むしゃなび編集部

お日さまみたいなパン屋さん、ベーカリー陽


2019年7月更新





2019年1月、伊達市鹿島町にオープンした「Bakery 陽(ベーカリー はる)」は、三角屋根が目印のお店です。

扉を開けると、店内いっぱいに小麦のいい香りが漂っていました。









扉を開けると、「ふわ〜っ・・・」店内いっぱいに広がるいい香り! 焼きたてのパンがずらりと並んでいました。あんぱんや豆パンなど甘いパンから惣菜パン、バゲットなどハード系まで種類豊富です。









開店から間もない時間にお邪魔したのですが、すでにパンをトレイいっぱいに入れて、レジに向かう常連さんの姿がありました。お目あてのパンを求め、朝イチで来た様子。棚をのぞけば、つやつや、ふっくらして、思わず「いいお顔!」と呼びたくなるようなパンたち・・・。














次の日食べても、もちもち! こだわりのパン生地。









ベーカリー陽 店主の伊藤昌也さんはこの道20年のパン職人。
室蘭や登別などで修行を積んだ後、伊達市内の福祉作業所で6年ほどパン工房の責任者を務めていました。毎日、20〜30種類ものパンを、すべて一人で焼き上げ、早朝3時ごろから仕込みを始めるそうです。「大仕事ですね 〜」と言うと、伊藤さんは「楽しみながらやってます!」とにっこり。









北海道産小麦を使い、配合や製法に研究を重ねた伊藤さん渾身のパン生地は、「次の日に食べてももっちりしておいしい」と評判です。
そのこだわりが最もよくわかるのが、食パン! 4〜5種類ある食パンの中でも、特に食べてみてほしいのが次の2種類です。









ミルクの濃い風味を楽しむ「ミルク角食」(左)と、しっとりした食感が味わえる「絹角」(右)。
伊藤さんの妻・未来さんによれば、数あるパンの中でも、こちらの2つは開店以来、不動の人気メニューとなっているそうです。





「何もつけずにそのまま」が一番美味しい! 伊藤さんの食パン!









パン作りの魅力





伊藤さんにパン作りの魅力を伺いました。





伊藤さん「毎日同じパンを作っていても、少しずつ違うんです。もちろん品質に影響が出るような違いではないのですが、生き物みたいなところがあって、面白いですね。
パン職人になる前、20代の頃は溶接工をしていたんですよ。全く違う業種から、パンの世界に飛び込んで、働きながら現場でイチからパン作りを覚えました。」





壮瞥産リンゴとクルミのカンパーニ




伊藤さん「家族で伊達に引っ越して8年ほどになりますが、『伊達という街で、自分に何ができるのかな?』と考えて、パン屋を始めることにしました。野菜や果物など、地元産の食材を取り入れながら、地域の皆さんに喜ばれるパン作りをしていきたいです!」





ココナッツクリームパン。ふわふわ生地にクリームたっぷり!




筆者のおすすめ、エビカレーパン! コクがあってカリッと美味しい〜




静かに語る伊藤さん夫妻のお話から、お客さんやパンへのあたたかい思いが伝わってきました。そんな思いがこもっているからでしょうか、ベーカリー陽のパンはお日様の光のように、心あたたまるおいしさです。
ふっくらもちもちのパンを買いに、出かけてみてはいかがでしょうか。









Bakery 陽
ベーカリーはる
北海道伊達市鹿島町51-2
(浅水建設さんのビルの横奥です)
TEL 0142-82-3437
OPEN 10:00~18:00(売り切れ次第閉店)
CLOSED 日曜・月曜・祝日









※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2019年)
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