
ホテルマンの幸せ
懐かしい人からの電話…。
先日見慣れない番号からの電話が鳴りました。
『栗山の山本ですけど…いっそ?』との事。
懐かしい人です♪
同じ野球部の同期でゴリ下宿⇒中野下宿⇒ゴリ下宿で3年間同じ寮生でもありました♪
(ゴリ下宿=現鵡川高校野球部監督の佐藤茂富先生の自宅兼下宿)
ちなみに山本君は離島の利尻島からわざわざ砂川まで来た人です♪
彼はアンダースローの投手でした。4番手投手…。
怒られるかな…♪
当時の北海道の王者…駒大岩見沢高校にはめっぽう強い投手でしたね♪
2枚看板の文計くんの速球も横山くんの制球力でも駒大岩見沢高校には打たれたりしてたのに山本くんのアンダースローから投げる全然速くない速球で抑えたりしてましたね♪
怒られるかな…♪ごめんヤマモ♪
あのフニャっとしたカーブとかが大振りの駒大岩見沢打線には効いたんでしょうね♪
私の電話番号は弟子の倉島くんに聞いたとの事でした♪
倉島くんは栗山町の消防隊員として日々頑張っていると思います…?
役に立っているのだろうか…♪
夏にはメロンとか贈って来たり♪
私が師匠で倉島くんが弟子♪
かれこれ19年間この関係が続いております♪
私が小学生の頃に通っていた通学路を大人になってから歩きに行ったことがあります♪
栗山町です♪
あの頃の自分に帰って自分自身に問うことがあったので…♪
その時にも弟子の倉島くんに連絡して
『散歩するからグローブ持って来てくれっ♪』
『ハイっ!!!』と夜勤明けで寝ていたらしいのですがすぐ来てくれます♪
で、当時と同じように近道したりチャッチボールしたり…♪
自分自信への問い…。
『あの頃の俺はこんな大人になりたかったのかい?』
小学4年生の頃の自分へあの近道を歩きながらの問いです…。
27年くらい前の自分の記憶にです…。
そんな事にも付き合ってくれる弟子の倉島くん♪
倉島くんには当時はいつもぶん殴ったりしてしまいましたね…♪
(そういう時代でしたので…。)
ごめんね…倉島♪
本題の山本くんからの電話の内容はまた次回……。
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【あの人に会いに】行動あるのみ! [ 星明子さん / 豊浦 ]
むしゃなびエリア(胆振・虻田地区)にて 一度は会いに行ってみてほしい、 地域を盛り上げる ”人” にフォーカスする企画をスタートします! 【あの人に会いに】vol.1 初回は [ 豊浦町 ] から ”星の実ファーム” の 星明子さん です。 まずはじめに、明子さんを知るための3つの質問! 明子さんは、豊浦町礼文華にて ”星の実ファーム” を夫婦で営んでおり、主にイチゴとブロッコリーを生産しています。 2021年に新規就農、農業に奔走する傍ら、イベント等ではサンキャッチャー作りや糸掛け曼荼羅のワークショップを出店する一面も。過去にイベントを主催していた経験もあり、話し合いの場ではいつもアイデアマン!マルチに活躍されている明子さんの人生ストーリーを伺います。 北海道へUターン、子育てママたちとイベントを開催 明子さんは北海道池田町の出身。岩手県の高校、東京の専門学校と道外に進学。高校時代のボランティア活動がきっかけとなり、特別養護老人ホームで介護の仕事に就きました。 東京で就職し10年以上都会で暮らしましたが、北海道への想いは変わらずにありました。「帰省するときに飛行機の窓から見える十勝の景色、パッチワークのような広大な畑と、日高山脈に毎回感動していて……」30歳のとき、北海道へ戻ることを決意します。 北海道らしい仕事がしたい!と、酪農や畑作を経験したり、接客業に惹かれて飲食店で働いたり……。 そんな中、夫の雄介さんと出会い、結婚。転勤で移った浦河町が、明子さんにとってターニングポイントとなりました。 「女の子を出産して育てるうちに、なかなか好みのヘアアクセサリーが見つからず、自分で作るようになって。そうするとハンドメイド好きのお母さん方と繋がっていって、そんなママたちとイベントを開催したの」 会場にはなんと駅を利用し、イベントは大盛況!回を重ねるにつれてどんどん大きくなり、人気イベントとなりました。 「移住者で、地域のしがらみも何も知らないからこそ、無鉄砲に始められたんだと思う」 明子さんはそう言いますが、何も知らない移住先でイベントをゼロから作るなんて、誰にでもできることではありません。 「今すごく波に乗ってる!今ならいける!っていうとき、あるよね。”楽しそう”という気持ちだけで、自分の直感を信じて突き進んでた」 明子さん自身、なんと生後一か月の長男を抱えていたというので驚きです。 ”良いタイミング” だけでなく、そんな明子さんのエネルギッシュな姿が人々を惹きつけたのでしょう、周りのママたちを巻き込んでいきました。 「仲間と一緒に、それぞれが得意なことを発揮して作っていく、ということに喜びを感じてた!」 この経験から、自分の不得意なことは人に任せられるように。仲間と一緒だと大きな物も作り上げられる、大切な成功体験となりました。 『行動あるのみ!』 まずはやってみる そうして様々な経験を重ねた浦河町も転勤で離れることとなり、岩見沢市、札幌市へと移ります。そして2018年、夫の雄介さんが退職して農家になることを決心し、豊浦町に移住します。 「農業研修生の時に農業関係の人からよく言われていたのは、旦那さんが農家になりたいっていうのを、よくOKしたよねって。世の中で農業やりたいって思っている男の人は沢山いるけど、大抵は家族の了承が得られなくて諦める人が多いんだよと。」 安定した仕事を捨ててまで農家になるということ、そしてそれ以上に、大変だとわかっている農家という仕事に奥さんも一緒に就くということ。 「自然豊かなところで暮らしたいと思っていたし、畑仕事は嫌いじゃないし、やってみよう!くらいな感じで……今思えばだいぶ楽観的だったんだよね」 明子さんのモットーは、『行動あるのみ!』 行動することで、良いことも悪いことも沢山経験できる。諦めずにやりきることが成功に繋がる。浦河町での経験が、現在に活きています。 「とりあえずやってみよう!って。行動しなかったら何も見えてこない。”行動して飛び込んでいく” っていうのが、好きなんだよね」。 そう朗らかに笑う明子さんに、こちらまでエネルギーを貰います。 ”やり遂げた後の景色” を見てみたい —好きなことが沢山あると、どれも中途半端になってしまう……。 好奇心旺盛な人なら誰しも一度は通るジレンマではないでしょうか。明子さんも、サンキャッチャーづくりや糸掛け曼荼羅をはじめ、好きなことは沢山ありました。かといって、”これ一本で生きていく!” と言えるまでの思い入れはない……。 「一生かけてやる、という覚悟を持てるものが今までなかったんだけど、今は ”農業をひとつやり遂げる" そこで見えてくる景色を見てみたい、というのがあって」 しかし、大変なことや乗り越えなければならないことは山ほどあります。新規就農の大変さ、農業と生活との両立、夫婦で一緒に働くこと……苦しくなったり逃げたくなったりすることも多々。 「でも、自分で決めたことだから逃げたくない、自分に負けたくない」 自称負けず嫌いの明子さん、まだ見ぬ景色を見る日まで走り続けます。 美味しさで選んでもらえる農家に 豊浦ではまさに今、いちごのシーズンが始まりました! 星の実ファームのいちごは化学肥料・化学農薬不使用、健康的な土づくりを心がけています。そこには、子ども達に食物アレルギーがあったことで沢山悩んできたという背景がありました。食についてとことん学び、多くを知った明子さん。 「まず安心・安全、その上で、『美味しさで選んでもらえる農家』になりたい。美味しいって喜んでくれるお客さんの笑顔、今はとにかくそのために頑張ってる」 直売所は既にオープンしており、例年6月いっぱいまで。豊浦町は札幌ー函館の中間地点、キャンプ場もありますよ。ぜひ、元気ハツラツ、素敵な笑顔の明子さんに会いに行ってみてくださいね! 【 星の実ファーム 】 ~いちごをお求めの方は~ \明子さんに会える/ ▶ 直売がオススメ! 北海道虻田郡豊浦町礼文華403-4 インスタグラム{明子さん発信! DMで取り置きできます。 ▶ オンラインショップBASE ▶ 各ふるさと納税からもお求めいただけます。 国道37号線からは、真っ赤な看板が目印です!
misaki
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〜栄養と音楽で人生に彩りを〜
『ニュートリション&ミュージックルーム』 主宰 石岡祥子さんプロフィール ピアノ、ウクレレ、チャイルドコーチ 発達凸凹ちゃんレッスン オーソモレキュラー こども分子栄養学アドバイザー 中医学、自然、アロマ、ワイン好き HSS型HSP はじめて石岡祥子さんのプロフィールを拝見した時、正直「??」が飛び交いました。 自然、アロマ、ワイン好き…はともかく、音楽以外のお仕事が頭の中でつながらなかったからです。 この方は一体どんな方なのかしら…? そんな疑問を持ちながらも、顔いっぱいの笑顔にとても魅せられ、Instagramをフォローさせていただき、「いつか取材をさせていただきたい!」とチャンスを狙っていた筆者でした。 ということで、そのチャンス到来! 今回は『ニュートリション&ミュージックルーム』主宰 石岡祥子さんにお話を伺いました。 分子栄養学と音楽の関係のこと そこはグランドピアノが置かれた音楽教室でした。 いしおかミュージックルーム 「音楽業界でのお仕事は26年になります。ヤマハとローランドの講師資格を取得して、自宅教室を主宰しています。今でも室蘭教室はありますが、3年前に伊達市に移住してきたのです。」 早速、疑問を投げかけてみました。 「分子栄養学と音楽教室の関係が見えづらいのですが、具体的にどのような活動をされていらっしゃるのですか?」 すると祥子さんは、まるで音楽が流れるように話してくださいました。 「栄養学を学んだきっかけは、私自身の体調不良でした。不定愁訴もあり、常に体調がすぐれないことが悩みでした。そんな状況から抜け出したくて、7〜8年前から栄養学・漢方・中医学などを学び、食生活の改善や生活習慣の改善に取り組みました。その過程で出会ったのが分子栄養学でした。私自身初めて目にするものでしたが、ある方の講演を拝聴して強く感銘を受けたのです。 その後、トップ講師の方から分子栄養学を学ぶ機会を得て、分子栄養学アドバイザーの資格を取得したのが3年前のことでした。自分自身が分子栄養学に基づいて食生活の改善をした結果、みるみる体調が改善されていくのを実感しました。」 「なるほど…。活動の背景には祥子さんご自身の体験があったわけですね。でも、音楽との関連がいまひとつ見えて来ないのですが…。」 「26年間音楽教室をしていますと、3歳から習いにきてくださったお子様も成人します。とても長い期間のお付き合いになるわけです。ですから、幼児特有のイヤイヤ期やメソメソ期、思春期で不安定な時期なども時を一緒に過ごします。なかには発達がゆっくりめのお子様がいらしたり、とても繊細だったり、悩みを抱えていたり、そのような場面にも遭遇します。中には、それらが要因となって生きづらさを感じてしまうこともあるわけです。かつての私のように…。」 音楽教室といえども、20年以上も同じ時間を過ごされている中で、生徒さんの成長を音楽以外でも見守り、寄り添いながら、人間同士のお付き合いをされているということなのですね。 誰にも人生を謳歌してほしいという願いをこめて 「体だけでなく心の不調も、実は食生活改善によって大きく解消されます。体調がよくなるとパフォーマンスも上がることを知ったのは大きな収穫でした。本来、その人が発揮できるはずの力を支えているのは、毎日の食事と睡眠です。 分子栄養学的アプローチで、生活改善をすると日常のストレスも軽減されるということを、多くの方に知ってほしいと思っています。私がお伝えしていることは、私の心身で実証された実体験がベースです。そこに音楽をプラスすることで、人生をより楽しく謳歌してほしいと願って活動しています。」 「私の中では、音楽も食も人生をより豊かにするものだと思っています。決して音楽と食を融合しようとしているわけではありませんが、どちらも人生には不可欠なものだと思っています。誰でも皆、人生を楽しみたいですよね。ところが、お子様でも大人でも、様々な心身の悩みを抱えていたり、生きづらさを感じていたりする方は多いです。ですので、私は音楽と食の面から、人生を楽しむお手伝いをしたいのです。分子栄養学を学んで実践していただくことで、心身の不調の原因を推測できるようになり、ご自分の身体を整える方法を知ることができます。分子栄養学も音楽も、その方の人生に彩りを加えることができるものと信じています。」 ここまでお話を伺い、ストンと腑に落ちました。 ものすごく納得しました。 祥子さんのお話は、自らのお体で実証済みですし、科学的裏付けもあるのでとても説得力があります。 さまざまな講座を開講☆ どの企画も興味津々! これらは既に終了した企画ですが、次回開催に期待したいです。 ※画像はクリックで拡大表示できます そして・・・ なんと! 8月10日には「なつやすみこども分子栄養クッキング」教室が開催されます! 皆様に人生を楽しく謳歌してほしい! 生徒さん、お一人お一人に寄り添いながら、栄養と音楽の両方からサポートを続けている石岡祥子さんです。 ―『ニュートリション&ミュージックルーム』情報― 住所 伊達市南稀府町 電話 090-9080-5877 ◆「お子さまとママを幸せにする栄養のお話」 パーソナルセミナー 2時間以内 4,000円(テキスト付き) ◆「からだ」と「こころ」に必要な栄養のお話 パーソナルセミナー 2時間以内 4,000円(テキスト付き) ◆その他個別相談 1回1時間〜1時間半 3,000円 ホームページ http://ishiokapiano.music.coocan.jp/ LINE公式 lnktr.ee/ShokoIshioka Instagram https://instagram.com/musicroom_is?igshid=YmMyMTA2M2Y=
Rietty
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温めつづけた想い。「鹿の子」は夢のかたち
2021年5月1日 オーナーさんのお言葉をお借りすれば…。 壮瞥町に「ひっそりと」オープンされたのは、雑貨屋「鹿の子(かのこ)」さんです。 若い頃から雑貨好きで、収集もされていたというオーナーの三松こずえさん。 いつの日か自分の雑貨屋をもちたい! 壮瞥町の子育て支援センターにて保育士のお仕事をされながら、夢をあきらめずにいた 三松こずえさんは、この度、念願の雑貨店をオープンさせました。 このときはまだちょっと緊張した面持ちでした♡ どうやらこちらの店舗、ご自宅とひと続きのようです…。 はじめから店舗付き住宅として建てられているのでは? そう、奥様の夢を知る旦那様のご協力があってのこととお見受けいたしました。それを証拠に、取材中もせっせと外回りを整備する旦那様がいらっしゃいました♡ オープン初日は奥様を心配する旦那様の方が、そわそわと落ち着かないご様子に思わずほっこり ^^ アンティーク雑貨も並びます。 電笠も素敵。 有珠山ジオパーク友の会手工芸部会の作品も並びます。 お取扱い商品は、ガラス製品・「po-to-bo-」の陶製アクセサリー・「エル・ディマンシュ」のはがき・リネン・生活雑貨・絵本・アンティーク雑貨など、こずえさんのお気に入りのものたち。 ガラスでも陶器でも不思議な温かさを持っています。 きっと、こずえさんの温かさが商品にも映っているのだと思います po-to-bo-の陶器アクセサリー ハリオのアクセサリー こちらもハリオ アンティークガラス雑貨とリネン さてさて。 皆様、ここでちょっと「子鹿のお尻」と入れて検索してみてください♪ すると、とっても可愛い子鹿のお尻画像がいろいろ現れますよね? いかがでしょうか? キュンとなるほど可愛いでしょ? 思わず触れたくなるでしょ? とても癒やされるでしょ? エルディマンシェのはがき。 実はこれこそが「鹿の子」さんが目指すところなのです。 そこに存在するだけでほんわか癒やされる。 保育士さんならではの視点のような気がします。 響きも可愛いですし。 洞爺湖や昭和新山がある美しい景観のなか、小さな店ながらもホッとする空間でありたい。 特にいまコロナ禍で、人の心までもが殺伐としたものになりそうな空気にあって、「鹿の子に行くと落ち着くよね。癒やされるよね。」と、人々が自然と足が向いてしまう。 そんな肩の力が抜けて息抜きができる空間でありたい。 それが、こずえさんの想いなのです。 お友達からのお花もたくさん。 「今はオープンできたことが嬉しくて先のことはあまり考えられないですが、将来は、作家物の展示会などもできたらいいななんて思っています。」 と、恥ずかしそうに笑い、そして続けた言葉。 「ひっそりと、のんびりと出来たら嬉しいです。」 あくまでも控えめなこずえさんです。 きっと、そんなお人柄に惹かれたお客様が、くつろぎの場として訪れることと思います。 絵本のなかに入り込んだような「鹿の子」さん。 シンプルで優しく可愛いものたちに目移りしますが、一番可愛く魅力的なのは こずえさんでした。 ゆっくりと流れる時間を、皆様もお楽しみくださいね。 店舗情報: 雑貨屋「鹿の子」 北海道有珠郡壮瞥町字壮瞥温泉81-37 営業日 土・日・祝日 ★不定休ありますので、Instagram や Googlemap でご確認ください。 電話 0142-82-3700 mail kanokotokonoka@gmail.com ※地図修正しました(2021.05.03 編集部) ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)。 ※シェア、リンク大歓迎です!
Rietty
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ブレない自然体な人 “ 須藤建設 株式会社/ SUDOホーム“ 4代目代表取締役社長 須藤正之氏に出会った
冒頭からなんですが…。 筆者、須藤正之氏に惚れました。 正之氏の未来への愛溢れる想いに触れ、とても清々しく温かい気持ちにさせていただいた取材でした。 正之さんの生い立ち 正之さんは1973年 北海道豊浦町で生まれました。 豊浦町は、須藤建設(株)の創業者 須藤幸次郎氏が1918年に会社を興したところです。 ↑宮大工だった幸次郎氏、豊浦神社の建築がきっかけで、山形県から豊浦町(当時は豊浦村)に移り住みました。当時は家具も手がけていたそうです。 生まれた家は、会社の資材センターの敷地内にありました。 「子供の頃の自分にとっては、“ そこにある “ 木端や釘などが格好の遊び道具でした。 友達や兄弟(弟二人)たちと秘密基地を作ってよく遊んだものです。今思えばかなり危険な場所だったのですが、資材センターという子供にとっては危険地帯で遊ぶことで、加減を知り、安全を学んだのだと思います。同時に、「そこにあるもので工夫して遊ぶ」ということを学びました。」 正之さんにとって、器としての家への想いとは? 「昔の家なのでとにかく寒かったです。 中学までは生まれた家で過ごし、高校からは札幌の寮に入りました。大学は東京へ。そして大学卒業後、札幌で勤めた時にアパートに住みました。この時、建材アレルギーで大変辛い思いをしました。 色々な土地の色々な家に住む中で、家は環境や気候や何より住む人に合ったものであるべきだと思うようになりました。 家に住むということを日々当たり前に暮らしていますが、引っ越しを繰り返す中で「住」の大切さを肌で感じるようになりました。 」 生まれた時の住環境に始まり、周りの大人たちの仕事ぶりを見ていたこと、色々な家に住んだこと、そんな経験から「住」に関わる仕事への擦り込みがされていったと思うとも話してくださいました。 須藤建設株式会社の住宅部門SUDOホームの企業コンセプト「土地が家を決め、人でいえが決まる。」 正之さんの経験談から発する「住」への想いは、まさに企業コンセプトにリンクするお話でした。 「北海道の地を見つめ、ここで暮らす人々を見つめて、この風土にふさわしい住まいを追求する」 この信念は、外観へのこだわりにも繋がります。 「家はそこにずっとありつづけるものです。 ですから、自然も含めた周辺環境に溶け込み、トータルで存在するものでなければならないと思っています。」 実は筆者の家の近くにもSUDOホーム作の家があります。 やはり、周りに馴染みながらもとても存在感があり、外観的にも素敵で住みたくなる佇まいです。 本当にお話の通り♡ 正之さんにとって自然とは? 「自然も含めた周辺環境」のお話が出たところで、こんな質問をさせていただきました。 「私は豊浦に生まれたわけですが、あそこは海があり川があり山がある自然豊かなところです。 札幌や東京にも住みましたが、自分の中では住むのも仕事も自然豊かな北海道だと思っていました。 アトピー体質ということもあり、自然に囲まれているとストレスがないですし、人間らしくいられます。 自然の中で遊ぶ経験が少ないと、人間力が退化してしまうのではないかという危惧を持っています。 そういう意味では今の子供たちが心配です。 人間にとってどんなに知識や技術が発達しても自然には勝てません。 産業革命以降、人間は自然を犠牲にして生きてきました。 もしかしたらすでに手遅れかもしれませんが、それを食い止めるために何かしないと心配で子どもも作れません。 環境を未来へバトンタッチするためにも、できることを何かしないと。地球を大切にしないと…。」 ご自分を “ 話し下手 “とおっしゃる正之さんは、丁寧に言葉を選びながら、自分に言い聞かせるように、そして心でお話しされているのが分かる語り口調でお話ししてくださいました。 筆者は、ここまでのところで文章には表現はしませんでしたが、何度も子どもたちへの想いを語る正之さん。 本当に未来の子どもたちのことが心配で仕方がないご様子でした。 須藤建設株式会社の住宅部門SUDOホームの取り組み〜子どもたちと自然に向けて 実は、初めて須藤社長にお会いしたのは、3年前のことでした。 「植樹会に集まったお子様向けに何か自然体験プログラムを行なってほしい」というご依頼をいただき実施した時のことです。 ↑2019年10月の植樹会・昼食のあとの自然体験プログラム風景 このようなスタイルで植樹会を行うようになったのは、「使わせていただいた分だけ、木を植えて地球に返していきたい。 子どもたちにこの森で自然に触れ合う時間を作りたい。」という正之さんの想いからでした。 「もちろん、木が大きくなるのには時間もかかります。 すぐに元に戻るわけではありません。 でもECOへの取り組みは ” 1人の100歩より、100人の1歩 “ を座右の銘に、取り組みたいと思っています。」 植える樹種も様々です。 トドマツ・アカエゾマツ・イタヤカエデ・ヤチダモ・エゾヤマザクラ・シラカバetc.という風に北海道に馴染んだものを専門家のアドバイスを受けて選んでいます。 これらをオーナーの皆様に植えていただき、ジンギスカンを囲んでいただき、自然体験をしていただくという内容です。 ここでの体験が、子どもたちに擦り込まれて自然に親しみを持ち、木に親しみを持ち、木で作られたものへの愛着、家への愛着が湧くようになるのだと思います。 さらに今後に向けてこんな構想もあるそうです。 「今後、少子化と人口減少は止まることなく続き、DXは進化していきます。でも、子どもたちにはAIにはできない” 物づくりの楽しさ “ を知ってほしいと思っています。 ですので、家づくりの技術を知る子ども向け体験会の実施計画を持っています。 そして将来、職業の選択肢に建築業を入れてほしいとも考えています。 話で聞いたり本で読むよりも、体験に勝るものはないです。 」 お話を伺いながら、正之さんの幼少期のエピソードを思い出していました。 この構想のベースはきっと、資材センターでの秘密基地つくりなのでしょう。 ↑「彩り豊かな風」とは子どもたちのことだそうです。 ↑須藤正之氏が青年会議所の理事長だった頃に書いたものです。 2012年ですから、まだSDGsが叫ばれる前ですね。 ところでご趣味はなんですか? ↑お気に入りのロードバイク 「三つあります。 一つ目はお気に入りのロードバイクで走ることです。5年くらい前に始め、コロナ禍では3つの密を気にする必要がないため洞爺湖一周などして走っています。自然の中、心地よい運動にもなっています。二つ目は3~4年前に始めた硬式テニスです。 伊達テニス協会主催の初心者教室から始めて続けています。 三つ目はバイオリン(あまりできてないから恥ずかしいのでフォントを小さくとのご要望で… ^^;)です。」 ↑洞爺湖一周の時の一コマ。 どれも友達から誘われたのがきっかけだそうです。 「どんなことでも取り敢えずやってみる!というのがモットーです。 それは全てのことにおいてそうです。 固定概念に囚われて、食わず嫌いをすると世界を狭めてしまいもったいないと思っています。 どんなことでも楽しめてどんなことでも無駄はないと思えるのは自分の良いところかもしれません。 それに何より人の輪が広がるのが嬉しく楽しいです。 」 ところが、一方でこんな風にご自分を評価されていました。 「もしかしたら自分がないのかもしれません。 自分が話すより聞く方が好きですし。 人と交わることで常に変化している自分を感じたりもします。 いわば細胞分裂を繰り返すアメーバみたいなものです。 それと、” 苦労は買ってでもしろ “という言葉がありますよね。 いつも自己変革を起こしていたいのだと思います。 でも同時に、人から頼られる存在でありたい、人の助けになりたいという欲求もあります。 」 こんなにも偉ぶらず、苦労話を一切せず、飾らず、自然体でご自身を語られる企業トップの方って、ほとんど出会ったことがない気がします。 すっかりファンになってしまった筆者です。 とことん謙虚でニュートラルな方です。 最後に、読者の方に向けて何か伝えたいことはありますか? 「困った時こそ手と手を取り合い力を出し合っていきたいですが、今は手と手を取り合えない状況ですね。でも、こんな時こそ人への思いやりを忘れずにいたいと思います。 一人一人が、人と人との関わりを大切にすれば、温かい世の中になると思っています。 他者を大切に思う心を忘れずにいようと思っています。 会社のことについては、山形から移住した初代から始まり100年以上存在してこられたのは、たくさんのお客様に受け入れていただいたお陰です。 この先も皆様に必要とされる会社であり続けるよう努力したいと思います。 」 北の地を愛し。 そこに暮らす人を愛し。 未来の子どもたちを愛し。 家つくりを愛する。 須藤建設株式会社/SUDOホーム 代表取締役社長 須藤正之氏は、ニュートラルだけれどブレのない、愛溢れる人でした。 今回の取材は須藤建設株式会社/SUDOホーム 代表取締役社長、そして個人としての須藤正之氏をクローズアップしました。 会社の詳しい情報はこちらを是非ご覧ください。 https://sudo-group.com 各種取り組みや、家作りへのこだわりなどが分かりやすく詳しく掲載されています。 ホームページをご覧になれば、皆様もきっと、家を建てたくなると思います。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2022年)
Rietty
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