らしい。

その前に考えて、欲しいのですが、
これは農業者としての私の私見です。

私の子供の頃、今から60年前ですが、我が家でも、鶏を飼っており、近くの人達に買ってもらってました。
その時の値段は、確か1個15〜20円、現在幾らかは皆さんご存知のはず。 

その間、日本国内では色々な事が有り、国民も高度経済成長の恩恵を受け、
結果的には国民総中流意識を持てるまでの所得を確保できる状況になったと思います。 

ただ、その陰で、卵の生産者は涙ぐましい努力の末、物価の優等生と言われるぐらいの価格で、
消費者に新鮮で美味しい卵を提供してきました。
日本人の大好きな玉子かけご飯は日本で生産されるから味わえる逸品なんですよね!!

近年、鳥インフルエンザの多発により、
養鶏場は大変な経営状況になっている事はあまり報道されてませんが、
餌代の高騰と病気のリスクの両方で、危機的な養鶏場は数多くるのが実態です。 

国内で品薄になったから安易に輸入したら良いと言う考えは、
改めてもらいたいものです。
農産物は安くて当たり前と言う時代は、過去のものになるかも知れません。
そして、脅しではなく、
卵かけご飯が、日本の食卓から消えてしまうと言う未来があるかもしれません。
 
日本人が、この国で
日本人が作った農産物を食べて、
穏やかに暮らしていける事が、
未来の日本人に残してあげられる事なのではと考えています。



百姓おやじの深くも、浅くもない話し!? 曾祖父が北海道にやって来て、129年目の春がやって来る。

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香川県から、移り住んで、私で4代目の農家。 景色が最高の伊達市館山地区で露地を中心の野菜栽培を生業としています。

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