むしゃなび編集部
路地裏の老舗和菓子屋さん。波満屋(はまや)| 室蘭たべあるき
室蘭市知利別町の「波満屋」へ行ってきました。
室蘭には昔ながらの和菓子屋さんがたくさんありますが、波満屋さんもそのひとつ、昭和33年から続くお店です。
グーグルマップをたよりにたどり着いてびっくり。
大通りから入った細い細い通りに「和菓子」ののぼりが出ています。
令和から一気に昭和にタイプスリップしたような、渋くて雰囲気のある佇まい。
お店の向かいに駐車スペースがあります。
今はひっそりとした通りですが、その昔はとても賑やかな商店街だったそうです。ご主人いわく、当時は中島よりもにぎやかだったのだとか。歴史を感じます。
ショーケースには、可愛らしい和菓子がつやつやと並んでいました。
「鹿の子」や「利休饅頭」など定番の和菓子から、雪だるまやバレンタインなど、ポップなデザインのものまでいろいろ。
この時期のオススメは「さくら餅」と「うぐいす餅」。
そうそう、暦の上ではもう春なのでした。外はまだまだ寒いですが、柔らかい色合いに心が和みます。
とろけるような食感のうぐいす餅。さっぱりとしたあんこがおいしい! 午後に行ったら売り切れ直前でした。よかった〜
さくら餅はモチモチの道明寺。清々しいさくらの香り。葉っぱの塩加減が絶妙でした。
さて、波満屋さんといえば、「有平糖(あるへいとう)※」が有名ですが、毎年2月下旬ごろから店頭いっぱいに華やかな飴細工の雛菓子が並びます。今年は2月16日前後から登場するそうです。
※ 有平糖とは、飴細工の一種で、高度な技術を要する伝統的なお菓子。道内でも有平糖を作れる職人さんは非常に少なくなっているそうです。
普通の飴細工と違って、水飴を少ししか使わないので、湿気に強く、とっても長持ち、なんと一年以上も持つのだとか。
また、3月3日のひな祭り一週間くらい前になると、練りきりのおひな菓子が出るそうですよ。
職人さんが作る伝統の和菓子で、桃の節句をお祝いしてみては。
波満屋
北海道室蘭市知利別町3丁目10−12
✳︎ 長崎屋向かいの中島生鮮市場にもお店があります。
※ 記事の内容は、取材時の情報です。メニュー、価格等、変更になることがあります。取材2020年2月
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