明るく元気な町づくり 洞爺湖町
議会研修後半その1
3日(火)札幌市コンベンションセンターに1644名の道内の町村議員が集まりました。
札幌市コンベンションセンターに道内・町村144自治体の町村議員1644名が一堂に会し、平成24年度北海道町村議会議員研修会が行われました。
洞爺湖町議会の同僚議員の皆さんです。
別な角度からもう一枚。議会広報委員としてしっかり撮りました。
最初のご講演は、「議会改革の展望と課題」と題して、明治大学の牛山久仁彦教授の登壇でした。牛山教授からは、分権社会における自治体のあり方として、前段で少子高齢化の進行と町村の疲弊から「自治体行政の重要な役割は住民の安全・安心・快適であり、どのような行政が住民本位と言えるか」についてお話を進めていました。
自治体議会の現状を考えるテーマでは、自治体政治の特長として選挙で選ばれた首長、議員の「二元代表制」のなかでは、強い首長と弱い議会の現状について言及していました。
また、議会の現状としては、行政に依存する議会でよいのか。脆弱なサポート体制に触れ、議会事務局の体制・資金面での課題、情報公開の不十分性、研修など新人議員の育成の不十分な状況、オール「与党」体制の弊害を述べてました。
議会の何を改革するのか。議会運営方法の改革のでは、夜間や週末など、議会開催時間・曜日を検討し、市民が注目し、参加しやすい議会についても触れてました。
後段では自治立法のあり方改革として議会による政策立案可能なバックアップ体制、条例発案など自治立法の主体として、政策のあり方や政策法務への理解を深める工夫が大切であるとの話でした。
行政チェック強化の改革として、質問の事前通告制度などを検証し、行政とは、「真剣勝負」の関係を作る、行政から独立した議会政策支援体制の検討などの提言がありました。
結びに、住民に身近な議会としての町村議会の可能性について、大都市議会の協働の限界と町村議会の優位性を示すチャンスがある、町村議会の役割と議員の地域におけるリーダーシップの潜在的可能性についてポジティブに話され、最後は、エールを頂いたような気がします。貴重な講演でした。
2022年4月洞爺湖町長に初当選。
大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。
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